HOME > ARCHIVE - 2016年06月
2016/06/30

ブラザー穴ライブ

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ブラザー穴ライブ【単話】←DLsite.comはこちらからどうぞ

電子書籍販売日:2015/09/17
著者:若宮参太
ページ数:24ページ
ジャンル:変身

他の星か地球にやってきた宇宙人。
レ●プ中の男を止めようと間違えて抹殺してしまう。

修復するには…倒れてる方を見本にしたら、男たちは女になって修復されてしまった!




この作品は【コミックMate L Vol4】に掲載されています↓

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2016/06/29

オタサーのTS姫

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オタサーのTS姫【単話】←DLsite.comはこちらからどうぞ

電子書籍販売日:2015/09/15
著者:若宮参太
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

コスプレしながらハメ撮り!オタサーの姫は精液便所!!



この作品は【コミックMate L Vol.2】で掲載しています↓
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2016/06/27

ニート性交換

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電子書籍販売日:2016/03/03
著者:若宮参太
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

弟が突然、妹になった。
妹の処女膜を破瓜したあとは、あらゆる凌辱を試した。
そんな時、親父が部屋に入り俺たちの関係に気付かれてしまった。
烈火のごとく怒ると思われたその時、妹を見た瞬間「母親に似ている」と、股間が盛り上がる親父だった…!



こちらの作品は【コミックMate L Vol.8】に掲載されています↓
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2016/06/25

教師→性教師

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電子書籍販売日:2016/05/14
著者:若宮参太
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

不治の病を完治させた男性教師が薬の副作用で女教師になっちゃった。
授業に集中しない生徒にはパンチラで注目させなきゃ!
あれ、でも生徒の股間にに血液が集中してしまい…!




こちらの作品は【コミックMate L Vol.9】に掲載されています。↓

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2016/06/25

The Tenth Men 〜10番目のオトコ〜

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電子書籍販売日:2016/03/02
著者:けんたろう
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

女の子が大好きで、チャラいと評判の俺。悪夢の始まりは、一見清楚で大人しそうな女の子との出会いだった。

SEXのあとソレは起こった。激しい痛みと共に俺の身体は女へと変化したのだ!

先ほどまで「女」だった「男」は言う。「10番目の呪いって知ってるか?」。言いながら、男の性器が俺の処女を貫いた……。



キレイ系の絵が特徴的なけんたろう先生のTS作品です。

呪い系の作品でハッピーエンドではありませんが、エロイ!!
2016/06/25

リコ日和

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配信開始日:2010/06/24
サークル名/著者:氷月
ページ数:36ページ
ジャンル:変身

ToL○VEる、リ○(リ○女体化)本。
リ○になってセリ○ヌと散歩していると古○川遊に会うが、足を滑らせて転び、服を汚してしまったため、遊の家で服を貸してもらうことになる。
遊が渡してきたのは妹唯の服で、リ○は仕方なく唯の下着や服を身に付けるが、一時的にリ○を好きになる効果のあるセリ○ヌの花粉を浴びた遊に押し倒されてしまい…。



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新作を探しても見つからなかったため、昔の作品を探し回ってみたところToL●VEる関連で発見しました!!たまには古いのを探してみるのもいいですね!!
2016/06/24

女体化したら親友とラブセックス

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配信開始日:2016/06/18
サークル名:グレッグ僧正
ページ数:画像14枚 差分をプラスして合計39枚 更におまけ漫画を10ページプラスして合計49枚
ジャンル:変身

ある朝目覚めたらなんとあなたは’女の子’に!

元からあなたのことを好きだった親友は

そりゃもう大喜び!

なので当然のようにあなたのおっぱいを揉みます!

ち○ぽを咥えさせます! ま○こにハメちゃいます!

オレ男なのにこんなのおかしいよ・・・

だけど親友が自分のことをあまりに好きすぎて・・・・・・

それにち○ぽがあまりにも気持ちよすぎて・・・・・・

なんか変になってきたよぉ・・・・・・

もしかして・・・ 好きになってる・・・ かも・・・?

そんな感じのTS女体化でラブセックスなCG集です!

