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触手に堕ちる

『ドガッ、ガガッ、ガッ』

僕の走る姿に触手が上から狙いを定めて打ち下ろしてくる。僕の走った後ろの地面が砕けた。

(あの触手の根元を狙えって言っても、こうも手数が多いと…)

「うわっ…っと」

横に跳ぶ。僕の走っていた先の地面に触手が降ってきた。

(危なかった…動きが読まれ始めてる…)

そう思った瞬間、今度は前方から鞭のようにしなる触手が飛ぶ。

『ブシャッ』

斬りながら転がって吹き出た体液を躱す。

辺りに甘い香りが漂った。

(体液まで催淫作用があるなんて聞いてないよ)

素早く起き上がると、再び飛んでくる触手から逃れて走る。

(あっ、しまったっ、このままだとっ)

逃げる僕はいつのまにか部屋の角に誘導されていた。

後ろからは絶え間ない攻撃、全力で走らないと追いつかれる、かといって周りに壁が迫ってきて向きを変えることは出来ない。

(おおおっ)

僕は壁に向かって跳ぶ。

『タンッ、タッ』

三角跳びの要領で壁を利用して方向転換、空中で回転して地面に戻る。

『ガンッ、ドゴォンッ』

僕を追ってきた触手が勢い余って壁にぶつかるのが空中で見えた。

(もらったっ)

触手が一瞬僕を見失って出来た隙に走り込む。

『ズシャッ』

触手の根を斬り払った。

『ドサドサ、ドサ』

根から出ていた触手が力を失い落ちる。

「あと二つ」

僕は玉座で余裕の笑みを浮かべるエヴァに村正を向けた。

一匹倒しただけで相手の手数が減って、かなり余裕が生まれる。僕は余裕を持って触手の攻撃を躱して斬り裂いた。

『シュバッ』

「これで最後だっ」

『ズシュッ』

(ふぅ…)

玉座を睨む。

「あらあら、やられちゃったわねぇ」

(「気をつけられよ、あやつの余裕、まだ何かありますぞ」)

「でもね、こんなのでいいならいくらでも作れるのよ…さあっ、甦りなさい」

そう言ったかと思うと再び触手が動き出す。

「げっ」

(また?これはマズいっ)

「さあ、次はどうするの?…そうね、良いこと教えてあげるわね。この夢だけど、私を倒すまで覚めないのよ。うふふふふふふふ」


◇◇◇◇◇


「やあっ」

『ズシャッ』

何匹触手を倒しただろう、いい加減疲労が溜まってきた。

「あら?疲れたのかしら。動きにキレがなくなってきたわねぇ。ほら、前から来るわよぉ」

(くっ)

前から飛んでくる触手をかわして根元に斬りつけた。

「あーあ、またやられちゃった。…ねえ、もう私、飽きちゃった」

「それなら、はぁ、はぁ、この夢…終わらせてよ…はぁ…」

「うーん、残念だけどそれはできないのよ。そうだっ」

何かを思いついたようにエヴァが手を叩いて、それから嫌な笑顔を浮かべた。

「きゃあっ」

部屋の入り口にいたはずのブリジットさんが悲鳴をあげる。

(何っ?)

振り返るとブリジットさんの両手両足に触手が絡み付いていた。

「ねえ、貴女、アリスちゃんと言ったかしら。力を入れたら簡単に彼女の両手両足が潰れちゃうけど、どうする?」

「アリスさん…ヒクッ…ごめんなさいっ…ううぅぅ…」

ブリジットさんが幼い少女のように泣きじゃくる。

(くっ…)

動きを止めた僕に向かってズリズリと触手が近づいてくる。

(「いかんっ、主殿っ、やめるのじゃっ」)

僕は村正を鞘に収めると体に戻した。

俯いた僕の視界に青い石をつけた指輪が入る。

(モニカさんにもらった指輪か…エルザ…ゴメン)

「良い娘ね。大丈夫、すぐに全てを忘れるから…快感でね」

ヌルヌルの触手が、ふくらはぎに絡み付く。

(うわあっ)

