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2016/09/28

放課後肉体チェンジ!【1話~2話】

06.png 続・放課後肉体チェンジ!

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配信開始日:2016/09/28
サークル名:MasterMind
ページ数:34ページ
ジャンル:入れ替わり

前回、憧れのクラスメイトの香苗瑠花とカラダが入れ替わって大変な目に遭った西沢。
次の日の放課後、どういうことなのかを当の香苗瑠花本人から問い詰められる。
状況を考えるに、どうやら西沢がオナニーなどで絶頂すると入れ替わるのではないか、ということになり実践してみる2人。予想は当たり見事に肉体が入れ替わる。
だが元に戻ろうとするもいろいろとジャマが入り、バラバラになる2人。そして香苗瑠花のカラダのままの、西沢のまたしても大変な日が始まる・・・。

というわけで、前回の「放課後肉体チェンジ」の続編です。
例によってTSF(性転換・入れ替わり)のお話です。
全34ページ。
前回と同じように女の肉体の快楽に翻弄されていく主人公。今回は痴●にも遭ってしまいます。
そして入れ替わった2人でのセックス。そんな倒錯した快楽をお楽しみいただければと思います。



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今作では、憧れの女の子のちょっと違った面を垣間見ます。
清楚キャラなんだと思っていましたが…、ああ、でも彼氏があんなで、男になるや否やオ●ニーしていることからお察しでしたか。

まあ、そういうわけで自分の体に色々されるわ、痴●に色々されるわ、そしてやっぱり最後は王道の、自分の体でフィニッシュです!!

今作もエロエロでおススメ!!

記事全文はココをクリック!!

2016/09/27

会食と脅迫

バーベキューがリザードマンに邪魔されてから、さらに二つ都市を回ったところでやっと会食の知らせが来た。

「お嬢様、気をつけて下さい」

ジャスミンさんのデザインしたストライプのワンピースを着て、出ようとする僕の前にハルが立った。

(ハルは心配性だなあ。ラルフみたい)

「何かあってからでは遅いのです。せめてこれを」

ハルから渡されたのは小太刀だった。

「これなら会食の場に持って行っても気づかれないでしょう」

「うん、これなら…あれ?これっ、綺麗だね。アメの瞳みたいな…」

小太刀の鍔(つば)には綺麗なアメジストの装飾がされていた。

「さあっ、これに入れて、行ってきて下さいっ、さっ、早くっ」

僕がそう言うとなぜかハルに急かされ、部屋から追い出されてしまった。

(一体何なんだろ?)

そう思いつつ会食の場であるワンさんの部屋に向かった。


◇◇◇


さて、ワンさんの部屋は丸いテーブルにクロスが掛けられていて、即席のレストランに僕は招かれていた。

「待たせましたな」

ワンさんがどかっと座る椅子は僕の座っている椅子の何倍もある。

「ハハハ、特注ですわ。ワシみたいな体やと普通の椅子は壊れてしまいますんや」

僕が三人は入れそうなズボンもきっと特注なんだろう。

「アオイさんも疲れたやろ?コンテストから休む暇もなかったやろし」

「いえ、そんな…」

「こないだもせっかく気分転換してもらおと思ったのに魔物に当たるしな。ほんま、最近は魔物だらけやで」

ワンさんがため息混じりに話すのは先日の海でのバーベキューの件だろう。

(魔物が増えた原因を作ったのも僕なんだけど…)

愛想笑いを浮かべて相槌を打っているとウサギ耳のメイドさんが飲み物を運んできた。

『カチャ、カチャ』

俯いているから顔は見えないけどお盆に載せたグラスが震えている。

(まだ慣れてない新人さんかな?)

「すまん、すまん。こないだの街で奴隷を一人乗せたんや。まだ無調法やけど許してな。…ほれ、お客様に挨拶するんや」

「うぅっ、す、すみませ………あああっ」

大声をあげたメイドさんを見た僕も、ワンテンポ遅れて驚きの声をあげた。

「ああっ…えっ?なんで?」

そこにいたウサミミメイドはなんとセシリアさんだった。

「こらっ、セシリアっ、挨拶はどうした?」

セシリアさんは泣きそうな目で僕を見て頭を下げた。

「せ…セシリアと申します。よろしくお願いいたします」

セシリアさんが部屋から出ていくと、僕はワンさんになぜコンテストの準グランプリが奴隷になったのか尋ねた。

「ついこないだアリストスがステファノスに負けたんや。そのせいでセシリアの父親が破産してな、それでセシリアが売られたっちゅうわけや。…ああ、つまらん話は置いといて食べよか。同盟都市で買った特産品を使っとるから旨いはずやで」

すると、タイミングを見計らったように食べ物が運ばれてきた。

『ガシャンッ』

「あっ」

列車が揺れてセシリアさんがスープをこぼす。

「ぁ…す…すみません…すぐに拭くものを…」

「セシリア」

ワンさんが低く冷たい声でセシリアさんの名を呼んだ。

「後でお仕置きや」

その言葉にセシリアさんは真っ青になって震える。

「すみませんっ、許して下さいっ、あれはもう…お願いしますっ、お願いしますっ」

座り込んでワンさんの足に抱きつくようにして謝るセシリアさんだったけど、すぐに数人のメイドさんによって部屋から引きずるように追い出された。

「はあ…もとがお嬢様やからな。調教には時間がいるわ。スープがくるまでじかんがあるなあ。…そや、せっかくやし、こないだの海のやつ見てもらおか?」

「海のやつ?」

ワンさんが立ち上がるとカーテンを閉めて、テーブルに置いた魔術具を操作する。

『天罰だよっ』

僕の声がした。

(わっ、何これ?)

カーテンに僕の水着姿が映って、波打ち際ではしゃぐ姿が映しだされた。

「すごいやろ?ブロマイドだけやなくてこれも売りだそう思てるんや」

「なるほど」

(かなり恥ずかしいけど…)

顔を赤くしている僕をニコニコしながら見ていたワンウェイさんが魔術具を弄る。

「…次は…こっちや」

そう言ったワンウェイさんの声がセシリアさんを咎めたときのような冷たい声に変わった気がした。

「何ですか?」

波打ち際で遊んでいる映像が今度はどこかの部屋に変わった。そして、そのベッドには僕が座っている。

(あっ、これは…)

魔導列車の部屋だ。

(でも、撮られるなんて聞いてない…まさか、隠れて…)

映像の僕は箱から卵を取り出した。

(あの卵は…まさか…)

「葵さんも好き者やな。そんなに溜まってるんやったら言うてくれたらワシがいくらでも相手したるのに」

ワンさんがニタニタと笑う。ゾッとするような汚い笑い顔だ。

「実はな、どうしても葵さんが欲しい言うてる人がおってな。一晩でええからって言うたはるんや」

一晩という意味はさすがに僕もわかる。そしてこれがお願いではなく脅迫であることも。

「この映像は隠しときたいやろ?」

(はあ…)

都合よく部屋は暗い。カバンから小太刀を出すと僕はいつでも動けるよう腰を少し上げた。

「なあ、それで…」

『ヒュッ』

カーテンに映っていた映像が消えた。魔術具が真っ二つに別れている。

「は?」

ワンウェイはまだ状況が理解出来ていないようだ。

その間にテーブルを跳び越えてその贅肉まみれの首に小太刀をあてた。

「それで?何?」

ようやく状況が理解できたのか、ワンウェイの顔がひきつった。

「い、いや…」

ワンウェイの声が震えている。

「これは他にもあるの?」

この映像の複製があるのかを確認すると、ワンウェイは小太刀を気にしながら首を横に振った。

「いっ、いやっ…あらへんっ」

「本当に?隠していたら…」

「ほっ、ほんまやっ」

ワンウェイの顔が真っ赤になる。

「脅迫する相手と脅迫するネタを間違えたね」

僕は刀を首筋に当てたままワンウェイの座る椅子の後ろに回り込んだ。

「はあ、くだらないことをするからこういうことになるんだよ。…この部屋の香りも媚薬でしょ?」

「なんで分かったんやっ?」

部屋に入った瞬間に僕は気づいていた。甘い独特の香り、以前アヴニールの学院長の使っていたものと同じ匂いだった。

「前に一度嗅いだことがあるからね。それで、どうする?」

僕は刀をさらに首筋に押しつける。

「なっ、何でもやるよって許してな」

歯をカチカチ鳴らしながらワンウェイが命乞いをしてきた。今度は顔が真っ青になっている。

「あっ、そうだ。グランプリの賞を忘れてた。僕の欲しかったのは情報なんだ。ワンウェイ、あなたはフードの男を知っているはず。その男について知りたいんだ」

「フード?フードの男っちゅうとあれか?ステファノスの王の使いか?」

「ステファノス王の使い?何をしに来たの?」

「いや、その…」

「知ってるんでしょ?」

ワンウェイは諦めたように口を割った。

「アリストスを攻めるのに、ワシらクリューソスの商人が物資を売ったんや。もちろん、市場の値が変わらんように裏からやけど。ワシはその窓口をやっとったんや。それでそん時に一度会っただけや。ワシはそれ以上は知らん。なあ、堪忍してや。もう変なことも言わへんし、他にも欲しいもんやったら全部やるさかい…」

ほんの少し刀を離してやる。

「どんな男だった?」

ワンウェイは思い出すように僅かに顔を上げた。

「せやな…背ぇのごっつい…あれは軍人…いや…ちゃうな。…体つきは鍛え上げとったけど、軍人らしくもない。なんちゅうか、ちぐはぐな感じがしたな。とにかくワシの目から見ても薄気味悪い男やった」

(奴隷商人から薄気味悪いと言われる男って…。それにしてもたいした情報はなかったな。収穫はステファノスにいるってことくらいか)

「こんだけ喋ったんや。もうええやろ」

ワンウェイがそう言った時には僕は部屋から出るところだった。

(…はあ、全く。ろくな会食じゃなかったよ。そもそも食べそこなったしさ)