更に本編CGに手を加えて作った10ページの漫画がおまけでついております
(こっちはラブセックスではなくち○ぽに負けちゃう展開です。。。)



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2016/06/23

快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~【1話~12話】

快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(1)

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配信開始日:2013/10/20
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり

自分で触っただけで本気汁トロトロなのに、あんなに太いのが入ったら…。道端で見ず知らずの可愛い娘とドンッ!とぶつかった主人公♂。まさか…そんなことで性別が入れ替わるなんて!?彼氏との予定に急ぐ女の子♀の代わりにデートに向かうことになり、しかも行先はいきなりホテルで…。彼氏がシャワーを浴びる間も我慢できず、股間に手をのばすと…「ひぃぁぁンっっ!」女のカラダって敏感すぎるっ!




お恥ずかしながら入れ替わりものの小説を最近書いてることもあり、入れ替わりものの漫画の紹介です。
この漫画は陵辱ものではなくラブラブですね。
絵のほのぼのとした雰囲気からヒリヒリするような緊張感やハラハラするような展開はそれほどありませんが、意外にHシーンは充実しています。

シリーズ化されていますので気にいった方はぜひ。

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ぶつかった衝撃で入れ替わります。気弱でオタクな主人公ってのがまあ、テンプレ的ではありますが…実はストーリーが進むにつれて気弱な主人公と見せかけて、優しくもなかなか芯の通ったいい男だということが分かっていきます。

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快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(2)

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配信開始日:2013/11/06
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
シリーズ:快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~

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快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(3)

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快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~【フルカラー】(3)←DLsite.comはこちらからどうぞ

配信開始日:2014/10/31
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり

快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(4)

入れ替わっていたらまさかの幼馴染登場。昔お医者さんごっこをした男が…。

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快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~【フルカラー】(4)←DLsite.comはこちらからどうぞ

配信開始日:2014/10/31
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(5)

ロ●っ子幼馴染に襲われたのは入れ替わった…。

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快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(5)←DLsite.comはこちらからどうぞ 快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~【フルカラー】(5)←フルカラー版です

配信開始日:2014/07/26
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり

快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(6)

旅館で入れ替わってしまった二人がそれぞれ露天風呂に誘われて…。

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配信開始日:2014/11/03
ページ数:31ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(7)

主人公…気弱でモテそうもないのに、周りは美少女だらけ。羨まし…

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配信開始日:2014/12/30
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(8)

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配信開始日:2015/04/28
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(9)

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配信開始日:2015/07/01
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(10)

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電子書籍販売日:2015/10/18
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(11)

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電子書籍販売日:2016/03/06
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(12)

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電子書籍販売日:2016/06/16
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり






快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(13)

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電子書籍販売日:2016/07/28
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(14)

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電子書籍販売日:2016/10/19
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり


快感チェンジ♂⇔♀~初めては女のカラダで~(15)

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電子書籍販売日:2016/06/16
ページ数:32ページ
作家:小武 赤髭
ジャンル:入れ替わり
2016/06/22

俺が女で肉便器!?

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配信開始日:2016/06/17
サークル名:目指せ絵師様
ページ数:画像5枚+α CGのみファイル 52枚 SS付きファイル 41枚 音声ドラマ 約35分
ジャンル:変身

男→女 性転換!?

○基本CG5枚(差分含まず)
○『SS付きver』『CGのみver』
○声優さんによる朗読音声付CG集!!


2016/06/21

女体化番長〜俺のカラダが狙われすぎて困る! 【1話~4話】

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電子書籍販売日:2016/04/28
著者:ピロンタン
ページ数:27ページ
ジャンル:変身

女体化した俺のカラダが男達に弄ばれる!

札付きのワルどもが集まる訓練校で一流のワルとして君臨するヒカルとトオル。いつものように問題を起こし、体育の鬼教師・本田に体育倉庫で叱られるヒカル。
本田に逆らい、掴まれた胸元を見ると…あれっ?…お、おっぱいがあるっ!?

なぜか突然、ヒカルの体が女になっていた!!
すると本田は徐にムスコを取り出し、『シゴキがいがある』と顔に押付け…今までの校則違反を体を使って詫びろと言い出した!!

腰が砕けそうなほどの初めての快感にアソコが痺れて、ガマンできない…??

俺のカラダ一体どうなるんだ〜!!




