87.僕と隆の異変④ おじさんに見られながら

【真実の鏡】アイキャッチ

87.僕と隆の異変④ おじさんに見られながら

セーターを噛みしめてもう一度ゆっくりと腰を持ち上げた。

その時、隆が目を開いた。

「あ…たかし…きがつい…た…?」

しかし、隆の目はうつろで僕を見ていない。

「ねぇ…た…かし?」

隆の両腕が僕の肩を掴んだ。

「えっ?」

『ごんっ』

「ひゃっんんんんんっ」

肩を押し下げられて一気に奥にたたきつけられる。そのまま奥を押し開くように僕の肩を押さえつけた。

僕は背中を反らせて痙攣する。

隆の腕が僕の腰を持ち上げ…落とす。

「ふぅぅぅぅんんんっっ」

目の前に様々な色が飛びかい、体がブルブルブルっと震える。

隆の動きはさらに激しいものとなった。

「はぁぁっんんんっ…たかしぃ…こんなとこじゃ…ゆるしてぇ」

出来るだけ小さな声で隆に懇願するが、隆の目は僕を見ない。何度も何度も体の奥に熱い肉棒が叩きつけられた。

「やだぁ…また…イクイクッ…おかしくなるぅぅぅぅっ」

『間もなく○○駅~、○○駅に到着いたしま~す、お降りのお客様は…』

目の前が真っ白になって絶頂に達した時、アナウンスが流れる。

『お降りの際は、お忘れ物のないようご注意ください』

隆の腰の上で痙攣する僕にも無機質なアナウンスが聞こえた。

…え…き…?……あぁん…ぬかないとぉ…

「んあっ…ふぅぅん」

イッたばかりの体は抜こうともがくだけで軽い絶頂に達する。

「はぁはぁ…はぁ…はぁ…」

隆を見つめていた僕の体がふわっと浮き上がる。

…え?

「きゃっ…んやぁっ」

『じゅぼ』

僕の中から隆の肉棒が抜かれる。白く泡立った粘液がトロトロと隆のおちんちんに垂れた。

…たか…し、いしき…もどったの…?

僕は隆の隣の席に体を丸めるようにして絶え間なくやってくる絶頂の余韻に体を震わせる。

隣で立ち上がる気配がして僕は閉じていた目を開いた。

見上げるとまだ、隆の目はうつろなままだった。

…あっ…

隆が僕の下半身を固定すると、お尻の間に熱いく、硬いものがあてられる。

…だめっ、誰か乗ってきたらバレちやうっ…

敏感になった体をねじって逃げようとする僕の体を隆が掴んで、今度は顔を窓に押し付けられた。

「だめぇっ、これ以上はっ、これ以上されたらっ、んんんっ、ふぁああああっ」

隆は僕のことも、駅ということも気にせず、後ろから一気に挿入した。

『ジュボジュボジュボッ』

「ふぁっ、ふぁっ、ひゃあぁぁぁんっ」

電車が動き出す。閉める時のアナウンスも気づかなかった。

窓ガラスは僕の吐息で白く曇る。

「きゃんっ、やんっ、ふぁぁぁああんっ」

『ゴーーーー』

トンネルに入った音で僕の声がかき消された。

隆が僕を立たせてバックから突いてきた。

『ジュボッ、ジュボッ…』

「はぁぁぁああんっ」

僕も窓に体を押し付けて快感を貪る。

…もうだめぇっ…バレてもイイっ、もっとしてぇっ、戻れなくていいからぁっ

腰を隆の動きに合わせてくねらせる。

『ジュボジュボジュボジュボ』

「イイッ、しゅごいっ、たかし…しゅきぃぃっ」

トンネルでもないのに周りの音が変わっていることに気が付いたのはその時だった。

横を見ると並走する電車。

…えっ…

隣の電車の窓に驚いた顔のサラリーマンのおじさんがあった。

やだっ、見られてるっ…腰を振っている姿が見られちゃってるぅっ!

顔が火照って耳まで熱くなる。

おじさんの股間が膨らんでいるのが見えて僕の膣がきゅうぅぅっと隆を締める。

おじさんっ、興奮してるのねっ…もっとこうふんしてぇっ

僕は舌を出して窓ガラスを舐める。

おじさんの驚いた顔がニヤついた顔に変わり、チャックに手をかけた。

おじさんに見られてる前で、奥が叩かれて激しい快感に襲われる。

「はぁぁぁぁっ」

ガラス越しに見ると、おじさんがおちんちんを取り出して擦っている。

ああっ、ぼくでオナニーしてるぅっ…

隆の腰使いがさらに激しくなった。

「はぁぁあっ、しゅごいぃぃっ」

『ぎゅううっ』っと僕の膣が激しく締まった。まるで膣が別の生き物になったみたいに隆の肉棒を扱く。

「イっ、イキそ、だよぉ」

やあぁぁ…おじさんに見られてイクぅっ…

おじさんが切羽詰まった顔になっておちんちんを必死で擦っている。

「うっ!!」

隆の口から声がして

「ゃあぁぁっ」

体の一番奥にバケツをぶちまけたような激しい射精が始まった。

『びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅっ』

体の奥で熱湯のような精液が溢れかえる。

あちゅいぃぃっ…おぼれちゃうぅぅぅ…イクイクイクッんんんっ…やっ、あっ、またまたまたっ、いくぅぅぅぅぅぅっ

「やっ、はぁあっ、あんんんんんっ」

火傷するくらい熱いのが奥に注ぎ込まれて、頭から背中を通って足先までブルブルブルっと震えがきて目の前が真っ白になった。

しゅごぃぃ…も…う…もどれなくなっちゃうぅぅぅっ…いいのぉ…

僕の心が快感に支配された。

そして下車駅のホームに電車が入った。