閉めた扉越しに、正気に戻ったワンウェイの叫び声と怒りを物にぶつける音が響く中、僕は自室に向かった。



◇◇◇


「あの小娘がっ、舐めくさりおってえっ」

ワンウェイが己の肉棒を咥えこんだセシリアの髪を掴んで強引に上下させた。

「むぐうっ、ぐえぇぇ」

セシリアが白目を向いて嗚咽する。

「誰に喧嘩売ったか体に教え込んだるっ。せやっ、アオイだけやなくてあの従者二人も一緒に犯したればっ。クヒヒヒヒヒ」

もう意識のないセシリアの口に射精したワンウェイはメイドを投げ捨てて、部屋の隅にあった魔術具を手に取って、太い指で操作を始めた。

2016/09/26

初めての気持ち

居残り鍛練をせずに道場を出た私は先日の薬師の店の近所をあてもなく歩いていた。

今日で三日連続だ。いい加減、武三や犬千代殿は不審に思い始める頃だ。

(そうそう会えるはずもないか…)

確か男はあの日は体調が良かったから外出した、と言っていた。だからこうしてここにいるからといって会える可能性は低い。

それでもここに来てしまった。

あの男の姿、声が頭にこびりついている。こんなことは初めてでどうしたものか分からない。

(最近はこんなことばかりだ)

毎夜行う秘事に加えて新たな感情に翻弄されている。

(とにかくもう一度会えば何か分かるかもしれないと思ったけど、今日会えなければ諦めよう。そうだ、私は土御門家のために生きるのだ)

気合いを入れ直してもう一度周辺を歩こうと思った矢先、横から私に声がかけられた。

「おや?」

声のする方を見る。

「ああっ」

そこにいたのはまさに今、私の探している男だった。

「今日も薬を買いに?」

「えっ、いやっ、あっ、…はい…」

想定外の事態に吃りながらなんとか答えた。

「私もなんです。ではともに参りましょうか」

気がつけば二人、並んで薬師の店に向かっていた。

(どっ、どうしようっ)

「あのっ」

焦った私は、思った以上に大きな声を出してしまった。

柔らかい声の主が不思議そうに私を見つめる。

(何か、何か言わないと…)

「そっ、そのっ…刀っ、そうっ、なぜ私の刀が体に合わないと分かったのですかっ?…あっ、いや、その、やっぱり刀鍛冶をされているとわかるものですかっ?」

男はうーん、と考えるように腕を組んだ。

「そうですねぇ…うーん、どうなんだろう。私はなんとなく分かるのですが…おや、着きましたね」

話しているとあっという間に薬師の店に着いた。

「いらっしゃい…ん?村正さんに、こないだのおサムライさんかっ。どうだい?うちの薬は効いただろ?」

「村正…殿?」

「ええ、そう言えば名前も言ってませんでしたね。私の名前は村正と言います。殿などつけないでください」

「はい。えっと、…村正…さん」

口の中で何度も村正さんと呟いていると、そんな私に村正さんが笑みを向ける。

「あなたのお名前をお聞きしても?」

「あっ、はいっ、私はつち…いや、千手丸と申しますっ」

「ほう、千手…良い名前ですね」

なぜか、名前を誉められただけでボッと顔が熱くなった。

それから店で薬を買うと、今日はゆっくりできると言う村正さんと一緒に日が落ちるまで茶店で話をした。

後から考えると、なんだか自分ばかり話していた気がして恥ずかしくなる。

さらに別れの時に村正さんがまたお話でも、と言ってくれて私は有頂天になってしまった。

(またお会いできる…村正さん…)


◇◇◇


「はぁ…こんなこと…いけないのに…」

掛け布団は足元でぐしゃぐしゃになって、敷き布団は腰をくねらせているせいでシワまみれになっている。

あの初めての自慰に酔った夜の翌日、私は再び罪悪感を感じながらも自慰に浸ってしまった。

実は、それ以来、布団に横になると体が火照って眠れなくなり、毎晩体を慰めてしまっていた。

(こんなこと、止めないといけないのに…)

それなのに、より強い快感を求めて、私の指は的確に動いた。

「あっ、んん…」

やめなければいけない、私は土御門家の嫡男、千手丸だ。

「だめっ、そこはっ、んっ、ああっ」

だけど指が胸と股間の固くなった部分を同時に擦ると、止めようと思う気持ちは簡単に崩れてしまった。

(今日まで、今日で終わりにしよう…)

そう心の中で言い訳をすると、瞼の裏に一人の男の姿が浮かび上がる。ここ数日、自慰に耽るときには必ずこの男を思い浮かべていた。だけど、今日は昨日までと比べて男の姿ははっきりとしていた。

男は会ったときと同じ茶色の着流しを着ている。髪はやはり無造作に後ろで束ねており、優しそうな表情にキラキラと光る目で私を見ていた。

「村正…さん…」

名前を口に出すと、なぜだか顔が熱くなる。

(村正さんに触られたら…って、私は何を考えているんだ…)

毎夜妄想しているものの、今はまだ理性が残っている。ブンブン頭を振って私は男の姿を追い出そうとした。

(『千手丸さん』)

だけど、一度思い浮かべてしまうとなかなか離れてくれない。村正さんの少しハスキーで低く、落ち着いた声はまだ耳に残っている。

不意に茶屋で湯呑みを持った時に見た、村正さんの長い指を思い出す。

(あの指で…ここを…)

『クリッ』

濡れた粘液の中で固くなった膨らみを摘まむ。

「んああっ、あっ、そんなとこぉっ」

(「もう、ビショビショに濡れてますね」)

頭の中では村正さんの声で再生される。

「そんなっ、あっ、言わないでっ、あっ、くださいぃっ」

(「ふふふ、その割にはますます濡れてきましたよ?」)

「あっ、んっ、村正さんっ、やっ」

(「嫌なんですか?」)

村正さんの困ったような笑顔に思わず正直に言ってしまう。

「いえ、…その…気持ちよくて…」

恥ずかしさに体が熱くなる。ところが、声に出すことが私の願望だったようだ。一度口に出してしまうと、こらえていた声が溢れ出した。

「あっ、きっ、もちいいっ、村正さまぁっ、もっとぉっ、おかしくなるっ」

強く揉んだ胸がひしゃげて、股間からはヂュプヂュプと空気の混ざった水音が響く。

「あっ、らめっ、おかしくなるっ、くるっ、なんかキちゃうぅぅっっ」

私は頭の中で再生されていた村正さんの声が聞こえないほど大きな声をあげてしまっていた。

「ああああっ、くりゅっ、おかしっ、あっ村正さまぁぁぁぁっ」

夜の静寂(しじま)に千手丸、いや、このときばかりは千姫の甲高い声が響いた。

そして、浮かれていたせいで千姫は気づいていなかった。茶店でも、そして、今も見られているということに。


◇◇◇


起きたばかりなのに僕はベッドの上で口をポカンと開けて座っていた。ガタン、ゴトンとレールの音がする。

「なんで?」

村正が男だった。

でも、村正を僕は知っている。間違いなく女だ。

ということは、同名の別の村正なのか?でも男は刀鍛冶をしてるって言ってた…。

(…だとすると、あの村正は誰なんだ?そもそもこの夢は一体何なんだろう?)

頭の中で二人の村正がぐるぐる回る。

(意味が分からない…)
2016/09/25

少々変更しました

葵の夢の中で『負の力』と表記していましたが、『穢れ』と改めました。
夢と現実の区別も含めて変えた方が読みやすいかなあ、と。

読んでいただいていた皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、今後ともよろしくお願いいたします。
2016/09/25

いまだ僕らは子宮の奥で紺碧の夢を見る

いまだ僕らは子宮の奥で紺碧の夢を見る 前編

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電子書籍販売日:2016/07/13
著者:命わずか
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

二卵性双子の兄弟。
兄が朝、起きると突然女になっていた!
先日バイト先に弟が彼女を連れてやってきたが、兄もその子が好きだった。
弟の部屋ではふたりがセックス中。
「兄貴も混ざる? そっか、女になっちゃったんだね。それなら…」
早速ペニバン装着されて…!?




この作品は【にょたいか!パラダイス 08】に収録されています。

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いまだ僕らは子宮の奥で紺碧の夢を見る 後編

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電子書籍販売日:2016/07/23
著者:命わずか
ページ数:24ページ
ジャンル:変身

女になったり戻ったりする奇妙な体質の兄弟。
片やリア充、片や根暗。でも女になればどちらも本質は一緒!
二人でとろけて絡まり合ってイキまくり!!



こちらは【にょたいか!ものがたり】に掲載されています↓。もしよろしければこちらもどうぞ!!

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2016/09/20

おかし詰め合わせパック・れいとうみかん味

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配信開始日:2016/09/15
サークル名:うえにあるみかん
ページ数145ページ
ジャンル:変身

最新作+旧作のTSFフルカラーコミック詰め合わせです。

最新作・100647 マシュマロテスト&オレが巨乳でお前が貧乳で
をはじめ、旧作
096630 マインドコピー&マインドペースト
093681 悪堕ちした妹を助けるため妹そっくりのスーパーヒロインにされたオレ
を収録した作品集です!
本編フルカラー129ページ、表題作以外の短編「僕の調教係」「オレが巨乳でお前が貧乳で」やおまけイラスト・漫画等も収録しています。



過去作品に加え、新作もあるという、これまで買ったことのない人にはラッキーなまとめ本です!!
ページ数が145ページもありますので読み応えタップリ!!

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2016/09/19

傭兵VS魔物

『コリント』、クリューソスの同盟都市の一つ。ここが終われば訪問する都市国家もあと一つか二つ。

他の都市もそうだったけど、ここでも大観衆に迎えられ、僕らの訪問は大成功をおさめた。

そして、その翌日。

海のそばで魔導列車が停車した。

(また魔物を狩るのかな)

何度も見てきたけど、怪我人こそでるものの、命に関わるほどのダメージはない。

だからアメやハルも何も言わず、のんびりとソファに座っていたら車掌さんが現れた。

「ワン様から少し休憩するとのことです。列車から降りてください」

タラップを降りると既にみんなが降りていた。

傭兵たちが上半身裸で浜辺にテントを張ったりバーベキューの準備をしたりしている。

「葵さん、あの、しばらく海で遊ぶみたい。だから…」

スージーさんが水着を持っている。

(遊ぶ?)