女体化番長〜俺のカラダが狙われすぎて困る! (2)

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電子書籍販売日:2016/05/19
著者:ピロンタン
ページ数:27ページ
ジャンル:変身


女体化番長〜俺のカラダが狙われすぎて困る! (3)

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電子書籍販売日 2016/05/29
著者:ピロンタン
ページ数:27ページ
ジャンル:変身


女体化番長〜俺のカラダが狙われすぎて困る! (4)

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電子書籍販売日 2016/06/18 00:00
著者:ピロンタン
ページ数:27ページ
ジャンル:変身
2016/06/20

女体化極道、中イキ中毒!? まんまんパニック!【全3話】

女体化極道、中イキ中毒!? まんまんパニック! 1巻

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女体化極道、中イキ中毒!? まんまんパニック! 1巻←DLsite.comはこちらからどうぞ

著者:白駒らい / 小女子
販売日:2015年07月01日
ページ数:41
ジャンル:変身

「マ●コ気持ちいい! オレ、マ●コになっちゃう…!」

朝起きたら突然女のカラダになっていた極道の跡取り息子・あおい。
強くなりたいと思っていたのに、どうしてこんなことに…!!
しかも助けを求めた友人や、育ての親ともいえる組の若頭に次々と性感帯を開発されて!?
乳首を撫でられるだけで濡れちゃう女の体は中イキを覚えて、さらに快感中毒に…!?



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白駒らい】先生はかなりアクロバットな作品を書いておられる方のようですのでシチュエーションや特殊な事情をうまく利用したエロを期待です。

絵は可愛らしくエロはTS作品に不可欠な躊躇いなどを丁寧に折り込み、ストーリーもサクサク進んでほんの少しギャグ的要素も入っています。

読んで損のない内容かな?ページ数も地味に多いのも良し!!

記事全文はココをクリック!!

2016/06/19

正義のヒーロー

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配信開始日:2016/06/18
サークル名:真城の秘宝館
ページ数:33ページ 表紙イラスト1枚 挿絵漫画2枚 約2万3千文字
ジャンル:変身

正義のヒーローとして「覚醒」したオレ。だがなぜか変身後の姿は美少女に性転換した上毎回コスプレをさせられることに。
今日はセーラー服、今度はメイド、次はバニーガール、そして…

しかも好色な相棒…変身前は女だが、変身によって男になる…によって任務終了ごとに女として抱かれる羽目に遭う!!

この奇妙な日常生活はこれからどうなってしまうのか!?



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2016/06/17

オタクの俺が金髪美少女巨乳J○になったら、想像以上に犯されちゃった件

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配信開始日:2014/09/18
サークル名:汚惣菜屋
ページ数:画像12枚+α 本編 71ページおまけ 44ページ(文字ナシver)
ジャンル:変身

朝起きたら金髪美少女巨乳J○になっていた!!

憧れていた女体化シチュエーションだけど、男対策が出来てないせいで…!
通学の電車の中で痴●されたり、学校の先生にセクハラされたり、コスプレイベント会場で、ハメ撮りされたり、想像以上に相当チョロく犯されてしまう…!


★2話以降全編着衣H&断面図有り
★登場する男は全部キモイ系です(汚じさん、キモオタ等)


1話:女の身体観察オナニー!
2話:J○制服でキモイおじさんに痴●される
3話:スク水でHな授業…
4話 コスプレ会場でキモオタを挑発したら…



それぞれのシチュエーションの男がいかにもな奴ら(笑)
汚いオッサンに美少女が色々されるっていうのが好きな人におススメ!!

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2016/06/17

止まない雨はない

一触即発のその時。

「ギャアアッ」「んああああっ」

魔物と人の叫び声がしてその直後、『ドンッ』と衝撃音がした。

(何だっ)

弓が転がってきたと思ったら後ろから気だるげな声がした。

「んっ、くっ……もぉ…ボス君、揺らしたらダメって…あんっ、言ったのにぃ…」

淡い月の光の中、サンドリザードに乗った少女の黒髪が揺れる。

「あっ、アオイっ、なんでここにいるんだっ?」

なんだか妙な色気を醸しながら葵は髪をかきあげた。顔が紅潮してうっすら汗をかいていた。

「だいじょうぶ?アズ…じゃなくて…アラン…なんだよね?」

どうやらすべて知ってしまったらしい。

「すまん…」

言い訳のしようもない。項垂れる俺に葵が微笑んだ。

ランドリザードから降りてもまだアオイは足がおぼつかないのか、杖をついて少し乱した息のままで俺の前に立つ。

「はぁ…一回イシュクの街に戻ってさ…んくぅ…エリスから聞いたよ。ホントに酷い…んくっ…よね」

なんだか本当に辛そうだ。

「ずっと…はぁ…僕を騙してたんだからね」

「本当にすまん」

俺がそう言って手を出そうとするとサッと躱されてしまった。

「いっ、あっ、今は…ダメ…んくっ…帰ったら…絶対ラルフを元に戻してよ」

顔を上げた俺は葵の後ろの人影に気がついた。

「アオイっ、後ろっ」

アオイが振り返るのと剣を振り上げていたエルフの体が二つに別れるのは同時だった。

アオイがもっていたのは杖だと思っていたが剣のようだ。

(いつの間に抜いたんだ?)

