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2015/07/21

妖刀戦記 IFルート 目次

2015/07/21

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉖

「せんせい…きれい…」

「ん…ちゅ…」

胸にサラサラと何かが当たる心地よさと、口の中に広がる甘い味に意識が戻ってきた。

目を開けると何かが顔から離れる。

「あ…アリスさん…」

「せんせい…」

整った顔がニッコリ微笑む。アリスさんは私の上に重なるように四つん這いになっていた。アリスさんの黒髪が流れて私の胸に掛かっていた。

濡れたように光る大きな黒い瞳が私を見つめてくる。

(なんて…綺麗な娘なの…)

まるで女神のような少女の姿は、同じ女として嫉妬もできないほどの美しさだった。

「アリスさん…」

「アリス、欲しいか?」

しかし、ガビーノの声がした途端、美少女の微笑みを向ける対象が、私からガビーノに移った。

とても嬉しそうに無邪気に笑った。

「はい、ご主人様。アリスのだらしないオマンコを躾けて下さい」

アリスさんが腰を上げるようにしてガビーノに答える。

(ああ…アリスさん…そんな顔を)

なぜかチクリと嫉妬のような感情がガビーノ対して生まれた。

「よしっ」

「ああっ、はいってきます…おくまできちゃうよぉっ」

アリスさんの顔が淫靡に歪んで、ガビーノの腰の動きに合わせて私の目の前で前後する。

「あっ、ごしゅじんさまぁっ、だめだよぉっ、ちからがぬけちゃうぅぅ」

腕の力が抜けたように、肘が曲がってアリスさんの顔が私に近づいてきた。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

息がかかるほど近くでアリスさんを見つめていると、半開きになった唇の中で赤い舌がチロチロと動いているのが見えた。

『チュッ』

(あっ、…どうして…私…)

思わず唇をつけてしまって動揺する私を傍目にアリスさんが私を求めるように唇から舌を出した。

『チュッ、ヌチュッ、ネロ、ネロ…』

私はアリスさんの綺麗な髪をすくようにして両手で顔を押さえると唇に吸い付く。

「はぁっ、はぅぅっ、はぁっ、はぁっ」

私も何となくアリスさんをいじめたくなってきた。

「いいぞ、マーシャっ」

目の前の二つの膨らみに手を添えると先端をクリクリクリっと指で摘まむ。

「やぁっ、せんせっ、だめっ、そんなっ、あっ、したら…」

完全に力が抜けたようで、アリスさんの体重が私にかかってきて、柔らかい胸が私の胸を押し潰した。

(柔らかい…気持ちいい…)

無意識にアリスさんの体を強く抱き締める。

「やっ、だめぇっ、きちゃうっ、あっ、イクっ、イっちゃうよぉっ」

『ビクビクビク』

私の腕の中でアリスさんの体が何度も跳ねた。

(イッたのね)

しばらく『ビクッ…ビクッ』と痙攣を続けるアリスさんの頭を撫でる。

「さあ、次はマーシャの番だ。お前もアリスを見ていて濡れたのか?ひくついてるぞ?ヒヒヒ」


◆◆◆


「いやああっ、せんせいっ、どうしてぇっ」

マーシャはペニスを型どった張り型を腰に巻いて触手に縛られたアリスに近づいていく。

「うふふふ、アリスさん。私もこんな性癖があったなんて思わなかったわ」

マーシャが私の方を見たので頷いてやる。

「アリスさん?いい?もう私我慢の限界なの」

私が触手を操るとアリスの体が空中に浮かび、両足に絡みついた触手が両足を大きく開いた。

「あっ、ご主人様ぁっ、こんな格好恥ずかしいっ」

「アリスさん、こんなに濡らしておいて嘘は駄目よ。さあ、私の手で気持ちよくしてあげるわね」

涙目のアリスにマーシャの興奮のボルテージがさらに上がった。

「入れるわっ」

『チュプ…』

「はぁぁ…入っちゃうぅ…」

「あああっ、入ってるっ、入ってくのよぉっ」

『ジュブジュブ』

「んんんっ、あぁっ、先生っ」

まるで本当のチンコがついているのではないかと思うほどのマーシャの姿を見ながら、意識を自分の股間に移す。

「ごひゅひんはまぁ…」

泣きそうな顔でブリジットがしゃがんで、その大きな胸を使ってパイズリフェラをしていた。

「よしよし、気持ちいいぞ」

頭を撫でてやると、激しさを増す。

『ギュポッギュポッギュポッギュポッ』

(おおうっ、こいつのフェラは最高だな…それにこの胸、パイズリするためにあるようなものだな)

私がイキそうになったのが分かったのか、急に愛撫をやめたブリジットが恥ずかしそうにアリスたちの方を見た。

「あの…ご主人様…私も…その…」

(全くしょうがないやつめ)

「いいだろう、パイズリフェラも上手くなったし、ご褒美に好きな体位で犯してやるっ、どんな体位がいいんだ?言ってみろ」

そう言うと恥ずかしそうに顔を赤らめてブリジットがおずおずと言った。

「あのぉ…それなら…私が…ご主人様に乗る…そのぉ…」

「騎乗位か?」

てっきりバックや正常位で思いっきり犯して欲しいのかと思っていたので少し驚いたが、たまにはいいだろう。

「さあ、来るんだっ」

私が寝転ぶと、ブリジットが私の体に跨ってきた。

「入れていいですか?」

トロンと蕩けた顔のブリジットが私の返事も聞かず、手でチンコを握ると自分のマンコにあてがった。

ゆっくりと体重をかけていくと、私の巨根がジュブジュブと入っていくのが見えた。

「あ…あ…」

「そんなに好きなのか?」

「はっ、はいっ…ああっ、すごく奥までくるんですぅっ、あっ、力が…」

『ジュボォッ』

一気に奥まで入ってブリジットの背中がピンと伸びた。

「はぅぅ…これ…しゅごいのぉ…おくが…くいこんで…もぉだめぇっ」

キュキュっとブリジットのマンコが締まる。

「動かないのか?」

私は腰を動かし始める。

「はあぁぁぁ…だめぇ、ごしゅじんさまぁ…いまイってるからぁ…あっ、やだっ…だめっ、だめっ、イクっ、イキますぅっ」

◇◇

散々ブリジットを啼かせて、ふとアリスたちはどうしているかと思うと、いまだに続けていた。

「あぅぅ…も…だめぇ…」

アリスの口からは散々犯されて、喘ぎ続けた結果、声が消えつつあった。

「だめよっ、失神するまで続けるんだからっ、ねっ、アリスさんっ、私のものよね?」

「はぅぅ…う…ごひゅじんさまぁ…」

(マーシャはマゾだとばかり思っていたが、ここまで嗜虐心が強いとは…アリスのせいもあるかもしれんが…)

「マーシャ、ご主人様のモノに手を出すとは、躾が足りなかったようだな」

私はマーシャの後ろから近づいて、オマンコにチンコを押し付ける。

よく見ればマーシャの太ももは既に愛液まみれになっていた。

(アリスを攻めて興奮していたのか?)

「あっ、ガビー、いえっ、ご主人様っ」

マーシャが慌てたように私に答える。

「そんなことっ、んんんっ、だめぇっ、あっ、あああっ」

言葉の途中で突っ込んでやる。

「ふぁぁっ、だめっ、あっ、きついぃぃっ、ひろがっちゃうぅぅっ」

「あっ、ごしゅじんさまっ、揺らしたらだめぇっ」

マーシャの腰にチンコを突っ込む度に、マーシャの腰についた張り型もアリスの膣をえぐる。

「ふぁぁぁぁっ、ああっ、おかしくなりゅっ、おかしくなりゅっ」

「あっ、あっ、あっ、イクっ、またイっちゃうよぉっ、ああっ、あああっ」

二人とも激しく喘いで痙攣した。

「マーシャ、お前の好きな膣中出しするぞっ」

私はマーシャに宣言した。マーシャは過去の経験から膣中出しに滅法弱い。

「えっ、…えっと…今日は…ぁっ、だめっできちゃううぅ」

避妊薬は飲ませていないのでマーシャが焦り始めた。

「その割にお前のオマンコは私の精液を欲しがっているぞ」

そう言ってやるとさらに激しく締め付けてくる。

「おおっ、いいぞおっ、マーシャっ、イクぞっ、孕めっ、孕めぇっ」

「あっ、だめぇっ、孕まされちゃうぅっ、絶対妊娠しちゃうのぉぉぉっ」

『ドビュビュビュビュビュ』

マーシャが白目をむいて痙攣しているのを見てやっとチンコを抜いた。

「はぅぅ…ぜったい…はらんじゃったぁ…」

どさっと、床にマーシャを下ろすとアリスを見る。

「アリス」

「はぃ…きれいにしますぅ…」

アリスは私の意図を汲んで、ブリジットとマーシャの愛液、それに私の精液にまみれたチンコを舐め始めた。

再びムクムクと大きくなるチンコをもの欲し気な目で見つめるアリスを見ながら、次はどんな方法で犯してやろうかと考えるのであった。



村正ifルート 騙されたのは葵 完
2015/07/20

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉕

(あれ?)

マーシャの視界によく知る顔が映る。

(ロバートなの?……私は…実験室にいたはず?)

ここに来てからというもの、混乱しっぱなしでいい加減頭がおかしくなりそうだ。

ロバートの顔がどんどん近づいてきた。

「えっ、やだっ、ちょっ、ロバートっ」

マーシャの混乱をよそに唇が奪われる。

(ちょっと…ロバートっ、学院では駄目って…もぅっ)

「はぁ…はんっ、ちゅっ…んん…」

時折掠れ声の混じった甘い吐息が聞こえる。

(おかしい…私…)

自分の視界の中ではロバートの顔がアップで見えているのに、お互いの荒い吐息が聞こえるのに、唇には何の感触もない。

そのことに気がついた時にマーシャはようやく気がついた。

(キス…してるの…私じゃ…ない?)

戸惑うマーシャの気持ちを無視するように視界がロバートの顔から離れていく。

視点が二人の斜め上からとなり、ロバートとキスをしている相手の後頭部が見えた。

その髪は自分の少し自慢の綺麗な金髪とは違い、濃い茶色の髪が肩まで伸びて少しウェーブしている。

(制服…生徒なの?)

「はあ、はあっ、何故なんだっ?うっ、ちゅっ…」

肩を押して離れようとするロバートの行動を封じるように、少女は舌を少し出して唇を押し付ける。

「んちゅっ、はぁ、はぁ…先生が欲しいんです…もぅ…どうしようもないんです」

また長いキスが始まる。

「何してるのっ?ロバートっ、目を覚ましてっ」

マーシャは叫ぶが二人には聞こえていないようだった。

「はあ、止めよう、今なら間に合う。何も無かったこと…ううっ」

「いいんですか?先生のここ…」

少女の手が、ズボンの膨らみをさする。

「先生…私の胸も触って下さい」

ロバートの手を掴んだ少女が、自らの胸に、その手を導く。

『ムニュ』

子供とは思えない成熟した体にロバートの理性の最後の砦が崩壊した。

「ああっ、先生っ、いきなりっ、強すぎますぅっ」

「はあ、はあ、君が誘ったんだぞ。レンナー君」

ロバートがブラジャーを強引に上にずらして直接揉み始めた。

「あっ、やっ、先生っ、ブリジットとっ、ブリジットと呼んでくださいっ」

(ああっ、どうしてっ)

ロバートがブラウスを乱暴に脱がせている相手はマーシャのクラスのブリジット・レンナーだった。

学生自治会の会長を務める彼女の少しおっとりした顔が頭に浮かんだ。

「ああっ、ブリジットっ、なんてイヤらしい体なんだっ」

「あんっ、やだっ、先生っ、そんな強く吸っちゃだめですぅ」

「こんなスケベな体を見せといて、今さら何を言ってるんだっ、それに乳首はこんなに固くなってるぞ」

(なっ、ロバートっ、何言ってるのっ)

「いやんっ、でもぉ…」

ロバートの手がスカートに入る。

「ブリジット、これは?」

一度スカートから指を抜いてロバートがブリジットさんに見せつける。

「ああっ、先生に触られてると思うだけでっ…恥ずかしいです…」

(ロバート…)

愛する男の不貞を目の前で見せつけられてマーシャの頭の中は真っ白になっていた。

「先生っ、ここじゃ…」

「よしっ、こっちに来るんだっ」

ロバートが後ろ手に扉を開く。

『ガチャッ』

マーシャはぼんやりとした頭で二人を見つめる。どうやら、二人は実験室と扉で繋がった隣の準備室に入ったようだ。

「あっ、そんなっ、パンティ取らないでっ、あっ、いきなりぃっ、やああっ」

机に寝そべったブリジットさんにロバートがのし掛かった。

「いいんだろっ?君もそのつもりだったんじゃないのかっ?」

鼻息も荒くロバートはズボンを脱ぐ。

「あの…先生のこと名前で呼んいいですか?」

「ああ、ロバートと呼ぶんだ」

「嬉しいっ、あの…ロバートっ、私をあなたのモノにしてくださいぃ」

マーシャにつけられた目隠しから涙が溢れた。

「アシュリー先生…?アシュリー先生?」

マーシャの耳には二人の息遣いと囁き合う愛の言葉が流れていた。

「アシュリー先生っ」

勢いよく目隠しが外された。

「最後の質問をしましょう。…ヒディング先生の事を忘れさせて欲しいですか?」

ガビーノの言葉が耳の奥に響いた。

「どうです?」

扉ひとつ隔てた実験室からはブリジットさんのロバートの名前を呼ぶ声がうっすらと聞こえて、先程の映像が嘘ではないことが否応なしに理解される。

マーシャは呆然とした顔でゆっくりと首を横に振った。

「言葉でお願いします」

「いや…です」

額が赤く光った。

「ふふふ…あなたの負けですよ、マーシャ」

嬉しそうなガビーノを見ても、マーシャにはもう抵抗する力は残っていなかった。

「安心しなさい。かつての浮気相手の事も、ヒディング先生の事も明日にはすっかり忘れているさ」


◆◆◆


実験室の床に寝かされた私の足の間にガビーノが入る。

「では、記念すべき一回目ですな」

タイとスカートは足を開くときにずり上がってパンティも抜き取られていた。

「ふむ。充分濡れているな」

(もう、何も分からない…)

ガビーノの言葉にも恥ずかしさを感じない。

「では、全てを忘れさせてあげましょう」

大切な所に亀頭が擦り付けられて、先程までの体の疼きが急激に蘇ってきた。

「ぅあ…」

意識していないと惚けてしまいそうになる顔が見られないよう顔を背けた。

「マーシャ、私を見るんだ」

手が伸びて、顔が無理矢理ガビーノの方を向かされる。

『グイッ』

亀頭が少し入ってくるだけで十分そのサイズが分かる。

(ちょっと…待って)

アリスさんがフェラチオをしていた姿とそのありえないサイズを思い出した。

「いくぞ」

「えっ、あっ、ちょっとっ、待ってっ、ああっ、待ってぇっ」

尋常じゃないサイズのモノが襞を押し分けて入ってくる。

「くはっ、ぁううっ、うあああっ」

気がついたら目を閉じていた。

(何これっ?大きすぎっ)

過去に受け入れてきたサイズなど比べ物にならない。

「無理っ、だっめぇっ、裂けちゃうぅっ」

逃げようと体を上へ上へと体をずらす。

「おおおっ、これはっ、なかなかの名器だなっ。マーシャが吸い付いてくるぞっ」

ガビーノが、逃げようとする私の腰を掴んだ。

『ズンッ』

「んあああああああっ、奥にっ、おくに当たってるぅぅっ」

背中が大きく仰け反る。

「ああっ、なにこれっ、いやぁっ、イクっ、イクっ、あっ、イクっ、ああああっ」

仰け反った背中に腕が入れられて先程までと違った角度で打ち込まれる。

「ああっ、ダメッ、おかしくなるっ、おかしくなるうぅぅっ」

何を言っているかも分からなくなる。

「あっ、だめっ、イクっ、イっちゃうっ、だめっああっ、あっ、あああああっ」

『ドビュビュビュビュ』

何の予告もなしにいきなり射精が始まった。

半分以上意識の無かった私にも分かるくらい大量の精液が子宮に流れ込む。

「ああっ、なにっ、これっ、一杯になるっ、一杯にぃっ、あああっ、溺れるぅっ、しきゅうが溺れりゅうぅ」

2015/07/09

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉔

「これが邪魔だな。片足上げろ」

男は絶頂の余韻に浸る間も与えるつもりはなかった。

そして、催眠術でも掛けられたようにマーシャは男の言葉に従って足を上げる。

「あ…」

男は太股に引っ掛かったパンティを片足から乱暴に抜くとマーシャの腰を抱くように数歩歩いた。

「もうちょっと前だな」

(?)

