10周目 9月25日(土) 午後6時30分 島津政信
目が覚めると俺は布団の上に寝ていて、明かりのついていない部屋はいつの間にか薄暗くなっていた。
(あれ?…ああっ、時間っ…)
見渡すと夜光塗料で淡く光る目覚まし時計の針が三時間ほど意識を失っていたことを示していた。
(30回のはずがまだ2回…もう日も暮れたのに…)
周囲の暗さと相まって、気分も落ち込んでしまう。
(このままじゃ…どうしよう…)
その時、不意に襖が開いて、光を背に権田が現れた。
「おっ、ミサミサ起きたんやな。明かりぐらいつけたらエエのに」
権田の能天気な明るい声。だけど、俺の気配にさすがに権田も何かを察したようだ。
「大丈夫やで。ミサミサのためにワシも頑張るさかい」
(なんで権田に慰められないといけないんだ…はぁ…)
「心配はいらんて」
ところが、そう言って権田がポンと肩に手を置いただけでビクッと過剰なくらい反応してしまった。
「ひゃんっ」
(くそっ、なんなんだよこの体はっ)
元々感度の高かった体はますます敏感になっているみたいだ。
「ひひひ。よっしゃ、ミサミサが起きたとこで始めよか」
権田も俺の反応に色々と気づいたのだろう。ニタニタ笑うと何かを差し出した。権田の体で影になって見辛かったけど、目を凝らすとそれは陸上部の試合用のユニフォーム。
「ほれ、着るんや。まだゲームは終わってないんやからな」
着ろと言いながら出ていくそぶりも見せない。
(目の前で着ろってことか…仕方ない)
陸上競技で少しでも良い記録を出すためだろうか、軽さを追求した薄い素材のノースリーブシャツに短パン。腋からはスポーツブラがチラチラと見えるし、短パンの裾が緩すぎてちょっと油断するだけで隙間から灰色のスポーツ用のパンティが見える。
着替える間、舐めるように体を見られ、着終えると今度は権田に肩を抱かれるようにして布団の上に座らされた。もうそれだけで動悸が早くなっているのが分かった。
「ミサミサ、ん~♥」
俺の隣に胡座をかいた権田の顔が唇を尖らせて近づいてくる。
(ゲーム…これはゲーム…)
冷静さを取り戻そうと、俺は気を失う前の状況を思い出そうとした。そうだ。俺達はラブラブなエッチのふりをすることで自由になれるはずだ…った。
(…ふりをするだけだったのに…)
権田に抱き締められて愛を囁かれれば射精を受け入れ、葛城に焦らされると挿入のおねだりをしてしまった自分の姿がフラッシュバックするようにハッキリと思い浮かんだ。
そして、そのときの快感を思い出した体がブルっと震える。
(もう…俺は戻れないのか…?)
不意にそんな不安が湧き起こった。だけど、本当に怖いのは不安に押し潰されそうになっている心とは裏腹に体の奥が期待でキュンキュンと締まっていることだ。
(あぁ…俺はどうなってしまったんだろう…)
そんなことを考えていて、気がつけば権田の顔が目の前にあった。
「ミサミサ、ンチュウ」
逃げるわけにはいかず、権田の唇を受け入れると、早速権田の舌が俺の唇を舐めた。
舌先を尖らせて無理矢理口の中に入ってこようとしてくるので、少し唇を開くと、ぬるぬるした生暖かい舌が歯と歯の隙間をこじ開けて入ってきた。
「んはっ、ちゅっ、むっんんっ」
舌を絡めとられるともう体に力が入らない。
「んちゅっ、ネロネロ…、ジュル…」
権田の唇が離れてぷはあ、と大きく息をつく。
「ご、タッちゃん…はぁ、はぁ…」
ゲームのために権田のことはタッちゃんと呼び、自分のことも私と言うようにした。
「はぁ、はぁ…」
激しいキスに息を整えようとしていると、今度はユニフォームを持ち上げる胸を大きな手が包みこんだ。
「んあっ」
恋人の振りをするだけだと、どれだけ自分に言い聞かせてみても、体は思い通りにならない。散々快感を受け止めてきたせいなのか、タッちゃ、いや、権田の愛撫に体は喜んで開いてしまうのだ。
「ミサミサ、ほれ?」
権田が俺の手を掴んで股間の膨らみに誘導する。
(あぁ…)
タッちゃ、いや、権田のチンコに触れると私の…俺の体の中心にある芯のようなものがグニャグニャになってしまう。
「もぅ…タッちゃん…」
既に半勃ちのチンコからは、ズボン越しに脈動を感じる。慣れてしまったのだろうか、嫌悪感をあまり感じない。
「どや、これから頑張るワシの息子は?」
俺は聞かれて形を確認するようになぞる。すると、すぐに反応してムクムクと大きくなった。
「ぁ…おっきくなってきた…」
「ぐふふ。エエなあ。次はワシの乳首舐めながらしごいてくれるか?」
私は権田の求めに素直に従う。股間を擦っていた手を離して服を脱がせた。パンツを脱がすと既に臨戦態勢だった。
(おおきくなってる…って…あれ?)