「んんっ…もぉ…とにかく…はぁ…戦いを…はぁ…終わらせないとね」

アオイが上気した顔で周囲を見渡す。突然の闖入者の登場にアラグノール達の統率が乱れていた。そして俺の仲間はそれを見逃すような間抜けではない。

「「ぐあっ」」

ラムジーが一人を斬り、カズンズ兄が一人を叩き殺す。

仲間が数人やられてようやくアラグノールが我にかえったらしく、仲間に怒鳴りつけた。

「なっ、おいっ、何を呆けているっ、奴等を殺せっ」

その声に手下の荒れ地エルフ達が動き出す。

「アオイっ」

少女を剣を抜いた四人のエルフが囲んだ。

(さすがに囲まれては…)

見るからに体調のおかしいアオイに加勢しようとする俺をゲイルが止めた。

「アランっ、こっちに来るんだっ」

(いやっ、でもアオイがっ)

だが、それから起こった出来事は俺の理解を越えていた。

一人のエルフが剣を手に距離を詰めようとした瞬間、重心を低く構えたアオイが一歩踏み出す。

「ガアッ」

エルフが倒れた。

(何が起こったんだ?)

アオイを見ると片刃の剣を鞘に戻すところだった。

「くそっ、舐めやがって」

アオイが剣を鞘に戻すのを見てエルフ達が三人がかりで斬りかかった。

(あっ)

アオイが一歩下がり三本の剣を躱す。そして、先程と同じように一歩踏み出す。

「グアッ」

二人が地面に倒れる。

「何ッ…貴様ッ」

そして残った一人には剣を抜いたまま相対した。

「もう女だからって手加減しねえッ」

そう言って残った男が力任せに剣を振るが、アオイは余裕を持って躱す。

(いくらアオイの体調が悪いと言ってもあんな力任せな大振りでは当たるはずがないだろう)

その時、ゲイルに引っ張られて向いた先で矢をつがえたエルフが俺の目に入った。

「アオ…」

アオイは男の方しか見ていない。

『ヒュッ』

(間に合わないっ)

だが、矢の飛ぶ風切り音の直後に『キンッ』と、矢が弾かれる音がした。勝利を確信していたエルフの目が驚きに見開かれる。

「そっちを気にしていたのは分かってたよ」

「くそッ…死ねえッ…ぐあぁぁ」

それからもアオイが剣を抜く度に一人、二人と斬られていく。

さらにアオイに目を奪われている間に、ラムジーとカズンズ兄も着実に烏合の衆となった敵を減らし、ついに最後の一人となった。

「ふぅ、やっと体が楽になってきたよ。あなたが最後だね」

アオイが剣を振って血を飛ばして鞘に納める。

「なっ、何なんだっ、貴様はっ」

アラグノールがアオイを見て後ずさった。

「何なんだって…ええっと…あれ?何なんだろ?うーん…」

アオイは首を傾げて考える。

「おいっ、お前っ、自分が何をしようとしているか分かっているのか?俺が誰か分かってやっているのか?」

杖をアラグノールに向けたままアオイが頷いた。

「子供を人質にとる脅迫犯…でしょ?」

アオイが俺を見た。

「アオイ、こいつだけは…」

俺はアラグノールのもとに向かう。サリオン先生や、子供の頃に殺された友達の顔が瞼に浮かんだ。

(こいつのせいで…全てこいつが…サリオン先生…)