男の意図が分からないまま、マーシャはヨロヨロと前に出る。

均整のとれた裸の体が薄明かりの中で白く光る。

「つらいだろ?手をついたらどうだ?」

男が珍しく優しい事を言ってマーシャの背中をトンと軽く押すとマーシャはヘナヘナと上体を折った。

『どさっ』

柔らかい感覚でベッドに手をついた事にこの時になってようやく気がついた。

(ふぁ……、ぇ?……やっ、えっ)

手の届くほどの距離に恋人の寝顔がある。

「声を出すなよ?」

「いっ、いやっ、ダメよっ、こんなっ、あっ、ダメっ、ダメぇっ」

掠れた声で懇願するマーシャの顔が男をさらにたぎらせた。

「くくっ、入れるぜ」

『ジュプジュプジュプ…』

「ふぐっ、うぅぅぅっ」

(ああぁぁぁ…起きちゃうぅぅぅっ)

半分ほど入ったところで男は一旦止まった。

(え?)

「なんだ?足りないってか?」

「そっ、そんなこと…」

「言わなくても分かってるぜ。そら、お前のマンコが離したくないってギチギチに締め付けてるじゃねえか。全く…この変態がっ」

「いやぁっ、言わないでぇ」

男の卑猥な言葉がマーシャをなぶる度に体が反応する。少し大きな声になってしまった。

「しっ、声を出したらコイツが起きても知らねえ…ぞっ」

(あっ)

『パンッ』

マーシャの尻と男の腰がぶつかって派手な音が鳴った。

「ひぅっ、ちょっ…音が…」

「ん?なら、これで…どうだっ?」

『グリュグリュグリュ』

「はぅっ、やっ、奥ばっかりぃ」

膝がガクガクと震えてマーシャはベッドについた肘に体重をかけて、シーツを掴んだ。

「おらっ、ベッドが揺れてるぜ?」

『ジュブッ、ジュボッ、ズンッ』

「あっ、ふぅっ、だって…むりっ、むりよっ」

『ジュブッ、ジュブッ、ジュボッ、ジュボッ』

愛液と精液が混ざって卑猥な音が部屋にこだます。

「ゆるしてっ、ゆるしてぇ」

マーシャの言葉は誰に向けられたものか…。

「あっ、イクっ、イクイクイクイクっ」

『プシュッ』

ギチギチに詰まったチンコの脇から愛液が迸る。

「膣中逝きして潮まで吹いてんのかっ?」

「んんんんんっ、んっ、んんっ」

マーシャはシーツを噛み締めて声を押さえ込む。

『ジュボッ』

「はうぅっ、だめっ、いまっ、イッて…ふぁっ、んっ、んぐぐっ」

(イクっ、あっ、またっ、またイクっ)

シーツに顔を埋めてマーシャは何度も絶頂を繰り返した。

「よし、種付けすんぞっ、覚悟はいいか?」

「はぅっ、いっ、いいのぉ…きて…くださいぃぃっ、んっ、んんっ」

『ジュボッジュボッジュボッジュボッジュボッ』

マーシャはイキすぎて糸の切れた操り人形のようになっている。

「膣中でイクぞっ」

「うんっ、うっ、んんんっ」

マーシャが必死で頷いたのを確認して男は膣奥まで突っ込んだ。

『どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ』

恋人の射精より遥かに多くの精液が子宮に浴びせられ、マーシャは全身を震わせる。

「かはっ…う…しゅごい…」

マーシャは完全に堕ちて弛緩した顔を恋人の目の前に晒して意識を失った。


◇◇


「アシュリー先生?大丈夫ですか?アシュリー先生?」

ガビーノの問いかけにマーシャは答えない。

「はあぁ、はぁ、はぁ、はぁ…んっ、くぅっ…」

マーシャは太股を擦り合わせて悶えるだけだった。

「アシュリー先生、返事もありませんし、これで私の勝…」

ガビーノが勝利を宣言しようとした時、マーシャの口が開く。

「ま…まだです…」

「おや?大丈夫ですか?」

マーシャは胸に当てて気力を振り絞る。しかし、その手は震え、まるで過去の記憶の出来事がほんの今起こったかのように感じられた。

(こんな…いいえ…過去は過去よ…)

自分を鼓舞するマーシャだったが、溢れ出した愛液は既にパンティが用をなさないほどの量となっている。

記憶だけでなく、体がかつての快楽を思いだして、欲しがっているようだった。

(あぁ…精液…欲し…い……)

マーシャは今、頭に浮かんだ考えを必死で追いやる。

(…くっ、ダメっ、ロバート、力を貸してっ)

恋人の顔を思い出したが、それはまるで蜘蛛の糸のように頼りないものだった。それでもマーシャにとっては今や唯一の拠り所となっていた。

(今は…ロバートがいる…あんな男よりも、恋人よりも素晴らしい人なのよっ、私は今、ロバートと愛しあっているのよ…)

「いいでしょう。それでは次で最後の質問としましょうか」

(最後?今、最後って言ったわね)

ガビーノの言葉で、今にも手折られかけていたマーシャの中に希望の火が灯った。

「では、ちょっとした演出を楽しんでもらいましょう」

ガビーノの言葉が終わると闇だった視覚が明るくなった。


◇◇


(さあ、午後の受け持ちも終わったし、マーシャに指輪を渡さないとな)

ロバートは教官室に戻った。

「ヒディング先生、お疲れ様です」

他の同僚の先生方も休み時間で帰ってきていた。

(あれ?マーシャはまだか…)

ロバートも自分の席についた。

「ヒディング先生、去年先生の受け持ちだったクラスの…」

同僚との当たり障りのない話をしていると、ベルが鳴る。

「おっと、授業だ…」

同僚達が授業の準備を手にとって立ち上がる。

「お疲れ様です」

「ははは、行ってきますよ」

『バタン』

扉が閉まり、一人になったロバートは机の引き出しから箱を取り出してしばらく手の中で転がした後、立ち上がった。

(こうしていても仕方ないか…マーシャのいそうな所…実験室あたりかな?)


2015/07/04

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉓

ロバート・ヒディングはマーシャ・アシュリーが教官室を出るのを見送った後、昼休み明けの授業の準備を始めた。それを簡単に済ませ、ふと机に貼った時間割りに目が止まる。

(次の時間が終わればマーシャも俺も授業はない…か)

腕には愛するマーシャを抱き締めた感触がまだ残っている。

(結婚すればいつも一緒にいられるんだしな)

『ガチャ』

ロバートは机の鍵の掛かった引き出しを開いて中から小さな箱を取り出した。

ゆっくりと開いたその中には指輪が光を反射して輝いている。

先日王都で買ったはいいものの、渡すタイミングを逃してまだ渡せずにいた。

(言葉ではオーケーをもらったとは言え、これがないと締まらないもんな。…気に入ってくれるといいんだが…)

次の授業が終わったら渡そう。そう思ったロバートは引き出しに戻して鍵を掛けた。

◇◇

「アシュリー先生?アシュリー先生?」

「うっ、うぅっ」

(これは予想外というべきか…ククっ)

ガビーノはほくそ笑む。

目隠しをした際にマーシャに嗅がせたのは過去を鮮明に思い出す、という売り文句の西方の薬だった。

ガビーノからすれば質問が呼び水となり、マーシャの中にセックスの快楽を呼び覚まそうというくらいの目的だったのだが。

(相当ハードな体験を持っているのか…ククク…人は見かけや経歴では分からんものだ…)

このままだと、媚薬はもとより、わざわざ準備した計画は必要なくなるかもしれないな、とガビーノは少々落胆気味に椅子の上で悶える美しい教師を眺めた。

◇◇


「アンッ、アンッ、アッ、アッ」

結局その晩、マーシャは男の言いつけ通り恋人とセックスをした。

膣奥に男の精液を残したままだったが、ろくな前戯もせずに突っ込む恋人は気づくはずもなかった。

(どうしよう…全然気持ちよくない…)

ほんの数ヶ月前、あんなに幸せだった恋人とのセックスが、男に教え込まれた今となってはママゴトのように感じる。

「ねえ、マーシャ。もしかして気持ちよくない?」

(あっ…)

恋人の不安そうな顔を見て、慌てて感じている振りを始めた。

「アッ、アッ、ううん、そんなことないよ。気持ちいいっ、ねっ、今日は膣中で出してっ」

マーシャは男に言われた通り、恋人に膣中出しをねだった。

「うっ、うんっ、…でも、良いのかい?」

恋人は嬉しそうに返事をしたものの少し心配するような素振りを見せた。

「いっ、良いのっ、今日は大丈夫な日だからっ。あなたを膣奥で感じたいのっ」

『キュキュッ』

入り口が強く締まって、奥に引き込もうと膣内の襞が蠕動した。

「うっ、マーシャっ、凄いっ、あっ、ダメだっ」

『ピュピュッ』

散々男に開発されたマーシャの膣に恋人は呆気なく射精した。

「マーシャ…すごく気持ちよかったよ」

恋人の賞賛の声を聞きながらマーシャは下着はパンティだけ履いて、ワンピース型のパジャマを着て恋人の隣で横になる。

(どうして…愛する人とのセックスなのに…)

マーシャは恋人への罪悪感と、満足していない体の疼きを抱えたまま眠れずにいた。

「スー…スー…」

セックスに満足したからなのか、週末で仕事の疲れが溜まっていたからなのか、隣からはすぐに静かな寝息が聞こえてくる。

しばらく寝息を聞いていたマーシャはゆっくりと、恋人を起こさないようベッドから出た。

それから恋人がしっかり眠っていることを確認すると、足音を立てないようクローゼットに向かうと、ゆっくりと扉を開いた。

大きな影がクローゼットから現れる。

ベッドサイドに設置された魔術具の薄明かりを大きな体が遮ってできた影がマーシャを覆い隠した。

「…やっと寝やがったか…ふああ」

大きくのびをして、出てきたのは恋人の兄だった。

「しっかし、あんな下手くそな演技に騙される奴もいるもんだな。笑いを堪えるのが大変だったぜ」

男は堂々とベッドで眠る弟の顔を覗きこむ。

「しっ、起きるでしょっ」

マーシャは男の太い腕を引っ張ってベッドから引き離すと、恋人がちゃんと眠っているのを確認した。

「なあ、マーシャ…」

その声が背徳の始まりを告げる。

「ダメよ…」

マーシャは後ろから伸びた腕に手を添えて小さい声で拒む。

「何言ってんだ?俺をクローゼットに隠した時点で分かってたことだろう?」

『プッ、プッ…』

マーシャのパジャマのボタンが外されていく。

「でも…あの人が起きたら…」

その答えで、既に自分が心の中では男を受け入れてしまっていることにマーシャは気づいていない。

「アイツとのセックスに満足できてないんだろ?そらっ」

男の手がはだけた胸に入ってきた。

「やっぱりな…」

人差し指と親指が乳房の先端を摘まむ。

「はあんっ、はあぁ」

マーシャの口から掠れた喘ぎ声が漏れる。

「んっ、やあぁっ、そこはっ、敏感だからぁっ」

「どうなってるか言えよ」

小さな声でわずかな抵抗を見せたマーシャだったが、男の問いかけには結局ほんの少し迷っただけだった。

「……乳首が固くなっています」

「ほらな?興奮してんだろ?認めたらいつもみたいに満足させてやるぜ?」

男の指がグニグニと乳首をこねる。

「んはっ、それはっ…、あんっ、はあぁぁぁっ…」

「そらっ、言えよっ、言っちまえっ」

男の言葉が耳元で熱い吐息と共に脳に響く。

「ふぁぁぁ」

マーシャの意思とは別に体がゾクゾクと震えた。

「それいっ、じょうはぁぁ…はぁぁ」

そして耳に男の舌が入ってきたところでマーシャは限界に達した。

「いっ、言うからぁ…興奮、してるの…恋人の目の前であなたにされて興奮してるのよぉ…」

そう言いながらマーシャは後ろ手で男の股間を撫でる。

『パサ』

パジャマのワンピースが床に落ちる音が暗い室内に響いたが、その音はマーシャの耳には届かなかった。

「ンチュッ」

興奮で潤んだ瞳のマーシャは男の両頬を手で挟んで自ら舌を絡ませる。

『チュウゥゥ…んちゅっ…ぬちゅぅ…ぬちゅ…』

まるで恋人に見せつけるような激しいキスに男が我慢できないとでもいうようにマーシャの尻を掴んで揉むと、鼻をならしてマーシャも男のズボンから勃起した男性器を取り出して上下に激しく擦る。

さらに片手で器用に男のシャツのボタンを外したマーシャは男の乳首に吸い付いた。

「んちゅ、ちゅっ、ちゅっ、ねろ…」

二人の興奮はもう一人の男の存在でいつも以上に燃え上がる。

「はぁぁ、ねぇ、入れてっ」

マーシャがパンティを太股まで下ろすと、それまで薄い布地が塞き止めていた愛液がこぼれて布地との間に糸を引いた。

男は無言でマーシャを後ろ向きに立たせる。

「ふぅ、ふぅ…」

マーシャの呼吸数が増える。

「ふっ、くぅぅっ」

(いつもより大きいぃぃっ、声があぁぁ)

「ふうぅん、んっ、んんんんんっ」

恋人では届かない膣の一番奥に亀頭の先がグリグリと当たって、声を出すまいと閉じた美しい唇からうめき声が漏れた。

太股にパンティが引っ掛かっているせいで足を開くことも出来ず、不安定な姿勢でマーシャの体が前後に揺れる。

(はうぅぅ、すごいぃ、もぅ…何も考えられなくなるっ、…あっ、え?)