そう言えば、自分のモノがどんな大きさだったのかが思い出せない。
「ミサミサ?どないしたんや?早うしてな」
急かされて贅肉まみれで毛むくじゃらの胸に唇を寄せた。もちろん空いた手はチンコに。
「ん、ねろ…ちゅぱちゅぱ…」
「ああ…エエなあ。せや、ソフトクリームを舐めるみたいに舌先で…おおうっ。うまいでぇ」
膝立ちになって固くなってきた乳首を舐めていると毛むくじゃらの手が服の裾から入ってきた。
「あんっ」
スポーツブラの中で既に痛いほど固くなっていた胸の先端が押し潰される。
「グフフ、ミサミサは敏感やな。せや、キスしよ、なっ?」
私は頷いて権田の分厚い唇をついばむようにキスをした。
「チュッ、んっ」
もちろん、権田がそれだけで満足するはずもない。頭が押さえつけられ、舌がねじ込まれた。
「ネロッ、んはぁっ、んちゅっ」
俺は抵抗せずに自分から舌を絡ませる。舌が吸われて熱い息をタッちゃんと交換する。
「ンチュっ、ネロッ、ネロッ、んっ、ふぅぅ…」
舌を必死で動かしていると権田の手が服の中で蠢いて、ユニフォームが乱れた。
「やぁん」
俺は体の求めるままに亀頭の先を手のひらで擦る。
『クチュックチュックチュックチュッ』
「おおうっ」
ブルッとタッちゃんの腹の肉が揺れた。
(気持ちいいんだ…)
俺の手はさらに亀頭のエラの部分をこね回す。
「気持ちエエな。ぐふふ、よっしゃ、ミサミサにだけやらすのは悪いし、触りっこしよか」
権田の手が胸から離れて短パンの隙間から入ってきた。
「やあっ、タッちゃ…だめぇ」
だけど、パンティを押しのけて侵入する指を濡れた膣内はあっさりと受け入れた。
「あうっ、やっ、あっ、そこっ、だめっ」
膣壁が直接擦られてこらえようもなく声が出てしまう。
「なんでダメなんや?濡れてんで?」
「あっ、だって、やんっ、気持ちよすぎてっ、あっ」
タッちゃんが空いた手で私の顔を上に向かせる。
(ラブラブなエッチってこんな感じなのかなぁ?)
