14周目 9月24日(金) 午後4時15分 島津政信

14周目 9月23日(木) 午前3時30分 島津政信

「今日はこれで終わりにするか。おいっ」

温いシャワーの感触に俺はうっすらと意識を取り戻した。いつの間にか気を失っていたようだ。

「いいか?あ?」

「ぁ………ん…」

まだ意識はハッキリせず、琢磨の呼び掛けにもぼんやりとした反応になってしまう。

「お前は俺のオンナだ、いいな」

散々犯されて疲れた頭に琢磨の声が響いた。

(…おん…な?…って…なんだっけ?)

「お…れ?」

そう言うと冷水がかけられた。

「ひぃっ」

「おい、俺のオンナになるなら言葉遣いを改めろよ?オンナらしくな」

(オン…ナ…らしく…)

「彼氏にはバラさねえでいてやる。だが、これからも犯してやる、分かったか?」

(お…かす?)

他のことはなかなか理解できないのに、瞬時にそれは理解できた。オンナになれば、またこんな風にしてもらえる。こんなキモチイイことを…。

「はぃ…」

返事はほとんど反射的に私の口をついて出ていた。

◆◆◆

14周目 9月24日(金) 午後4時15分 島津政信

「理沙、あの、ちょっとトイレに行ってきていい?」

「え?どうしたの?体調悪いとか?」

心配そうな顔で理沙が気遣ってくれた。

「ううん、違うんだけど」

あまり詮索されるとごまかせなくなるかもしれない。不安に感じつつ答えると、理沙は何かを察知したように頷いた。

「ごめん、もし、重いなら保健室で薬をもらったらいいよ」

「う、うん。大丈夫」

『重い』の意味はよく分からないけど今はそれを考えているだけの気持ちに余裕はない。

(早く、早く行かないと…)

「ありがとうっ、行ってくる」

そして、急いで走り出そうとしたけど、まるでその瞬間を狙ったかのように理沙が私を止めた。

「そうだ。あ、でも辛い美紗に頼むのは…」

「なっ、何っ?」

自分でも焦れているのは分かる。理沙に不信感を持たれるのはよくないけど、気持ちは止められなかった。

なのに理沙はまるで私を焦らすのを楽しむようにゆっくりと話す。

「あのね、ランニングから帰ってきたらお茶を準備したいから、ついでにお願いしていいかな?」

「お茶?」

「あっ、ごめん、トイレに行く途中に給湯室があるでしょ?あそこでヤカンに水を入れてお茶っ葉を入れるだけなんだけど」

(ええっ?急いでるのに…)

でも、良くしてくれている理沙のお願いだ。

「う、うん、分かった」

「そうね、一時間後くらいに休憩だからお願いね」

私はヤカンを二つ持って柔道場を出る。努めてゆっくり出たのが気がつけば小走りになっていた。

(早く、はやく…)

給湯室に寄って水を注ぎ込む。そこに麦茶のティーバッグを入れて終わり。ものの数分で終わる仕事だ。

蛇口を捻って大きなヤカンに水が溜まっていくのを見つめる。

(はやく、はやくっ)

私はヤカンの口にティーバッグを投げ込むと、そこからトイレには行かず、校舎の裏に走った。そこは、校舎と塀に囲まれたデッドスペースで理由もなくここに来るような学生もいない。

「やっと来たか」

そこで私を待っていたのは琢磨だった。
どこから手に入れてきたのか学園の制服を着た琢磨は髪を黒く染めて伊達眼鏡までかけている。
これなら遠目にはなんとかギリギリ学園の生徒に見えないこともない。

この場所を指定してきたのは琢磨だった。学生の私も知らないこんな場所をなぜ琢磨が知っているのかは謎だけど。

「お前が部活って聞いたときには冗談かと思ったけどよ、真面目に部活やってる女とヤルのもそそるな」

私はTシャツに制服のスカート。ポニーテールをシュシュで束ねている。理沙が髪をくくってくれて、その時にシュシュを貸してくれたのだ。

「いっ、一時間くらいしかないから…」

時間もないし、ここがほとんど人の来ないと言っても、全く誰も来ない訳ではないはずだから急いでしないと。

「だから早く…」

私はジリジリと琢磨に近づいていた。そして、体と体が触れ合うほど近づくと琢磨の体臭を吸い込んで体の奥がグニャリと蕩けた。

(この匂い…)