「できたら、その、新作の水着なんだけど…」

「お嬢様、僕らはここで待っていますので」

ハルとアメはいつの間にか水着に着替えていた。多分前に見たピカッと光って水着になったんだろう。

ハルはハーフパンツ型の水着、アメは黒のビキニだ。フリルが胸のところにヒラヒラついている。

(胸は歳相応なんだ)

「何よ?文句でもあるの?」

胸を隠して久しぶりに毒を吐かれた。

「葵っ、あっちに水着に着替えるためのテントがあるぜ」

声がして振り返ると水着姿のミハエルとオズワルドさん、それにジャスミンさんが立っていた。

「ふぁ?」

「どうしたの?」

目を丸くした僕にジャスミンさんが眩しい笑顔を向ける。ミハエルやオズワルドさんはハルと同じく普通のハーフパンツの水着で気にならないんだけど、問題はジャスミンさん。

筋肉ムキムキの体に乳首が隠れるか隠れないかくらいのミニのビキニ。股関もギリギリ隠れるかどうか。もっこりしたものが角度次第では見えるのでは…。

「いえ…ナンデモナイデス」

「うふふ、海なんて久しぶりねっ。きょうは焼くわよっ」

ジャスミンさんの満面の笑顔を見ると何も言えない。

「あの…私達も行きませんか?」

そうスージーさんから控えめに促されて僕らも着替えることにした。

「ねえ、スージーさん、ちょっと待って。これ透けてないよね?」

「大丈夫な…はずです。中心にはちゃんと裏地をつけていますから」

スージーさんの新作はニット風の編み込みの水着だった。コンテストの時は黒の水着の上から編み込みの水着を重ね着する形だったけど、今回はニットを直接着る。

中心に裏地がついていても当然編み込みの隙間から胸の色んなところは肌が見えてしまう。

結局着替えてテントから出ると、若い傭兵達から歓声があがった。

「こらっ、お前ら、食事の準備をするんだっ」

隊長が現れて傭兵達を連れていくけど、帰り際に僕の姿をチェックしていた。


◇◇◇


「うわあっ、気持ちいいっ」

波が打ち寄せてふくらはぎまで浸かる。

海に入るのは考えてみれば旅に出る前、ケルネにいた時以来だ。

キャッキャはしゃいでいると、ワンさんが小さな箱を持った男の人と一緒に現れた。

「気にせんといて。最近出来た魔術具を試させてな。なに、ブロマイドみたいなもんやけど、動いててくれてエエから」

言われてみれば、ブロマイド撮影のカメラとかいうのに似ている。

(気にするなって言っても…)

「おいっ、葵っ」

「えっ、…わぁっ」

水が顔に向かって飛んできた。

「ちょっと…やったなぁっ」

ミハエルに向けて水をかける。

「うわっ」

ミハエルが足を滑らして転んだところに波が来て頭から被った。

「あははははっ、天罰だよっ」

そうこうして、いつの間にかカメラのことなど忘れて楽しい時間が続く。

「お嬢様っ、食事が出来たようですよ」

波打ち際からハルに呼ばれて僕らは海から上がった。いつの間にかハルとアメは普段の格好に戻っている。

「あら?ご飯の時間?」

おいしそうな匂いのする方へ歩いていると、ジャスミンさんが砂浜に寝転がっていた。

(なんか光ってる…?)

「これは油よ、せっかくだから綺麗に日焼けしたいじゃない?」

ジャスミンさんの筋肉がテカテカと光って、なんというか…凄い。

その後ろにスージーさんも体育座りしていた。なぜか手に双眼鏡を持っていた。

「葵さん…可愛かったです…特に波打ち際で遊んでいた時なんて…」

(ずっと見てたの?)

二人も合流して歩いていると、傭兵達が出迎えてくれた。

「あっ、あのっ、俺達、ファンなんです。握手してもらっても良いですかっ?」

「えっ?あっ、はい」

伸ばされた手を握ると、俺も俺もと周りが手でいっぱいになった。

「えっ、あのっ、ちょっと…」

戸惑っている間にもどんどん人の数が増える。

「お前らあっ、持ち場に戻れえっ」

傭兵隊長が現れてようやく事態が収拾した。

「すみません、うちの若い者が」

(そう言いながら、胸をチラチラ見てるよ)

さらになぜか去り際に握手をして隊長は傭兵達を怒鳴りながら持ち場に戻っていった。

「そしたら乾杯しよか。傭兵の皆は連日戦こうてお疲れやろうし、葵さん達も有名人やから、クリューソスに帰ったらこんなことも出来へんやろし、今日はゆっくり楽しんでや」

ワンさんの乾杯の音頭でバーベキューがスタートした。

「お嬢様、食べ物を取ってきますね?」

準備された専用のテントから少し離れた所に肉を焼く場所があって、傭兵達がその場で座りこんで食べている。ハルに「僕も取りに行くよ」と言ってついて行った。

「でも、お嬢様…」

「大丈夫だよ」

ハルは心配性だなあ。

「そうそう、俺達も行くからさ」

ミハエルやジャスミンさんも一緒に行くと、さすがにさっきみたいなことにはならなかった。概ねジャスミンさんのお陰だったけど。

「やっぱり若い子達はいいわね。私も若返るわっ」

ねっとりした目付きでジャスミンさんが周囲を見渡すと、スッと傭兵達が俯いて僕に向けられていた視線が消える。

「あらあら、みんなシャイなのね?」

ジャスミンさんは目を逸らすタイミングをミスった幼さの残る傭兵にウインクすると、泣きそうな顔で震えていた。


◇◇◇


「ハグ、ハグ…おいしいねっ」

お皿にのったお肉を頬張っているとき、ふと海を見るとなんだか遠くの方に黒い点が見えた気がした。

(うん?…あれは…?)

見間違いかと思ったけど、やはり遠くに黒い点が波に揺れている。さらにそれが大きくなってきたような気がした。

「…あれ?ハル、アメ…あれって…」

海を指差してハルとアメに確認すると、二人も頷いた。

(いけないっ)

「ミハエルっ」

振り返るとミハエルはジャスミンさんに飲まされて鼾をかいて寝ていた。

(何してるんだよっ、大事なときにっ)

「なあに?葵?」

ジャスミンさんはまるで素面のようだった。

そして、海に浮かぶ点を見るや否や、スージーさんとオズワルドさんを傭兵隊長のもとに走らせ、自分も傭兵達のところに走っていった。

『ガンガンガンガンガン』

激しい銅鑼の音が鳴り響いたのはその数分後。傭兵達の顔つきが変わって、酒を飲んでいない者は酔いつぶれた仲間を列車に運び、武装する。

「葵さん、列車に戻って下さいっ」

傭兵隊長からの伝令がきた。

「戦えるのは何人いるの?魔物は?」

「えっ、あの…」

若い傭兵は躊躇う。

「早くっ」

「あっ、ええっと…戦える者はおよそ20、魔物は海から70、陸から30ですっ」

(まずいな…五倍か…)

「僕も戦うよっ」

ハルとアメも僕の両隣についた。

「お嬢様、これを」

ハルからは仕込み杖、アメからはホットパンツが渡された。

「戦うなら一応これくらいは履いたら?周りの男が集中して戦えないわよ」

確かに伝令の若い傭兵も真っ赤になって目をそらしていた。

「ありがとうっ」

お礼を言って急いでホットパンツを水着の上から着る。

「葵さーん、大丈夫ですかぁ?…はぁ、はぁ…あれ?」

スージーさん達も帰ってきたけど、僕の姿を見て不思議そうな顔をした。

「スージーさん、オズワルドさん、ミハエルをお願いっ。急いでっ」

黒い点は既にもうリザードマンであることが見て分かるほど近づいていた。

「お嬢様、来ます」

浜に上がったリザードマンはある者は三ツ又の銛、ある者は珊瑚か何かの槍のようなものを持ち、口々に何か叫びながら走ってくる。

「さあっ、行って」

僕らは浜に向かって駆け出した。


◇◇◇


ワンウェイは魔導列車の指令室から戦いの様子を見つめていた。

「おりゃあっ」

『ズシャッ』

ジャスミン、いや、かつてアリストスから各都市国家にまで名を馳せたジェイソンが傭兵から借りたのだろう、バスターソードを振り回し、一撃で三体のリザードマンを屠った。

(さすがは自力で戦奴から解放されただけのことがある)

アリストスの主戦力は戦奴と呼ばれる奴隷達だ。ほとんどが奴隷からの解放前に戦いの中で命を落とす。だが、圧倒的な力で勝利し続け、解放された男がジェイソンだ。

(それに…)

続いて目を移すと、そこにはジェイソンとは180度異なった存在がいた。

「はっ、ふっ」

水着のブラジャーを柔らかく揺らしながらリザードマンの矛先を躱し、華麗に切り裂くのは、まさかの美少女コンテストのグランプリだ。

(情報から実力は充分だと分かってたつもりやったけど)

さらにメイド服と執事服の従者の二人も葵と同じか、それ以上に強い。

(これはなかなか骨やで…)

四人で海から来たリザードマンの半分ほどを足止めしている。

そのお陰で傭兵達も士気が上がり、何とか数で勝るリザードマンを押し返していた。

(さあ、どうしよか…力ずくは難しいな)

丸いサングラス越しにワンウェイは目を細めた。


2016/09/19

女体化してバニーガールになる

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電子書籍販売日:2016/09/17
著者:羅ぶい
ページ数:20ページ
ジャンル:変身

性転換バニースーツで初めての快感!?

