11周目 9月25日(土) 午前7時00分 島津政信

11周目 9月25日(土) 午前7時00分 島津政信

私が起きたのは朝7時。結局数時間しか寝ていなかったはずだけど、何となく気分はよくなっていた。

起きてシャワーを浴びて部屋に戻った私は顔をしかめた。

「うわっ、何この臭い…」

部屋の中は私の愛液と、真也さんの臭いで一杯だった。そこで、シーツを変えたり換気をしたりしてから服を選ぶ段で。

「ん…ぁ…」

腰は激しい性行の名残で重く、そのくせ、体は敏感になっていて下着をつけるのも一苦労だった。

そして…。

(真也さんはどんな服が好きかなぁ…)

なかなか服を選べずに、ベッドの上に一杯並べて、気合いをいれてメイクを施していると、出発時間ギリギリになってしまっていた。

「あれ?美紗ちゃん」

既に亜紀は来て働いていた。

「すみません、ちょっと遅れて」

真也さんは時計を見て大丈夫だよ、と笑った後で耳元で「今日の格好可愛いよ。お化粧も似合ってる」と言ってくれた。
それから、私もすぐに制服に着替えてバイトを始める。

「あっ、しまった」

香辛料の買い置きがないことに店長が気づいたのが午後2時半。ようやくランチのお客さんが途切れて静かになった時だった。

「私、買いに行きましょうか?あっ、でも…」

私が言わんとすることを亜紀は理解してくれた。

「分かってるって。美紗はどこで買うかとか分かんないんでしょ?私が買ってくるよ」

そう言って制服から私服に着替えるために事務所に入っていく亜紀を私はじっと見つめていた。

「美紗、もうすぐ亜紀がいなくなるよ」

亜紀の姿が消えるとすぐに真也さんが私の横に立って囁く。

同時に、私の手が大きな男の人の手に包まれた。

「…だめ…亜紀がまだ…」

キュッと私も指を絡める。

「我慢できそうもないよ」

昨夜、真也さんは一度も射精しなかった。だから、きっと…。
お腹の奥がキュッと締まった。

「わたしも…」

小さく答えた時、ガチャ、と扉の開く音がして同時に手が離れる。

葛城はTシャツにジーンズ、活発な彼女に合ったアクティブな服装だ。

「亜紀、それならついでにいくつか買ってきてもらっていいかな?」

「いいわよ」

店長が厨房の棚をチェックして手早くメモしていく。

「はい、これお願いできる?」

横から見るとかなりの量が書かれていた。

「えっと…オッケー。行ってくるね」

『カランカラーン』

葛城はそれだけ言って出ていった。

「「いってらっしゃい」」

並んで見送った私達の手が再び触れあう。そして、ドアベルが鳴り終える前に繋がった。

「真也さん…」

「美紗…」

私達はどちらからともなく向き合うと、躊躇うことなくお互いの体を抱き締めあった。

「美紗っ」

真也さんが噛みつくように唇を重ねてきた。私は喘ぎながらそれに応える。舌をしばらく絡め合ってから、唇は首すじからさらに下へと向かう。

「ぁっ、んっ、ふぁぁ」

ブラウスの第一ボタンが外されて、晒された肌に真也さんの唇が吸いつく。

「んっ、そこっ、やっ、だめ…亜紀が帰ってきたら…」

激しい息づかいの中で私が言葉だけの躊躇いを口にする。

「そんなこと言って、美紗も我慢できないんだろう?」

再び口が塞がれて真也さんの手が胸を押し上げた。

「ンチュッ、はぁっ、はぁっ、でもっ、お客さんも…」

こんなところでは、いつお客さんが入って来るか分からない。

「こっち」

真也さんが私の手を握る。

厨房に入ると、信也さんは私を横長の調理台に座らせて、顔を近づけてきた。

「んっ、ちゅっ」

真也さんが覆い被さってきて私は台の上で仰向けになった。

「俺はもうこんなになってるよ」

真也さんがエプロンを外すとスラックスの股間に私の手を導いた。

「ぁ…」

「美紗が欲しくて大きくなってるんだ」

(私…求められてる…)