「すぐに体が敏感になるわよぉ」

その言葉の通り、ヌルヌルと太股に絡み付くと、太股が熱くなってきた。

腕に巻き付いた触手が半袖のブラウスの袖から入ってきて二の腕に巻き付く。

「やんっ」

「どうしたのぉ?」

「何でもないっ、ブっ、ブリジットさんを離せっ」

「ダーメ。アリスちゃんと遊んでるところをしっかり見てもらわないと…ねっ」

ブリジットさんのもとに行こうとするも、触手に拘束されて僕も動けない。

「ごめんなさい…アリスさん…私のせいで…」

「ブリジットさんっ、諦めるなっ、絶対何とかするからっ」

僕の叫びをエヴァが嬉しそうに聞いていた。

「うふふふ。その元気、いつまで続くのかしらね。楽しみだわ」

触手がブラウスの内側に入ってきた。

「あんっ、ちょっ、何するのっ」

ブラウスの中でブラジャーが破られる。それから触手は体液を染み込ませるように上半身に巻きつく。

「んんっ…」

「あら?なんだか顔が赤いわよ」

「くっ、そんなことないからっ、んぁっ」

今度は太ももに巻きついていた触手が上へ上へ進んでくる。

「んー、アリスちゃん、なんだか内股になってるけど?」

エヴァの言葉で、慌てて真っ直ぐに立つ。

「そんなことっ、んんっ、ないっ」

「そーお?本当かなぁ?…ねぇ、それならブリジットちゃんに見てもらいましょうよ?」

「えっ?」

僕の体が触手によってブリジットさんの前まで運ばれ、子供がおしっこをするような姿勢で足を開かされた。スカートがめくれあがる。

「ねぇ、ブリジットちゃん、アリスちゃんのパンティはどうなってるかしら?」

「…」

ブリジットさんが何も言わず横を向いた。

「良いのかしら、そんな態度で…、アリスちゃんの手足だって簡単にもげちゃうのよ?」

そう言われて、ブリジットさんが、はっと前を向く。そこには僕の下半身がある。

(あぁ…ブリジットさんに見られてる…)

「もう一度聞くわよ、アリスちゃんのパンティはどうなってるかしら?」

「…あの…その…濡れています」

その言葉を聞いたエヴァがニタっと笑った。

「アリスちゃん、濡れてるんだって。どうしてかなぁ?」

「しっ、知らないっ」

「そう…、答えないならその可愛いお口も必要ないわよね」

(なっ、何をするつもりっ?)

顔の前に一本の触手が現れた。蛇が鎌首をもたげるようにして僕の顔に近づいてくる。至近距離で見る触手の先端はぱっくりと割れて、雁首のようなものがある。

(き…気持ち悪い…)

僕は顔をそらす。

「ダメよっ、その正直に喋らないお口には栓をしまーすっ」

エヴァの宣言に合わせて、触手の先が唇に当たる。

「んんんんっ、むぐぐ…」

顔を背けて拒絶するものの、長くは続かず、触手が口の中に入ってきた。

「そうだわ、嘘つきの悪い娘には正直になるお薬を飲ませてあげましょうね」

太い触手の根元が膨らみ、その膨らみが先に向かってくる。

「うあっ、がっ、ふあ」

(苦しいっ…何がっ)

限界まで口を広げられたかと思うと、いきなり喉に熱い液体が流し込まれた。

「んぐぐぐっ」

(あ…甘い…んんんっ、これはっ、飲んじゃダメだっ…くっ、苦しいっ)

飲めば発情するのが分かっていたけど、量が多すぎて飲まないわけにはいかなかった。

「コクン…コクン」

「あーあ、そんなに飲んじゃってぇ…すぐに全身が性感帯になっちゃうわよぉ」

エヴァに教えられなくても、すぐに体に影響がでる。

『ドクンッ…ドクンッ…』

心臓が突然激しく打ち始めた。

(あぁ…体が…熱いっ)

触手がこれまでよりも優しく脇腹を撫でるように動いた。

「んんんんっ、んっ、むぐうっ」

ゾワゾワゾワっと体中に刺激が広がる。

「んっ、んんんんんっ」

さらに触手が服の内側で暴れてブラウスのボタンが弾ける。

粘液まみれになった胸がブリジットさんの前に晒された。

僕の体を隠しているのはボロボロのブラウスとスカート、それにネクタイだけが胸の谷間に挟まるようにして残っている。チョーカーが首輪のように感じられた。

「さぁ、気持ちよくなりましょうね」

一本の触手が胸をギュッと絞り、両胸が歪む。痕がつくほどキツいのにその痛みすら快感に変わる。

「むぐっ、んんんっ」

さらに別の触手が胸の間にグリグリと入ってくる。それを挟むように胸を締め付けていた触手の力が強くなった。

『ズリュ、ズリュッ』

(あぁ、すごい、胸が擦られて…)

快感にゾクゾクと体が震えた。

「んはぁっ、はぁ、はぁ、はぁ…」

口に入っていた触手が抜かれて新鮮な空気を吸う。

「どう?アリスちゃん、正直になったかしら?」

「ん…気持ちよくなんて…ない…」

「あらあら、まだそんな事を言うのね?」

そう言うとさらに新たな触手が現れた。

(形が…違う…?)