さらに奥が押される感覚にマーシャは驚きで目を見開く。

(まっ、まだ入ってくるの?…んっ、やっ、これ以上はっ、あっ、だめっ、イクっ、イクっ、イクうぅぅぅぅ)

ガクガクガクっと、痙攣した体が後ろから抱き締められ、マーシャは力の抜けた体を男に委ねて絶頂の余韻を味わった。

2015/07/01

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉒

「今晩…あの人がうちに来るの」

ある週末の朝、マーシャは男に言った。

恋人の家に初めて行った時から数えてもう二ヶ月になろうとしている。

男はマーシャの体を好き勝手に貪りながら、恋人とマーシャの間に割り込もうという気配はなかった。

そして、マーシャが断れないのを良いことに、この一週間、男はずっとマーシャの家に居座っていた。

「ふーん。それで?」

「分かるでしょ?だから、出ていってちょうだい」

つまらなさそうに話を聞いていた男がふと、顔を上げた。そしてニタッと笑った。

(何か嫌なことを思いついたのね)

この顔を男がするときは決まってマーシャにとっては恥ずかしいことや屈辱的なことをされる。

「マーシャ、今晩はあいつとセックスしろ」

しかし今日の男の要求はマーシャの恐れているようなことではなかった。

「何言ってるのよ?」

内心安堵しつつもマーシャは男の真意を確かめようと質問した。

「それでな、必ず中出しをさせろ」

この男は避妊ということを知らない。だから三度目のセックスからは、マーシャは避妊薬を飲むようになっていた。

避妊薬は魔法薬の中ではメジャーな薬で、一般でも売っている。飲んでから半日くらい効くのが一般的だった。

「言っておくが、今日は避妊薬は飲むなよ」

「だから何言って…きゃっ」

『ドスン』

ベッドに押し倒されたマーシャの唇を男が塞いだ。

「んっ、やぁっ…んんっ、もぅ…」

下着を着けていなかったマーシャは、ワンピースの柔らかい生地越しに胸を揉まれると、これまで散々犯されてきたせいもあって反射的に体が男を受け入れる準備を始めた。

何も知らない頃とは違って、短期間で男に染められたマーシャの膣は男の指を締めつける。

「んっ、もぅっ、あんっ」

喘ぎながら、悪戯っぽい笑みを男に見せて大きくなった男性器を服の上からさする。

「へへへ、随分慣れてきたじゃねえか。あいつにもしてやってるのか?」

最初の頃なら屈辱を感じた言葉もなぜだか、気にならない。それどころかマーシャは媚を売るように男の胸にキスをした。

「あなたがこんな体にしたのよ。あの人にはこんなこと出来ない…」

「そうかそうか、俺専用ってことだな?」

男はそう言って笑うとマーシャの股を広げて、楚々と生える叢に顔を埋めた。

「はぁっ、うっ、深いっ、こんなにっ、すごいっ」

マーシャは男の頭を掴む。

しかし、それは押しのけるためではなく、もっと奥まで舌を引き込むためだった。

「んぐっ、はあっ、はあっ、お前、興奮しすぎだろ…そうだ、足をこっちに向けて…」

男の意図をすぐに汲んだマーシャは仰向けに寝転んだ男の上に体を重ねる。

「さあ、お前も舐めろよ」

いわゆるシックスナインの体位になった二人は、まるでお互いの体液を飲み干そうとでもするように激しく舐め合った。

「んっ…んぐ…んん…」

時折、与えられる快感に耐えられず、くぐもった声を出しながらマーシャは情熱的に男の性器をしゃぶる。

初めての時、あれほど嫌がったフェラチオも今では、男の匂いを嗅ぐだけで興奮するようになっていた。

(こんな最低な男に私は奉仕している…恋人を裏切ってその兄である男の性器を口で愛撫して…)

そんな風に思えば思うほど性感が高まる事も覚えた。

「んっ、ねっ、やんっ、ああっ、もっ、もう、いいでしょっ」

先に音を上げたのはマーシャの方だった。

マーシャは起き上がらず、そのまま四つん這いになると頭をベッドに押し付けてお尻を高く上げた。

これは男の好きな体位だった。

「しょうがねえな。アヴニールの才媛が、こらえ性のない牝犬になっちまったなあ、おい」

男はそう言いながらマーシャの尻を平手でぺちぺちと叩く。

(馬鹿にされて…お尻を差し出して…こんなの誰かに見られたら…)

恋人に見られている想像をして、目に涙を浮かべた。

「あっ、もぅっ…ねっ、ダメなの…もぅ…」

「分かったぜ。だが、その前に…」

マーシャは両手をお尻にまわして、左右に広げる。

(ああっ、言わされるっ、またっ、こんな男にっ)

「このお漏らししている牝犬のだらしないオマンコにあなたの太いチンコで栓をしてくださいっ」

口に出した途端、さらなる興奮に頭が真っ赤になった。

『チュプ』

男の亀頭が割れ目に当たる。

「あっ」

『クチュクチュ』

しかし、なかなか入って来ない。

「あんっ、焦らさないでぇっ、ねっ、早くっ」

「いいか?今日はアイツと絶対セックスしろよ」

「うんっ、するっ、するからあっ、早くっ、ちょうだいぃぃ」

『ズンッ』

力強い一撃が膣の奥に入ってきた。

『ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ』

「ああああっ」

「どうだっ、いいかっ?気持ちいいんだろっ」

「気持ちいっ、いいっ、だめっ、雁がこすれるのぉっ」

『パンッパンッパンッパンッ』

「おらっ、アイツとどっちがいいんだっ?」

恋人と比べさせるのも毎度の事だ。

「あの人のよりっ、あなたのチンコがいいのぉっ」

それから、側位、騎乗位、座位と、体位を何度も変えながら二人は汗だくになる。

「そろそろイクぞっ」

正常位で犯されている時にマーシャに男が宣言した。

「きてぇっ」

マーシャは普段と同じように返事をした。

「うおぉぉっ、出すぞぉ、孕めよぉっ」

(えっ…?あっ)

「だめっ、わたしっ、薬飲んでないっ、やめてっ、膣内はっ、だめなのっ、できちゃうっ、赤ちゃんできちゃうからぁっ」

マーシャは「孕め」という言葉に避妊薬を飲んでいないことを思い出して暴れたが、既にガッチリ腰を掴まれていて逃げられない。

「あっ、いやっ、あっ、くるっ、くるぅぅ…んんっ、あっ、ああああぁぁぁっ」

膣奥に届く亀頭の先から精液が迸った。

「やだぁぁぁぁぁぁっ」

拒否の言葉とは裏腹にマーシャはこれまでで一番深い絶頂を味わった。



「膣中出しはされたことがありますか?」

「はい」

「膣中出しは好きですか?」

「……………は…はぃ……」



「もうっ、できちゃったらどうするつもりよっ」

意識の戻ったマーシャは青くなった。

にもかかわらず男はどこ吹く風でニヤニヤと笑っていた。

「だから、今日は必ずアイツとセックスして膣中出しをねだれって言ったろう?どっちの種が当たるか楽しみだなあ」

2015/06/27

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉑

「アシュリー先生は今の恋人とのセックスに満足していますか?」

「……はい」

少し考えてマーシャはそう答えた。快楽を味わうだけがセックスではない。愛があればこその充足感もある。

「…ふむ、嘘ではなさそうですね」

目隠しされたマーシャには見えないが、おでこの魔石が青く光ったようだ。

どうやら、自分の気持ちは嘘ではなかったようだ、とマーシャは心のどこかでホッとした。

(まだ大丈夫…)

ロバートの顔を思い出すと失いかけていた自信が戻ってきた。

「体と心は別物、ということですか…」

「ええ、学院長には分からないかもしれませんが、彼に愛されている、と感じることが大切なんです」

「ふむ、ではこれまでで一番満足したセックスも愛があったのでしょうなあ」

「……」



男に体を押さえつけられて男性器を挿入される。

「はあっ、はあっ、どうだっ?あいつよりいいのかっ?」

男の荒い息を肌に感じながらマーシャは男の首に腕を回して喘ぐ。

「あの人の方がっ、んあああっ、気持ちいいわっ、あなたみたいな人よりっ、あっ、あっ、ぜんぜんっ、きもちいいんだからぁっ」

マーシャが恋人を褒めるたび男の動きは激しくなる。

「嘘をつけっ、そらっ、糞みたいな男に突っ込まれて悦びやがってっ」

(そうよっ…こんなつまらない男に私は犯されて悦んでいるのよっ…)

マーシャもまた、アヴニール首席の自分がくだらない男に犯されていると思うとゾクゾクと体が震えた。

汗まみれの白い肌が波打つ。

そして背中をそらせて着痩せする胸を男に見せつける。

「いやっ、あなたみたいな男にっ、あんっ、あああっ、まけないんだからぁっ」

マーシャはさらに力強くなった男の腰使いに、シーツを強く握りしめて激しい絶頂を何度も味わった。

さらにその日は恋人が帰ってきても男は止めようとしなかった。

『ガチャ…ガタガタ』

扉の開く音と階下から階段を登ってくる物音に気がついたのは男の方だった。

「あんっ、あっ、あっ、ふあああっ」

その時、四つん這いで後ろから挿入されていたマーシャにはその声は聞こえない。

「ちょっと黙れよ」

そう言いながらも男が腰を止めることはなかった。

「あっ、そんなっ、ことっ、言ってもぉっ」

『トントントン』

階段を昇っているような徐々に大きくなる足音にマーシャも気が付く。

(この足音…)

振り返ると男が嬉しそうに唇に人差し指を当てていた。

『ガチャ、バタン』

隣の部屋の扉が開閉する音がした。

「今日は、ここまで、…ね?」

マーシャがの囁きに対して、男がマーシャの膣内から抜く気配はない。

『ジュブ』

男がマーシャの腰を引き付ける。

「ちょっ、えっ、あっ、ダメっ」

壁一枚を隔てて恋人がいるにも関わらず、手では抑えきれず、枕に顔を埋めて必死で声を押さえた。

「んんっ、むっ、むんんんっ」

「おいおい、今までで一番締まるぜ。さてはお前、興奮してるんだろ?」

マーシャがせっかく声を我慢しているのに、男の声はこれまでと何も変わらない。

(声が大きい。隣に聞こえちゃう)

マーシャは文句を言いたいが枕から顔を離せばきっと大きな声が出てしまう。

(あの人に知られるわけにはいかない)

恋人の悲しむ顔が目に浮かぶ。

「おらっ、いつもみたいに声を出せよっ、気持ちいいんだろっ」

男はマーシャに声を出させようと結合部に手をまわしてクリトリスを弄る。

「んんんんっ」

涙を流しながらも声をあげないマーシャに男はますます火がついたのか、空いた手で突き出された尻を叩いた。

『パァンッ』

「んああっ」

痛みよりも音の大きさに驚いたようにマーシャの目が大きく見開かれる。

『パンッパンッ』

「んんんっ」

歯をくいしばってマーシャは堪える。

「くそっ、そらっ、来いよっ」

耐え続けるマーシャにしびれを切らせた男がマーシャの腹の下に腕を入れて抱き上げた。

「やっ、何すっ…」

マーシャが掴んでいた枕は投げ捨てられ、部屋の扉に両手をついて立たされる。

(ま…まさか…)

マーシャの恐れた通り、熱く固いものが尻の割れ目に押し当てられた。

(声が我慢できなくなるっ)

「いっ、いやっ」

必死で腰を振って逃げようとするも、男の力には勝てない。

『ジュブ…』

(あ…だめ…)

ついに亀頭の先が粘液に包まれた。その瞬間、マーシャから力が抜けた。

『ジュブジュブジュブジュブ』

「ああっ」

力の抜けたマーシャを扉に押し付けるようにして男の激しい抽挿が始まる。

(いけないっ、声が出てるぅ)

「んっ、んんんんっ」

掌を噛むようにしてマーシャは喘ぎ声を堪えて呻く。

その時だった。

『トントン』

扉に裸を押し付けていたマーシャの全身が強ばる。

「兄さん?」

扉越しに恋人の声がした。

「ああ、どうした?」

男は締まる膣を味わうようにゆっくりと腰を抜き差しする。

「ふぅっ、ぅんん」

(話なんていいから…もぅ許してぇ)

「あのさ、誰かいるのかい?」

『グチュ…グチュ…』

「んっふぅぅ」

(ああ…もぅ…だめぇ)

「ああ、女を呼んでるんだ」

「父さんも母さんも、兄さんが女の子と遊んでばかりいるって心配していたよ。もしよければ父さん達に紹介したらどう?」

(何の話ししてるのよぉ…)

「ああ、そのうちな」

そう答えたあと、マーシャの耳元で「どうだ?気持ちいいんだろう?」と男が囁いた。

「あんっ」

男の吐息で思わず反応してしまった。

「じゃっ、じゃあ僕はお邪魔をしちゃ悪いしちょっと出かけてくるよ」

(聞かれた…絶対聞かれちゃった…)

「ああ、すまないな」

「いいよ。じゃあ、えっと…兄さんの彼女さんもごゆっくりね」

自分の彼女がまさか扉の向こうにいるとも思わない恋人は家を出ていってしまった。

「さあ、これでいくらでも声が出せるな」

男はマーシャの両手に手を重ねるようにして扉に押し付けた。扉が軋むほどの力で腰を打ち付けた。

「あああああっ、しゅごいっ、しゅごいのぉっ、だめぇっ、イクイクイクっ、あっ…ぁぁぁあああっ」

そしてその日も自分の家に着いたのは夜も遅い時間だった。

「明日は俺がマーシャの家に行くぜ」

帰り際に男がそんなことを言い出したが、その時、マーシャは、いつ恋人に見つかってしまうか分からない恋人の家よりも自分の家の方がまだましだと思ったので小さく頷いた。

男は毎日マーシャの家の前で待ち構えていて、男が帰るのは深夜、徐々に朝帰りの日も増えた。

家の前で待たれるのは世間体もあるので合鍵を渡してからは、半同棲のようになってしまった。

仕事場は魔法薬の研究施設だったが、ぼんやりとしたミスをして主任研究員から叱られることも増えた。

だが、毎晩男に慰みものにされながら、こんな男に体を好きにされるなんて、と屈辱感を覚えれば覚えるほど、快楽は増した。

2015/06/26

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑳

「あっ、いえ…その」

ガビーノの呼びかけでマーシャの意識が戻ってきた。

「続けていいですか?」

「えっ、ええ、もちろんです」

(どうして…こんなに鮮やかに記憶が蘇るなんて…忘れたはずだったのに…)