上目遣いに見上げる私を琢磨は鼻で笑った。

「どうせクソビッチな美紗は我慢できねえんだろ?」

琢磨の言う通りだった。誰かに見られるかもしれないとか、時間がないとかは言い訳だ。
ここに向かって来る間にも、これから何が行われるのかを考えただけで下着の色が変わるほど愛液が滲み出ていた。

(まてない…)

琢磨のシャツを掴んでいた私の手が下に向かった。

「何だ、もう我慢できなくなったのか。いいぜ?触りたいんだろ?」

ズボンの中にあるモノを想像すると体の奥から熱い粘液が溢れる。

「はぁ、はぁ、はぁ」

息が荒くなる。

「全く、とんだメスイヌだぜ。良いから舐めろよ」

私はズルズルと体を下ろしてしゃがみこむとチャックを下ろして飛び出したチンコにむしゃぶりついた。

「んぐ、んねろ…ねろ…ちゅぱっ、むぐ…」

「おうおう、そんなに欲しかったのかよ。良いのか?彼氏は部活の真っ最中だろ?」

「ちゅぱっ、はぁっ、かれし、じゃない、から…」

高樹のことを言っているのだろうか。確かに高樹の体でこんなことをするのは罪悪感も感じる。
だけど、一度あれほどの快感を知ってしまうと、我慢などできるはずもない。

「部活の真っ最中に彼女が別の男のチンコをしゃぶってるなんてな、ハハハハ」

琢磨のチンコは心なしか昨夜よりも固い。こんな場所だから興奮しているのだろうか。私と同じように。

「ふん、スカートをあげて中身を見せろ」

続いての琢磨からの命令に、私は立ち上がって、琢磨に見えるようにゆっくりとスカートを上げた。

「スケスケかよ、エロい格好しやがって」

今日は着替えのある授業がなかったので誰にもバレてないけど、琢磨が昨夜クローゼットを漁って見つけた黒の下着。お尻の割れ目の上まで透けて見えるデザインだった。

「それになんだよ、もうグチョマンじゃねえか」

琢磨が一歩こちらに近付く。

(あぁ…早く…)

「突っ込んでやる、そのまま尻を突き出せっ」

琢磨の甘美な命令に、校舎のコンクリートの壁に手を当てて腰を突きだした。すると、後ろからスカートが捲られて下着に手がかかる。

力任せに脱がされてパンツは足首でクシャクシャになった。守るもののなくなった入口に琢磨がチンコを押し当てた。

「いくぞ」

「うん」

頷くと同時に熱くて固いものが体の中に入ってきた。

「あはっ、ぁぁっ」

まるで熱した鉄の杭に貫かれたように私は首を上げてのけぞる。

「んあっ、ああっ」

「良いのか?そんなにでかい声出して、ほら、聞こえないか?」

遠くで学園の生徒達の掛け声がする。それは聞き覚えのある声。

「あっ、むぐぐっ」

(柔道部だ…)

慌てて口をつぐむ。そういえば塀の向こうは学園の敷地外。学園の外周を走っているのだろう。どんどんかけ声が近づいてきた。

「くくっ、どこまで声が我慢できるか試してみるか?」

(こんなにきもちいいのにっ)

「むっ、むりぃっ、んっ、んんんっ」

『ジュッボッ、ジュッボッ』

大きく腰を引いて抜ける寸前に思い切り突っ込まれた。大きく開いたエラの部分が敏感なところを擦りあげる。

「んっ、んくっ、んんんっ」

「そらっ、ここがイイんだろ?」

浅いところを抉られると早速声を堪えるのが難しくなった。

「んっ、んっ、そこっ、むりっ、んっ」

キュッ、キュッ、と膣が琢磨のチンコを握りしめる。

「声出していいのか?もうすぐそこにいるぜ?」

「だっ、てぇ、そんなの…んんんっ」

ズンと、再び奥に突っ込まれた。ギチギチにハマったチンコを柔らかい膣肉が包み込む。

(こんなのかたちまでハッキリ…んっ)

「はあっ、…ぁっ」

チンコが膣中でピクンッと跳ねて私の口から即座に甘い吐息が漏れた。

(も…むりぃ)