迫ってくるタッちゃんの顔を見つめながら俺は考えていた。
「んちゅっ」
送り込まれる唾に喉を鳴らしながら、促されるままに血管の浮き出た幹を握りしめた。
『ジュチュッ、ジュチュッ』
「はっ、はっ、はっ、ぁぁっ、んっ、ふうっ」
唇がつくかつかないかくらいの距離でお互いに熱い息を吐く。
(らめぇ…、また我慢できなくなっちゃうぅ…)
その時、膣内で指が一番気持ちいいところを擦った。
「んっ、んっ、ぁぁっ」
私は膝が笑うのに耐えられず、タッちゃんに抱きついた。
「あっ、ねっ、タッちゃんっ、んっ、ふぁっ」
「ぐふふ、ミサミサもそのつもりやったんやな。ほれ?」
抜かれた指先が白い粘液で濡れていた。
「どうしたいんや?」
私は布団に四つん這いになって短パンとパンティを太腿の中程まで脱いだ。
「タッちゃん、ちょうだい?」
タッちゃんはそれを聞いて目を輝かせ、膝立ちになる。
「入れるで?」
「うんっ…あっ、くるっ、やっ、あっ、ああっ」
体の内側が目一杯押し広げられる感覚に背筋がぞくぞくした。
「気持ちエエか?」
「うんっ、うんっ、おっきいのぉっっ」
太腿に引っ掛かった短パンとパンティのせいで膝を開けないのがもどかしい。
だけど、膝を閉じているせいだろうか。狭い膣内を行き来するタッちゃんのチンコの形が普段よりハッキリとわかる気がした。
「くぅ、これは締まるでぇっ」
どうやら普段とは違う不自由な姿勢のせいでタッちゃんも感じが違うみたいだ。
「ミサミサもいつもと違うか?」
「あっ、んんっ、うんっ、タッちゃん、いつもより形がわかるよぉっ」
正直にそう言うとタッちゃんの鼻息は荒くなり、腰のグラインドがさらに大きくなった。
強く突かれて訳がわからなくなる。膝がガタガタ震えて一突きされるたびに腰から上が押されてついに寝そべってしまった。
それでもタッちゃんはチンコを抜かず私の上に覆い被さる。重なりあったまま器用に腰だけを動かし続けた。
「はううっ、あんっ、あっ、あっあっあっ、はげしいぃぃっ」
このへんはさすがは体育教官だけのことはある。無尽蔵のスタミナに顔を枕に押しつけて私はうつ伏せのまま喘ぐしかない。
それに、この体位は奥を押すだけでなく、気持ちのイイところを擦ってくる。
「あんっ、やんっ、そこぉ、こすっちゃ、ぁんっ」
「どやっ、どやっ?」
さすがに余裕はあまり感じられないものの、パチンパチンとお尻をぶつけながらタッちゃんが耳元で聞いてくる。
「きもちいっ、きもちいいよぉっ、そこっ、あっ、タッちゃんんっ、そんなにぃ、ぁっ、されたらぁっ」
「そんなにされたらどうなるんやっ?」
「わたしのなかっ、タッちゃんのかたちにされちゃうっ、んんんんっ」
ぐぐっと膣内の圧力が強くなった。
「おおっ、ワシ専用なんかっ?」
「ああっ、せんようれすぅっ、タッちゃんせんようなのぉっ」
私が声を出すたびに大きくなるチンコ。
「あああっ、しゅごいぃっ、タッちゃんしゅごいょぉっ」
「いくでぇっ、ええかぁっ」
「きてぇっ、あちゅいのでいっぱいにしてぇっ」
そう私か叫んだ直後、タッちゃんのチンコが一気に膨張した。
「んあああっ、おっきぃぃぃっっ、っクううううっっっ」
そして爆発した。マグマのようなドロドロの熱い粘液が私の奥に噴射する。
「ああああああっっっ、んゃああああっっっ」
◇◇◇
次はチアガールのコスチューム。
「あんっ、タッちゃんっ、やっ、うごかしゃないれぇっ」
仰向けに寝転んだタッちゃんのお腹の上に座り込んでいた私は背筋をピンと伸ばした。
「あっ、しゅごっ、やっ、いいっ、きもちいいっ」
「ほれ、応援は?」
私の手にはポンポンが持たされている。
「あんっ、もぉっ、フレー、フレー、タッちゃ、ぁぁあん、んっ、ふああっ、おっきくなったぁっ」
応援のために両手を広げてポンポンを揺らしていたのに、急に体を貫く肉の杭が大きくなってバランスが崩れる。
タッちゃんの胸に手を置くと、ヒラヒラしたポンポンがくすぐったいのか腰を揺らした。
「んっ、あっ、もぉっ、んあっ、おくにぃっ、あっ、らめぇっ」