「止めましょうか?まあ、その場合先生の負けになるわけですが…」

ガビーノは勝利を確信してきっとニヤけているだろう。

「いえっ、大丈夫ですっ、続けてください」

マーシャは負けるわけにはいかなかった。

「では続けますよ。恋人以外の男とのセックスでは恋人とのセックスよりも興奮しましたか?」

「……」

さすがにこの質問にはマーシャも答えるのを躊躇ってしまった。

「どうなんですか?」

ガビーノは追及の手を緩めない。

「は…はぃ…」



男に本物のセックスを教えられたマーシャが気が付いた時には日が落ちていた。

「ん?あいつ帰ってきたのか。なあ、マーシャ?こんなとこにいていいのか?」

何度も肌を重ねた男は馴れ馴れしく呼び捨てで名前を呼ぶようになっていた。

そして、男の言う通り、恋人が帰ってきた時、まだ男のベッドの中で微睡んでいたマーシャは飛び起きて服を着る。

「別にいいんだぜ?俺はバレたところでよぉ」

悪びれずに言う男はマーシャとは対照的にゆっくりとベッドから出た。

「なっ、何言ってるのよっ、ちょっ、ちょっと、服着てよっ」

男は全裸だった。声を抑えて叫ぶマーシャに、恋人よりひと周りもふた周りも大きな男性器を見せつけるようにして近づいてきた。

「ん?ああ…」

そして、ブラウスのボタンを止めようとしているマーシャの腕を掴んだ。

「なあ…」

男の目が欲望に光る。

「だ…ダメよ…隣にあの人がいるんだから…」

強引にこられたらなし崩し的に犯されていたに違いない。それくらい既にマーシャの体は男に屈服させられていたと言える。

だけど、男は拍子抜けするくらい簡単に引き下がって、マーシャを恋人にバレないよう裏口に案内した。

扉の外は裏通りで明かりのない道だった。

「マーシャ」

呼ばれて立ち止まったマーシャは腕を掴まれた。

「あっ」

グイっと引っ張られたかと思うとそのまま男の腕に抱きすくめられていた。

「なあ、マーシャ…明日も来てくれるよな?」

男は耳元で囁く。

「明日は…無理よ…仕事を二日も休むことはできないわ」

マーシャは男の胸を押して離れた。

「来なかったら今日の事をあいつに言っちまうかもしれねえなあ」

男の声が裏通りに響いた。

『ガラッ』

建物の上から音がした。光が漏れている。

「あれ?兄さん、そんなとこで何してるの?」

恋人の声だ。男がマーシャを壁際に押す。

「なんもねえよ。お前、帰ってきてたんだな」

男はまるで動じていないようにスラスラと嘘をついた。

「誰かいるのかい?」

マーシャは血の気が引いた。この場で男がマーシャの事を言おうものなら全てが失われてしまう。

「あん?」

「いや、兄さんの声がしたからさ」

「んー、そうだなあ…」

そう言った男はマーシャの方を見てニヤッと笑った。

マーシャは必死に男を見つめた。

「いや、猫か何かがいたから追い払っただけだ」

「そう。あっ、今日は父さんと母さんは帰るのが遅くなるってさ。商人ギルドの会合が長引きそうだって言ってたよ」

「そうか。じゃあ、飯にしようぜ」

『ガラ』

窓が閉まる音を聞いたマーシャは腰が抜けたようにしゃがみこんだ。

「へへへ、バレずに済んで良かったな。じゃあ、明日も待ってるぜ」

家に帰ったマーシャは何も考えられなったが、そうかと言って体の芯が熱く、眠ることができたのは明け方になってからだった。

そして、翌日、マーシャは体調不良ということにして午後からの仕事を早退した。

マーシャはアヴニールを卒業後、魔法薬の研究所に勤めていたが上司も顔色の悪いマーシャを気遣って快く早退を許可してくれた。

平日の昼間からマーシャは人目を憚るようにして男が手ぐすねを引いて待つ家に向かう。

(あの人に知られてしまう訳にはいかないから…)

しかしそれは半分は自分に対する言い訳になっていた。

家に入れば何が起こるかは分かっていたのに、マーシャは誘われるまま部屋に入り、大した抵抗もせず、男の手がスーツのブラウスの中に入ってくるのを許した。

恋人の家で恋人の兄に唇を許し体を弄ばれる。

興奮ていなかったといえば嘘になる。

そして、男はそんなマーシャの心の中を見透かしているように振舞った。

「なんて女だよ、あー、あいつが知ったらどんなに悲しむだろうなあ?」

マーシャに恋人を思い出させながら男の指がタイトスカートの中の粘膜に侵入する。

「んっ、あああっ、あのっ、人のことはっ、言わないでぇっ」

「アヴニールを主席で卒業したのがこんなアバズレだったなんてなあ、がっかりだなあ」

貶められて屈辱的なはずなのに、言われるたびに体は熱く、さらなる快感を欲しがった。



「アシュリー先生はフェラチオはしたことがありますか?」

「…はい」

「フェラチオは好きですか?」

「……はい」

マーシャは目隠しされているのでアリスの様子は見えない。

この一連の質問が聞かれていたら…と思うとマーシャは恥ずかしくてたまらない。

(お願い…聞かないで…)



「なあ、フェラチオって知ってるか?」

男がマーシャに聞いてきたとき、彼女はそれが何を意味するか知らなかった。

「ふぇ…らちお?」

「ふーん、なるほどな、さすがはアヴニールのお嬢さんだ。いいか?これはセックスの最中に女が男にするものだ。ちょっと耳貸してみろ」

フェラチオの意味するところを知ったマーシャは真っ赤になって俯く。

(まさか…そんなことできない)

しかし、男はマーシャを床に座らせ、自分はズボンを脱ぐ。

「いやっ、汚いっ」

マーシャは顔を背ける。

「何言ってんだ?こいつで昨日はあんなに気持ちよくしてやったろう?」

そして無理やり顔を男性器の方に向けられた。

(く…くさい…)

男が必死で閉じるマーシャの唇に男性器の先端を押し付けてきた。

「んっ、んん…」

「全く…しょうがねえなあ」

許してくれるのかと思って見上げたマーシャの目に男の手が迫ってきた。

(なっ)

男の手はマーシャの鼻をつまんだ。

(うっ、くっ、苦しい)

息が出来ず、思わず小さく開いた唇に男性器の先がねじ込まれた。

「おいっ、噛むなよっ」

「んんっ、んぐっ、んっ」

マーシャの頭を掴んだ男が無理やり顔を動かす。

「んっ、ぐうっ…ゴホッゴホッ」

喉を突かれたマーシャは嗚咽とともに男性器を吐き出した。

(本当にみんなこんな事してるの…?)

しかし、初めてフェラチオを教えられたときは苦しいだけの経験だったが、この酷い経験のせいでマーシャは男の脅迫じみた要求に逆らえなくなった。

次の時も男は求めてきた。

「なあ、フェラチオしてくれよ」

そう言われると、断ったらまたあんな苦しい思いをすることになる。マーシャはそれを身を持って覚えさせられていた。

自分から座って、男の男性器に手を触れる。

『ビクンッ』

「きゃっ」

男性器が跳ねて思わず手を離した。

「おいおい、やる気あんのか?」

マーシャは再び男性器を握る。

「それからどうすんだ?」

顔を近づけていく。汗の臭いと精液の匂いが混ざったような獣のような匂いに目がくらんだ。

おずおずと舌を亀頭の先に触れる。

(き…気持ち悪い…)

「そんなんじゃ、いつまでたっても気持ちよくならねえぜ。早く咥えろよ」

男の容赦ない言葉に、意を決して口を大きく広げて亀頭の先を口の中に入れた。

(大きい…それに硬い…)

前回無理やり動かされたのを思い出しながら、ゆっくりと顔を前後する。

「おっ、さすがはアヴニール主席様だ。フェラチオもうめえじゃねえか。それとも、どっかで復習してきたのか?ハハハ」

男の揶揄に屈辱を感じながら、マーシャはなぜか体が火照るのを感じていた。
2015/06/25

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑲

「あなたは恋人がいますか?」

早速質問がきた。実はこの魔術具の特徴の一つに、イエス、ノーで答えられる質問以外できないという制約がある。

「はい」

青く光るのが見えた。

アリスさんの様子を窺う。まだ、ぐったりとしていて意識は戻っていないようだった。

(アリスさん、必ず助けてあげるから、もう少し待っていて頂戴)

「いいでしょう。では次だ」

その後も次々にプライベートな質問がくる。

(こんな質問を繰り返して一体どういうつもりなのかしら?)

ひょっとして学院長は私を疲れさせようとしているのではないかと疑い始めた。

「ああ、心配しなくてもあと一時間くらいですよ。勝負が終わった後のお楽しみの時間がもったいないですからね」

ヒヒヒと汚い歯を出して笑う顔を見て私は絶対に負けないことを誓う。

「アシュリー先生も飽きてきたようだし、そろそろ本気で始めましょう」

学院長がそう言った途端、目の前が真っ暗になった。

「学院長っ、話が違いますっ」

「何を言っているのですか?ルールには違反していないはずですが?」

悠々と学院長が答えた。

(くっ、確かに直接触っていないし…落ち着いて、目隠しされただけ…動揺してはダメよ)

深呼吸した時、初めて嗅ぐ甘酸っぱい香りが鼻腔をくすぐった。


◇◇◇


(普通この状況で目隠しをされれば冷静にはなれないはずだが…なるほど、学院を首席で卒業しただけの事はあるな)

ガビーノはニタァッと笑う。この才媛が乱れる姿を想像すると勃起が治まらない。

「では、アシュリー先生、あなたは処女ですか?」

先程までの淀みのない返答とは異なり、一瞬間が空いた。

「いいえ」

青く光る。

「ほう」

マーシャに聞こえるよう、わざとらしく合いの手を入れたガビーノがさらに質問を続ける。

「経験人数は一人ですか?」

「いいえ」

(ほう…このあたりから攻めてみるか)

「全て恋人でしたか?」

再び間が空いた。

(ん?)

「いいえ」

青く光る。

(なるほどな。ヒヒヒ)

「アシュリー先生もなかなか遊んでいらっしゃったのですね」

「そんなことっ…くっ」

隠してきた恥ずかしい過去をこんな卑劣な男に暴かれ、屈辱にマーシャは顔を赤らめる。

「どんな男なんでしょうな?その浮気相手は。それとも一夜限りの相手かな?」

ガビーノの言葉にマーシャは一人の男の顔を思い出していた。

(くだらない男だった。何一つ尊敬できるところもなかった…それなのに…)



その男はマーシャにとって二人目の恋人の兄だった。

当時付き合っていた恋人とはアヴニールで出会い、卒業時に告白され付き合い始めた。金髪碧眼に眼鏡をかけていて少し弱気そうに見えるのが玉に瑕だったが、優しく、真面目な青年だった。

アヴニールを卒業した生徒たちは国中に散っていくのだが、偶然、同じ街で働くことになったのも二人にとっては幸運だった。

「ねえ、マーシャ。今度僕の実家に来てよ。両親に紹介したいんだ」

付き合って一年経ったある日のこと、彼の家で食事に誘われた。

そして約束の日、恋人の家の前に立ったマーシャは自分の服装を確認する。

(どこか変なところはないかしら?大丈夫よね?)

恋人の両親に紹介されるなど初めての経験、しかも彼の実家は有名な商会を営んでいると聞いていたので少し緊張気味でマーシャはベルを鳴らした。

『ガチャ』

扉が開いて顔を出したのは髭を生やして浅黒く日焼けした男だった。

「アシュリーさん?…ああ、どうも、初めまして。俺はアイツの兄貴です」

恋人の家は両親ともに王立の研究所の研究員だったマーシャの実家よりはもちろん大きいが、歴史を感じさせるものの贅を凝らした建物というわけではなく好感の持てる建物だった。

「ごめんっ、マーシャ。両親は急に大口の仕事が入ったらしくて帰ってこれなくなってしまったんだ。マーシャにも重々謝っておいて欲しいってさっき連絡がきたんだ。ほんとっ、ごめんっ」

だが、それを聞いてマーシャの緊張が緩む。

「えっと…気にしないで。また次の機会にでも…」

「そうだぜ。せっかく来てくれたんだから堅苦しいのはなしで楽しく飯でも食おうぜ」

彼の兄は弟と違って、身長が高く、筋肉質で、恋人と似ているところは髪の色と瞳の色くらいだろうか。

野生的な男で、話し方も粗野な感じがして、一見するとマーシャにとってはあまりお付き合いしたいタイプではなかった。

だから最初は少し距離を取って男と話していたマーシャだったが、男は意外に話しやすく、すぐに打ち解けた。最初は兄弟で全く違うと思ったが、よく見れば顔のパーツなどもよく似ていることに気がついた。

さらに恋人の兄は強面の外見とは裏腹に、おどけた態度をとって二人を笑わせた。その後も二人の少年時代の思い出やマーシャと恋人のアヴニールの話などが弾み、食事会は楽しいものとなった。

しかし、それら全ては男の計画だったのだ。

楽しい食事に普段よりも飲みすぎた恋人は酔いつぶれて眠ってしまった。それを見て、そろそろお暇しようと立ち上がったマーシャは突然後ろから男に抱き締められた。

「えっ?」

咄嗟の事に事態を飲み込めずにいる間に唇を奪われた。

「んっ、んんっ…いやぁっ」

突き飛ばした男の唇の端に少し滲んだ血の赤さが今でも鮮明に目に焼き付いている。



「先生?」

ハッ、とマーシャは記憶の海から戻ってきた。

「あ…っ、すみません。質問を続けて下さい」

(どうして今更あんな男を思い出すの?)

