管理人ほう

管理人ほう

入ってくる人の脇を抜けるようにして廊下になんとか出ることができた。

「はぁ、はぁ…」

僕は廊下をフラフラと歩いて学生自治会室に向かう。

『カチャ』

僕はノックするのも忘れて開けようとして慌てて手を止めた。ドアの隙間から男女が抱き合っているのが見えたのだ。

「はあ、はあ、ラッセル先生…」

「レンナー…」

机の上に座ったブリジットさんとその前に立ったラッセル先生が顔を近づける。

(え…?ブリジットさんと…ラッセル先生?)

『チュッ』

「あむ…む…んちゅ」

二人の舌を絡める音が聞こえる。

(何を話してるんだろう?)

僕は熱に浮かされたような体に鞭打って、耳に意識を集めた。その瞬間、僕の耳元で二人ので囁き声が聞こえる。

「ん…はあ…ラッセル先生…気持ちいいです」

「ああ、レンナー…」

「先生、ブリジットって呼んでください」

「ブリジット…愛してるぞ」

「ああっ…私も、私も愛しています」

ブリジットさんの胸と股の間でラッセル先生の手がもぞもぞと動く。

「はあっ…先生っ、先生っ、そんなに触られたらまたしたくなっちゃいますぅ」

ブリジットさんが唇が触れるか触れないかという距離で甘い声で囁いた。

「んっ…ちゅ…」

ブリジットさんの手もどうやら先生の股間を触っているようだった。

「はあ、はあ」

二人の息遣いを聞いていると無意識に内股になって脚を擦り合わせてしまう。

『くちゅ…』

(あぁ…濡れちゃってるよぉ)

僕は廊下がしんと静まり返っていて誰もいないことを確認して、両手で胸を揉む。

「んっ、はっぁあっ」

体から力が抜けたようにへなへなと座り込んでしまった。

「んぁ…はぁ、はぁ」

もぞもぞと下半身が動く。

(廊下なのに…僕…ううん…我慢しないと…)

目の前でラッセル先生が執務机にブリジットさんを押し倒した。

胸をシャツから出すと、ピンク色の乳首にラッセル先生がむしゃぶりつく。

僕も服の上からでは我慢できなくなって襟から手を入れてブラジャーの中の乳首を弄る。

「はああっ、そんな…乳首は敏感になってるからぁっ…だめぇ」

「おいおい、大きな声を出したら誰が聞いてるかわからないぞ?」

ラッセル先生が頭を上げて周りを確認するような仕草をする。

(気づかれちゃう…でも…)

「そんなの誰もいません…いえ、先生となら誰かに見られたっていいの…んっ、はああっ」

胸に先生の頭を押し付けるようにしてブリジットさんが頭を反らせる。

そして再び熱烈な愛撫が始まった。

「はああっ、先生、そこはっ」

「こっちも好きだろう?」

先生の指が本格的にブリジットさんの股間を責め立てているようだ。

『ジュプ、ジュプ、ジュプ』

水音が激しくなった。

その音に僕の体の奥の熱さが激しくなって、我慢できなくなった。

指をパンティの中に入れると割れ目に差し込んだ。

『チュプ…』

熱くヌルヌルした割れ目に指が吸い込まれる。

「あ…」

(こんなに濡れてる…)

「先生…私…我慢できないの…」

先生が机から降りるとジャージを脱いだ。

(先生…大きい…)

「ねっ、先生…焦らさないで…」

「入れるぞ」

(あぁ、入っていく…)

僕の指が敏感な壁を擦った。

「あぁっ」

思わず声が出て動揺した僕は扉にもたれかかった。

『ガチャ』

扉が閉まる音が思った以上に大きく響く。

「誰だっ」

ラッセル先生の声が部屋の中から聞こえた。

(あっ、まずい…どこかに隠れないと…)

僕は急いで隠れ場所を探す。

幸いにも気のせいだと思ってくれたようで、すぐにドアの内側からは甘い喘ぎ声がし始めた。

(どうしよ…そうだ…保健室に行けばなんとかなるかも…)

ふらふらと廊下を歩く。保健室は幸い一階にあったのでなんとかたどり着くことができた。


◇◇◇◇◇


『ガラガラ』

(あれ?誰もいない…)

立っているのが辛い。カーテンに囲まれた簡易ベッドの一つに倒れこむ。

(熱い…)

カーディガンは学院長室に置いてきてしまったけど、熱を持った体は涼しいくらいだ。

「んん…」

胸の鼓動が子宮に響く。

(触りたい…誰もいないし、ちょっとくらいなら…)

スカートの裾から中に手を入れる。

『ちゅく』

パンティの薄い布は既にびちょびちょに濡れていた。

(あんっ、もぉ凄いことになってるぅ)

「ん…」

うつ伏せで枕に顔を押しつけて声をおさえた。

お尻を浮かせて指を割れ目に差し込む。

「んんんっ」

『ガラガラ』

突然大きな声がして、ギクッとして僕は動きを止めた。耳に意識を集める。

「先生っ…あれ?誰もいない?」

「おいっ、先生いないんならいいよっ」

「ダメだよっ、ちゃんと治療しないとっ」

男女が言い合っている。

(どこかで聞いたような…)

