2周目 9月24日(金) 午前7時30分 島津政信

2周目 9月24日(金) 午前7時30分 島津政信

「今日は良く眠れたか?」

高樹に聞かれて頷く。

実際には全然眠れなかった。

「あんまり寝てないんだろう?相談に乗ろうか?」

高樹の優しさには感謝しているが、どうしても言えない。

それに

(今日もパンツを履かずに来てしまった…)

太ももの内側を愛液が垂れた。

『電車が参ります』

『プシューッ』

「あっ、おいっ、高樹っ」

高樹の声が聞こえたが、俺は人の波に飲まれるふりをして電車の奥に入っていった。

(いたっ)

目の前には痴漢の姿があった。俺はフラフラと痴漢の前に立つ。

痴漢のニヤケた顔。

俺はその顔を見て………体の奥が疼くのを感じた。

『ちゅく』

「はぁはぁ…」

チラっと下を見た時にカバンの口から光るレンズが見えた。

(ああ…濡れてるのが全て撮られる…)

カバンを跨ぐ時に足が震えた。

「昨日1日触らないだけで…待ちきれなかったのかい?」

俺がカバンを跨ぐと痴漢が耳元に唇を寄せて話しかけてきた。

俺は首を横に振る。

「嘘だな」

肩に手を置かれて俺はビクっと反応する。

「昨日の朝はどうだった?」

俺は何も答えない。

「私に触られなくて寂しかったんじゃないかね?」

耳元で囁かれると同時に息が吹きかけられる。

「はぁはぁ…はぁはぁ…」

荒い息で俺は俯いたままだ。

「夜も寂しくて自分でしたんじゃないのかね?」

(どうして?)

なぜそこまで分かるのかと思わず顔を上げた。

痴漢と目が合う。慌てて目をそらそうとするが、まるで縫い付けられたように体が動かなかった。

「どうして欲しいんだ?」

痴漢の言葉に俺は何も答えられない。

「言わないなら…何もしないぞ」

見つめ合ったまましばらく俺と痴漢の間に沈黙が続く。

『ガタンッ、キキッ』

急ブレーキで乗客が動く。

俺の体が痴漢にぶつかった。見上げた俺の顔と痴漢の顔が触れるんじゃないかって言うほどの距離になった。

電車の揺れがおさまっても俺はそのままだった。

「おいおい、変に思われるんじゃないか?」

そう言われてハッと気づいた俺は慌てて離れようとした。

『ガタンッ』

再び小さく揺れる。

「あっ」

離れようとした矢先で、バランスを崩した俺は再び痴漢の胸の中に収まった。

(離れないと…)

そうは思うものの、揺れるたびに俺の胸の先が痴漢の体にぶつかりそうになるほど接近する。

サワサワっと胸の先が擦れることで昨日からジクジクと火種を抱えた体は反応し始めた。

『キキー』

その時、電車が駅で止まるために減速して、人ごみに押された俺の体が痴漢の体に押し付けられた。

『むにゅ』

ブラウスの胸元から深い谷間が覗く。

「んっ」

硬くなった乳首がブラジャーの中で擦れて甘い声が出そうになった。

それでも痴漢の方からは動かない。

(どうしてなんだ?)

駅に着いたみたいで、一旦乗客が減ったと思ったら、それ以上に混み合う。後ろからグイグイ押されて俺と痴漢が密着したまま電車が動き出した。

『ガタンッ』

(ああっ)

一度甘い感覚を味わってしまった後は揺れに合わせて胸を無意識に痴漢に擦りつけてしまう。

太ももを擦り合わせるようにしていると『つーっ』と愛液が垂れた。

(電車の中なのに…俺は…何をしてるんだ…)

そう思うが、やめることができなかった。腰も刺激を求めて痴漢の腰に擦りつけるように動く。

痴漢の顔を見上げると俺を見る瞳の奥に興奮の色が見えた。

(そろそろ触ってくるはず)

だけどいつまでたっても痴漢はそれ以上しなかった。

俺に指一本触ろうともしない。

(どうして…触ってくれないんだ…?)

俺の股間は溢れてきた愛液が垂れてきてもう我慢の限界だった。

『キーッ』

カーブで体が傾くのに合わせてついに俺は痴漢の背中に腕を回して抱きついた。

背伸びすると痴漢の耳元に唇を寄せる。

「…あの…お願いします…触ってください」

そう囁いた。

痴漢がニヤっといやらしい笑みを浮かべる。

「痴漢におねだりするなんてイヤラシイ子だ。だが、おねだりされてしまったから…仕方ないなあ」

そう言ってスカートの上から尻を触る。

(ああっ、きたっ)

「命令した通りにしてきているだろうな?」

頷いて俺は触られやすくするために腰を押し付けた。

スカート後ろから手が入ってきて、ゆっくりとたくしあげられる。

(ああっ…周りに見られてしまうっ)

恥ずかしいが、2日間焦らされたカラダは痴漢の手の感触の前に止めることなどできなかった。

何も履いていない尻を痴漢のゴツゴツした手が撫で回す。

(この手…オナニーでは味わえなかった感触…)

これからされることへの期待にゾワゾワっと鳥肌が立つ。

「オマンコはどうなっているんだろうな?」

痴漢の指が尻の割れ目に沿うようにしながらゆっくりと股間に近づく。

(オマンコに…くる…)

『ヂュプ』

「はぁっっ」

(はうっ、入って、きたぁっ)

「ほう、すごい濡れ方じゃないか、ふーん、太ももまで濡れているな」

恥ずかしいことを耳元で、囁かれて真っ赤に染まった耳たぶを舐められ、噛まれる。

(んあっ、耳はっんんん)

「ふぁっ、んんっ、言わないで…くだっんんんっ」

耳を噛まれるたびに体から力が抜ける。

「よし、ご褒美をくれてやる。口を押さえておけよ」

「はい…」

そう言って口に手をやった俺のオマンコに激しく指が入ってきた。

キュキュキュッと俺の膣が締まる。

痴漢の片手はクリトリスをしごき、もう片手の指が一本、二本と入ってきた。

「んんんんんんんっ」

激しい指の動きに瞼の裏で激しい火花が散った。

「ふっ、ふっ、ふっ」

痴漢の息も少し乱れる。

「イきたいのならイっていいぞ」

(ああっ、イクっ、イクっ、ダメになるっ、うっんんんあああああっ)

「んんんんんんんんんんっ」

深い絶頂が俺を飲み込んだ。