今度は羞恥からか、興奮からか、ほんのりとマーシャの頬が赤く染まっていた。

「セックスの最中、イッたことはありますか?」

「……はい」

(あの男はそれだけは巧みだった)



翌日、恋人のいない時間を見計らってマーシャは恋人の家を訪ねた。もちろん、恋人の兄に真意を尋ね、二度としないことを誓わせるためだった。

自ら謝罪してくれることをマーシャは心のどこかで期待していた。

しかし、ベルを鳴らして開いた扉の向こうにあったのはニヤニヤとイヤらしい笑みを浮かべた男の顔だった。



「ふむ。それは恋人とのセックスですか?」

かなり間が空いた。

「答えないので…」

「いっ、いぃぇ…」

大きな声を出しかけて、その声は萎む。

「ヒヒヒヒヒ、これは面白い。アシュリー先生は恋人とは満足できず、浮気相手とならイケるわけだっ」

「くっ」

マーシャは何も言い返すことはできず、目隠しの中で涙が滲んだ。

「では浮気相手とのセックスを思い出して答えてください。…浮気相手とはキスしましたか?」

「はぃ」



男は、悪びれる事もなく、「弟に昨夜のキスをバラす」とマーシャを脅した。

(あの頃はまだ世間が分かっていなかった…)

「一度だけ」その言葉に騙されて男の部屋に連れ込まれた。

恋人とは数ヶ月前にセックスを経験していた。お互い初めてで探り探りのセックスだったが、無事終えることができた。そして既に恋人と経験済みだったことがマーシャに変な自信を持たせていたのも失敗だった。

(たかが一度のセックスくらいで…)

男の部屋に入ったマーシャは、緊張で震える体を抱きすくめられて唇を奪われた。

前回のように噛まないのを確認した男は舌を入れてきた。

『ちゅっ…えっ?なっ?…んちゅ…ちゅ…んんん…はぁ…んんっ』

恋人とのキスは唇を合わせる程度ですぐに終わる。しかし、男のキスはいつまでも続いた。

そして、時間だけでなく男の舌遣いは巧みで、マーシャは口の中に性感帯があることを知らされた。

気が付けば緊張は溶け、体は未知の快感への不安と期待に震えていた。



「はぁ…」

マーシャの口から湿った息が漏れるのをガビーノは見逃さない。

「攻められるのは好きですか?」

「…はい」

青く光る。



あの男はマーシャの恋人だった自分の弟にコンプレックスを抱いていた。

何をさせても結局は努力を続け、自分よりも上手くなる弟と比べられる。そしてついに弟は王国最高の学府である王立学院を卒業し、輝かしい未来を手に入れた。

あの男はひねくれ、街で女衒のような仕事をしていた。

整った顔の男は数多くの女を騙してきた。しかし、前夜、弟の恋人の唇を奪った瞬間はそれまでにない快感だった。

その時、弟に唯一勝てるものがあることに気がついた。

それは女を堕とす技だった。

そして、アヴニールという無菌室で育ったマーシャなど男にとっては赤子の手をひねるようなもので、濃厚なキスに酔った体は、男のされるがままとなり、着ていたスーツは脱がされた。

耳を舐められ、鎖骨を撫でられ、胸を弄られ、乳首を舌で転がされ…これまでの恋人とのセックスでは味わったことのない濃厚な前戯を前にしてマーシャに逃げる術などあるはずもなかった。



「オマンコは舐められましたか?」

「はい」



男は力の入らないマーシャの足首を掴むと、脚を広げる。

(あ…やだっ…)

マーシャは慌てて太股の付け根を手で押さえるが、それも男の手で簡単に外される。

(ああっ、そんな…恥ずかしい…)

マーシャは恋人にも許していなかった体の奥を恋人でもない男にさらけ出してしまった。

男はマーシャの股間を焦らすようにじっくり眺め、匂いをかぎ、舌先でクリトリスを突ついて、オマンコの柔らかい粘膜に指を入れた。

「そんなことっ…あっ、だめっ、恥ずかしいっ」

手で男の顔を押すが力の抜けた体は牡の力に勝てるはずもなく、されるがままになる。

『ジュルジュル』

わざとマーシャに聞かせるように大きな音をたてて愛液を啜る。





「いや…ダメ…」

「…リー先生…アシュリー先生?」

「ダメ……あっ」

いつの間にか過去の記憶の中にいたようだ。

「先生、何がダメなんですか?」

学院長の声で、現実に戻る。


2015/06/21

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑱

(こ、今度は何?)

アリスさんが何かを学院長に耳打ちされ、私の方を向いたままカッターのボタンを外し始めた。

後から冷静になって考えれば、この時が逃げられる最後のチャンスだったのに、既にこの時、私の感情は滅茶苦茶になっていて正常な判断ができなくなっていた。

「ああぁ…見られちゃうよぉ…」

『プチ』

そして、とうとう最後のボタンを外し終えたアリスさんが、こちらを向いたまま、まるで私に見せるようにカッターを大きく開いた。

「っ…」

私はアリスさんの体を見た瞬間、思わず叫び出しそうになる口を必死で押さえた。

(何?一体どうなってるの?)

アリスさんの形の良い大きな胸にグロテスクな触手が絡み付いていたのだ。

ほんの数メートル先で赤銅色の触手がヌルヌルとした粘液を垂らして蠢いている。

「あっ、やあんっ」

両方の乳房に巻き付いた触手がギュッと絞りあげるように動く。すると、アリスさんの赤く充血した乳首がツンと前に突き出されて、口からは喘ぎ声が漏れた。

(な…)

まるで現実とは思えない光景に、驚きと恐怖で歯がカチカチと鳴った。

恐い、それなのに目が離せない。

この間、長いようで一瞬だったのかもしれない。

馬鹿みたいに触手がアリスさんを蹂躙する様を見ていたが、ようやく私が考える事が出来るようになった時、いつの間にか自分が四つん這いからお尻をついて座り込んでいる事に気がついた。

(あ…私は…何を…)

その時、ふいに『ニュルニュル』と乳房を弄っていた触手の先がまるで周囲を警戒するように鎌首を持ち上げた。

(…いけないっ)

隠れなければ、とは思うのだが、金縛りにあったように私は動けなかった。

触手はウネウネと何かを探るように動く。

(お願い…気づかないで…)

私は呼吸を殺して、祈る。

ところが、私の祈りとは裏腹に触手の先がこちらを向いて動きを止めた。

(気づかれたっ…?)

腋を冷や汗が伝う。

次の瞬間、クルッと向きを変えた触手がアリスさんの乳首に吸い付いた。

「んっ、はあっ、そんなとこっ、やっ、あっ、だめっ、だめになるよぉっ」

『ピュピュピュッ』

アリスさんの股の間から愛液が跳ぶ。

カクンカクンと痙攣して崩れ落ちようとするアリスさんの両手両足に触手がいち早く絡み付いて倒れることすらさせなかった。

両手に絡み付いた触手は天井に繋がっているのか、アリスさんは両腕を万歳するように上に伸ばして立たされた。

そして、アリスさんの体をかろうじて隠していた前ボタンが全て外れたカッターとスカート、パンティに触手が狙いを定めた。

『ブチブチブチ』

残された布の破られる激しい音とともに、アリスさんは全裸にされてしまった。

「んあっ、やっ」

アリスさんの足に巻きついていた触手が太股を這い登っていく。

「やあんっ、そこっ、だめぇっ」

ゆっくりと登っていく触手の先が目的地に到達したのが、隠すものの無くなった視界にはっきりと映った。

『ジュブッ』

勢いよく触手がしとどに濡れた割れ目に突っ込むとグネグネと動く。

「はぅっ、あっ、あっ」

きっと膣中を激しく擦っているのだろう。アリスさんの喘ぎが大きくなった。

「はぁ、はぁ、あっ、くるぅっ、きちゃうよぉっ、ああっ、ぁぁあああああっ」

さらに喘いでいたアリスさんの体がビクビクと動き始めて、喘ぎ声も切羽詰まったものに変わる。

「やっ、あっ、ダメっ、ダメっ、せんせいに見られてイっちゃうよぉっ…やっ、あっ、ダメっ、それいじょうしたらぁっっ」

アリスさんの体がググっと伸びて、一度ビクンッと大きく震えたたかと思うと、股間から『ジョロジョロ』とオシッコが漏れた。

「ぁ…ぅ…」

(アリスさんっ)

アリスさんは意識を失ったようにガックリと頭を垂れたまま時折痙攣する。

私はその時になって、ようやくアリスさんの言葉の奇妙さに気がついた。

(「見られちゃう」?、「せんせいに」?…ま…まさか…)

『ハッ』と前を向く。

(そう言えば学院長、学院長はどこに?)

「いけませんなあ。教職者が覗きなどしては。生徒達に示しがつきませんよ」

学院長の声が近くで聞こえたかと思うと、肩に手がのせられた。

「きゃあっ」

振り向いた私の目にイヤらしく舌舐めずりをする禿げ上がった頭が映る。

(がっ、学院長っ)

逃げようとするけど、恐怖から体に力が入らない。

「全く…悪い先生には罰を与えないといけませんね」

「いっ、やっ、やめてくださいっ」

学院長は私の髪を優しく持ち上げると、首から耳にかけてなぞってきた。

ゾゾゾっと背筋に悪寒が走る。

「いやっ、がっ、学院長っ、あなたはっ、それでも教職者なんですかっ?」

私が死に物狂いで叫んだ言葉に反応したように、手が止まった。

(え……?た…助かった…の?)

「ふむ。私の事をそのように糾弾するなら、あなたは立派な聖職者ということですかな?」

振り向くと、学院長は顎に鹿爪らしく手をあてて、考え込むように眉間に皺を寄せていた。

「えっ?ええ。もちろんですっ」

学院長が何を考えているのかは分からない。だけど、最悪は免れたと感じた私は恐慌状態から脱することができた。

(なんとかしないと…落ち着いて考えればきっと何かあるはずよ)

私は冷静になれと自分に言い聞かせる。

「なるほど…そうですか。では一つ私と勝負をしませんか?」

(勝負…?)

「そう。あなたが勝てばアリスさんもあなたも解放しましょう。しかし、負けたときは一晩だけあなたの体を私の自由にさせていただく。どうです?」

(このままだと、私はアリスさんと同じように触手や学院長に犯される。それにアリスさんを救い出すことも出来ない…)

「勝負…ですか…?」

「そう。しかもあなたは仮に負けても一晩だけ我慢すればいいだけだ」

(負けても一晩だけ…)

学院長の提案は私に有利すぎた。

(こんな有利な条件はきっと裏がある。簡単に飛びついてはいけない)

「ねえ先生、いかがです?」

「確かに魅力的な提案ですが、どんな勝負か分からないのに乗ることはできません」

これは私の賭けだった。学院長が鋭い眼差しを向けてきたけど、私は目を逸らさなかった。

しばらく睨みあった後、学院長が小さく息を吐いて笑いだした。

「ハッハッハッ。さすがは才色兼備のアシュリー先生だ。良いでしょう。ルールを説明した上でご判断いただいて結構です」

学院長は愉快でたまらないといった顔つきでさらに続ける。

「では、ルールですが、まず私があなたに質問をします。それに正直に答えられたらあなたの勝ち。どうです?」

(正直に話せば良いだけ…)

「『勝負に私が負けない限り、私に触れない』をルールに追加してください。あと、本当か嘘かの判定はどうやって行うのですか?」

「ふーむ。なるほど、良いでしょう。それから判定ですが、そうだな…魔術具を使いましょうか」

そう言って学院長の出してきた魔術具は尋問などに使うわりと有名なものだった。ハチマキのような布に魔石がついている。ハチマキの布には魔方陣が書かれていて、嘘をつくと魔石が赤く光るのだ。

「私の道具だと不安ですか?では、まず私が着けますので確認してください」

おでこに魔石がくるように学院長が巻く。

「この道具に何かイカサマはありますか?」

私が質問する。

「いいえ、ありません」

学院長が答えると、魔石が青く光った。

「どうですか?」

(嘘はついてない)

学院長が外した後、さらに布に書かれた魔方陣を確認した。

(専門外だけど、特に不審なところは無いわね)

「納得していただけたようですね。では始めましょう。さあ、この椅子にお掛け下さい」

学院長の差し出した教員用の椅子に座ると開始された。
2015/06/12

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑰


(うっ…)

粘液の中に飛び込んだような感覚に私は眉をしかめた。ブラウス越しに体を這うように何かがまとわりついてくる気がして何となく体を抱き締めた。

(なんなのよ、これっ?)

私は震える膝でなんとか歩いて一番後ろの席にしゃがみこんだ。

「ふぅ…」

大きく息をついてまとわりついてきた何かを探そうとするが、もちろん何もない。

(気のせいかしら?)

実験室のテーブルには実験中動かないよう、床に固定するための太い脚が取り付けられている。

私はその脚の陰に隠れて前を確認した。

相変わらずアリスさんは向こうを向いてゆらゆらと動いているように見えた。

(アリスさん…?何をしているのかしら…)

私は見つからないよう四つん這いになって一つ前のテーブルの陰に移動しようとした。

『にゅるにゅる』

(え?)

タイトスカートに包まれたお尻に何かが這い回る感じがして動きを止める。

恐る恐る後ろを振り向いても何もいない。

(気のせい…よね?)

嫌な予感がする。

チラッと扉を見てやはり戻ろうかと思った時、再び苦しそうな声が聞こえた。

「…んんっ…んぐっ」

(アリスさんっ)

再び四つん這いで進むと、ひとつ前の机の裏まで移動する。

(ふぅ…少し蒸すわね…)

生暖かい室内でじっとりと首もとが汗ばむ。

再びテーブルの陰から顔を出して見るが、まだ前に二脚のテーブルがあるのでよく見えなかった。

(前のテーブルまで行けば斜めから見えるはず)

音を立てないようにゆっくりと這うように進む。今度はニーソックスの上の太股を何かが這い回る。

(はぁ、はぁ…気のせい、気のせいよ…もう少しだけ近づいたら…)

ようやく一番前のテーブルにたどり着いた。

(さあ、これで……あっ)

テーブルの陰から顔を出した私は、アリスさんの奥に何があったのか、いや、居たのかが分かって息を飲んだ。

(まっ、まさか…こっ、こんなことって…)

教卓の椅子に足を投げ出すように座っていたのはガビーノ学院長だった。

しかも、その下半身は何も着けていない。

そして、アリスさんは学院長の脚の間に座って、そそり立つ男性器に舌を這わせていたのだった。

私の頭の中は真っ白になって一旦テーブルの陰に隠れると、混乱する頭を落ち着かせようと大きく深呼吸する。

(まさか…嘘?見間違いよね?)

そう思ってもう一度顔を出して見る。

アリスさんは両手で男性器を握りしめて上下に擦っていた。

(おっ、大きい…あれって…)

何度かロバートとはベッドを共にしているし、彼と知り合う前にも彼氏がいた私にはもちろん男性器も、アリスさんが今何をしているのかも分かっている。

(だけど…)

その男性器のサイズはこれまでの経験からは考えられないものだった。

(あんなに大きいものが…?)

アリスさんは恍惚とした表情で学院長を見つめる。

そして学院長も情欲に濁った目つきでアリスさんを見つめ返していた。

「…になって…に…みせ…」

不意にアリスさんに向かって何かを囁いたように見えた。

(何を話しているのかしら…)

するとおもむろにアリスさんが四つん這いになってお尻を私の方に突き出した。

その結果短いスカートの中身が私に丸見えになる。

(なっ…なんてエッチな下着を…)

お尻の半分も隠せていないピンクのパンティはクロッチに切れ目が入っていて、ピンクの柔らかそうな粘膜が晒された。

『チュッ、んんっ、んはぁっ、んっ、ちゅっ、んっ、はぁ、はぁ』

他に人の気配のない教室内だから、舌を男性器に這わせる音や荒い息遣いまで聞こえる。

(なんてことなの…、教育者である学院長がこんなことをっ)

私の中で驚きが怒りに変わる。

「ごひゅいんふぁま、ろうれふふぁ?」

学院長への怒りが膨らむ私とは対照的に甘えたようなアリスさんの声が聞こえた。

「ああ…上手くなったな…気持ちいいぞ、そんなに激しくして、我慢できないのか?」

「らってぇ…」

口から肉棒を吐き出して学院長を見つめながらアリスさんは言葉を続ける。

「ん…だって、ご主人様が授業中にあんなことするんだもん…もぉ、ほしいよぉ」

(ご主人様…?授業中…?)

