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2014/10/09

ヴァンパイアと拘束

「では、最高の快楽で狂わせてやろう」

僕の体が浮き上がったまま仰向けになる。

男は立ったままだ。すぅっと僕の体が男に近づいてちょうど男の腰の高さになった。

『ぴと』

割れ目に冷たい肉棒の先が当たる。

「ふぁぁっ」

それだけで体の奥が熱くなってしまった。

『ずちゅっ』

肉棒がゆっくりと入ってくる。

「んあっ、あっ、ああっ」

「なかなか入口はきついな。だが…中は柔らかくしっとりと締め付けてくる」

男が感想を言いながらゆっくりと膣中を味わう。

「ひゃんっ、ゆるしてぇっ、おかしくなりゅよぉ」

もちろん男は僕の哀願など無視して、今度は僕の腰を掴んで激しく動き始めた。

『じゅぼじゅぼじゅぼ』

膣からは粘液の撹拌される音が溢れる。

「やぁっ、ああっ、だめっ、あっ、あっ、クるっ、あっ、ダメぇっ」

絶頂に達した僕の膣は激しく肉棒を締め付ける。

「さあ、これで最後だ。私のモノになるがいい」

そう言って男が僕を抱きしめて腰を振る。

「あああっ、らめっ、いまっ、あっ、はうぅっ、イってるのぉっ、やだっ、止まらないっ、止まらないよぉっ」

一番奥の壁を擦る肉棒が大きく膨れ上がる感覚に体がおかしくなる。

「んああああっ、おっきいいいいっっ、飛んじゃうっ、とんじゃうよぉっ」

と同時に首筋に男の熱を帯びた息がかかった。

『プツ』

首筋に小さな痛み、それと同時に体の感覚がこれまでになく鋭敏になる。

「んああああああああああああっ」

『ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ』

「いやぁぁぁぁああああああああっ」

体の奥に受ける精液の感触がダイレクトに頭に響く。

全身が痙攣して脳内の神経が焼き切れるほどの快感に僕は意識を失った。


◇◇◇◇◇


私は痙攣が終わって、意識を失った葵を床に下ろした。

(まさか、壊れてはいないだろうな…壊れてしまうとつまらんからな)

私が思わず心配するほど葵の絶頂は激しいものだった。

(ここまでするつもりはなかったのだが、どうもタガが外れてしまった。これもこの刀の力なのか?)

そう思いつつ、今度は視線を眠る銀狼に向ける。

(これほどの銀狼を手下にするとは…それだけでも十分驚きだが…)

さて、と振り返ったところでぎょっとした。

先程まで意識を失っていた葵が刀を手に立っていたのだ。

(あの状態で立ち上がるだと?)

一瞬驚いたものの私はすぐに冷静さを取り戻した。

(驚いたな…。だが、血を吸った時に暗示をかけている。私に危害は加えられない…)

『ヒュンッ』

刀が空を切った。

(?)

なにやらブツブツしゃべっている。

「さっきと逆…縛るイメージで…縛る‥」

「何を言っているんだ?」

葵がこちらを見た。

(むっ、暗示が…?)

その瞳からは暗示に掛かっている者特有の色が消えている。それに気づいた瞬間、私の体が動かなくなった。

(なっ?まさか…)

葵はそのまま刀を私の首筋に当てる。

「うまくいったみたいだね?」

そう言うと刀を無造作に横に振った。

(…そうか…葵はどういうわけか暗示を解くことが出来るんだったな…私としたことが…ふむ…これは…)

胴から離れて一旦霧となった私の頭が元に戻ると、小首をかしげて何やら思案している様子の葵に私は話しかける。

「なあ、葵、仲直りしないか?」

私の声が聞こえていないのか、葵はぼんやりとした目でこちらを見つめていた。

(む…自分でまだ力を制御できていないのか…?)

「葵、聞こえているか?」

葵の目に光が戻った。

「ん…んぁ?あれ?」

状況を掴みきれていないようだ。

(やはり先ほどの力はまだ完全ではないということか…これは面白い)

「なあ、仲直りしようじゃないか」

今度は私の言葉を理解したようだった。

「どうして?」

葵は厳しい眼差しで私を見つめる。

「せっかく葵やその刀、それに銀狼のような素晴らしい素材に出会えたからだ」

そう言うと、葵は一瞬ぽかんとした顔をして、それから厳しい顔に戻った。

「何それっ、冗談?ハンター達にあんなことしておいて。それにさっきは僕に…」

先程までの自分の痴態を思い出したのか、葵が赤くなってゴニョゴニョと口ごもる。

「とにかくっ、そもそも、王都でたくさんの人を殺した奴を助けるわけないよ」

葵が呆れたように言った。

「だが、全員生きているだろう?私は彼らを簡単に殺すこともできたんだ。それに王都と言ったか?王都というと、たしかアトラスだな…私はこの一ヶ月、ここから離れたことはないぞ」

そう言うと葵の顔に疑問が浮かんだ。

「何言ってるの?あなたはヴァンパイアなんでしょ?」

「ほう、知っていたのか」

「だって、今、王都で有名だもの」

そう言われてふと考える。

「王都でいっぱい人を殺してるヴァンパイアってあなたのことでしょ?」

「ちょっと待て、何か勘違いしているようだ」

私が一つの結論に到達した時に空間内に声が響いた。

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