「お前っ、俺が誰か分かっているのか?俺は純血…」

「煩い」

『ゴッ』

怪我をしていない方の拳で殴る。すると、アラグノールは憐れみを誘うかのように倒れこんだ。

そして、あれほど偉そうにしていたのが嘘のようにアラグノールは卑屈な笑顔を俺に向けた。

「やっ、やめてくれっ、…そっ、そうだっ?何が欲しい?金か?女か?何でも…」

『ゴッ』

「ぶばっ」

再び殴る。骨に当たったのだろうか。拳が痛む。

「もうやめてくれっ、ひいっ」

後ずさって逃げようとするアラグノールに馬乗りになった。俺は拳の痛みなど無視して殴る。

『ゴッ』「やっ、やめろっ」『ゴッ』「やめっ」『ゴッ』「やっ」『ゴッ』「…」『ゴッ』「…」『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』

もはや痛みなど感じない。淡々と殴り続ける。

『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』『ゴッ』

その時、不意に麻痺していた俺の拳が温もりに包まれた。

「アランっ、もういいのっ、いいからっ」

声のする方に目を向けると布を纏っただけのディジーが泣いていた。俺はディジーの両手に包まれた血塗れの拳を下ろす。

「アラン…ごめっ、ごめんなさい…」

ディジーが俺の体を抱き締める。

そして俺は目の前の男が息絶えていることに気がついた。

「うぅぅっ、アタシが…ぜんぶ、アタシのせいなのよぉ…ごめんなざいぃぃぃ」

俺は固まった拳を開いて、そっとディジーの背中をさする。

ポタポタと赤茶けた地面に何かが落ちた。濃い赤の染みが出来る。

(なんだ…?)

頬を熱いものが伝った。それが涙だと分かって、俺は天を仰いだ。

「サリ…オン、先生…う…あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


◆◆◆


三日後。

「アラン、怪我はいいの?」

俺は両手に包帯を巻いている。

「そんなこと気にすんな。アオイのお陰で俺達は助かったんだからな。むしろ三日も待たせてすまない」

俺達は狼の石像の前にきていた。

「バズ」

俺の呼び掛けに砂が盛り上がってバズが顔を出す。

そして、呪いを解くと冷たい石像が美しい銀色の狼へと姿を変えた。

「グオオ」

アオイが抱きつく。

「ラルフっ」

「アオイ、コイツラハ?」

「うん。色々あってね。敵じゃないよ」

「ソウカ」

銀狼は頷き、人の姿へ変化した。

「はい、ラルフの服だよっ」

アオイが渡した服を着たのを見計らって俺達は恐る恐る近づく。

「あっ、あの…この度は…すみませんでしたっ」

俺が頭を下げると隣でバズも頭を下げる。

「ああ」

(…あれ?)

「あの…」

「何だ?」

人の姿へと変化したラルフさんは俺を見る。

「俺達の事、怒ってないんですか?」

「なぜだ?」

俺は殴られることも覚悟していただけに拍子抜けした。

「え…だって、襲ったわけだし…」

「石化したのは俺の落ち度だ。葵を守れなかった己の不甲斐なさに怒りこそすれ、なぜお前達に怒らねばならんのか?」

「でも…そうだっ、銀貨も使っちゃいましたし…」

「勝利したものが敗者から奪うのは当然の権利だろう?」

そう言われるとそれ以上は何も言えない。

「ねっ、ラルフは怒らなかったでしょ?」

アオイがそれ見たことかと胸を張る。

「だが、葵には言いたいことがある」

「え?」

「なぜこの場にジルがいない?」

「あれ?…えっと…」

「お前一人で何かあったらどうするつもりだったんだ?すぐにジルを呼びに戻るべきだろう。違うか?」

「い…いや…その…だって…」

「だってじゃないだろう?」

「はぃ…」

クドクドと説教されているアオイを見てなんだか笑いが込み上げてきた。

「プッ、はははははははっ」

空に向かって俺は笑った。

(サリオン先生、俺達はこれからも頑張って生きていくから見ていてください)