「ご主人様、これちょおだい」

『くちゅっ、くちゅっ』

アリスさんの指が亀頭の先の割れ目を擦り、もう片方の手でその下の大きな睾丸を包み込むようにした。

「アリスも随分淫乱になったな。さっき部屋で散々犯してやったろう?」

「だってぇ…もぅ…こんな体にしたの…学院長なんだから」

(えっ、あんなのを?)

再び驚愕の私を尻目に学院長がアリスの耳元で再び何かを囁く。

「ぇ…ゃ…でもぉ…」

アリスさんが俯いて躊躇する。

「そうすれば入れてやるぞ?」

学院長の言葉でアリスさんは、覚悟を決めたように顔を上げて、立ち上がろうとするのが分かった。

「ぁっ」

(まずいっ)

こちらを向いたらバレるっ、そう思って私は机の陰に顔を引っ込める。

(何をするつもり?)

「んっ、あぁっ、だめぇ、ちゃんとご主人様の言うとおりにしたのにぃっ…そんなの入れちゃやだぁっ」

見えない柱の向こうで何が行われているのか、アリスさんの言葉からは想像できない。

(少しだけ…)

顔をこっそり出すと、アリスさんが立ち上がってこちらを向いていた。

スカートをアリスさんは自分で持ち上げて、少し開いた足の間に学院長の手が入っている。

アリスさんの瞳は潤んで耳まで真っ赤になっていた。

「ねぇ、ご主人様…淫乱なアリスのオマンコをご主人様の肉棒でいっぱいにしてください」

(嘘…アリスさん…何言ってるの?)

「そうだな…アリス、ちょっと耳を貸せ……ア……せい……えで……たんを……て……みせ……」

学院長は女の私でも妙な気持ちになるアリスさんのオネダリに応えず、耳元で何かを囁いた。
2015/04/30

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑯

「はあ…」

私は教官室に戻ると自分の席についていた。

「どうしたんだい、アシュリー先生。なにか心配事でも?」

隣の席からヒディング先生が話しかけてくる。他の先生方は食事をとりに出ているので、今この部屋は二人だけだった。

彼は私より3つ年上で30歳になったばかりの何かと面倒を見てくれる先輩だ。それだけじゃないけど…。

「え?」

椅子の背もたれから体を起こして私も彼を見た。

「いや、今ため息をついてたからさ」

眼鏡の奥から髪と同じ色の茶色い瞳が心配そうに見つめている。

「そうですか?」

努めて元気そうに振舞った私に、よく日焼けしたヒディング先生が眉をひそめる。

「午前の授業中に何かあったのかい?」

「あの…そうですね。一人、生徒が体調を崩して…」

私がそう言うとヒディング先生が椅子の背もたれに体重をかけて腕を組んだ。

「なるほどな…生徒の体調を心配して悩むなんてアシュリー先生は優しいな」

「いえ…そんな…」

「先生のクラスは優秀だもんな。それに家柄の良い子も多い。誰が体調を崩したの?」

「えっと…それが、キャロルさんなんですが…」

キャロル、キャロル…首をかしげて考える。

「最近転校してきた…」

「ああ…、あの有名なキャロルさんか」

『あの有名な』と言うのはキャロルさんのあまりの美しさから教官の間でも一時噂になっていたからだった。

だけど、彼の口から出た言葉に無意識にピクっと反応してしまう。

「ヒディング先生も『あの可愛いので有名なキャロルさん』は知っているんですね?」

授業も持っていないはずのヒディング先生が生徒の顔を知っていたことで、言葉に刺が混じってしまった。

「ん…?」

一瞬私の目を見たあと、ヒディング先生がニヤッと笑った。

「ふーん…」

ヒディング先生は周りを見渡して、教官室に二人だけなのを確認すると椅子を私の近くに寄せた。

「マーシャ、嫉妬かい?」

そう囁くと、私の腰に手を回す。

「ロバート…」

私たちは学院の皆には内緒で付き合っていた。実は二人の中では来年にも結婚の計画を立てている。

「生徒にヤキモチを焼くなんて可愛いね」

ギュッと腰を引き寄せられて、私のシャツの膨らみが彼のたくましい胸に密着した。

「あっ…」

「大丈夫、僕には君だけだよ」

彼の顔がすぐ目の前にあった。首筋から耳の裏に大きな手が回される。

思わず瞼を閉じた私に彼の唇が近づく。

しかし、触れそうになったところで我に返った。

「こっ、ここじゃっ」

私はキスを迫るロバートの胸を軽く押して顔を背けた。

「いいじゃないか、僕たちの他には誰もいない」

ロバートは我慢できないように私の腰を引きよせようとするが、私は立ち上がった。

「ダメ。誰が来るか分からないわ」

「はあ、全く、真面目だな」

ため息をついてロバートが私から離れると、私は座らずに昼食を鞄に片付けた。

「あれ、どこへ行くんだい?」

「ちょっと保健室と実験室に行ってくるわ。アリスさんも気になるし、あと明日の授業の準備もしないと」

「マーシャは本当に真面目だな…行ってらっしゃい」

「ごめんね。行ってきます」


◇◇


『ガラガラ』

「いらっしゃい…って先生でしたか」

保健室に着いた私を年配の女性の保健医が白衣で柔和な笑顔で出迎えてくれる。

「今日も生理痛?」

何度かお世話になっているので保健医とも顔見知りだった。

「いえ…今日は違って…」

話しながら保健室を見渡すとベッドはカーテンが開いていて全てのベッドが空なのが分かった。

(おかしいわね)

「どうしたの?」

「あの…キャロルという生徒が来たはずなのですが…」

私がそう言うと保健医はノートを確認する。

「うーん、このノートに保健室に来た生徒の名前や使った薬などをメモしてるんだけど…えっと…キャロルさん…キャロルさんね…」

保険医がノートから顔を上げた。

「キャロルさんという生徒は来てないわよ」

(え…?)

「本当ですか?」

「ええ。今日はずっと私もここにいたから間違いないわよ。それにキャロルさんってあのキャロルさんでしょ?」

保険医が再びノートを上から下まで確認するのを見て私は首をかしげた。

(おかしいわね、教室に戻ってみようかしら)


◆◆



「ありがとう、サラ。行ってくるね」

僕はそう言って立ち上がる。

『つーっ』

(ひゃっ)

内腿を愛液が垂れているのが分かる。

(長いソックスにしておけば良かった…)

ニーソックスならバレにくいかもしれないけど、短い靴下なので、誰かが気づいてしまうかもしれない。

みんなの視線が自分に向けられていると思うと心臓の音が強くなる。

(そうだっ、いっ、椅子…)

椅子の座っていたところには愛液で濡れていた。

僕は誰かが気づく前に急いで椅子を机に押し込んだ。

(…早く行かなきゃ)

そう思ってなんとか教室を出た。

(はぁ…熱い…)

廊下はちょうど食事時のせいで人もいなくて助かったけど、歩き出すとパンツの擦れる感覚にビクビクっと体がなってしまう。

(だめ…体が…我慢できなくなってきてる…学院長…室に…行かなきゃ…)

保健室に行くとは言ったものの、この疼きを止めてくれるのは薬ではない。

だから学院長室に向かった。


◆◆


(保健室にもいないし、教室にもいない。寮の部屋にも帰っていなかった…一体どこへ行ったのかしら)

なんとなく妙な予感のした私は保健室を出たあと、再び教室に戻り、さらにアリスさんの寮の自室にも行ってみたが、やはりアリスさんの姿はなかった。

(うーん、慌てても仕方ないわよね。落ち着いて考えましょう)

気がつけば慣れ親しんだ実験室に私の足は向いていた。実験室の集まった区域は静かで人の気配がない。

(今日の午後は実験の授業がないのね)

『カチャ』

(あら?)

魔法薬の実験室に鍵を差し込んで違和感を感じた。

(鍵が開いてるわ)

魔法薬の中には強力な毒薬や酸、媚薬など軽い気持ちで扱えば、大問題となる劇薬が含まれているので、教官が責任を持って施錠することが規則で決まっている。

(誰かが利用しているのかしら?)

私と同じように授業の準備をしていそうな教官の顔を思い浮かべながらドアノブに手をかけた瞬間、悪寒がした。

(なっ、何なの?)

嫌な感覚に息を飲んでノブから手を離した私は、手とノブを順番に見つめる。

(今のはなんだったのかしら…?)

私はおそるおそるドアノブを握り直した。今度は慎重に扉を開く。

その瞬間、扉の隙間からネットリとした空気が私の体にまとわりついてきた。

(なにっ…これって…?)

咄嗟に魔法薬が漏れ出したのではないかと疑ってはみたものの、落ち着いて考えてみると、該当するような魔法薬は思い浮かばなかった。

(教室を間違えたのかしら?)

それで思わず教室名のついたプレートを見上げる。

【魔法薬実験室】

(そうよね…間違いないわよね…)

再び教室内に目を向ける。

普段使っている明るく清潔な教室は薄暗く禍々しい雰囲気で、まるで知らない教室のように見えた。

(ううん、教室が違うというよりむしろ空間が違う)

私は一枚の扉を境にして広がる異世界に茫然と立ち竦む。

(魔法薬が漏れ出したわけじゃない…だけど絶対におかしい…誰か…そうだわ、ロバートを呼んで…)

ようやく気を持ち直して誰かを呼びに行こうと振り返った時だった。

『むぐ………じゅぽ………んぐ………』

呻き声が私の耳に届いた。

(何かしら?誰かいるの?)

薄く開いた扉の隙間から暗い教室を覗きこんだ私の目に白い物体が映る。

(あれは…)

奥の教壇の上で揺れる何かは最初は全く見えなかったが、薄暗さに目が慣れてくると制服のシャツだと分かった。

誰かが向こうを向いて座っているのだ。

(誰かしら…こんなところに…)

扉のノブを掴んだまま目を凝らす。

誰かがいるのは教卓のそば、教室の一番前だ。私がいるのは教室の一番後ろの扉。

後ろ姿で顔は見えないものの、白い背中に真っ黒な髪が垂れている。床に直接座っているせいか髪は床に届きそうだ。

(…女の子…っ‥まさか…アリスさん?)

先ほどから探していた少女の顔が真っ先に頭に浮かんだ。

(でも、保健室に向かったはずのアリスさんがこんなところにいるはずないわよね)

そうは思うものの、見れば見るほどその後ろ姿がアリスさんにしか見えなくなった。

長い髪が揺れている事から頭が動いているのは分かる。

(何をしているのかしら…。いえ、その前にとりあえず誰がいるのかだけでもはっきりさせないと)

その時、私の気持ちが伝わったのか、少女が顔を横に向けた。

(あっ)

表情までは見えないもののその横顔は見知ったアリスさんのものだ。

(やっぱり…)

「ァ…」

私は『アリスさん』、そう呼びかけようとして寸前でなんとか言葉を飲み込んだ。

(何かしら?)

アリスさんの向こうに何かが一瞬見えたような気がした。

薄暗い教室の奥まではっきりと見えないものの、アリスさんは何かの前に座っている。

(一体何をしているの?)

アリスさんの様子からは今すぐどうこうといった危険はないように見える。

(今するべきことは扉を閉めて応援を呼びに行くこと、それは間違いない。だけど、誰がいるのか、何をしているのか、それも分からずに応援を呼びに行ってもきっと理解してもらえない。それなら、アリスさんの奥に何があるのかを確かめた上で誰かを呼びに行こう)

少しの間逡巡した末に私は決断した。

(よしっ)

教室内にいるのが自分の教え子であることも手伝って、私の中に力が生まれた。

(もしかしたら単にサボっているだけかもしれないし…それならお説教ね)

そう考えると少し口元が綻んだ。

(大丈夫よ、ちょっと入るだけなんだから)

私は自分を元気づけて薄く開いていた扉を音を立てないように開いて教室内に滑り込んだ。
2015/04/26

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑮

「さあ、諦めて奴隷らしくおねだりをしろ。まあ抵抗しようにもそろそろ…」

「あっ、えっ?…はぅっ、これっ」

何かが膣の壁を擦った。

(えっ?)

思わず下を向いたけど、もちろん何もない。

「ククク、タイミングがいいな。オマンコの中で暴れだしたか?」

「ひゃっ、あっ、何っ、やだっ、奥が擦れてっ、あっ」

「言ってなかったが、お前のオマンコには一匹『触手』を住まわせている。この触手は愛液に反応して動き出すんだよ。ちなみに止める方法は…私の精液をかけるしかないぞ。ククク」

学院長のイヤらしい笑い声が耳に残った。

「あっ、やだっ、いやっ、止めてっ」

膣の中では触手が暴れる。

(このままじゃ…また…)

「さあ、どうする?」

学院長の言葉は質問のようだけど、僕がおねだりをするのが当然という顔。

僕の反応を確認するようにじっと観察してくる。

(なんとかしないと…んああっ、だめだっ)

強制的に発情させられた体は触手の動きに敏感に反応する。

「うぅ…んあっ」

(時間がないっ…まだ正気を保ってられる間に…あっ、そんなとこっ、だめっ)

悩む僕の都合を無視して触手は膣内を動く。激しく膣内で動き始めると体が僕の意思とは関係なしに跳ねる。かといって、ゆっくりとした動きはかえって疼きが増す。

(ダメだ…このままじゃ…力も出ないし…何か武器になりそうなものは…)

そう思って周りを見ても武器になりそうなものはない。

(はうっ…もぉっ…あぁっ…おかしくなっちゃうよぉ…)

一瞬絶望感で走馬灯のようにこれまでの思い出が脳裏をよぎった。

(…あれ?)

何かが頭に引っかかった。

(なんだっけ…今のは…?)

僕は必死で引っかかった何かを掴もうとする。

(何だろう、んっ、はぁぁっ、だめっ、もうちょっと…思い出せっ……っ!!)