カジノで大負けし頭を抱える青年旅行者の桜田薫に、オーナーである妖艶な女性が持ちかけたのは、バニーのコスプレをしてのVIP男性とのカード勝負だった。

変わった趣味だといぶかしがりつつも好条件につられ勝負を受けた桜田だったが、勝負に負けるたびに少しずつスーツの力で女体化させられ、気づいた時にはもう遅く彼の姿はバニースーツにふさわしい愛らしくも肉感的な女性へと変化してしまっていた!

勝負相手だったダンディな変態おじ様に強引に胸と尻を揉まれ、初めての指マンでの未知の快感に抗えない桜田は、感じれば感じるほど身も心もバニースーツによって女性化させられると聞いてもそれ以上の快楽を求めて――。



この作品は↓の『コミックアンリアル Vol.62』に掲載されています。
ちなみに他に『TS留学記 第3話』狼亮輔や、『-魂-INSERT Last Update【後】』谷口さん『reincarnation〜黒い記憶〜 最終話』DATEなどのTS作品の有名作家さんの作品が読めます!!

これはおススメ!!

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不思議Hの傑出作を生み出し続けるコミックアンリアルvol.62は今号も可愛い美少女たちの濃密エロスがいっぱい!
特大カラーピンナップは催眠によって生徒たちの前で痴態を晒す少女に、妖艶なサキュバス娘の騎乗位搾精!
美麗カラー漫画は人外くらげ娘との触手を絡めたイチャラブHに、女体化した少年がネトゲの男友達とオフパコH!

モノクロ漫画はエレクトさわる先生描く勇猛な女戦士が、メデューサに石化されながら卵を産み付けられ、淫らに堕ちていく!
煌野一人先生『パラサイトクイーン』シリーズ新作は褐色スポーツ少女が寄生虫によって身も心も内側から変えられていく!!

今号でクライマックスを迎える連載作も注目!
谷口さん先生『-魂-INSERT』の最終話は狐巫女の神様と入れ替わった青年が
今まで得た知識や姿に変身し、女の悦楽を味わい尽くす!
七瀬瑞穂先生『お嫁さんは魔王!?』の最終回は勇也がリナや生徒会のメンバーたちとハーレムH!
DATE先生『reincarnation〜黒い記憶〜』の最終話は復讐を果たすため、愛梨が父親の目の前で男たちとの淫欄な痴態を晒す!

その他、注目作が目白押し!
懇願するヴァンパイア少女への膣内射精などによる精液提供Hや、思いを寄せる人間の青年と結ばれるケンタウロス娘、
同棲する蛙娘との異種姦イチャラブや、女体化した褐色青年が女の快感にはまっていく性転換H、
獣たちによるケモノ耳母娘への輪姦陵辱、魔法少女によるショタっ子への触手逆レ●プ、
エロ魔法を使って生意気な少女へ仕返しなど、
10周年を迎えてさらに濃密なファンタジーHをお届けするコミックアンリアル62号をお楽しみください。

表紙イラスト:モグダン
ピンナップ:もくふう/篠岡ほまれ/ドウモウ/あるぷ

<カラー漫画>
『クラゲ娘ぬるぬるテンタクルス』宮本りず
『ベガトランス』まる寝子
『シスターマリアの秘密』あきは@

<モノクロ漫画>
『MEDOUSA』エレクトさわる
『パラサイトクイーン-classified- 前編』煌野一人
『異世界の魔法使い 第3話』さいもん
『-魂-INSERT Last Update【後】』谷口さん
『発情スイッチ3〜本城アヤカの場合〜』一宮夕羽
『テンタマ』太平さんせっと
『お嫁さんは魔王!? 最終話』七瀬瑞穂
『reincarnation〜黒い記憶〜 最終話』DATE
『ヴァンパイアのヴァニラさんが灰になっちゃいそうでやヴァい』吉田
『ケンタウロスはひとりじゃデキない 後編』ほりとも
『けものっ娘通信〜蛙娘アヌラ〜』Jun
『辰さんの言うとおり』majoccoid
『TS留学記 第3話』狼亮輔
福従都市メガロマニア』宇行日和
『機動乙女シャナリア』木村寧都
『Hello! My Lord!! 〜勇者、来訪!〜』ヨシタマ
『女体化してバニーガールになる』羅ぶい
『逆襲のマジカルガール』rca
『幽霊彼女』ゆきうさぎ。
『俺の得意魔法はエロ魔法でした』GIGIメット

おすすめソフト情報局
非現実世界の果『ユメミルスレイブ』発売記念! majoccoid先生インタビュー

※各プレゼント、全員サービスは電子書籍版では取扱っておりません

○アンリアルコミックス原作OVA情報
<好評発売中>
『魔獣浄化少女ウテア』(EDGE)
『ドロップアウト』(EDGE)
『神曲のグリモワール THE ANIMATION』(ピンクパイナップル)
『小悪魔カノジョ THE ANIMATION』(ピンクパイナップル)
『都市伝説シリーズ』(メリー・ジェーン)

2016/09/18

出会い

父上が床について数日。

私としては毎日でも父上を見舞いたいのだが、対外的には風邪で寝込んだことになっているため、そうそう城に行くわけにもいかない。

だが、それだけではない。私には父上に顔向け出来ないことがあった。


◇◇


「ふぅぅ」

眠れない。

もう何度目かの寝返りをうつ。

「なんで…」

確かに熱帯夜が続いているとはいえ、一日鍛練をした体は心地よく疲れ、眠りを欲している。

にもかかわらず体の奥には不可解な熱が籠っていた。

「はぁ…」

頭に思い浮かぶのは先日、酔って帰った時にした、あの行為。

(あんなこと…してはいけない)

そう。してはいけない。だけど、一度意識してしまうと脳裡にはあの時の快感が浮かんだ。

(少しだけ…そう…確かめるだけ…)

自分をごまかしながら着物の合わせ目に手を差し込む。滑らかな肌を手のひらが撫でていくと、固く尖った蕾に引っ掛かって。

「んっ」

ピクッと体が反応した。

「はぁっ、んっ、ん…」

誰に教わったわけでもない、もちろん先日が初めての経験だったのに、まるで我慢すればするほど快感が強くなることを知っているかのごとく、指は蕾を避けて胸の周りから愛撫していく。

「はぁっ、はぁっ、はあっはあっ」

掠れたような息遣いが闇の中に広がった。

(もう、我慢できない…)

「んあっ」

じっくりと焦らしていた分、指が蕾を摘まんだ瞬間、高い声が出た。

「んっ、くっ…」

指で蕾を挟んだまま胸を揉み始めると腰が勝手にくねくねとよじれ、薄い掛け布団を乱す。

「ああっ」

足をくねらせている間に着物の裾がはだけていた。

そして、胸を揉んでいた手が露になった下半身に向かう。

『チュク』

「あふっ」

ヌルヌルの割れ目をなぞって、その上にある控えめな突起を指の腹が擦った。

「はうっ」

ビクンッと体がのけぞり、これから訪れるであろう快感への期待に体が震える。

(こんな姿…誰にも見せられない…)

不意に暗闇の中、一人の男の姿が浮かび上がった。

(なんで…あの男が…んあっ)

だが、すぐに男の姿は消えて意識は快感の波にさらわれる。

「あっ、だめっ、こんなっ、だめなのにぃっ」

『ニチャ、ニチャ』

割れ目をなぞると、体の中から粘液が溢れ、突起を押し潰すと少し痛いくらいの快感が体を貫く。

「あっ、らめっ、なにっ?なにか来るっ、あっ、らめっ」

自分が自分でなくなるような感覚に目眩にも似た興奮を覚えてますますのめり込んだ。

『くちゅっ、くちゅっ、ねちゃっ、チュクチュクチュクチュクッ』

「あっ、あっ、ああっ、らめっ、らめっ、らめぇぇぇぇっっ」


◆◆◆


それは、あの初めての日の翌朝。


「うー…」

明け方、裸で目覚めた私は布団の上で暫く頭を抱えていた。

(酔っぱらっていたとは言え、なんてことを…)

急いで服を着て風呂を焚き、湯に浸かる。

『パンッ、パンッ』

頬を両手で叩いて気合いを入れた。

それからサラシを胸に巻いて男の道着を着ると自分に言い聞かせる。

「私は千手丸。土御門家の嫡男だ」

それから刀を腰につけて道場に向かった。


◇◇◇


「千手丸、良い薬師の店が分かったぞ」

武三がその日の終わりに声をかけてきた。

「夏風邪くらいなら一発らしいぜ」

武三は道場での修行の傍ら仕事もしていて、お客さんから聞いてくれたらしい。

「犬千代殿、今日はお先に失礼します」

「分かった。武三、頼んだぞ」

私達は町の北に向かう。

「確か…ここだ、ここだ。さっ、千手丸っ」

武三に促されて暖簾をくぐったところでちょうど出てきた男の人にぶつかった。

「…っと、すみません」

「いえいえ、こちらこそ…」

男は私の刀を見ている。

歳は三十代の半ばくらいか。長い髪をきちんと後ろで束ねて、清潔そうな着物を着ていた。

「何か?」

「いや、その刀、柄糸が緩んでいますよ」

刀の柄を見ると確かに緩んでいる。

「えっ?…ああ…本当だ」

「よろしければお貸しください」

私が刀を腰から抜くと男は手慣れたように柄糸を直し始めた。

(サムライには見えないが…)

「あなたは…?」

「ええ、私はこの近くで刀鍛冶を営んでおります」

男の声は少し低く、落ち着いた話し方は好感が持てた。

「ところで、これはかなりの業物と見受けますが…あなたの体には合っていないのではないですか?」

「えっ?どうしてそれ…」

その時、大きな声が私の言葉をかき消した。

「ちょっと、何を一人で出てるのよっ」

そのまま、声の主は私と男の間に割り込んでくる。

「村雨、ゴメン。今日は体調が良くて…」

「何言ってるのよ、また体調崩したら世話するのはこっちなんだからねっ」

こちらからは背中を向けているため顔は見えない。だけど、年端もいかないおかっぱ頭の少女に男は叱られていた。

(娘さんだろうか?)

