HOME > 妖刀戦記 > title - 終わらない戦い
2014/10/31

終わらない戦い

「ふぁっ」

敏感になった体がジルに触れて思わず声が出る。

「んんっ、ダメっ、…ラルフっ、ラルフは?」

「ああ、どうやら闘気を使い果たして意識を失っているようだな」

そう言って僕の体を抱きしめる。

「ちょっ、強引すぎるよっ、やっ、ダメっ、今はっ、ダメだってばぁっ」

「ラルフも眠っているだけで、命に別状はない。まだしばらくこの結界魔術はもつから声も姿も外には漏れないから安心していいぞ」

(安心するとかじゃないのにぃ)

「葵、服の上からでも乳首が勃っているのが分かるぞ」

「やっ、だめっ、触っちゃダメぇ」

後ろから抱きしめてくるジルは逃げようと体をくねらせる僕の服の上から乳首を摘んで荒っぽく愛撫する。

「はっ、ぁあん、ダメだよぉっ」

体が勝手にクネクネと動いてしまう。

「では、こちらはどうかな?」

そう言ってショートパンツのボタンを外して手を入れてきた。

「だめっ、そっちはぁ…もっとダメだよぉっ」

手が入ってくる感覚に、足が震えて膝が曲がる。焦らすようにゆっくりと脱がそうとするジルの手を僕は押さえる。

「それ以上っ…しちゃっ、んんっ」

「これだけ濡らしといて我慢なんか出来ないだろう?それにこれ以上濡れたら服まで染みができて帰りにあいつらにばれるかも知れないぞ」

(あ…)

力が抜けた一瞬で、ショートパンツが太ももまで下ろされてしまった。そのままストンと落ちたショートパンツが足から抜かれる。

「パンツはもうダメだな、ビチョビチョになってるぞ」

そう言ってパンティの脇から指が入ってくる。体にゾワゾワっと鳥肌が立つ。

「やだぁっ、言わないでぇっ、あっ、ああっ、声止まんないよぉっ、こんなところなのにぃっ」

(気持ちいいとこばっかりっ、どうしてわかるのぉっ)

「ジルっ、あっ、ねぇっ、ほんとに声漏れないんだよねっ?」

「ああ、だから思い切り声を出していいぞ」

そう言ってさらに激しく、指がかき回す。

「やんっ、あっ、あっ、イクっ、イっちゃうっ、あっあぁぁぁっ」

ピュピュっと愛液が溢れるのが自分でも分かった。

「はぁ、はぁ…」

荒い息でズルズルと崩れ落ちる僕の目の前にジルが立つ。ズボンから出たオチンチンが目と鼻の先にある。

「あ…」

トロっとその先から粘液が垂れた。ジルの顔を見上げる。

「ジル、舐めてもいい?」

ジルが頷くのを見て、顔を寄せる。髪が邪魔で耳にかけると舌でオチンチンの先をねぶった。

カァーっと頭に血が昇ってクラクラした。

「はぁん」

口の中に入れる。

(どうかな?)

見上げるとジルの眉間に皺が寄る。

それを見て顔を動かす。

『ジュボッ、ジュボッ…』

口の端に白い泡がついて、一度口を離すと舌で舐める。

その時ジルの手が僕の頭を撫でてきた。

(気持ちいいんだ…)

安心してさらに舐めようとすると、両手が頭に乗せられた。

「んあ?」

見上げた瞬間喉に亀頭がぶつかった。

「ごほっ、ちょっ」

ジルの手が僕の頭を押さえつけると乱暴に腰を動かし始めた。僕は、腕をジルの腰に巻きつけて、少しでも衝撃を減らそうとする。

「ジっ…んんっ、んんんんっ」

喉の奥に当たるたびに嗚咽がでて涙が溢れる。

(もう、やだぁっ)

そして突然ジルの腰が止まった。

「げほっ、げほっ、どうしてぇ…?」

下を向いて咳き込む僕を立ち上げさせるジル。パンティは破って取られてしまった。

「ビッショビショになってるぞ。感じていたのか?」

(ええっ?…そんなわけ…)