「あっ」

思わず声が出てしまった。

慌てて口をつぐんで、チラッと学院長を窺った。

(喘ぎ声だと思ってくれたらいいんだけど)

頭に浮かんだのは朝の風景だった。

(そうかっ………それなら…まずは学院長を油断させて近づかないと…)

僕はそう考えて俯くと体の疼きに耐えて苦しむ振りをした。

「んっ、んんっ」

学院長を見ると、顔は笑っているけどまだ、その目は警戒している。

(まだ…まだ我慢しないと…)

だけど快楽に翻弄される振りをしているつもりが、体はどんどん出来上がっていく。

(ああっ、ダメっ、ほんとにおかしくなりそっ…あっ、そんなとこっ、んんっ、まだ我慢しないと…まだ早い…けどぉっ…ふぁぁっ、もぉっ…だめかもっ)

頭の中がぐちゃぐちゃになってきた。

(我慢しないといけないのにぃ…感じてる振りをしないとぉっ…ああっ、早くっ、もうおかしくなるぅっ)

「ん?諦めたのか?」

『グニュッ』

学院長の言葉に呼応するように触手が膣の浅い所をグリグリと刺激してきた。

「んあっ、そこはっ、敏感だっからぁっ」

(まずいぃっ、こんなに激しくされるなんてぇ)

座り込んだまま僕は下腹部を押さえる。

「クク、無駄なことを」

学院長の言う通り、むしろ溢れ出た愛液に触手の動きが激しさを増す。

「んんんんっ」

声が漏れ出るのを手で押さえた。

「ほら、そろそろ我慢できなくなってきたんじゃないか?」

「んんっ、んっ、んっ、んんんんっ」

口を押さえていた指の隙間から涎が流れて手首を伝う。

触手は弱点を見つけたように、激しく擦る。

僕の腰が快感に浮き上がった。

「ふあぁぁぁっ、そこぉっ、りゃめぇっ」

(ダメなのぉっ、まだ…我慢しないとぉ…あぁぁ、はっ…はぅっ、イッ、イキそう…)

「いつまで我慢がもつかな?さあ、楽になるにはどうしたらいいか分かるな?」

学院長の言葉が頭を支配する。

周りの景色が涙でぼやける。

(も…もぅ…いい…よね?我慢した…もんね…これいじょうは…あぁっ…やっあぁ…だめっ、しょくしゅにイカされちゃうぅ)

僕は我慢できず、再びお尻を絨毯につけて脚を前に投げ出す。

「そら?昨日みたいに死ぬほどイカせてやるぞ?」

学院長がズボンを脱ぐと、下半身を露にした。

「さあ、欲しいのはこれだろう?」

赤黒く光る肉棒をこれ見よがしに僕の目の前でしごく。僕は目を離すことができない。

(おっきい…こんな…昨日も、あんなにしたのに…)

学院長の肉棒は連日何度も射精したとは思えないほど激しく勃起していた。

(これが…はいったら…)

この二日間、絶え間なく犯された体は快感を思い出したように急激に昂る。

(ああぁぁ、ほしいよぉ…だめなのにぃ…)

ゆっくりと足を開いた。愛液にまみれた太腿が付け根まで学院長の目に晒された。

「…ご、ごしゅじんさまぁ、アリスに…アリスにくだしゃいぃぃ」

パンティを自らずらして指で割れ目を開く。指先がぬるぬるとした。

「ふむ。案外簡単に堕ちたな。まあ、あれだけやったなら仕方ないか」

学院長の目から警戒が解かれた気がした。

そして、学院長が絨毯に膝をついて僕の脚の間に入ってくる。

(あぁ…おっきぃのが入ってくるぅ…だめぇ…これは…振りなんだから…まだ…まだ、がまん…がまんしないと…)

「きちんとおねだりを出来たご褒美だ。受け取りなさい」

『ジュブジュブジュブ』

正常位で学院長の凶器が侵入してきた。

「くっ、はっ、あっ、あぁぁっ」

(ふといぃぃっ、しょくしゅと…ぜんぜんちがうぅ)

「まだ硬いな…きちんと私のチンコで躾してやろう。ブリジットなんかはしっかり躾てやったからな。いきなり入れても柔らかいぞ」

「しゅっ、しゅみましぇん…」

(だめぇっ、おかしくなりゅっ、おかしくなりゅうぅ)

『ジュブジュブ』

「さあ、もう一息だ。それっ」

「はああっっ」

『ズンッ』と体に響いた。

(ああぁぁぁ…イッちゃうぅぅぅ、だめぇっ、まだ、だめっ、おかしくなったらあぁぁっ)

懸命にこらえようとするけど、閉じた瞼の裏に光が舞う。

「さあ、もう一息だ」

僕の腰を学院長が掴むと引き付けた。

「かはっ、んっ、ご主人っ、さまぁっ、そんなしたらっ、あっ、だめっ、やっ、だめだめだめぇっ」

背中が反り返って、イキたくないのに何度も痙攣した。

(あぁぁぁぁ、これいじょうされたら、だめになるぅぅぅっ)

僕は両手を前に出して学院長を求めた。

「抱っこか?仕方のない奴だな」

学院長が僕の上にのしかかってきた。

僕は学院長の首に手を回して引き寄せる。

僕の出した舌に学院長の分厚い唇が被さってきて、絨毯の上で体中を使って絡み合った。

「んっ、ちゅっ、んんっ」

唇を重ねながら僕は髪をかきあげた。

『ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ』

学院長の腰が激しくなった。

(あっ、だめっ、もぅわかんないっ、おかしくなりゅぅ)

髪を探る手に固いものが触れた。

(あったぁぁぁぁ)

ビクビクビクっと痙攣して再び絶頂に達した。

だけど、僕の手はしっかりと握りしめている。

それは朝、ドナにつけてもらったヘアピン。

(んあぁぁっ)

学院長の腰に足を巻き付ける。

「あああああぁぁぁぁぁっ」

そして僕は雄叫びとともに震える腕を振りかぶって学院長のこめかみにピンを打ち付けた。

『ガッ』

(……あれ?)

学院長のこめかみに突き刺すつもりでヘアピンを握り締めた拳が、寸前で止められていた。

「ふむ。今のは惜しかったな。だが、快楽に飲まれた今のお前の力では届かんよ」

グイッとピンを持った手を引っ張られる。

「いっ、いたいっ」

『ポトッ』

握った手をこじ開けられるとピンが落ちた。

「手癖が悪いな」

学院長はそう言うと、今度は僕の両腕を掴んだ。

『ニュルニュル』

「はぁ、はうぅ」

両手首に触手が巻き付く。

「これでもう何も出来んぞ。さあ、立つんだ」

僕は立たされて執務机に押し付けられた。

学院長が僕のスカートとパンティに手をかけるとビリビリっと破かれる。

「そらっ、尻を上げろっ」

僕は机の上に押さえつけられてお尻を上げさせられた。

「昨日、一昨日と散々躾てやったつもりだったが、どうやら甘かったようだな」

「うぅぅ」

希望は無惨に砕かれ、腕も触手によって拘束された今、僕には学院長から逃げる術は完全に絶たれた。

「ご主人様に反抗した罰を与えんとな」

『ズリュ』

後ろから学院長の肉棒が入ってくる。

「はうぅっ」

(にゃにこれぇぇっ、しゅごいぃぃ)

僕は無意識に肉棒から逃れようと爪先立ちになった。

「かっ、ふぅっ」

口から息が漏れた。

「おお…いい締まりだ…」

学院長は噛み締めるように言った。

『ピクピク』

「お前の本性を教えてやろう。そら、こうしていても締め付けてくるぞ」

「そんなことぉ…」

「アリス、腕を見てみろ。縛られてもう何も出来んぞ。お前は何も出来ずに私に犯されるのだ」

触手に拘束された手を見て僕の絶望感は強まる。

(ああ……)

『キュウゥゥゥ』

(…えっ?)

膣が締まる感覚に焦る。

おそるおそる振り返ると学院長がさげずむように笑っていた。

『キュッ』

再び意図せず締まった。

「そらみろ。お前は虐められて興奮する変態マゾなのだ」

「こっ、これはっ…ちがっ、『パンッ』んあああっ」

お尻を叩かれて思わず声が出た。

「縛られて感じているんだろ?ん?またきつくなったな」

『パンッ』

「んああっ、許してぇっ」

背中がのけ反る。

「あの態度は何だ?」

『パンッ』

何度もお尻が叩かれる。

「締まるぞっ、叩かれて興奮してるのかっ?」

「ウソっ?そんなことないですぅっ、あっ、叩かないでぇっ」

『パンッパンッパンッ』

「嘘をつくなっ、そらっ、痛いくらい締め付けてるぞっ、この変態がっ」

『パーンッ』

ギチギチに詰まった膣が肉棒を無意識に締め付けた。

「あんっ、すごいっ、中が一杯になって、あっ、ダメっイクっイクっ」

辛うじて床についていた爪先が学院長の叩きつける腰に押されて床から離れる。

「あっ、やっ、ああああっ」

『パンッパンッ…』

浮いた体が机の上にずり上がっていった。

「おっと」

学院長が僕の腰をつかんで引っ張る。

「やっ、あああっ」

重力と学院長の腕の力で一気に引き戻される。

爪先に絨毯を感じたと思った瞬間。

『パアァァンッ』

同時に押し出された学院長の肉棒が僕を膣奥で受け止めた。

「んにゃあああぁぁっ」

(子宮に入ってるぅぅぅ)

体がガクガク震えて、訳がわからない。

「さあ、このままイクぞ」

辛うじて学院長が何かを言っているのを感じた僕は意味も分からず何度も頷く。

グリグリグリっとさらにねじ込まれる。

「ああああああぁぁっ」

「イクぞおっ」

(くるぅぅぅぅっ)

『ドビュウゥゥッッッ』

「んああああっ」

直接内臓が焼かれるような熱さに、無意識に机に逃げようとするけど、学院長が逃がすはずがなかった。

「おっと」

『ズンッ』

腰を引きつけられた。

「やああぁぁぁぁっ」

『ドビュゥッ、ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ』

膣奥への熱い精液の噴射は止まらない。

永遠に続くかと思われた射精が漸く止まり、柔らかくなった肉棒が子宮から抜けた時にはとっくに昼休みは終わっていた。
2015/04/25

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑭

話は先週の日曜日に戻る。お風呂で学院長の奴隷になることを誓わされた翌日の深夜のことだ。

『ゴポ』

大の字でうつぶせに寝そべった僕の股の間から白い粘液が溢れ出てシーツに流れ落ちた。

「ふう。気持ちよかったぞ」

でっぷりとした腹を汗まみれにした学院長が枕元に座って僕の髪を撫でる。

(やっとおわっ‥た…の?…もぅ…むり…からだがうごかない…)

昨夜からぶっ通しで責め続けられた僕の体は疲れきって起き上がるどころか腕を上げることすらできない。

何度もイカされても無理やり媚薬で発情させられてまた犯される、その繰り返しでもう何百回イカされたか分からない。

「クク、今日はもうここで寝るか?」

あの風呂での行為から正体を現した学院長はイヤらしい笑顔を僕に向ける。

僕は力を振り絞って頭を微かに振った。

「そうか。ここで寝るならもう一回くらい、と思ったのだがな」

学院長の股間が半分起き上がりつつあった。

(なんで…すごすぎ…)

「まあ、いい。楽しみは明日に取っておこう。明日からまた授業が始まるからな」

学院長の嫌らしい笑みに思わず視線が恨めしくなった。

「まだそんな目ができるのか。クク」

フッと意識が途切れて目を開くと寮の自室の天井が広がっていた。

(あ…解放されたんだ)

自室に戻ったことでようやく緊張が和らいで、それと同時に疲れきった体は眠りに落ちた。


◆◆


翌日の月曜日。

「キャロルさん、今日はちょっと珍しいものをつけてみました」

毎朝の日課、ドナのヘアセットだ。

日常が戻ってきた。僕もひと晩寝て体力と気力が回復した。

「?」

鏡を見るとクリップみたいなので前髪を纏められていた。

「これは?」

「王都で流行り始めてるみたいなんです。ヘアピンって言うらしいですよ。使ってみたら今までのリボンでは出来なかった髪型も出来るんです。おかげで毎日どんどんアイデアが浮かんで…うふふふ」

「ふーん」

硬い金属でできたヘアピンを弄りながら考える。

(昨日の事は夢なんかじゃない…学院長がブリジットさんの件の黒幕だったんだ…「ねぇ?村正?」)

村正の返事はない。

(おかしいな?「村正?」)

やはり返事はなかった。

(学院長にいいように騙されてたわけだし…村正も呆れてるよね)

そう思ってそれ以上村正に呼びかけるのはやめにした。

(だけど、それも今日で終わらせるからっ)

「やあ、皆さん、おはよう」

「おはようございます」

「はい、おはよう。今日も一日勉学に励んでな」

「ありがとうございます」

「おはようございます」

寮から学院へ向かう廊下が混んでいた。

(だけど、いきなり学院長を斬ってもいいものかな…他の生徒の前ではまずいよなぁ)

遠くの方から生徒達が挨拶の声が聞こえてくる。

(一度エルザに相談してからの方がいいのか…だけど、学院長には全て監視されていると考えたほうがいい、下手なことをしてエルザに学院長の手が及ぶのは絶対避けないと…)

「あれ?ねえ、アリス、あれって…」

(うーん…えっ?)

一緒にいたサラの言葉で、俯いていた顔を上げる。

「やあ、キャロル君にレヴァイン君。おはよう」

目の前には柔和な顔で微笑む学院長がいた。

「なっ」

突然過ぎて目を見開いたまま僕は反応ができない。

(何をしにこんな所に?)

「おはようございまーす」

身構える僕をよそにサラは笑顔で返事をする。

「あれ?アリス?」

『ツンツン』

サラに肘でつつかれた。

「あっ、おっ、おはようございます」

何とかそれだけ言った。

「さあ、今日も楽しい一日が始まるな」

学院長の言葉の意味が理解できないサラは「はーい」と返事をした。

「キャロル君も楽しみだな」

そう言った学院長は嫌らしく目を細めた。

「くっ」

僕は歯を食いしばって睨む。

「ははは、ではまた」

学院長はすれ違う生徒達に挨拶をしながら去っていった。

「あれ?学院長、もう帰っちゃうんだ?一体なんだったのかな?」

学院長の背中を眺めながらサラが首をかしげていた。


◇◇


(あの余裕の態度…何かあるのか…それとも皆の前では僕が何もできないとでも考えているのか…)

学院長の態度を思い出しながら教室に入る。

『カサ…』

僕の机の中に一通の手紙が入っていた。

(あ…これは…)

僕はこの封筒に見覚えがあった。

(指令に使われてたやつだ)

周りに見えないように慎重に開く。

サラを含め、周りのクラスメートはラブレターだと思ってるみたいで僕が手紙を読んでいても、もはや気にする素振りもない。

【昼休みに学院長室に来ること。】

(わざわざこんな封筒を使って…もう隠すつもりもないんだな。だけど、わざわざ誰もいないところを指示してくるなんて。よし、媚薬さえなければあんな奴っ)

僕は昼休みに学院長を斬る決意を固めた。


◇◇◇


『ジリリリリリリ』

そして昼休みになった。

僕は食事を摂らず、急いで学院長室に向かった。

『ガチャ』

ノックもせずにいきなり扉を開く。

「学院長っ」

開けると同時に部屋の中に飛び込んで学院長を睨みつける。

「おやおや、ノックもなしかね?」

学院長は悠々と執務机に座ったまま言葉を続けた。

「ちょうど昼休みになったばかりだというのに早いじゃないか。さては君も昨日のようなことを期待していたのかな?」

「黙れっ、ブリジットさんの事も、昨日の事もっ、僕は許さないっ」

学院長の余裕が気に障る。

「おやおや、昨日、私のチンコに涙を流して喜んでいたのは誰だったかな?」

「うるさいっ」

扉を叩きつけるように閉めると同時に執務机に向かって走り出した。

(机越しに居合で斬り伏せるっ。「村正っ」)

「えっ?」

(「村正?」)

村正が出ない。

(「村正っ、まさか、まだ呆れてるの?」)

僕は机の前で立ちどまるしかなかった。

「どうしたのかね?」

学院長は椅子からゆっくりと立ち上がる。

「くっ、何でもないっ」

(村正っ、どうしちゃったんだよ?)