「あっ、あの…」

私の声に男が少女から私に視線を移す。男と目が合った。優しそうな瞳が私を捉える。

「あの…えっと…」

言ってから特に何か話すことがあるわけではないことに気がついた。

「……すみません、それでは…」

私が何を言おうか考えているうちに、男は軽く頭を下げて少女に引きずられるようにして去ってしまった。

「ありゃあ何だったんだろうな…」

振り向いて武三が呟いた。

(確かに体に少し合ってないんだけど、ちらっと見ただけで分かるものなのか…それに…何だろう、この気持ちは…)

胸に手を当てると動悸が普段よりも早い気がした。

「いらっしゃい。どんな薬を探していらっしゃるのかな?」

「あっ、そうだった。ええ…」

薬師の声に我に返る。私は父上の病状を説明しながら頬が熱くなっているのを感じた。
2016/09/17

マシュマロテスト&オレが巨乳でお前が貧乳で

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↑DMM.comで販売中です!!

配信開始日2016/09/10
サークル名:うえにあるみかん
ページ数49ページ
ジャンル:変身

【マシュマロテスト】フルカラー39P
20XX年…長引く不況の為、就職戦線は未曽有の買い手市場となっていた――

本命企業の面接試験に向かったオレ、竜崎彰人。
テストの内容は’マシュマロテスト’らしいけど…
「自制心でマシュマロを我慢できればご褒美にもう一個貰える」テストって、オレたちにどんな意味があるんだ?

ところが突然、受験生に女体化薬を注射されて――おっぱいを触るのを我慢しろ、だって!?
それでもオレは…オレは絶対に、ここの正社員になるんだ!

【オレが巨乳でお前が貧乳で】フルカラー10P
不思議な妖精を助けた俺達。妖精は、なんでも一つ願いを叶えてくれるという。
俺達の願いはそれぞれ…「巨乳、貧乳の彼女を下さい!」
だが妖精は予算が足りないと言ってきて…
おい待てよ、どうして俺達が女の子になってるんだ?
しかも、巨乳好きの俺が貧乳で貧乳好きのあいつが巨乳になってるじゃないか!
流れに逆らわずの百合えっち10ページ漫画です。

すこし百合成分多めの以上2作品描き下ろし+設定ラフイラストを収録しています。

2016/09/17

『魔導列車タイタン』クリューソス発

イリスさんが帰ってから数日後、僕はついに王偉(ワンウェイ)さんとの会食と相なった。

「ここ…で間違いないよね?」

てっきり会食はレストランか何かで行われると思っていたので、指定された場所に着いた僕は思わず呟いた。

クリューソスの門の外、大きな煉瓦作りの建物が指定された場所だった。

大きな金属製の入り口が開いている。

「俺達まで招待してくれるとは、流石は大物、太っ腹だが…」

そう、会食の場に招待されたのは僕だけでない。ミハエル、ジャスミンさん、スージーさん、タマちゃん、オズワルドさん、もちろんハルとアメも同行を許された。

「でも、なんだか…警備が厳重、ね?」

ジャスミンさんにそう言われてみれば、確かに傭兵の数が多すぎる気もする。

「お嬢様、お気をつけ下さい。フードの男は魔王すら現世に呼び出すほどの者と聞きました。どのような力をもっているかも未知数です。そのような男と一緒にいたという王偉(ワンウェイ)も何を隠しているかわかりません」

ハルが僕にだけ聞こえるように囁く。

四角い真っ黒な金属の箱を眺めながら僕が頷いていると見計らったように特徴的なイントネーションの声が響いた。

「全員お揃いのようやな」

声は四角い箱のほうから聞こえて、カツンカツンと金属製の階段をこれまた特徴的な体格のワンさんが降りてきた。

「本日はお招きいただきありがとうございます」

僕らは口々に挨拶する。

「ええ、ええ、そんなん言わんでも。グランプリ受賞者のチームなんやから」

丸いサングラスで目は見えないけどニコニコ笑顔でワンさんが近くに来た。

「あの…この傭兵達の数は…」

ジャスミンさんが控えめに聞く。

「ああ、ジャスミンさんは流石やな。せや、実はな今年はこれで同盟都市を巡るんやけど、こないだから魔物がえらい増えたやろ?」

実はジャイアントフロッグの時にも聞いたんだけど、魔物が増えた時期は世界樹が石化した時期と重なる。何気に僕のせいでもあるから耳が痛い。

「同盟都市からも要請があってな、御披露目ついでに魔物退治もしたろう思てんねん」

「ああ、なるほど…」

ミハエルが頷いているのをワンさんがじっと見た。

「ミハエル、あんまりこれまでは話することもなかったけど、今回のお手並みはほんまに凄かったわ。普段人を見る商売してるワシがこんな逸材を見逃してたなんて、奴隷商の看板をおろさんとあかんな。ハハハ」

ミハエルは照れ臭そうに笑った。

「おっと…もうこないな時間か。よっしゃ、行こか」

こうして僕らは魔導列車に乗り込んだ。


◇◇◇


会食はまだ先のようで、車掌さんが発車の前に魔導列車の中を案内してくれた。魔導列車はいくつもの箱(車両というらしい)が連結している。

「まず、こちらが魔導列車の運転室でございます」

一番前の車両にはなんだか色んなレバーに囲まれた椅子にキツネの耳のおじさんが座っていた。

「一人で動かすんですか?」

僕が聞くと車掌さんが微笑む。

「皆さんそうおっしゃいます。ええ、アシスタントなどはおりますが、基本的には一人で動かします」

「はぁぁ、すごい…」

スージーさんが目を丸くしていた。

次に動力の車両に移る。そこには炉のようなものがあって、山積みの魔石の前に帽子をかぶったおじさんがスコップ片手に数人立っていた。

「魔導列車は魔力で動かします。非常に大きな魔力が必要なため、各都市で魔石の補充が欠かせません。ここにある分で次の都市まで向かいます」

「こんなに魔石がいるのか…そりゃあチケットが高くなるわけだな」

オズワルドさんも鍛冶をする上で魔石を使う。だから思わずその値段を計算したようだ。

「さあ、次に参りましょう」

次の車両から六両ほどは指令室、ワンさんや傭兵、乗員のための車両、その次が荷物の車両、それから僕らの乗る車両(他の車両と違ってかなり豪華な客車と言うらしい)となっていた。

「へぇ…客車は高級なんだね」

「そりゃそうだろ。超プラチナチケットなんだぜ」

「ミハエルは乗ったことあるの?」

「いや、初めてだ」

真っ赤な絨毯の上を車掌さんに先導されて僕らは歩く。

「こちらが葵様のお部屋でございます」

案内された僕の部屋は最後尾の客車の中にあった。ハル、アメ、ミハエル達は男女に別れてひとつ前の客車の部屋に案内されていた。

「まるで高級な宿だニャ」

タマちゃんがいつの間にか僕の部屋を確認して溜息をつく。

「タマちゃんの部屋はどう?」

「良い部屋だったニャ。いつかこの列車でコンサートをしたいニャ」


◇◇◇


列車がクリューソスを出て数時間、広い平原に出た。

『ピー』

高い笛の音が鳴ってゆっくりと列車が停車する。

「停まったね。何だろ?」

ハルとアメもちょうど僕の部屋に来て、のんびり寛いでいた。

窓から外を眺めていると、ノックの音がして車掌さんが扉を開けた。

「只今より魔物の討伐を行います。お客様にもしものことがないよう窓の鎧戸を閉めさせていただきます」

窓の外側にある鎧戸が閉まると日の光は全く入ってこなくなった。

すぐに魔術具の明かりで部屋は明るくなる。

「外は見れないんですか?」

「指令室からなら見れますよ。ご案内いたします」

指令室とはワンさんが乗る車両にある部屋だ。

「あら?葵達も指令室?」

ジャスミンさんとミハエルも出てきた。

「上がってもろてくれ」

階段の上から声がする。指令室には階段があって、天井を外して外を見ることが出来る仕組みのようだ。

「では、こちらからどうぞ。足元にお気をつけください」

ぞろぞろと上がる。ワンさんともう一人のおじさん、それに僕ら五人で見張り台はいっぱいになった。

「おお、みんなで見に来たんか?こっちにいるのは傭兵隊長や。それで、こっちが葵さんや」

傭兵隊長が僕の顔を見たまま驚いた顔で止まっている。

「あの?大丈夫ですか?」

「あっ、ええ、大丈夫です。ぜひご覧ください。…それにしても若い連中が噂していましたが…これは…」

「せやろ?実際はコンテストでもダントツやったんやで」

ワンウェイさんが自分のことのように胸を張る。

「ところで、ええタイミングで来たなあ。ちょうど始まるところや」

列車は小高い場所にあって、平原が見渡せる。

子供の背丈ほどの魔物がワラワラと現れた。

「お嬢様、あれは?」

二人は魔物も初めて見るのだろうか。

「ゴブリンだね」

列車の側からは傭兵たちが一列になって進んでいく。数では明らかに勝っているとは言え、ゴブリンは魔物の中でも最弱の部類。傭兵たちの手馴れた様子を見ると負けることは考えにくい。

(ふーん…魔術師が多いな)

都市国家群は魔術が盛んとは聞いていたけど、傭兵達の中にも魔術師らしき軽装の者が目立つ。彼らは後方から術式を編み始めた。

(それだけじゃない。あの剣は…?)

