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2015/06/27

【騙されたのは?ifルート】 騙されたのは葵㉑

「アシュリー先生は今の恋人とのセックスに満足していますか?」

「……はい」

少し考えてマーシャはそう答えた。快楽を味わうだけがセックスではない。愛があればこその充足感もある。

「…ふむ、嘘ではなさそうですね」

目隠しされたマーシャには見えないが、おでこの魔石が青く光ったようだ。

どうやら、自分の気持ちは嘘ではなかったようだ、とマーシャは心のどこかでホッとした。

(まだ大丈夫…)

ロバートの顔を思い出すと失いかけていた自信が戻ってきた。

「体と心は別物、ということですか…」

「ええ、学院長には分からないかもしれませんが、彼に愛されている、と感じることが大切なんです」

「ふむ、ではこれまでで一番満足したセックスも愛があったのでしょうなあ」

「……」



男に体を押さえつけられて男性器を挿入される。

「はあっ、はあっ、どうだっ?あいつよりいいのかっ?」

男の荒い息を肌に感じながらマーシャは男の首に腕を回して喘ぐ。

「あの人の方がっ、んあああっ、気持ちいいわっ、あなたみたいな人よりっ、あっ、あっ、ぜんぜんっ、きもちいいんだからぁっ」

マーシャが恋人を褒めるたび男の動きは激しくなる。

「嘘をつけっ、そらっ、糞みたいな男に突っ込まれて悦びやがってっ」

(そうよっ…こんなつまらない男に私は犯されて悦んでいるのよっ…)

マーシャもまた、アヴニール首席の自分がくだらない男に犯されていると思うとゾクゾクと体が震えた。

汗まみれの白い肌が波打つ。

そして背中をそらせて着痩せする胸を男に見せつける。

「いやっ、あなたみたいな男にっ、あんっ、あああっ、まけないんだからぁっ」

マーシャはさらに力強くなった男の腰使いに、シーツを強く握りしめて激しい絶頂を何度も味わった。

さらにその日は恋人が帰ってきても男は止めようとしなかった。

『ガチャ…ガタガタ』

扉の開く音と階下から階段を登ってくる物音に気がついたのは男の方だった。

「あんっ、あっ、あっ、ふあああっ」

その時、四つん這いで後ろから挿入されていたマーシャにはその声は聞こえない。

「ちょっと黙れよ」

そう言いながらも男が腰を止めることはなかった。

「あっ、そんなっ、ことっ、言ってもぉっ」

『トントントン』

階段を昇っているような徐々に大きくなる足音にマーシャも気が付く。

(この足音…)

振り返ると男が嬉しそうに唇に人差し指を当てていた。

『ガチャ、バタン』

隣の部屋の扉が開閉する音がした。

「今日は、ここまで、…ね?」

マーシャがの囁きに対して、男がマーシャの膣内から抜く気配はない。

『ジュブ』

男がマーシャの腰を引き付ける。

「ちょっ、えっ、あっ、ダメっ」

壁一枚を隔てて恋人がいるにも関わらず、手では抑えきれず、枕に顔を埋めて必死で声を押さえた。

「んんっ、むっ、むんんんっ」

「おいおい、今までで一番締まるぜ。さてはお前、興奮してるんだろ?」

マーシャがせっかく声を我慢しているのに、男の声はこれまでと何も変わらない。

(声が大きい。隣に聞こえちゃう)

マーシャは文句を言いたいが枕から顔を離せばきっと大きな声が出てしまう。

(あの人に知られるわけにはいかない)

恋人の悲しむ顔が目に浮かぶ。

「おらっ、いつもみたいに声を出せよっ、気持ちいいんだろっ」

男はマーシャに声を出させようと結合部に手をまわしてクリトリスを弄る。

「んんんんっ」

涙を流しながらも声をあげないマーシャに男はますます火がついたのか、空いた手で突き出された尻を叩いた。

『パァンッ』

「んああっ」

痛みよりも音の大きさに驚いたようにマーシャの目が大きく見開かれる。

『パンッパンッ』

「んんんっ」

歯をくいしばってマーシャは堪える。

「くそっ、そらっ、来いよっ」

耐え続けるマーシャにしびれを切らせた男がマーシャの腹の下に腕を入れて抱き上げた。

「やっ、何すっ…」

マーシャが掴んでいた枕は投げ捨てられ、部屋の扉に両手をついて立たされる。

(ま…まさか…)

マーシャの恐れた通り、熱く固いものが尻の割れ目に押し当てられた。

(声が我慢できなくなるっ)

「いっ、いやっ」

必死で腰を振って逃げようとするも、男の力には勝てない。

『ジュブ…』

(あ…だめ…)

ついに亀頭の先が粘液に包まれた。その瞬間、マーシャから力が抜けた。

『ジュブジュブジュブジュブ』

「ああっ」

力の抜けたマーシャを扉に押し付けるようにして男の激しい抽挿が始まる。

(いけないっ、声が出てるぅ)

「んっ、んんんんっ」

掌を噛むようにしてマーシャは喘ぎ声を堪えて呻く。

その時だった。

『トントン』

扉に裸を押し付けていたマーシャの全身が強ばる。

「兄さん?」

扉越しに恋人の声がした。

「ああ、どうした?」

男は締まる膣を味わうようにゆっくりと腰を抜き差しする。

「ふぅっ、ぅんん」

(話なんていいから…もぅ許してぇ)

「あのさ、誰かいるのかい?」

『グチュ…グチュ…』

「んっふぅぅ」

(ああ…もぅ…だめぇ)

「ああ、女を呼んでるんだ」

「父さんも母さんも、兄さんが女の子と遊んでばかりいるって心配していたよ。もしよければ父さん達に紹介したらどう?」

(何の話ししてるのよぉ…)

「ああ、そのうちな」

そう答えたあと、マーシャの耳元で「どうだ?気持ちいいんだろう?」と男が囁いた。

「あんっ」

男の吐息で思わず反応してしまった。

「じゃっ、じゃあ僕はお邪魔をしちゃ悪いしちょっと出かけてくるよ」

(聞かれた…絶対聞かれちゃった…)

「ああ、すまないな」

「いいよ。じゃあ、えっと…兄さんの彼女さんもごゆっくりね」

自分の彼女がまさか扉の向こうにいるとも思わない恋人は家を出ていってしまった。

「さあ、これでいくらでも声が出せるな」

男はマーシャの両手に手を重ねるようにして扉に押し付けた。扉が軋むほどの力で腰を打ち付けた。

「あああああっ、しゅごいっ、しゅごいのぉっ、だめぇっ、イクイクイクっ、あっ…ぁぁぁあああっ」

そしてその日も自分の家に着いたのは夜も遅い時間だった。

「明日は俺がマーシャの家に行くぜ」

帰り際に男がそんなことを言い出したが、その時、マーシャは、いつ恋人に見つかってしまうか分からない恋人の家よりも自分の家の方がまだましだと思ったので小さく頷いた。

男は毎日マーシャの家の前で待ち構えていて、男が帰るのは深夜、徐々に朝帰りの日も増えた。

家の前で待たれるのは世間体もあるので合鍵を渡してからは、半同棲のようになってしまった。

仕事場は魔法薬の研究施設だったが、ぼんやりとしたミスをして主任研究員から叱られることも増えた。

だが、毎晩男に慰みものにされながら、こんな男に体を好きにされるなんて、と屈辱感を覚えれば覚えるほど、快楽は増した。

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