学院長は机を回り込んで僕に近づいてくる。

(学院長相手なら村正無しでも戦えるはずだっ。ラルフに格闘術も教えてもらったんだからっ)

一歩踏み込めば手の届く距離に来た。その顔はイヤらしい笑みでニヤついている。

「はっ」

僕は勢いよく片足を踏み込むと、学院長の大きく張り出た腹を蹴りあげた。

『ガシッ』

横腹に足がめり込むはずだったのに、当たった足首を学院長に掴まれる。

(えっ、なんでっ?)

「ふむ…さすがに少しは痛いものだな。どれ、寝技といこうじゃないか」

掴まれた足が引っ張られた。

「くっ」

思わず転びそうになるのをなんとか持ちこたえる。

(くそっ、それならっ)

片足を学院長に掴まれたままジャンプして体を横に回転、もう片方の足で頭を狙う。

(あっ、あれ?)

体が重い。

『ドンッ』

回転するためにジャンプしようとした脚に力が入らない。充分跳び上がることができず、僕は絨毯に倒れこんだ。

(痛ったぁ…)

「んん?ダンスでも踊っているつもりかね?」

学院長は僕の片足を掴んだまま見下ろしてくる。

「はっ、離せっ」

学院長は暴れる僕の足を軽くいなす。

「この足が邪魔だな」

学院長に自由だったもう片方の足首も掴まれた。

「ふーむ、今日は白か。しかし、色気のないパンティだな。ちゃんと明日からは私が選んでやろうな、ふふふ」

両足をガバっと開いて、スカートの中を覗き込んだ学院長が舌なめずりをする。

「だっ、黙れっ。離せっ」

再び僕は足を滅茶苦茶に振る。

「離っ、えっ?」

『ドサ』

学院長がパッと手を離したせいで僕は再び絨毯に倒れ込んだ。

「さあ、離したぞ。次はどうする?」

(「村正っ」)

慌てて立ち上がって、呼びかけてみるものの村正の返答はない。

(…やっぱりダメか、どうする…?)

体もやはり重い。

(どうしたんだろう?何かがおかしい…)

両腕を広げて学院長は近づいてくると、まるで学院長に気圧されるように僕の足が意思とは無関係に後ずさった。

「体が思ったように動かんか?」

ニヤついたまま、学院長が聞いてくる。

(なっ、どうしてそれを?)

「ククク、お前に焼き付けた烙印を覚えているか?」

(烙印?…あっ…確かお風呂で…)

奴隷の誓約をさせられた時に内腿につけられた痣のような刻印。

「クククク、烙印はただのマークではないのだよ。烙印はお前の力を奪う。今のお前はクラスメートの女子と同じくらいしか動けんのだよ」

「そっ、それで…」

思わず声に出してしまった。

(だから村正も…)

学院長はしっかり僕の動揺する声を聞いたようでニヤニヤと笑う。

(まずいっ…)

こめかみに汗が伝う。

(一度逃げるしかないっ、扉まで数秒だから)

僕は振り向くと扉に向かって一目散に走る。

「ふむ。逃げるか…」

あと一歩という所で、突然下腹部が熱くなったかと思うと力が抜ける。

「はぅっ」

立ち止まった僕は服が体を掠めるだけで、優しく愛撫されたように反応してしまう。

走ろうとすると勃起したクリトリスにパンティが擦れて足がもつれた。

(これは…媚薬?でも…そんな感じは…ダメっ、体が疼く…)

僕は両腕で体を抱き締めるようにして座り込んだ。

「そうそう、烙印の効果だが、もう1つある。発情の効果だよ」

そう言いながら学院長は僕の背中に軽く触れた。

「んっ」

ゾワゾワっと快感が背中を駆け上がる。

「いい判断だったが少し遅かったな。さて、これからは私の好きなようにお前を発情させることができるということが分かったかな?何せお前のご主人様だからな。さあ、こっちを向いてもらおう」

腕を掴まれて無理矢理学院長の方を向かされた。

「んやっ」

絨毯と太腿が擦れて声が出てしまう。

僕の視界に学院長の靴が映ったけど、顔は上げない。どれだけ睨んでも学院長を喜ばせるだけだ。

「さあ、逆らった罰を与えよう」

『罰』…その言葉に昨夜の情景が頭をよぎった。

「いっ、嫌だっ」

言葉では拒否するものの、体は学院長を前にして何もできない。

(なんとか…なんとかしないと)
2015/04/01

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵⑬

「はい、それじゃ、今日の授業はここまでね。次回までの課題はしっかりやっておいてね」

そう言うと同時に授業の終了を告げるベルが鳴った。

この授業が午前の最後の授業だったので、昼食をとるために教室の半分位の生徒はぞろぞろと教室から出ていく。

私はすぐに教室を去らずに一人の女生徒を見た。

授業中から落ち着きがなく、どこか苦しそうだったその生徒は授業終了間際についに机に突っ伏して、授業が終わったにも関わらずそのまま動かない。

(少し話だけでもして戻りましょう)

生徒たちの机を縫うようにして女生徒のもとに向かう。

「アリスさん?」

そう言って肩に手を置いた瞬間、女生徒の肩がビクッと反応した。

(そんなに強かったかしら?)

反応があったので意識はあるはずなのに、なかなか顔を上げない女生徒に私はさらに心配になった。

「ねえ、アリスさん、どうしたの?大丈夫?」

そう言いながら周りの生徒たちを見ると、隣の席のサラさんと目が合った。

「サラさん、アリスさんは朝からこうだった?」

サラさんは首を横に振る。

「今の授業の途中から様子が変なんです。アリス、大丈夫?」

サラさんもアリスさんの顔を覗き込むようにして話しかける。周りの生徒も集まってきてアリスさんの席を囲む。

(何か病気かしら…風邪?それともあの日かな?)

私が考えているとブルブルブルっと肩を震わせて、アリスさんがゆっくりと顔を上げる。

「アリスっ、顔真っ赤だよ、もしかして熱があるんじゃ…」

サラさんの言うとおり、上気した頬がピンク色になって、目も潤んでいる。

「保健室行ったほうがいいよ。ねっ、先生もそう思うでしょ?」

「ええ、保健室に行ったほうがいいと思うわ、誰か…」

誰か連れて行ってあげて、と言おうとしたところで、「いいよっ、私がついていくからっ」とサラさんが手を挙げた。

ところが「あっ、あの」と当の本人が言い出した。

「だ、大丈夫です…一人で保健室に行けますんで…」

「全然大丈夫に見えないよ。無理しなくても…」

サラさんの言葉に首を振る。

「ううん。大丈夫、マシになってきたから…」

そう言われてサラさんも引き下がる。

「うーん、そう?それじゃ、しょうがないからジョシュとでもご飯食べようかな?」

「おいっ、『しょうがない』ってなんだよっ」

サラとジョシュの掛け合いに周りが笑うと、アリスさんも少し微笑んだ。

「ありがとう、サラ。行ってくるね」

そう言うと立ち上がる時は少しふらついたように見えたけどしっかりとした足取りで教室から出ていった。



◆◆◆


僕が学院長、いや、ご主人様のものにされてから1週間ほどが経った。

ご主人様は僕を気に入ったみたいであれから何度も呼び出されている。

嫌だと思っていても、いろんな方法で発情させられてしまって、毎回意識を失うほど犯されてしまう。

『ジリリリリリリ』

ベルが鳴って、教師が入ってきた。

「皆さん、ベルが鳴ったわよ」

担任でもあるマーシャ先生の呼びかけにおしゃべりをしていた生徒たちが慌てて席に着く。

「さあ、この授業が終わったらお昼休みよ、サラさん、お昼寝はご飯食べてからにしてちょうだいね」

クラスに笑いが起こる。

「もうっ、私はマーシャ先生の授業で寝たことないのにぃっ」

サラがわざとふくれっ面をして唇を尖らせた。

「そうね。でもモーリス先生から聞いてるわよ」

涼しい顔でマーシャ先生が地理の教師の名前を出したとたんサラの顔色が悪くなった。

「げっ、いやぁ、そのぉ…」

「好きじゃない科目もいつか役に立つときが来るから、しっかり聞いておきなさいね。では魔法薬の授業を始めましょう。テキストを開いてください」

マーシャ先生は真面目だけど、教師陣の中では若く、サラが言うにはまだ27歳らしい。

肌は白く、まっすぐの金髪を肩まで伸ばしていて、眼鏡をかけた姿は綺麗な女教師のイメージそのものだ。

学園内にはファンも少なくないと聞いている。

「…さん、アリスさん?」

ぼおっとマーシャ先生の顔を見ていたら不審に思った先生に声をかけられていた。

「アリスさんまでどうしたのかしら?」

「『まで』って誰のことですかぁ?」

すかさずサラが声を上げる。

「ん…ゴホンゴホン…えっと、アリスさん?大丈夫ですか?」

「あっ、はい。すみません」

そして再び授業が続けられる。

授業が半分位終わった頃、僕らが黒板の板書をしているときのことだった。

『ヴゥゥン』

内腿が熱くなったかと思うと、急に下腹がむず痒くなってきた。

(きた…)

体の奥が熱くなる。

(んんっ…授業中なのに)

『チュク』

「ん…」

割れ目の奥から愛液が湧き出る感覚にピクっと体が反応した。

(ご主人様…こんな時に…)

周りをちらっと見ると、皆静かに板書していて、カリカリとノートに文字を書く音だけが響いている。

「ん?アリス?」

隣のサラと目が合って慌てて下を向く。

もじもじと太ももを擦り合わせるけど、中途半端な動きはさらにむず痒さを増すだけだった。

(どうしよぉ…んんっ)

体の火照りは時間が経つほどに強くなる。

(あぁ………触りたい…)

一度そう思うと我慢ができなくなる。

(そうだ…ちょっと…ちょっとだけなら…こっそりしたら…バレないよね…?)

僕は机の引き出しに手を入れるような素振りでスカートの中に手をいれる。

(みんな黒板を見てる…大丈夫…バレないように…)

「ねぇ、ねぇ、アリス」

僕がスカートの下でパンティに触ろうとしたとき、隣からサラの小さな声がした。

「ふぇっ?」

(サラに見られた…?)

パッと目を見開いて横を向くと心配そうにサラが聞いてきた。

「大丈夫?…トイレ行きたいの?」

(よかった…バレてない…)

太ももを擦り合わせていたのがトイレに行くのを我慢していると勘違いしたようだった。

「うっ、うん…でも大丈夫」

「そう?それならいいけどさ、キツイなら行っておいでよ」

なんとか場をしのいだけど、それから先の授業もマーシャ先生が話している声も遠くで話しているように聞き取れなくなってきた。

(ああ…触りたい…触りたい…)

頭の中はそれでいっぱいだ。

(この鉛筆でかき混ぜたら…思いっきりかき混ぜて…)

震える手でもっている鉛筆を見ても淫らな妄想で頭がいっぱいになった。

(ああっ、でもサラに見られるわけにはいかないし…ご主人様ぁっ)

僕の瞼の裏に禿げてでっぷりと太ったご主人様の姿が浮かぶ。

何度もご奉仕して、何度も味わった肉棒の感触が脳裏をよぎる。

(もぅ…ご主人様ぁっ…何とかしてよぉ…)

『グリュ』

その時、僕の気持ちに呼応するように膣の中で何かが動いた。

「ひゃっ」

僕の声に周りの視線が集まる。

「アリスさん?」

マーシャ先生が僕を見た。

「あっ、えっとぉ…」

「アリスさん、調子が悪そうね。もしダメだったら言うのよ」

「あっ、はいっぃぃ」

返事をしようとしたら再び膣壁が擦られて思わず変な声が出てしまった。

(そうだっ、発情したってことは…この子が…)

「アリスさん?大丈夫?保健室に行く?」

「あ‥いえ…すみません…」

僕は座った。その瞬間奥がググッと押される。

「ふぁっ」

(そこはっ、弱点…はあぁっ、こんな状態で歩くのなんて無理ぃ)

『ズリュ、ズリュ』

膣内から刺激が断続的に与えられる。

(ああ…だめ…おかしくなっちゃうよぉ)

さっきまで触りたい、触りたいと思っていたけど、いざ、触られると体の反応を止めることができない。

「ふぅぅっ、んっ、んんっ」

俯いて机に置いた腕に顔を埋める。袖に口を押し当てて喘ぎ声を押さえた。

(こんな…皆のいる前で…だめっ、我慢…がまんしないと)

授業は進んでいくけど、僕はもう文字も書けず、授業の終了を待った。

「はい、それじゃ、今日の授業はここまでね。次回までの課題はしっかりやっておいてね」

ベルの音が鳴るのが遠くで聞こえる。

「ふぅっ、ぅっ、んっ…」

疲れを知らない、淡々と続く愛撫に体はもう完全に屈服していた。

(もぅ…だめ…おかしくなるぅ…)

風が吹いてもイっちゃうんじゃないかってくらい体が敏感になっている。

(はぁ、はぁ、はぁ…なんとか‥たえられたぁ)

「アリスさん?」

(ひぃっ)

心を緩めた瞬間だった。

肩がトンと叩かれて瞼の裏が激しく光る。

「んんっっっっっ」

これまで我慢してきた分、体が一気に絶頂に達する。

(ふぁぁぁぁぁぁぁっっ)

ビクビクビクビクっっと体が痙攣する。

目の前には光が飛び散る。

(イってるぅっ、僕っ、クラスでっ、皆の前でイっちゃってるよぉぉっ)

「ねえ、アリスさん、どうしたの?大丈夫?」

(きもちいぃ…)

ビクンッ、ビクンッと震えながら僕はまだ快感の渦に飲み込まれたまま揺蕩っていた。

「サラさん、アリスさんは朝からこうだった?」

「今の授業の途中から様子が変なんです。アリス、大丈夫?」

(あ…)

僕はゆっくりと顔を上げた。

「アリスっ、顔真っ赤だよ、もしかして熱があるんじゃ…」

(熱…誰が?)

「保健室行ったほうがいいよ。ねっ、先生もそう思うでしょ?」

(…保健室…って…僕のこと…?)

「ええ、保健室に行ったほうがいいと思うわ、誰か…」

(誰か…んんっ、だめっ、こんな体で…絶対にバレちゃうよ)

「あっ、あの」

僕は力を振り絞る。

「だ、大丈夫です…一人で保健室に行けますんで…」

「全然大丈夫に見えないよ。無理しなくても…」

サラの言葉に首を振る。

「ううん。大丈夫、マシになってきたから…」

サラは心配そうな顔のまま僕を見た。大丈夫、という意味を込めて頷く。

「うーん、そう?それじゃ、しょうがないからジョシュとでもご飯食べようかな?」

「おいっ、『しょうがない』ってなんだよっ」

サラとジョシュの掛け合いに周りが笑う。

(よかった…なんとかバレないですみそう…)

「ありがとう、サラ。行ってくるね」

僕は誰もついてこないように平静を装って立ち上がった。