前衛の男達の持つ剣の刀身が淡い光を帯びている。

「あの剣を見てなさい。きっとびっくりするから」

ジャスミンさんが後ろから僕に囁いた。

「始まるぞ」

ミハエルの言う通り、隊列を組んで進む前衛とゴブリンの群れがぶつかる。

「うわっ」

傭兵の剣がゴブリンを切り裂くと同時にその切り傷から炎が湧いた。

「ほらね、驚いたでしょう?」

傭兵達は数倍の数の相手を蹂躙していく。後方からの魔術に加えて、光る剣に斬られたゴブリンがどんどん燃えて黒焦げになる。

「余裕やな」

ワンさんの言葉に傭兵隊長が頷く。

「ええ、ゴブリンごときにやられはしません」

その後、群のボスらしき一回り大きなゴブリンも容易く仕留めて傭兵たちが鬨をあげた。

「葵さんから見て傭兵の戦いはどうやった?」

「ええ、皆さん強いですね。あの剣はどういったものなんですか?」

「ええ、あれは魔術剣と呼ばれるもので、刀身に術式が刻まれ、柄に取り付けた魔石や本人の魔力で様々な効果を出すのです」

自慢気に傭兵隊長が説明してくれた。

「アトランティス王国のSクラスのハンターにそう言うてもらえたら安心やな。なあ?」

話を振られた傭兵隊長は訳がわからないといった表情で僕を見る。

おそらくアトランティス王国もSランクハンターというのも知らないんだろうけど、それでもSランクというくらいだから凄いということは理解できたはず。ただ、目の前にいる僕がそんな人物だとは到底思えないのだろう。

結果としてワンさんが冗談を言っているのか、それとも真面目に言っているのか計りかねているように見えた。

「それに…葵さんは色んな意味で有名やからな」

サングラスで目線は分からないけど、なんとなく気持ち悪くて鳥肌がたった。

(この人…僕のことを調べてる?)

都市国家群とは国交もほとんどないはずのアトランティス王国の情報をこの短期間にどうやって手に入れたのだろう。

顔に出てしまったのか、ワンさんが僕を覗きこんだ。

「そらそうや。ワシらは商人。金を稼ぐためには情報こそが命やからな。せやせや、会食はもうちょい先でお願いします。これからいくつか都市をまわって魔物も退治せなあかんから」

実際、数日間の間に五つの街を巡り、何度か大規模な討伐も行った。

2016/09/16

オンナの体

「ありがとうございましたっ」

道場での鍛練後の自主練が終わった。師の稽古から半年あまり経ち、父上とともに負の力を封印した翌日、私は十六の誕生日を迎えた。

「ふう…」

私が手拭いで額の汗を拭いていると犬千代殿が目の前に立った。

「千手丸、大丈夫か?」

「ええ…特に何もありません」

安倍犬千代殿は私が道場に入門した時からずっと第一席にいる。

これほどの実力者がなぜと思うが、どうやら芦屋家の現当主の妾腹ということで、なかなか仕官の口がないらしい。

「それなら良いが。三郎との試合といい本調子ではないのではないか?」

特に師の代わりを務めるようになったこの半年あまりで、道場の門弟達の小さな機微に気づくようになり、信頼も篤く次期師範の呼び名も高い。

「いえ、大丈夫です。ご心配いただきありがとうございます」

そうは言ったものの、実際のところ、私は落ち込んでいた。一つめは父上の容態。そして、二つめは己の力不足だ。

(私はあの時、父上の足手まといでしかなかった…)

もっと強くならねばならない。だが、そう思うと今度は師の言葉が頭を悩ませる。

「『目を捨てよ』…か」

雲をつかむような話で、どうしていいのかさっぱり分からない。毎日試行錯誤をしてきたものの、むしろ、それまでなかったミスを連発する結果となっている。

(一体どうすれば良いんだ…)

「千手丸」

再び呼ばれて顔を上げると犬千代殿の隣に今度は武三もいる。

「ほらっ、言うんでしょ?」

「いや、しかしだな…まだ本決まりではないわけだし…」

何やら二人でこそこそ話している。

(?)

「全く、言わないなら俺が言っちまいますよ。あのな、千手丸…「武三っ、やはり俺が言うっ」」

武三が何か言おうとすると慌てたように犬千代殿が言葉を続けた。

「実はな…師からこの道場の師範にならないかと打診されているんだ」

ちょっと恥ずかしそうに犬千代殿が言った。

「えっ、それはおめでとうございますっ」

「いやぁ、ありがとう」

犬千代殿は顔を赤くして頬をかいている。

「全く、何を恥ずかしがってるんだか…」

武三は呆れた顔で犬千代殿を見た後、今度は何か企んでいるような顔で私を見る。

「そうそう、それで犬千代次期師範を祝おうと思うんだ。さすがに今日は千手丸も来るよな?」

これまではどんな誘いも避けてきたが、さすがにそう言われて断ることは出来ない。

「もちろん。私にも祝わせてください」

私の答えに武三の目が輝いた。

「おっ、やったぜ。よーしっ、今日は飲むぞぉっ」


◇◇


普段よりも自主錬を早く切り上げ、今日は三人で道場の近くの呑み屋に来た。

「で、千手丸はぁ、お師匠の謎かけにぃ、まだなやんでるのかあ?」

武三は陽気に呑み続けて二時間後には完全に出来上がってしまっていた。

「ああ…うん…」

私はお猪口に手酌で酒を注いで一気に煽った。

「その話だが」

犬千代殿が赤い顔で僕を見た。

「言葉ではなく師のつけてくれた稽古から考えてはどうだろう」

「稽古って言っても、打ち込もうとしたらなんだか分からない間に負けていたんですよぉ」

犬千代殿はまだしっかりしているけど、私も呂律が怪しくなっている。

「いや、…大切なのは『訳が分からない間に負けていた』ってとこじゃないか?つまり、…心の隙をついた…とでも言うかな。『打ち込もうとしたら』というのも気になるな。攻撃しようと思う、その瞬間が狙われているのか…」

犬千代殿が考え込むように目を閉じた。

「なるほどぉ…だけどぉ、どうすればそれが分かるのでしょう」

返事がない。

「犬千代どのぉ?」

「すぅ、すぅ…」

(えぇっ?寝てるぅ?)

「たけぞ…」

「ぐぉぉ、ぐぉぉ」

こちらも鼾をかいて眠っていた。

(はぁ)

私は犬千代殿の言葉を反芻しながら一人呑み続けた。


◇◇


「今日は忙しいところを済まなかったな」

武三を背負っているとは思えないほど軽々と犬千代殿が頭を下げた。

「いえいえー、おいわいれすからぁ」

一人で呑み続けた私はこれまでになく酩酊している。

「本当に大丈夫か?家まで送るぞ」

「らいじょうぶれす…すぐそこれすし」

数十分後、千鳥足の私と武三を背負った犬千代殿は店を出て別れた。

(そうら…忘れてたけろ、私も今日から十六らぁ…悪くない誕生日らったなぁ…)

私は家に戻ると腰にさした刀を抜いて帯を弛める。

「ふぅぅ、ちょっとのみすぎたかもぉ」

普段は女であることを隠しているため、役目で呑むことはあってもこれほど酔うことはなかった。

「ああ、くるしぃぃ」

胸に巻いたサラシの結び目を外した瞬間、『ボロン』と大きく育った胸が解放される。

「あつぅい」

目の前の景色はクルクル回っていた。

「おっとっと」

千鳥足のままサラシを外して、帯も完全にとると、畳んだままの布団に勢いよく飛び込んだ。

(あぁ…)

無理やり布団を敷くと、ゴロンと仰向けになって、ため息をつく。

引き締まった体に膨らんだ乳房。武三がこっそり見ている春画に負けぬ女の体が目の前にある。

(なんれ、こんらに…)

せめて胸がもう少し小さければ楽なのに。そう思って忌々しい二つの膨らみを掴んだ。

「ぁっ…」

ビリビリとした感覚が体を突き抜けた。

「なんらぁ?」

思わず出た声が今まで聞いたことのない女の声に驚きつつも、一瞬感じた甘い感覚に酔いで失われた自制心のままに続けてしまう。

(もういっかい…)

むにゅむにゅと指が食い込む。

「んっ…ぁぁっ」

痛いような気持ちがいいような不思議な感覚に再び声が出る。このまま続けると、なんだかいけないような、そんな感覚に体がゾクゾクした。

「ん…ふぅぅ…ぁっ、りゃめ…あっ、きゃんっ」

指が固く膨らんだ山の頂きを弾いた。

「あんっ」

(こんな…)

半開きになった唇からは以前武三にからかわれた時以上にオンナの声が出る。

「あっ、ふぁっ、ふっ、んんっ、んっ、んんんんっっ」

二つの頂を摘まむと体の中心を甘い電流が流れた。

(なんらぁ…こんなのぉ…やめられないぃぃ)

ビクビクと体が震えて、背筋が反る。布団の上で足がもつれる。

『クチュ、クチュ…』

体の奥から湿った音がした。

(ふぁ?なんら?)

恐る恐る手を伸ばす。

『チュプ』

「なんれっ?もれたぁ?」

普段小水をする部分が濡れていた。

(れも…おふとんは濡れてないら?)

もう一度指で触れる。

(ふぁっ、あちゅいぃぃ)

ピチョっと指が熱い泉に浸かる。

一度指を顔の前に出して見ると、窓から入る月明かりに指先が光っていた。

(これなんらぁ?)

今度は指で泉の付近をなぞる。

「んあっ」

体がのけぞった。

ビックリするくらいの強い感覚に次はゆっくりと触れた。

「んあっ、らめっ、こえ、らめっ」

だけど指は気持ちいいところを覚えてしまった。

「あんっ、あっ、あっ、あっ」

声も抑えられない。

(らめになるぅっ、あっ、らめになっちゃうぅぅぅ)

背筋をゾクゾクした何かが走る。

(こわいっ、こわいよぉっ)

いけないことをしてる、いきたいけどいっちゃダメな感じ。

だけど、指はひたすら快感を目指して動き続ける。

そして、突然その時がきた。

「あっ、やっ、らめぇぇぇぇ」

体がビクンッと大きく痙攣した。

「んっ、はあああぁぁぁっ」


◇◇◇


「…はぁ…」

僕が目覚めたのはまだ夜明けまで数時間といったところ。

(それにしても…なんて夢を…)

『ちゅく…』

(んんっ…)

夢の中での出来事なのに体の奥が疼いていた。

(村正がいたらなんて言うかな)

『主殿、それは欲求不満じゃの。解消せぬといけないぞえ』

村正の声が聞こえた気がする。

(そうか、もう今日は三日目だ…)

おもむろに起き上がって、僕は薬の箱を開けた。

赤と青の卵を見て赤を手に取った。

千手丸の時の快感がまだ脳裏に残っている。これまでも村正の力による発情や発作など、不可抗力でヤったことはあっても、自分でこんなことをしようとは思わなかったのに…。

「ゴクリ」

『ピシッ』

心の中で期待したその瞬間、卵に亀裂が入った。

(割れちゃった…もう…割れちゃったんだから…仕方ない…よね?)