「まあいい、手をつくんだ」

結界の壁に手をつかされて、立ったまま後背位で僕は貫かれた。

「はあんっ、ねっ、ジルぅっ、どうしてぇっ」

僕はジルの乱暴な行動に頭が混乱したまま新たな快楽に飲み込まれる。

「ああんっ、んんっ」

大きな声が出て、思わず口を押さえる。

「んっ、んっ、んんっ」

しばらくしてジルが何かを後ろで呟いた。すると急に真っ黒だった壁が透明になった。

「えっ、あああっ」

急に明るくなったので、眩しさに目を細める。

ようやく慣れると、目の前にレオンさんの顔があった。結界を不思議そうに触っている。

「やだっ、レオっンさんがぁっ、見えちゃうよっ」

目の前にいるレオンさんと目が合った気がして、その瞬間体の奥がキュキュッと痙攣した。

「外からは何も見えないから安心しろ」

(だからそういう問題じゃないのにぃ)

だけど、激しく突かれると快楽に飲み込まれる。

「やだっ、あっ、だめっ、見られてるっ、みられちゃってるのぉっ」

さっきからずっとお腹の奥はキュンキュン締まっている。

「見られて興奮してるのか?すごく締まるじゃないかっ、もっとだっ、もっとおかしくなればいい」

「あっ、あっ、だめっ、やだっ…イクっ、イっちゃうっ」

ビクンッと体が痙攣して目の前が真っ白になった。

だけどジルは許してくれない。倒れ込んだ僕を仰向けで貪る。

「やっ、まだっ、今はダメっ、イっちゃうからっ、あっ、やっ、ジルぅっ」

ジルと至近距離で目が合う。ジルは無表情だけどなんだか苦しそうに見えた。

(ジル…なんだか悲しそうな目…)

首筋に熱い吐息がかかる。僕はジルに差し出すように首をかしげるようにした。

チクッと小さな痛みと同時に激しい快感が体を襲った。

「ああああっ、あっ、んああああっ」

体の奥に熱い精が放たれると同時に繋がっているところが熱くなる。

(ああっ、漏らしちゃってるよぉ…)

快楽に沈む頭の片隅でうっすらそう思って意識を手放した。


◇◇◇◇◇


「葵、なぜ私があんなに酷いことをしたのに、何も言わないんだ?」

少しして目覚めた僕にジルが尋ねてきた。

「ん…だって、ラウルさんのこととか…ジルもいろいろあったんでしょ?」

「そうか…すまなかった。私たちにとっては人間なんてどうでもいいんだがな…」

遠くを見るような目でジルがポツリと呟いた。

「ラウルはな、私が育てたんだ…」


◇◇◇◇◇


僕らが身だしなみを整えて、結界を解くと既に皆が揃っていてロレンツォさんも治癒魔術をかけられているところだった。ロレンツォさんは既に死んでいてもおかしくないほどの出血量だったけど、精神力でもっているとのこと。

その後、僕らは馬車に乗って一旦アトラスに向かった。

起きることのなかったラルフはレオンさんに担がれて馬車に運び込まれた。

馬車の中は行きとは対照的に静かだった。ジルもレオンさんも何も話さない。女の子二人も疲れきって眠っている。アトラスについたときには既に日も落ちて、ギルド本部が準備してくれていた宿に入った。

そして翌日、昨日のそれぞれの戦果を報告する。僕らはマモンの情報を伝えて、解放された。

「ラルフ、ジル、帰ったら僕の修行を手伝ってくれない?」

宿への帰り道、僕はラルフとジルにお願いした。これまで順調で調子に乗っていたところもあったけど、今回のことで僕は自分の弱さを実感した。

ロゴスへの帰りは自由とされていたので、ジルは夜の間に一人で帰り、僕はラルフに乗せてもらって翌日帰った。


◆◆◆◆◆


「報告しますっ、アヴニールを包囲をしていた敵、殲滅いたしましたっ」

その言葉とともに怒号にも似た雄叫びがこだまして王宮内が一気に熱を帯びた。

「やりましたなっ」

レヴァイン卿を多くの貴族たちが囲み、口々に祝いの言葉を掛ける。

(これはまずいな…想定以上にレヴァイン卿の株が上がってしまった)