「ほら、美紗のも見せて」

短いスカートが捲られて足が広げられる。

「ぁ…」

「こんな下着でバイトしてたのか」

「真也さんが好きかなって思って」

私が履いていたのはサイドを紐で結んだパンティだった。

「全く、悪い娘にはお仕置きが必要だな」

私は恥ずかしさに下唇を噛んで真也さんを見る。

「私、悪い娘だから。いっぱいお仕置きして下さい…あっ」

真也さんはスカートの中に顔を突っ込んできて、パンティに鼻を押しつけた。

「すんっ、すんっ、美紗の臭いがするね」

「あっ、はずかしっ、んふぅ」

臭いが嗅がれる恥ずかしさと鼻の頭がクリトリスを擦る快感を目を閉じて味わった。

「汗と…それに、もう濡れてるんだね」

パンティの染みを見られているのが分かってますます恥ずかしさが増す。

「真也さん…見ちゃ…いや…」

「お仕置きだからね。じゃあもっとしっかり見ようかな」

「ぁ…やぁん…」

パンティの紐に手がかかり、あっさりと紐は解かれた。

それから再び顔が入ってきた。

「あっ、やっ、息がっ、だめっ」

鼻息が敏感な割れ目に吹き掛けられて体の奥から蜜が湧いてくる。

「美紗が欲しいんだ」

そう言うと、真也さんは俺の腰を掴んで割れ目に吸い付いた。

「んっ、あっ、ああっ」

舌が割れ目の中に入ってきた。ヌルヌルした暖かいものが体に入ってくるのが分かる。

「ネロッ、ほら、俺に体を委ねて…ンチュッ、ネロッ」

「あっ、んっ、あっ、ああっ、真也っ、さんっ、てっ、手をっ」

真也さんの手と私の手がしっかりと繋がった。たったそれだけで安心して体から力が抜けていく。

そして、膣内で蠢いていた舌がさらに深くまで入ってきた。

「すごいっ、やっ、んっ、あっ、ちょっと待ってっ、え?やっ、なにこれっ?もうっ?あっ、やっ、イっ、イキそっ」

繋がった握る手に力がこもる。

「あっ、クルっ、んっ、イッ、イキますっ」

背中が仰け反ってまず小さな絶頂の波に私は身を任せ…。

『カランカラーン』

真也さんが舌打ちをした。

(……ぁ…お客さんだっ)

私は大慌てで立ち上がる。スカートを直してブラウスのボタンを閉めてお盆を持ってホールに出た。

(あっ)

スカートの中がスースーする。

「いっ、いらっしゃいませっ」

やって来たのはおばさんが四人だった。

「この時間は他にお客さんいないからのんびりできるわあ」

「ほんとねえ、お友達におしえてあげようかしら、あっ、でもそんなことしたら混んじゃうわね」

「あはは、ほんとねっ」

「ゆっくり話もできなくなると困るしねえ」

四人でペチャクチャと喋り始める。私はお冷やを出してからお盆でスカートの前を隠すようにしておばさん達が注文をしてくるのを待った。

「いらっしゃいませ、ご注文はお決まりですか?」

「あらっ?可愛いわねえ。あなた、新しいアルバイト?」

「えっ、ええ。そうです。今週から…」

「前に来たときも可愛らしい子だったし、やっぱりこういう子がウェイトレスしてるだけで男の人は来ちゃうんでしょ?」

「いえ、…そんな…あっ、あの」

「そうそう、注文よね?どうする?」

4人がテーブルにメニューを置いて相談を始めたので、私は「お決まりになりましたらお呼びください」と言ってスカートが翻らないように注意しながら厨房に戻った。

「美紗、遅いよ」

「ごめんなさい、話が…って、真也さん?」

厨房では、真也さんの隆々と勃ったチンコが待っていた。

昨夜も思ったけど、長いこと射精していないせいだろうか。張りつめた竿はガチガチで血管が何本も浮いている。そして、その先にある亀頭はエラが目一杯張って凶悪な形になっていた。

(苦しそう…)

「大丈夫、お客さんならここから見えるから」

厨房からホールへはオーダーを通したり、出来上がった料理を出すための窓があるので、そこから真也さんが見ているので大丈夫、そう言いたいのだろう。

窓は真也さんのお腹の辺りまでしかないから、確かにしゃがめば私の姿は見えないはず。

「もぉ、しょうがないなぁ。口でするだけだからね」

私は跪いて熱く滾ったモノに唇を押しつけた。

「ちゅっ…すごぃ、おっきぃ…」

ペロペロと舐めていると亀頭の先から透明の汁が出てくる。

「ネロッ、コクン」

滴り落ちないように舌で掬いとって飲み込む。

「ああ、いいよ…」

真也さんの掠れた声にお腹の奥が疼いた。

(こんなのでお腹の中が抉られたら…)

トロッと溢れた愛液が入り口から染み出すのが分かる。

「美紗…咥えてくれるかい?」

私は返事の代わりに亀頭を咥えた。

「はむ」

(やっぱり大きい…それに固い…)

口の中が一杯で息が出来ない。

「ジュポッ、ジュポッ」

鼻で息をしながら前後にスライドさせると、ビクッ、ビクッと口の中のモノが動く。

チラッと見上げると真也さんが目を閉じて気持ち良さそうに微笑んでいた。

(気持ちいいんだ…)

そんな様子に私も狂おしいほどに疼きが強くなるのを感じた。

(こんなの、我慢できないよぉ…)

スカートの中に手を入れると、そこはフェラチオをしているだけなのに愛液で濡れそぼっていた。

「ジュポ、ジュポ…」

スカートの中で敏感なところを弄りながら夢中でしゃぶっていると、髪が撫でられた。

「もう我慢できそうにないよ。飲んでくれるかい?」

(ぁ…)

その声は穏やかだけど、口の中のモノは膨らんで今にも弾けそう。

私は目で頷いて、喉の奥まで入りそうなほど深く飲み込んだ、その時。

「店員さーん、お願いしまーす」

おばちゃんの声が大きく響いた。

「はあ~」

真也さんがため息をついた。

「んん、はーい」

真也さんに手渡されたタオルで口元を拭って注文を受けるために立ち上がった。

「あら?そんな急いで来なくてもいいのよぉ」

「ほんと、そんな真っ赤な顔をして。私達、意地悪おばさんじゃないんだから」

どうやら火照った顔を良いように解釈してくれたようだ。