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2015/01/02

教官の誤算

「あっ、そんなに脚を開かないでっ、やっ、あっ、ダメっ、あっ、痛いっ、それ以上はぁっ、あんっ、無理よっ」

(サラは絶対わざとやってるよね。ブリジットさんもひょっとしてわざとですか?男子が立ち上がれなくなってるよ)

今は戦闘術の授業。まず、準備体操として柔軟体操をしているんだけど、サラとブリジットさんのところから妙な声がする。芝生に座ったブリジットさんの脚を無理矢理広げて、サラが後ろから肩を押すたびに誤解されてもおかしくない声があがっていた。

「もう、毎回あの子達はああなのよ」

エルザも呆れ顔だ。

戦闘術と言っても、エルザのクラスは戦闘する可能性はないので、護身術を学ぶ授業だ。運動不足にならないための授業と言ったほうがいいのかもしれない。

(ん?)

一瞬視線を感じて足元を見る。

「アリス?どうしたの?」

「いや、何でもないよ」

(誰かに見られた気がしたけど…気のせいかな?地面に人なんていないもんね…)

「こらっ、お前らっ、授業に集中しろっ」

僕がそんなことを考えていると突然大きな声がして、驚いて声の方向を見た。

教師が校舎に向かって大きな声を出していた。

(お前ら?)

校舎を見ると、窓ごとに生徒たちがこちらを見ていた。

「ここまできたらアリス人気も怖いくらいね」

エルザがため息をついた。


◇◇◇◇◇


毎度のことだが、レヴァインとレンナーがじゃれあっている。二人共気づいていないようだが、転がるたびに普段隠れている肌が、体操着の隙間からチラチラと見えて周りの男の目を喜ばせている。

(全く、たまらん体をしやがって…)

「さあ、男女それぞれでペアを作れ。キャロル君は、初めてなので俺と組んでもらう」

編入生は「はい」と返事をして俺のそばに来た。

「では、前回からの復習だ。暴漢役は後ろから羽交い締めにして、それを捕まえろ」

「「「はい」」」

各自ペア同士で始める。

「さて、それでは始めるぞ。まずはキャロル君が暴漢役だ。まずは俺の体の動きを覚えてくれ」

そう言って俺は少女に背を向けて手をあげる。

「さあ、俺の胸に手を回せ」

「はい」

そっと後ろから近づいてくる気配だけで股間が反応し始めた。

「先生、失礼します」

『むにゅ』

(うおお、この柔らかさはっ)

体が小さく腕も短いため、少女が俺の胸に手をまわそうとして密着してきた。背中に感じる柔らかい感触にジャージがこんもり膨らみだす。

(おおうっ、これはっ。生徒に背を向けておいて良かったな)

「先生?」

(おっと、いかんいかん)

柔らかい感触に酔っていると少女が不審げに声をかけてきた。

「いいか、この手を持って…こうだっ」

少女に怪我をさせないようゆっくり腕を極める。

「ぁあっ」

(おおっ、そんな風に喘ぐのか)

「んんっ」

後ろにまわって関節を極めると胸を反らせた少女の口から小さな声が漏れた。逃げようとして少女が動くたびに、サワサワと小さな尻が俺のジャージに触れるか触れないかという微妙な刺激を与えてくる。

(これはたまらんっ)

この小さな体を組み敷いて、俺の肉棒で哭かせてやったら…。頭の中に妄想が溢れた。

「先生、痛いです、…先生?」

再び、妄想から戻ってきた俺は慌てて少女を離すとと向かい合った。

「動きを覚えるためにもう一回やってみるか?」

うーん、と悩んでいるあどけない仕草は逆に蠱惑的で支配欲に駆られる。

「一度私がやってみて良いですか?」

(くそっ、そうきたか。だが…どうせ一回きりで覚えられるはずがない。どさくさに紛れて胸を揉んでやろう)

頭の中では先週ブリジット・レンナーの胸を触った感触が蘇った。

見渡すと、ブリジット・レンナーはサラ・レヴァインとキャッキャッと騒いでいる。

(レンナーは既に成熟した女の体をしていたな…こっちも締まった体つきはしているが、さっきの背中の感じからすると、もう充分育っていそうだな…ふふふ)

「俺が暴漢役をするぞ、今からお前の胸に手を伸ばすぞ、いいなっ」

声が上ずってしまったのは気づかれただろうか。だが、少女は何の疑いもなく俺に背中を向ける。

「よし、手を上げろ」

少女が手を上げると、半袖のポロシャツの袖口から白く綺麗な腋が見えた。

(ううっ、むしゃぶりつきたい…)

「いくぞ」

「はい」

しかし、邪な気持ちで少女に近づいた俺は触る事すら出来ずに腕を極められていた。

(何っ?)

「うっ、上手いな。これまでに習っていたのか?」

「いえ、初めてです」

(初めて?たまたまか。よしっ)

「もう一度だっ、今度は本気で行くぞ」

俺は本気で胸を触ろうと、声も掛けずにいきなり手を出す。脇の横を手が通って胸の膨らみを覆うように手のひらを広げた。

(よしっ)

しかし、そう思ったときには細い指に手首が取られて、流れるような動きで少女に背中を取られていた。

「くっ」

(なんだと?)

「キャロル君は本当に格闘技とかもやっていないのか?」

「えっ?あっ、はい。何もしていませんけど」

(くそっ)

目の前に柔らかい胸が触ってくれとばかりにあるのに届かない。俺はもはやプライドを捨てて本気になって何度も挑んだ。

『ジリリリリリリ』

ベルが鳴るのに気づかないほど集中して、結局一度も胸を触る事すら出来なかった。


◇◇◇◇◇


「凄いじゃないっ」

「そんなことないよ」

「いやあ、気持ち良かったよ。アイツ、いつもヤラシイ目で私たちを見てるんだからっ」

「うーん、でも分かりやすい授業だったよ」

「アリスは知らないのよっ。前にブリジットなんてどれだけ揉まれたか。ねっ」

「揉まれてませんっ、たまたま手が当たっただけですっ」

「そうかなあ?」
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