「応援してくれるんやないんか?」
私は再び息も絶え絶えのままポンポンを上下に動かして応援を始める。
「フレぇ、ふれぇ、タッちゃぁんっ、やぁんんっ…うごいちゃっ、んああっ」
「こないに応援されてんやからワシも頑張らん訳にはいかへんでえ」
タッちゃんが私の腰を掴んだ。
涙に滲んだ視界の中、タッちゃんと眼が合う。
「ぁ…」
もう、これからどうなるか分かっていた私は胸の前でぎゅっとポンポンを握りしめた。
『ズンッ』
腰を固定されて下から大きく突き上げられた。
「んっ、やあぁぁっ」
目の前を火花が散る。
『ズンッ、ズンッ、ズンッ』
タッちゃんの力強い腰の動きに体が跳ねて、落ちる。
その度にチンコが深くまで突き刺さった。
「んあっ、届いてっん、あうぅっ」
「苦しいんか?そしたら…これはどや?」
今度は細かい振動に変わると、子宮の扉がノックされる。
「んっくうぅぅ」
胸をポンポンで押さえつけないと身も心も飛んでしまいそうだ。
(こんなっ、おくばっかりぃ…おかしくなりゅうっ)
先程までの快感を例えるなら私の体の奥にある扉を強引に壊して開くような感じだったけど、今度は振動で扉をずらして隙間を作るような感じ。扉は今にも開かれてしまいそうになっている。
(らめっ、これいじょうはぁっ)
扉の中は未知の世界だ。今でもギリギリその場に繋ぎ止めているくらいなのに、これ以上したらどうなってしまうのか。
本能的に恐怖を感じて私は扉を必死に押さえていた。
ところが、その時。
「愛してんでっ、ミサミサっ、好きやっ」
「ふぇっ?」
頭の中が真っ白になる。そして、扉がほんの少し開いてしまった。
「んあ?」
そこに間髪入れず腰が前後に揺らされる。
『ヂュブヂュブ…ヂュボッ』
少し開いてしまった体の奥の扉。そのほんの小さな隙間にタッちゃんの先っぽが嵌まった。
「いぃぃっ」
これまでにない感覚に目の前が真っ白になる。
(な…にっ、これぇぇぇ)
『ヂュブヂュブヂュブ』
タッちゃんはそのまま震える私の腰を動かす。
「あっ、らめっ、なんかっ、おかしっ、おかしぃっ、からぁっ」
訳が分からず叫ぶと、その瞬間、フワッと体が浮いた。
「ふぁっ」
再びタッちゃんが腰を上に跳ね上げたのが分かったのは落ちる寸前。重力に従って抜けかけた肉の柱が再び私を貫く。
『ズブズブズブ』
「んうううぅぅぅぅっ」
そして一番奥に到達した。
『ズンンンッッッ』
先ほどできた入り口の隙間は開いたまま。そこに勢いよく亀頭がめり込む。
「ひぃやあぁぁぁっっっ」
「ん?この感じは…」
タッちゃんがニタニタと笑った。
「子宮に入ったんか?」
「あううぅぅぅ」
私はブルブル震える。
「よっしゃ、直接種つけやっ、濃いのを一番奥に流し込んだるでえ」
再び細かく腰が動く。
「あ…あ…あ…」
七色の光が目の前を飛び交っている。
「イクでぇっ、受け止めるんやぁっ」
タッちゃんの声が遠くに聞こえた。
「おおおおおぉぉぉっっ」
獣のような声とももに体の一番奥、これまで一度も味わったことのない秘密の場所に熱いマグマが流れ込む。
「あああああああっっっ」
身体中に鳥肌がたって、七色の光が交わり、視界が極彩色に染まる。
『プツン』
そして、テレビの電源が消えるように唐突に私の意識は消えた。
徐々に堕ちていってる感じがいいです。
頭の中では権田、俺と言いつつも、行為が進むにつれてタッちゃん、私と呼び方が変化していってるのが興奮しますw
好きと言われて反応しちゃうのも個人的に好きな展開なので次回も楽しみにしています!
> 徐々に堕ちていってる感じがいいです。
> 頭の中では権田、俺と言いつつも、行為が進むにつれてタッちゃん、私と呼び方が変化していってるのが興奮しますw
> 好きと言われて反応しちゃうのも個人的に好きな展開なので次回も楽しみにしています!
ありがとうございます!!心が堕ちる感じを目指して書いていたのでそう言っていただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします!!