パーマーのところにも多くの貴族たちが挨拶にくるが、こちらは新興勢力、若い貴族が多いのに対して向こうは力を持った貴族たちが多い。

今回の事件で、脚光を浴びたのは、ハンターギルドを使うことを提案したレヴァイン卿とそれを後押ししたパーマー卿。しかし、実質的に会議の席で主導権を握ったレヴァイン卿に有力貴族が集まるのは仕方のないことだった。今、玉座の空いた王宮内の権力はレヴァイン卿に集まろうとしていた。

宰相のウォルトン卿はアヴニール籠城の報告の翌日から王宮内に現れていない。病気で倒れたとの連絡が来ていたが、いつしかレヴァイン卿に立場を奪われたことで王宮に出てこれなくなったという噂が立っていた。

(今後の動きを考えなければ)

まだ、王宮内に熱気の残る中、パーマーは王宮から王都の自邸に帰った。

自邸に帰ったパーマーが執事から来客を聞き、慌てて応接室に飛び込む。

「カルロス王子っ」

サラサラとした金髪を耳に少しかかる程度に整えた青年がソファに座り、上品に紅茶を飲んでいた。

「パーマー、騒々しいな」

「っ失礼いたしました」

「お前の様子から見て、王宮内は荒れているようだな」

「はい。レヴァイン卿が想定以上の力を持ってしまいました。やはり、王子がいたほうが良かったのでは…」

「いや、俺がいては敵を見つけ出すことはできない。そうか…レヴァインだったか…なるほどな」

パーマーの言葉を聞いてカルロスが遠くを見るようにして考えているようだった。それから再びパーマーを見た。

「で、こちらの味方はどれほどだ?」

「現在王都にいる若手貴族の3分の1ほどです」

パーマーが表情を曇らせて答えた。

「はっはっはっ、パーマー、えらくやり込められたものだな」

「言い訳のしようがありません」

パーマーはがっくりと項垂れる。

「いや、…その程度で済んだのは僥倖だ」

王子は考えるように顎に手をやる。

「で、王子の方は…?」

「ああ。街でおかしなことは起こっていないようだが、やはり、貴族の家臣とみられるものが今年に入って特殊な薬を求めていたようだ」

「では、やはり王は…」

「ああ。そして、王が不在の間に力を持った貴族が一人いるな」

「…?」

「可能性の問題だ。それにウォルトン卿も病で倒れたと聞いたが?」

「ええ…」

頷いたあと、パーマーの顔色が青ざめる。

「えっ、まさか?」

「パーマー、お前は頭は切れるが、人が良すぎるところが欠点だな。もし、俺の思う通りなら、これからさらに大きな事件が起こるぞ。…いや、既に起こっているかもしれんな」


◆◆◆◆◆


誰も入らないよう指示した上、カーテンを引いた部屋の中で蝋燭の火が男たちの顔を照らす。その目が真っ暗な中輝き、朧に見える頭からは角が覗いている。

「こちらは順調だ、お前たちはどうだ?」

「こちらも順調そのものだ」

「いつでもいけますよ」

『チュパッ、チュパッ』

太った一人の男の足元には女がその太い男根を口に咥えて顔を上下させていた。

残りの二人はそれを気にする風もなく会話が進んでいく。

「しかし、マモンよ。ラウルを失ったと聞いたが?」

「ああ、だがな、それ以上に面白い奴らを見つけた」

「フフ…マモンの悪い癖が始まった…」

「アスモデウス、そういうお前こそ、学院で何を教えているんだ?」

「私は箱入り娘たちに世の中を教えているのよ…フフフ」

「まあよい。あと半年もすればこの国は俺たちのものになろう、はっはっはっ」

「では、前祝いといきましょうか」

「計画の成功に」

「この国の未来に」

3人が杯を掲げた。

関連記事

コメント

非公開コメント