これまでの触手の先は亀頭のような形状だったけど、今度のものはイソギンチャクのようになっていた。

「これを味わってもまだ言えるかしらね?」

イソギンチャクが太ももの間に入ってきた。

「いっ、いやだっ、そこはっ」

「あら、邪魔な布があるわね」

細い触手がスっと太腿の間に入ってくると『ビリビリ』っと粘液でぐっしょり濡れたパンティを破る。

「さ、楽しみましょう」

「やめてっ、そんなのされたらっ」

触手の先が見えなくなった。

そして、同時に生暖かいものを割れ目のすぐそばに感じる。

(くる…)

「んんんんっ」

割れ目に取り付いた触手の口から細い触手が出てクリトリスが剥き出しになる。

「い…いやっ、だめっ、やめてっ、だめぇっ」

クリトリスを柔らかい触手が擦る。

「んっあああああっ、だめぇっ、そこはっ、あっぁあああああっ」

電流が流れたように体が痙攣する。触手に掴まれた体が『ビクンッ、ビクンッ』と痙攣して、体を捻るようにして僕は喘いだ。

「やっと可愛い声が聞けたわぁ、でも…まだまだこれからよ」

二本のイソギンチャクの触手が胸の前に近づいてきた。

(あ…)

絞られた胸の先には充血した乳首が尖っていた。催淫剤の効果で空気に触れているだけでもジクジクと疼いている。

(ま…まさか…)

「だめっ、だめぇっ、今っ、そこはっ…びんかんんっ、やっあああっ、んぁぁぁあああああっ」

乳首に取り付いた触手から激しい快楽が与えられる。

「やっ、あっ、だめっ、だめっ、おかしくなるよぉっ」

「うふふ、やっと素直になってきたわね…あら?ブリジットちゃん?」

ぼんやりした目で僕もブリジットさんを見る。

触手によって無理やり立たされたブリジットさんは俯いて意識がないように身動きひとつしない。

「あらあら、壊れちゃったのかしら?」

「ブ…ブリジットさぁん、大丈夫っ、大丈夫だからっ、んっむんんん」

胸に挟まれて動いていた触手が口に突っ込まれて声が出せなくなる。

ブリジットさんが少し顔を上げた。

(まだ…大丈夫っ)

僕はブリジットさんを安心させたくて微笑む。ブリジットさんの目に光が戻ったように見えた。

その様子を眺めていたエヴァの目が険しくなる。

「ああー、気に食わないわねぇ、もう希望なんて残っていないのよ、あなたたちは永遠にこの夢から出られないっていうのに」

僕はエヴァを睨む。

「その目、嫌ねぇ。もっとじっくりしようと思っていたけど、いいわ、オマンコに入れちゃいなさい」

その声に呼応して触手が僕の体に巻き付き、ついに割れ目に突っ込まれた。

「ひぃっ、んっんっ、むぐんんんっ」

割れ目を広げる感触に鳥肌が立った。と思ったら一気に奥まで挿入される。その快楽の衝撃は脳の回路が焼ききれるのではないかというほどだった。

(あぁっ、奥が、奥が広げられてるぅっ)

触手はすぐに中で粘液を放出する。

「んっ、んんんっ」

「ほら、もっと気持ちよくなるわよぉ」

僕の反応に気をよくしたのかエヴァの態度が元に戻る。

『ビクンッ』

お尻に触手の先が当たるのを感じた。

「んんんっ、んんっ」

「アリスちゃんはお尻は嫌いなのかしら?もしかして初めてなの?うふふふ」

(お尻は…だめぇ)

お尻を振って逃げようとするけど触手たちの前では無意味だった。

(あっ、入るっ)

ヌルヌルの粘液で後ろの穴も簡単に侵入を許してしまう。

(あっ、こすられるぅっ…こんな…こんなところが…)

「うふふ、すぐに気持ちよくなるわよぉ」

『ビュビュッ』

お尻の中に粘液が注ぎ込まれる。

(ああっ、熱いっ、お尻が熱いよぉっ)

「さあ、全てを忘れてイってしまうのよ」

触手が全て動き始める。

(あぁぁぁ、しゅごいっ、オマンコもお尻も胸も体中がきもちいいよぉっ)

「んんっ、ぷはっ、あああっ、しゅごいっ、だめっ、こんなっ、ぜんぶきもちいいぃぃっ、だめ、だめっだめだめだめっ、イクイクイクっ、あっっっ、ぁぁぁああああああっっっ」

涙が流れ、鼻水も垂れる、おしっこなんだか愛液なんだか分からないけど穴という穴から漏れ出す。

「酷い顔ねぇ、あははははっ、さぁ、もっと気持ちよくなりなさいっ」

『ドゴォォン』

床から新たな触手が生まれる。僕は触手の束の中に呑み込まれた。
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