僕は卵をシーツの上にそっと置いて服を脱ぐと、四つん這いになってベッドの脇に服を置く。

(三日目だもん…やっとかないと…)

『パキッ』

後ろで微かな音が聞こえた。振り返る間もなく、いきなりふくらはぎがあの独特のヌメヌメした感触に包まれた。

「ぇ…、ひゃっ」

『ニュルッ』

続けて太腿に絡みつく感触に僕は畳みかけていた服をきつく握り締めた。

『くちゅ』

もちろん、触手の狙いは太腿のつけ根。そしてその部分は夢から覚めた時には既に蕩けていた。

「ひゃうぅぅっ」

シーツに顔を埋めて腰を揺するものの、一度まとわりついた触手が離れるはずもなく…。

「あぁ…だめぇ…」

僕は気がつくとお尻を高くあげていた。

(これは…夢のせい…)

触手を誘うように膝を少し開くと、ニュルッと割れ目が擦りあげられる。

「ふあんっ」

入口付近で甘えるように体をくねらせるから、敏感な突起がヌルヌルと擦れる。

「あっ、んっ、くぅっ、やらぁっ、あっ、そこぉっ、らめぇっ」

触手の粘液に媚薬成分が含まれているのか、舌がまわらなくなる。

頭がぼんやりして、何がダメなのか分かんなくなってきた。僕の体には触手に対する忌避感はもはや微塵もない。

それなのになかなか触手は入ってこない。

「あぅぅぅ…はあんっ、んんん…」

(まだぁ…?)

充分体に媚薬成分が馴染む頃には、僕は四つん這いでいることもできなくなり、蛙のようにベッドに潰れていた。

「はやっ、くぅぅっ、もっ、我慢できないぃぃ」

遮音の魔術がかかっていなくても、きっと僕は声を出していたに違いない。それほど体は限界だった。そして、おねだりが聞こえたのか、ようやく触手が入ってきた。

『ニュルッ』

「んああっ、ぁっ、あああああっ」

(あうう…入れられただけでイっちゃったよぉぉ…)

絶頂の余韻が収まる前に触手はさらに動き出す。膣がギュッと触手を締めて、その形がはっきりと頭のなかに浮かんだ。

これまでのものと違って、太い棒状の触手に小さな粒々がびっしりとついている。

(こんなので擦られたら…)

『ジュブジュブジュブジュブ』

「んああああああっ」

(こんなのっ、らめぇぇっ、こわされちゃうよぉぉっ)

「あっ、んっ、あっ、今っ、イっちゃったからっ、あっ、らめっ、またっ、あっ、ああっ」

連続でイカされる。今度は昇りつめたまま深い絶頂に意識が遠のく。

『ジュブジュブジュブジュブ』

「あにゃっ、やらっ、あああっ、やらやらやらやらっ、もお、やりゃぁぁぁっ」

意識が何度も飛んで、その度に強い快感によって連れ戻され…、それは空が白み始める頃まで続けられた。

2016/09/14

俺が女体化デリヘル嬢!? 初めての客が親友って…ウソッ!【1話~3話】

俺が女体化デリヘル嬢!? 初めての客が親友って…ウソッ! (1)

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販売日:2016年05月07日
著者:フジツナ 赤髭
ページ数:32
ジャンル:変身

「女の乳首って、こんなに感じるの…」

――デリヘルでバイトをしていた俺だけど、店のルールを破ったために、変な薬で…
なんと女にされちゃった! しかも、デリヘル嬢として働くことに!?
初指名で向かった先は、まさかの親友の家。
奴に脱がされ、乳首をイジられると、力が抜けて抵抗不能。
アソコからは勝手にお汁が溢れてきちゃうし、クチュクチュされると思考が麻痺して…
ヤバい、このままじゃ親友に処女を奪われちゃう!



店の女の子に手を出した主人公があっさり社長にバレ、罰金と引き換えにデリヘル嬢に。
まずはちょい悪っぽい社長に体を弄ばれます!!(しかし、さすがは社長、最後まではイキマセン。大人だ…)

で、ここから本編に入ります。あらすじの通り、向かった先は親友の家。
しかし、この親友、回想だとさわやかなスポーツ少年なのにデリヘルに慣れてるっていうね…。

1巻ではこれからっ…てとこで終わってしまいました(ガッカリ)。



俺が女体化デリヘル嬢!? 初めての客が親友って…ウソッ! (2)

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電子書籍販売日:2016/07/13
著者:フジツナ 赤髭
ページ数:32ページ
ジャンル:変身

フェラチオやらスマタやらできちんと仕事をした主人公の空ちゃん。しかし、気が緩んで思わず親友しか知らない情報で結局正体がばれてしまう。

それから親友は常連になって、ついに二人は結ばれる。親友から愛の告白をされた空ちゃんやいかに!?


俺が女体化デリヘル嬢!? 初めての客が親友って…ウソッ! (3)

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電子書籍販売日:2016/09/08
著者:フジツナ 赤髭
ページ数:32ページ
ジャンル:変身

第3巻、親友以外の仕事を断っていた空ちゃんだったけど、社長から問答無用で仕事を入れられてしまった。
向かった先はキモイ系の男。一度は断ったものの、話だけと言われてあっさり罠にはまる。

嫌がりながらも、体は欲情させられ…。

さてさてどうなってしまうのか!?続きはぜひ読んでみてください。
2016/09/13

『クリューソス』コンテスト四日目、結果発表

「皆様ッ、コンテストの集計が終わりましたッ。グランプリの発表ですッ」

初日と同様、出場者全員が舞台に並ぶ。

初日とは異なり、今日は全員がお姫さまのような真っ白で豪華なドレスを着ている。

日が傾く頃に始まったこれがお祭りの最後のイベントだけあり、ステージの映像は街の広場など、数ヵ所で見ることができるらしい。つまり、街中がこの発表を見守っているというわけだ。

「見てくださいッ、この美しい姫君達をッ。全員がグランプリ…と言いたいところですが、残念なことにグランプリの栄冠を手にすることが出来るのは、この中の一人だけなのですッ」

徐々に明かりが消えていく。

「グランプリ受賞者には金貨500枚が贈られますッ」

今さらだけど、優勝した際の賞金など全く聞いていなかった。確か金貨一枚がだいたい十万イェンなので五千万イェン相当か。凄い金額だ…。

「さらにッ、コンテストの最高責任者である評議委員からの特別賞として、グランプリに輝いた人は何でも望むがままに貰うことが出来ますッ。例えば、別荘、宝石などはもとより、過去の優勝者の中には最高級の奴隷や魔術具をもらった方もいるとかッ。しかしッ、しかぁしッ、それ以上にこのコンテストのグランプリという栄冠こそが何物にも変えがたい賞となるのですッ」

その言葉とともに会場が暗くなって僕らの前に立つ司会者の姿だけが照らされた。

「それではグランプリ発表…の前に、まずは準グランプリの発表ですッ。惜しくもグランプリには及ばなかったものの、名誉ある準グランプリに選ばれたのはッ」

『ダダダダダダダダダダダ』

太鼓の音が鳴り響いて、スポットライトが会場の中をところ狭しと動き回る。

『ダンッ』

スポットライトが狐耳とウサ耳の二人を照らし出した。

「エントリーナンバー1番、デルフィネ嬢ッ、そしてッ、エントリーナンバー8番、セシリア嬢ですッ」

スポットライトが再び周り始める。

『ダダダダダダダダダダダダダダダ』

「そして栄えあるグランプリはッ」

パッと目の前が明るくなった。

「エントリーナンバー12番ッ、アオイ嬢ですッ」

上から花びらが降ってきて、会場中から惜しみない祝福の拍手が僕らに送られる。

「それでは三人は前に進んでくださいッ」

二人は自分がグランプリだと思っていたのだろう。デルフィネさんは青ざめ、セシリアさんにいたってはうつ向いて肩をプルプル震わせていた。

「三人の受賞者に一言ずついただきましょうッ。まずは昨年グランプリに続き今年も準グランプリに選ばれたデルフィネ嬢に一言お願いしますッ」

「えっ、ああ…、とても嬉しく思っております。これも全て私を応援してくださった皆様のおかげです…」

顔は強張っているけど、デルフィネさんは何とか節度ある態度を保っている。尻尾は力なく垂れているけど。

「続きまして、セシリア嬢ッ、お願い…あれっ?セシリア嬢ッ?」

司会者がデルフィネさんに話を聞いている間にセシリアをはランウェイを戻っていた。

「ちょっ、ちょっと、えええっ?」

壁に映し出されたセシリアさんの顔は涙ぐんでいる。

「あ…、それではッ」

さすがはプロの司会者、会場の空気を読んで、それ以上セシリアについては触れず、進行する事に決めたようだ。

「大会委員長、王偉(ワンウェイ)評議委員より、葵嬢にグランプリのティアラが贈られますッ」

そう言って司会者がランウェイを指し示すと、スポットライトが移動して、タキシードを着た人が観客に手を振りながら現れた。

(あの人がワンウェイ…フードの男への手がかりか)

遠くから見ていてもかなりの肥満体だ。それは僕が二人余裕で歩ける幅のランウェイをいっぱいいっぱいになっていることからも間違いない。

「紹介しましょうッ、我らがクリューソスの評議委員が一人にして今年のコンテストの運営委員長、王偉(ワンウェイ)ですッ」

『バチバチバチバチ』

会場が拍手に再び包まれる。ワンさんはドウモドウモと観客に手を合わせ、司会者の横に立つ。ワンさんは横幅も大きいが縦にも大きい。まるで山のようだ。

司会者の男の人もマイクを持つ手が届かないからか、ワンさんの前に移った。

さらに、剃っているのかな。禿げた頭で後頭部だけ三つ編みにした不思議な髪型をしていて、まん丸のサングラスをしている。怪しさ満点だった。

「この度は評議委員としても新参者のワシにこのような大役を与えてもろた上に大成功を収めることができた。全ては皆さんのおかげ、感謝してます」

(なんだか妙に訛ってるな)

