11.お盆休み④ カメラに濡れる体
「はい、それじゃ次は近くから撮るわよ。」
「はい…。」
なんだかぼんやりしてお姉ちゃんの声だけが耳に響く。
「仰向けに寝て。」
言われるがままに僕は仰向けになった。
「次は脚を上げて、うん、まっすぐ上げなくてもいいわよ。膝は曲げて、そう。そのまま脚を開いて。」
なんか正常位で男を待つ姿勢みたいだなって思ったら顔がほてってきちゃった。
閉め切った部屋の蒸し暑さとライトのせいかな…。

「恥ずかしいかもしれないけどこの姿勢も必要なことがあるの」
『パシャッ、パシャッ、パシャッ、パシャッ』
…そうなのかな?でも…お姉ちゃんが言うことだし…。
光が目に飛び込んでくる。だんだん音が無くなって、お姉ちゃんの声だけが聞こえる。
「腕が邪魔ね、ちょっとオッパイを挟むように腕を上げてくれる?あっ、手の平じゃなくて肘から先で挟んでみて!」
身体がお姉ちゃんの指示に従ってのろのろ動く。
『パシャッ、パシャッ、パシャッ』
「ん…」
両腕でオッパイを挟む。
『パシャッ、パシャッ』
「手は口元に。軽く握って。そうよ。」
握った手があごのあたりに来る。
『パシャッ』
「あっと、フィルムが切れたわ…いいとこなのに…そのままちょっと待ってね。」
「はぁい…」
フィルム交換の間、ふと自分の体を見ると羞恥心でいっぱいになった。
…ぼく…腕でおっぱいを押さえて…谷間が出来ちゃってるぅ…やっ、汗が流れてるぅ…やぁぁ、恥ずかしいよぉ…
胸の先で尖った蕾が快感を欲しがっているように見えた。
「やっ…」
声が出そうになって思わず口を手で押さえる。
「さ、続きを行くわよ。」
再び、ポーズをとった僕をカメラのレンズが狙う。
『パシャッ、パシャッ』
「はぁっ…はぁっ…」
『パシャッ、パシャッ、パシャッ』
「もう腕はいいわよ。じゃあ、指を舐めてみて。唾液も採取しないとね。」
『パシャッ、パシャッ』
「…ん…、は…い」
そっか…唾液も…大事なサンプルなんだ…。
ぴちゃぴちゃ舐める姿をカメラのレンズが狙う。
まずは人差し指、ちょっとしょっぱい。下から舐め上げて、先をくわえて、つぎは中指、人差し指との付け根に舌を這わせて…。

「ん…ん…、ふ…ん」
僕の中から『チュク』っと音がした。
「さあ、良いわよ。じゃあ最後に四つん這いになってくれる?」
「…んあ……はい……」
四つん這いでオッパイが揺れる。腕に力が入らず肘をベッドにつけてバランスをとった。
『パシャッ、パシャッ!パシャッ、パシャッ!』
「そうそう、良いわよ。腰を突き上げて、顔をベッドに押し付けて。」
『シュッ』
「ああっん」
オッパイの先っちょがシーツに当たって思わず声が出ちゃった。お姉ちゃんに見られてるのに…
『つーっ…ふぁっ』
オッパイも背中も玉の汗。流れ落ちる汗の感覚が僕の敏感になった体を刺激する。
『パシャパシャッ、パシャッ』
『ちゅくっ』
僕の突き出したお尻が何かを求めるようにゆらゆらと動く。

『パシャッ、パシャッ、パシャッ、パシャッ』
後ろから迫るシャッターの無機質な音で頭が働かない。
カメラに体の奥まで撮られる感覚に鳥肌が立つ。
太ももの内側は既に汗と溢れ出す粘液でもうヌメヌメだ。
「んんんっ…やあぁ…はず…かしいよぉ…お…ねぇ…ちゃああぁぁん」
僕は目を閉じて湧き上がる快感に身を委ねる。
『パシャッ、パシャッ』
ぼく…後ろ…から…見られ…て…る…奥…まで…
僕の…あそこから…い…っぱい……たれ…て………
突然脳裏にタイルの壁が浮かんだ。
ここ…どこ…だっけ?…タイル…シャワー…?…
あれ…?うしろ…にいるのは…たか…し……?
僕の中心に硬いものが当てがわれた。
先日のシャワー室で挿入された感覚が身体に蘇る。
「あっんんんっ!たか…し…おね…がい…いれてえええええぇぇぇ!!!」
僕の声に合わせて押し付けられた固いものが入ってくる。
「んんんっ、ああぁあああっ」
閉じた瞼の奥で何個もフラッシュが焚かれて、光の中に僕の意識は沈んでいった。

起きたらお姉ちゃんが僕が起きるのを待っていてくれた。
「遊君が気絶しちゃうからびっくりしたわよ。大丈夫?」
あれ?イっちゃったことバレてないのかな?
「ごめん、ちょっと頭がぼおっとして…」
「凄い絶頂だったわよ。もうっ、遊君ったら敏感なのね。」
イッちゃったのは見事にばれてた…。
「それに…隆って口走ってたわよ。タ・カ・シってねっ」
じーーーー。
お姉ちゃんの鋭い目…隆って口走っちゃうなんて、僕のバカっ!
じーーーーーーーーーー。
じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
「ああっ、もうっ!ごめんなさい、隆とエッチしました。」
あれ?お姉ちゃん怒ってない?…………………うわあ!!
お姉ちゃんのオーラが見えるっ!!これは仁王様だっ!!なんか唇が動いてる………えーっと「た…か…し…こ…ろ…す……?」うわああああ!!!
「あのね、お姉ちゃん、隆は悪くないよ、僕が隆の横で自分でしちゃってそれで隆が興奮して…ね!だから隆は悪くないよ。隆は僕が女の子になったことも夢だと思ってるから!!」
結局今日は女の子として一緒に買い物に行くことで許してもらえました。あーあ…。
「ところで、お姉ちゃん、最後に僕に何か入れた?」
「ええ、これよ。」
そういって出したのは採取のための棒らしい…けどちょっと太すぎない??
コメントを残す