◆◆◆


その後、俺とバズは世界樹の石化を解いた。

もちろん、世界樹は復活したけど、エルフ達が世界樹に再び縛られることはなかった。

ちなみに、エルフ達の反応は様々で、旅に出る者もいれば、世界樹を守るという使命のため、森や砂漠に残った者も少なくない。

だけど、自分の人生を自分で決める自由こそがサリオン先生が望んだものだったのだろう。

次に、アラグノールと荒れ地エルフ殺害の件は奇跡的に生き残っていた森エルフの一人が証言してくれたおかげで不問となった。

良かった事と言えば、エルフ達が純血に拘っていたのも世界樹による本能的なものだったらしく、ハーフエルフに対するこれまでの謝罪を受けた。

そう言えば、俺達のアジトを襲ったアラグノールの手下は弾正によって撃退され、アジトに残ってた仲間は全員無事だった。

礼を言おうにも既に弾正は姿を消していた。ルーの暗い目が少々気になったけど…。

それから、孤児院はディジーが引き継ぐことになった。

どうやらディジーは孤児院の子供達に手を出さない事と引き換えに、何年も前から体を差し出していたらしい。

そして、アオイとラルフさんはディジーからアラグノールやサリオン先生の話を聞いていた。

「最近になってアラグノールの近くに知らない男が出入りするようになったわ」

その男は、常にフードつきのマントを被っていたらしい。そして、アラグノールはその男に何かを吹き込まれていたようだ。

「背丈からして男だと思うんだけど…顔は見たことがないの。ごめんなさい」

男の情報としては身長は180センチ以上で筋肉質ということしか分からなかったが、アオイ達は納得したらしい。

「サリオン先生みたいになれるかは分からないけど、アタシも子供達のために生きていきたい」

そう言ったディジーは凛々しく、かっこよかった。そして、そんなディジーの隣にはゲイルが立っていた。

「ん?ゲイル…えっ?いつの間にっ?」

俺がそう言うと、二人は顔を合わせてはにかんだ。

「何だ、アランは知らなかったのか?」

(全然気づかなかった…)

「そんなことより行かせて良かったのか?」

ラムジーが言っているのはアオイの事だ。

「良いんだよ…」

「ラルフさんっていう怖いボディーガードもいるしね」

ディジーが笑う。

「いやいや、そうじゃないからっ」

「大丈夫ですぞっ、アラン殿には自分がおりますゆえっ」

カズンズ兄が俺をじっと見る。スッと仲間たちが俺達から離れた。

「…って、何言って…おいっ、みんなっ、何離れていくんだっ…ちょっと待てよっ、違うからっ、って、おいぃぃぃ」

仲間たちが笑いながらアジトに走っていく。カズンズ兄も俺を気にしながら先にアジトの中に消えた。

「バズ」

俺の呼び掛けにバジリスクが砂の中から顔を出す。

俺が物心ついてすぐ、イシュクの街壁の外で出会った初めての友達。

「バズ、これからもよろしくな」
2016/06/16

死地

俺は振り返らずに言った。予想通り、後ろの木立から地面を踏みしめる音がする。

(やっと出てきやがったな)

だが、ゆっくりと振り向いた俺は男の顔を見て言葉を失う。

(そんな…馬鹿な…)

「なっ、なぜ?…アラグノールじゃ…」

俺の絞り出した言葉に眼鏡をかけた男は美しい銀髪を揺らして不思議そうな顔をした。

「アラグノール?何を言っているのですか?」

そこにいたのはサリオン・エルサリオン。

「それよりも、よく無事で…。良かった、森エルフがあれほどいるとは予定外でしたので計画は失敗かと思っていました」

「…サリオン先生が…」

脅迫していたのはサリオン先生だった…頭をハンマーで殴られたような衝撃は突き刺さった矢の痛みを忘れるほどだ。

「ようやく悲願が達成されました。あなたにはお礼の言いようもありません」

「悲…願…?」

うまく口が動かない俺に対し、感極まったようにサリオン先生は話し続ける。

「その通りです。私の祖父の代からの私の一族の悲願、世界樹による束縛からのエルフの解放です」

(エルフの…解放…?)

俺は何も発していないのにサリオン先生はひたすら話し続ける。

「私の祖父は古いエルフの文献を解読し、様々なことを発見したのです。たとえば、そう、世界樹が数千年に一度新しく生まれ変わる、などです。しかし、祖父は知らなくてもよいことまで知ってしまいました。…アラン、エルフはね、世界樹に囚われた人形なのですよ」

(一体サリオン先生は何を言ってるんだ…?)