「ずっと見せてもろてましたけど、グランプリの葵はんはもちろん、準グランプリの二人も、参加してくれはった方全員えらい別嬪さんがそろってて、眼福でしたわ。中でも三日目の葵はんの、なんて言うんかいな、…ああ、剣舞言うんですか?あれは見事やった。ワシも思わずブロマイドを買うてしまいましたわ」

客席から笑いが漏れた。

「ほな、こんな汚いオッサン違うて、綺麗所を見てもらいましょか」

拍手が起こり、司会者が僕を王さんの前に呼ぶ。

「ティアラの授与ですッ」

腰を少し曲げて頭を差し出すと、ティアラが載せられた。

割れんばかりの拍手はなかなか鳴り止まない。

「さてッ、それではグランプリの葵嬢に今のお気持ちをうかがいましょうッ。まずは、外国から来られて、いきなりこのような状況は戸惑っておられるのではないですか?」

僕にマイクが向けられる。

「はっ、はい…。コンテストのお話を聞いたときもこんな大きなイベントだとは思っていなかったので。それに、最初に出場者の皆さんを見た時から、皆さん綺麗で半分くらい諦めていました」

「二日目は前日の清楚な感じからは想像できない小悪魔めいた色っぽさがありましたが、あれは?」

「実は緊張で足がもつれてしまったんです。失敗したと思って落ち込みました」

客席からカワイーと声が上がる。

「ハハハ、あれは偶然の賜物でしたかッ。では、評議委員もおっしゃっていましたが、見事な剣舞について聞かせてくださいッ。途中で出てきた黒子は実は熱狂的なファンによるハプニングだと聞きましたが、まるで演技の一部にしか見えませんでした」

(なるほど、そういうことになっているのか…)

「ありがとうございます。ライトをハル…えっと、僕の仲間が操作してくれて、タマちゃんがアドリブで演奏を合わせてくれたからうまくいきました」

「最後にッ、実は新たなニュースが今朝入りまして、葵嬢とその従者の方がジャイアントフロッグを八体倒し、うち、三体は葵嬢自ら倒したと聞きましたが本当ですかッ?」

「えっ?ええ…ちょっとその…成り行きで…」

オオオッと会場がどよめく。

(どこでそんな情報を掴んだんだろう?)

「なるほどッ、では、葵嬢はグランプリだけでなく、あの獰猛なジャイアントフロッグから我らクリューソスを、都市国家群の人々を守ってくれたというわけですねッ。これは凄いっ」

耳がおかしくなるかというくらいの拍手がドームに立ちこめた。


◇◇◇


「それでアオイさんは…」「アオイさんっ、こっちに目線をお願いしますっ」「ジャイアントフロッグについて聞かせてくださいっ…」「来週発売の写真集ですがっ…」

コンテストが終わった後の控え室。僕らだけが残され、記者会見が始まった。いろんな方向から質問が飛ぶ。

「質問は一人ずつお願いします」

スタッフのお姉さんとハルが横から守ってくれなかったらきっと今ごろは揉みくちゃにされているだろう。ちなみにアメは一人先に宿に帰ってしまった。

ミハエルやジャスミンさん、スージーさん、オズワルドのおじさん、タマちゃんも同じく控え室で新聞記者やなんやに囲まれてインタビューを受けていた。

コンテストの優勝はこの街ではそれくらい重要なのだ。

結局、その日、解放されたのは日付が変わる頃。力尽きた僕は宿の部屋に入るなりベッドに倒れこんだ。

そして、僕らは数日の間クリューソスに滞在することになった。翌日と翌々日は写真集の撮影があり、その後クリューソスの同盟都市を歴訪するとのこと。

「アオイ、ちょっといいか?」

ミハエルが僕の部屋を訪れたのは二日目の写真集の撮影が終わって疲れきってベッドでウトウトしていた時だった。

時計を見ると深夜。

「んあっ?」

一応、仕込み杖を持ってよだれを拭きながらドアを開けるとミハエルと、その隣にフードの人影…。

(フード…)

「あっっ」

フードの人物から殺気が僕に放たれた。

「待て待て、アオイっ」

ミハエルが仕込み杖から刀を抜く寸前で僕を止めた。

「イリスもっ、悪ふざけはやめてくれ」

すると、イリスと呼ばれた人はフードを取った。

「ふああ」

金髪に真っ白な肌。美しい女性がいた。

「フフフ、すまない。コンテストでの剣舞を見させてもらって少し試してみたくなったんだ」

「アオイ、少し部屋に入れてもらえるか?それと、その…ハル君とアメちゃんにその、物騒なものをどけるよう言ってもらえるとだな…」

ハルが冷たい目でイリスの背中に槍先を向け、アメはあくびをしながらミハエルの首に小太刀をあてている。

「えっ、あっ、うん。ハルとアメも入ってよ」

五人でも十分な広さの部屋。ソファに僕、ミハエル、イリスが向かい合わせに座る。ハルとアメはミハエル達の後ろに立ったままだ。

「あのな…まず勘違いしないで欲しいのは、こいつはお前たちが探しているフードの男ではない」

それは見ればわかる。明らかな女性だから。先程から美しい女性の顔で、男っぽい話し方をするため少し違和感を感じるけど。

「自己紹介させてくれ。私はステファノスの王女専属の近衛騎士、イリスという。こいつの幼馴染みだ」

「ああ、ジャスミンさんが言ってた…」

ミハエルはいつそんなことを、などと首をかしげているけど、初めてジャスミンさんの店に行ったときに『イリス』という名前が出た。

「ジャスミンさんか、懐かしいな。私も昔はよく遊んでもらったものだ。ミハエルも一緒に遊ぼうと誘ったんだが、いつも断られてな」

「いやいや、お前らのしてた遊びって、真剣で斬り合ってたあれだろ?命がいくつあっても足らんわっ」

イリスは一応刃引きしてあったから切れないんだぞ。などと言っている。

「えっと、それで今夜は?」

「ああ、忘れてた。あのな、イリスはステファノスがアリストスを攻撃した事を教えに来てくれたんだ」

「そうだ。正確にはコンテストの初日の事だ。ステファノスはアリストスの同盟都市に攻撃した」

「そしたらステファノスとアリストスの戦争になったの?」

「いや、両者の国力は拮抗している。クリューソスが何もしなければ前線の都市国家や砦のやり取りで終わる」

「クリューソスが何もしなければ…か。戦時に王女とその側近であらせられるイリスが、コンテストを見るためだけにまさか来たわけじゃないだろう?」

ミハエルが口を出す。

「ふんっ、相変わらず目敏いな。そういうことだ。そうそう、アオイさん、王偉(ワンウェイ)には気をつけるように。今夜、会ってきたが、舐めるように私の体を見てきやがった」

「僕のことは呼び捨てで良いですよ」

そう言うとイリスさんは驚いた顔をした後、ニヘラと整った顔が崩れる。

「アオイ…ウフフ」

(なんだかキャラが…)

「アオイ…アオイ…ウフフ……ハッ」

自分の世界に没入していたイリスさんが戻ってきた。

「そうだ、大切な用を忘れるところだった。ミハエルっ、カバンをっ」

ミハエルに持たせていたカバンを開くと中から出てきたのは僕のブロマイドと、一冊の薄い本だった。

「サッ、サインをっ、頼みたいんだがっ、いやっ、無理にとは言わないっ」

イリスさんはそう言いながら恥ずかしそうにチラチラ僕を見る。

「ええっ?俺に持たせていたのはこれかよっ?大事なものって言うから…」

「これ以上に大切なものなどあるか?アッ、アオイ、頼むっ」

「いや、何て言うかさ、普通クリューソスの評議会の確約書とか、契約書とかだと思うだろ…」

「うるさい」

『ドゴッ』

「ゴホッ」

まだブツブツ言っていたミハエルが腹を抱えてうずくまった。

「良いですよ」

一枚ずつブロマイドにサインしていく。全部で30枚。

「あれ?これって今日撮った…」

薄い本の表紙は僕のブロマイドで、ペラペラ捲ると、今日撮影したばかりの僕が写っていた。

「ああ、ワンウェイがくれたのだ。まだ完成品ではないらしいが。この水着が私のイチオシだな。露出は少ないが、黒のレースからチラチラと見えるアオイの下腹がなんともエロい。それにこっちの水着の上にシャツを引っかけたのもまるで何も着ていないように見えてだな…フフフ。こっちの剣に頬擦りしているのなど、まるで、剣に奉仕しているようで…」

イリスさんがひたすら喋り続ける。ハルとアメはドン引きだ。

「なあなあ、もしかしてさ、それって、賄賂…ぐはあっ」

ミハエルが再びうずくまった。

2016/09/12

にょたいか王子と勃たされ姫

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電子書籍販売日:2016/09/07
紙書籍販売日:2016/02/27
著者:RAYMON
ページ数:201ページ
ジャンル:変身

著者初の本格女体化作品。
『最悪男湯で俺が女のコになっちゃうなんて』を始め、勇者女体化、虜囚女体化と盛りだくさん。
著者のライフワークとも言えるふたなり作品『勃たされんぼ』シリーズやくノ一作品も詰め込んだファン必携の一冊!!



収録作品(単話販売されているものはタイトルから当サイトのページへとリンクしています)

最悪・男湯で俺が女のコになっちゃうなんて
『夏の秘め事』 (非TS)
働きアリの理論
深い霧の奥で
男と女のグランドセクロス
『久遠の命』
ちんちん奉納
『勃たされんぼ』
にょたいか勇者とふたなりの魔女

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