「いいのかよ、勝手に入って」

「大丈夫よ…えっと確かこの辺に…あったっ、さっ、ベッドに座って」

どうやら一番奥のベッドを使うようだ。僕の今の姿を考えると誰にも見せられない。

「ちょっ、サラっ、脱がすなよっ」

「脱がさなきゃ治療できないじゃんっ」

「うわっ、ダメだって」

(あぁっ、サラとジョシュだぁっ、なんでこんなとこに…)

「痛っ、おいっ、乱暴にするなよっ」

「男でしょっ、我慢しなさいっ」

「うっ……痛っ……」

しばらく治療する音が聞こえて言葉が途切れる。

「ねえ、ジョシュもアリスみたいな子が好きなの?」

無言が続いた後、サラの掠れた声がした。

「へ?」

ジョシュの間の抜けた返事が聞こえる。

「だって、アリスの前だと真っ赤になってるし…」

いつもと違ってサラの声に元気がない。

「いや、あれはっ…」

(なんか変な空気になってる?)

「やっぱりそうなんだ…私なんて胸も小さいし…女の子っぽくないから…」

サラの泣きそうな声。

「そんなことないっ、おっ、俺はサラが好きだっ、その、友達とかじゃなくっ」

ジョシュの大きな声が、サラの言葉を遮った。

「え…」

「恥ずかしくて言えなかったけど、ずっと好きだったんだっ」

少し間が空く。鼻をすする音がした。

「…嬉しい…私もっ、私も好きっ」

「じゃあ、付き合ってくれるのか?」

「うんっ」

音からして抱き合っているのだろう。

(あぁ、おめでたい、おめでたいけど…今は早く出てってよぉ)

僕の指は割れ目に入ったまま。さっき慌てていたせいで抜きそこなっていた。

「ゴクン」

ジョシュの方から唾を飲み込む音が聞こえる。

「あ…」

サラの小さく驚いた声が聞こえる。

「いや、ごめん…」

(何を謝ってるんだろう?)

「ううん、いいの。私でこんなになってくれたんだよね」

(?)

「うっ、ちょっ、サラっ」

「キャッ、おっきい…」

(ま、まさか…凄い事になってる)

サラとジョシュの心臓の音がはっきりと聞こえてきた。

「初めてだからうまくできるか分かんないけど…」

「あっ」

「ごめんっ、痛かった?」

「いや、そんなことない…」

「凄く熱いよ。ねっ、どうしたら良い?」

「そのまま擦ってくれると…」

耳には『シュッ、シュッ』と擦る音がした。

(この音って…えっと…あれだよね?)

「あっ、先から何か出てきた…ジョシュ、気持ちいいの?」

音の中に『チュクチュク』という音が混ざる。

(うわぁ…どうしようっ?)

意識をしたわけでもないのに、嗅覚が敏感になって、男の臭いで頭の中がいっぱいになった。

(あぁっ、凄い匂いっ、くらくらするぅ)

匂いに誘われるように割れ目の奥が熱くなる。

「くっ、凄くいいよっ」

ジョシュの快感に耐える顔が思い浮かぶ。

聴覚と嗅覚が何をしているのか、どうなっているのかを鮮明に伝えてきた。

(ダメっ、我慢できなくなるぅ)

『ピクッ』

指がほんの少し動く。小さな快楽だったけど、散々焦らされた体は快楽に負けてしまった。

(カーテンを開かれたら二人に全部見られちゃうのにぃっ、ああっ、もう我慢できないよぉ)

「ふぅぅぅ、んんん」

『チュクチュク、チュク、チュク』

枕に顔を埋めたまま息を殺して指を出し入れする。

「ああ…気持ちいい…」

ジョシュの掠れ声が凄く近くで聞こえて耳に残る。

「はあ、はあ、どう?気持ちいい?」

サラの興奮したような息遣いも聞こえる。

(やめてぇ、僕まで興奮しちゃうよぉ)

「「はあ、はあ、はあ、はあ」」

(あぁ…ダメになるぅ)

『チュプ、チュク、チュク、チュプ、チュク』

指が動く音も重なる。

「ああっ、サラ、ちょっと…もうイキそうだ」

「イク?イクって?」

(ああっ、イクのっ?)

「うっ、ああっ、サラっ、ゴメンっ」

「キャアっ、あ、あつっ、んっ、やあ」

精液の匂いが鼻から体に入ってきた。

「ふぅぅぅん、んんんっ」

(んはあぁぁっ、ダメっ、あっ、おかしくなるぅっ)

ガクガクガクッと体が痙攣する。

「ゴメンっ、サラっ、気もち良すぎて…」

「ううん。ジョシュが気持ちよくなってくれた証拠でしょ?私が気持ちよくしたんだと思ったら嬉しいよ」

『チュッ』


◆◆◆◆◆


「どうした?怖い顔をしているな」

「マモン、何をしに来た?」

部屋の中では、来訪したマモンに対して強い口調が飛んでいた。

「いや、商品の納入があったので、それについてきただけだ。ご機嫌斜めなのはさっき出て行った少女のせいか?」

「おそらく王子か大公が送り込んできた鼠。せっかくこれから味うところを…」

「ククク、まだしばらく時間はある。余興に鼠と遊ぶのも悪くないさ」
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