「エルフとはもともと世界樹が己を守らせるために作った人形だったのです。そして人形は世界樹を守るために森を離れられない。考えてみてください。荒れ地エルフが砂漠などという不毛の地になぜ住んでいるのか。もっと住みやすい土地はたくさんあるでしょう?祖父の代から何百年かけても我々は森からそれ以上離れることは出来なかったのです」

話が進むにつれ、サリオン先生の言葉は熱を帯びる。

「しかし、祖父の研究を知った私は一つの仮説をたてました。世界樹が代替わりする時に新たなエルフを作る。その時、前の代のエルフ達はどうなるのでしょう。私はおそらく自由になれる、そう考えたのです。しかし、仮説をたてたところで私達には世界樹を守るよう本能が働くので確認のしようがありませんでした」

話を聞いているうちに俺の方も停止していた頭がようやく動き出した。

(なんとなく分かってきたぞ。要は世界樹を一度枯らせればエルフの本能も消えるかもってことか…そして、それが出来るのが…)

「だから…」

「そうです。ヒトの血が混ざったあなた達なら本能も薄れているはずだと」

「だけど、そんなことのためにっ?」

(そんなことのために孤児院の子供達を殺してもいいと…?)

「そんなこと…そう、そんなことのためなんですよ。あなた達は生まれながらに自由を持っている、そんなあなた達には分からないかもしれませんね…」

サリオン先生が寂しげに目を伏せた。

「…先生…」

冷静になると、フツフツと怒りが湧いてくる。

「自由が大事?祖父さんの悲願?そのためなら、孤児院の子供達や俺の仲間が死んでも良いって言うのか?」

自分でも声が怒りに震えるのが分かった。

「アラン?確かに森エルフがこれほどいるのは誤算でした。私のミスです。本当にすみません。ですが子供達とは?」

その時、初めて興奮気味のサリオン先生は俺の腕に刺さったままの矢に気がついたようだった。

「ああっ、アラン、あなたも怪我をしてっ、すぐに薬を…」

『パリーンッ』

薬の瓶を差し出そうとするサリオン先生の手を俺は払いのける。

「答えろっ、もし予定通りいかなかったら孤児院の子供達を殺すつもりだったのか?」

「アラン?一体どうしたのです?」

まるで本当に分からない、というサリオン先生の顔は怒りに油を注いだ。

「しらばっくれるなっ。脅迫状だよっ。俺に世界樹のもとに行かなければ孤児院の子供を殺すと書いたのはお前だろうっ?」

「脅迫状?どういうことですか?教えてくださいっ、何があったのですか?」

いつまでも変わらないサリオン先生の態度は俺の中に小さな疑念を生む。

(ひょっとして…本当に先生は知らないのか…?そんな馬鹿な…だとしたらあの脅迫状は…?)

「私はただ、ディジーに頼んだだけ…」

そう言いかけたサリオン先生の言葉は新たな男の出現で最後まで続かなかった。

「ククク、それについては俺が答えてやろう」

サリオン先生と同じ銀髪に褐色の肌。

「「アラグノールっ」」

「そのガキの言う脅迫状を書いたのは俺だ。それに森エルフの奴等にお前らが来る情報も流してやった。だが、こうも上手くいくとはな。ククク、ハハハハハッ」

アラグノールの勝ち誇った笑いが森にこだます。

「くっ、だから森エルフ達が…アラン、すみません。計画では私の流した嘘の情報でこの一週間は世界樹の警備が手薄になるはずだったのです。ですが、なぜアラグノールに私の計画が漏れたのか…」

サリオン先生の顔が青ざめる。

「まっ、まさか…」

「やっと気づいたか。おいっ」

アラグノールの後ろから女が一人押し出された。服は全て脱がされ縄で縛られていた。

(ディ、ディジー?)

「ディジーに何をしたっ」

アラグノールはフッと笑った。

「クク、混ざりものにしてはなかなか良い声で啼いていたぞ」

瞬間、怒りで俺の目の前が真っ赤に染まる。

「てめぇっ、許さねえっ」

「いけないっ、アランっ」

俺はサリオン先生が止めるのも聞かず飛び出した。

『ギンッ』

体重をのせた俺の剣はアラグノールの隣から現れた剣で止められた。いつの間にかアラグノールの周りに荒地エルフが何人も立っている。

「まずはお前からか。いいか、お前ら、俺がやる」

アラグノールが剣の柄を握る。

(くっ…)

「させませんっ」

『ヒュッ』

サリオン先生の声とともに矢が飛び、俺の剣を止めていた男が体を仰け反らせた。

「アランっ、下がるのですっ」

その間に俺は後ろに下がる。

「チッ、まあいい。死ぬまでの時間が少々延びただけのことだ。神聖な世界樹に害をなした大罪人エルサリオンとその一味を処刑した俺は英雄としてエルフの長老となろう。おいっ」

アラグノールの掛け声で、取り巻きが散開する。俺達は十人以上に取り囲まれた。

「アラン、ここは逃げるのです。私が時間を稼ぎますっ」

取り巻きを牽制しつつサリオン先生が俺を見る。

「そんなっ、先生も一緒にっ」

「怪我をしたあなたを守りながらでは二人とも間違いなく殺されます。ディジーは必ずあなたたちのもとに送ります。さあっ、早くっ」

(一人で逃げることなんて出来ないっ)

しかし、サリオン先生の声に何かを感じ取ったのかバズが起き上がり俺の袖を口に咥えた。

「うわっ、バズっ」

抵抗するが、本気を出したバスには太刀打ちできない。

「バズっ、やめろっ…サリオン先生っ、ディジーっ」

離れていくサリオン先生が呟いた言葉は俺には届かなかった。

「生きてください…アラン、元気で…」


◇◇◇


バズに引きずられた先で走ってきたラムジーとカズンズと俺は鉢合わせた。

「アランっ、大丈夫かっ?」「アラン殿っ」

ラムジーとカズンズ兄、それに無傷の仲間数人が走り寄ってくる。

「ラムジー、どうして?」

「なんか知らんが、急に奴らが戦意を喪失したんだ。それよりお前、ひどい怪我じゃないかっ」

手当てを受けながら俺は状況を手短に話す。それからふとカズンズ弟の姿がないことに気がついた。

「カズンズ…弟は?」

「…くっ」

カズンズ兄が声をつまらせた。

「まさかっ」

『ゴンッ』

「ラムジー殿っ、何をなさるのだっ」

「時間がないときに紛らわしいんだよっ。アラン、こいつの弟とゲイルは怪我人を連れて一足早く森の外に出ている」

「あの弟がこんなにしっかりとするとは…兄として幸せで…グス…」

鼻をすするカズンズ兄を無視してラムジーが俺を見た。

「で、アラン、どうするんだ?」

「………サリオン先生が時間を稼いでくれている間に森を出る」

本当はサリオン先生を助けに戻りたい。だが、ここにいる仲間の数ではあの数を相手に戦えない。悔しさに歯を食いしばって言葉を絞り出した。

「分かった。…本当に良いんだな?」

「ああ…」

それから俺達は森の入り口に向かった。

(くそっ、俺は守れなかった…)

真っ暗な森を出ると赤茶けた地面と満天の星空が広がる。その先には怪我の手当てを終えた仲間たちが待っていた。

「アランっ」

俺達にいち早く気づいたゲイルの上げかけた手が止まった。

「ゲイルっ?」

ゲイルの視線を追って振り向いた俺の目に迫りくるアラグノール達が映った。

(早いっ、アラグノールが来るということは…サリオン先生っ)

俺達は後ろの怪我をした仲間を守るために迎撃の態勢を作った。

「ふんっ、煩い小蝿が集まっていたか。ちょうど良い。こいつらと同じところへ送ってやろう」

ドサッという音とともに金髪のエルフの首が転がった。

(森エルフ…サリオン先生はっ?)

「んん?エルサリオンか?どうなったか気になるのか?おいっ、答えてやれ」

アラグノール達の後ろからディジーが引きずり出される。素っ裸に縄で縛られた姿に仲間たちの顔が強張った。

「ディジーっ」

俺の叫びにディジーの震える唇が動く。

「……こ…の…先に…」

ディジーの体に巻き付けられた縄は森の中に繋がっている。

「ま…さか…」

「見に行ったらどうだ?特別に許可してやるぞ」

アラグノールの勝ち誇った顔。

「アランっ」

誰かが俺を止める声がする。だけど俺は走った。そして見た。ロープを首に巻かれ、引きずられてここまできたサリオン先生を。

「く…あぁぁぁぁぁ」

気がつけば俺は座り込んで嗚咽を漏らしていた。

「お前達の汚いアジトにも今頃は俺の部下どもが着く頃だ。だが、安心しろ。どうせお前達も今から同じ場所に行くんだからな」

「殺す…殺してやる…」

頭に血が昇って立ち上がると、アラグノールの前に手下の荒れ地エルフが立ちはだかった。

「邪魔をするな…」

荒れ地エルフはさらに怒らせたいのかニタニタと笑う。

「アランっ、戻れっ」

ラムジーの悲痛な叫び。俺もアラグノール達も剣を抜く。

「アランっ」

一触即発のその時だった。