一度諦めてしまうと、もうこらえることは出来ない。

「あっ、あっ、あっ、こんなのってぇ」

『ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ』

「あっ、あっ、かたいっ、そこっ、あっ、らめっ、んっやっあああっ」

もう少しでイク、その瞬間を目指して私も琢磨に合わせて腰を動かし始める。
ところが、突然琢磨がチンコを抜いてしまった。
私は腰が抜けてそのまましゃがみこむ。

「あんっ、なんっ、でぇ…やだぁっ」

琢磨が手早くズボンの中にチンコをしまう。

「このクソビッチ、思いっきり声を出しやがって。行くぞっ」

だけど、私はすぐには立てそうにない。

「くそっ、何やってんだっ」

そして琢磨は私を抱きかかえて走りだした。

「ぁ…はぁ…はぁ…やめる、の…?」

俺は涙ぐんで琢磨を見上げた。イケなかった体のまま終わるのかと思うと狂いそうになる。

「くそっ、お前、聞こえなかったのか?誰か来やがった。隠れねえとっ」

琢磨はそう言うと手近にあった教官用トイレに飛び込む。幸運なことに誰もいなかったけど、ムッとした湿気と暑さが充満していた。

「ハア、ハア、くそっ、アチいな」

個室に入ると息を整えている琢磨の前で私は跪く。ズボンの上から触ってみるとあれほど固く大きくなっていた琢磨の股間は萎んでいた。

「はあ、はあ、何だ?…うっ」

私はチャックを開け、萎びたチンコを取り出す。口に含むと根本まで全て口の中に入った。これまで、こんな状態でしゃぶったことはなかったのでなんとなく可愛い。

「くっ」

でも、ムクムクと大きくなったチンコはあっという間に凶悪なサイズに戻ってしまった。

「横に唇をあててゆっくりと動かしてみな」

琢磨の言う通りにフルートを吹くように唇を滑らせていく。汗が首をしたたって胸元に入ってくる。

「いいぜ」

琢磨も興奮してチンコの先から透明な液体が出てきた。

「そのまま、咥えろ」

先っちょを口に含むと上から呻き声が聞こえてきたので、私は首をかしげて目だけで見上げる。

「うっ、お前っ、くそっ、煽りやがって」

洋式の便座に座った琢磨が俺に膝の上に乗れと目で合図する。
私は琢磨の膝をなんとか跨いで立った。それから徐々に腰を落としていく。

「あんっ」

割れ目にチンコの先っちょが当たって思わず声が出た。

「自分で入れな」

天を向く先っちょを掴むと、場所を合わせて体を沈める。

『グニュ』

さっきの情事で柔らかくこなされた膣肉は大きくエラの張った先っちょを包み込むようにして飲み込んだ。

「ぁっ、んんっ」

「おいっ、でけえ声は出すなっ。今度こそバレたら逃げられねえぞ」

ゆっくりと味わうように体を落としていく。ジュブジュブと入ってくるチンコの感触。さっきが中途半端に終わったせいで堪らなく気持ちいい。

「うんっ、あっ、すごっ、おっきぃっ」

まだ半分。これからもっと凄いのがくる。

「おいっ、声がでかっ、ちょっ、待てって」

「やら…もっと…」

体重をかけてさらに飲み込もうとしたその時。

「だから黙れっ」

琢磨が凄んで私の口に手を当てた。

「もご」

それと同時に声が聞こえてきた。

『本当に生徒がそこまでしますか?』

『これが証拠やろ?それにしてもエロいパンティ履いとんなあ。全く、最近の生徒は体だけは大人やからな』

チッと舌打ちする琢磨。

「あん時落としてきたか」

『でも、それが生徒のものかは…』

『いやいや、生徒のちゃうかったらむしろ誰のや?それに、…まだ新鮮な臭いがするで』

『ちょっ、先生っ、臭いを嗅ぐのは…』

『スマンスマン、ワシばっかり臭い嗅いでしもて。斉藤先生も嗅ぎたかったんやな?』

下品な言葉を恥ずかしげもなく言う声には聞き覚えがあった。だけど、今はそんなことを考えてはいられない。

「んんっ」

我慢しろと言いたいのか、琢磨が目で合図する。だけど、イク直前でおあずけを食らって、今ようやく欲しいものを目の前にした私は止まらない。

『ジュブジュブジュブ』

最後にズンと一番奥にぶつかった。

「んふうううぅぅぅっ」

私は琢磨の首に腕をまわして頭をかき抱く。琢磨の汗が私のTシャツを濡らす。

『あれ?』

『どうしはったんですか?』

「おいっ、分かってるのか?」

琢磨が耳元で囁く。

「んっ、だって…もぉ…」

トイレの外には教官がいるのに、私は止まらない。気がつけばお互いに汗だくで絡み合っていた。

『いや、権田先生は聞こえませんでした?』

『いや、何も…ははーん、斉藤先生も溜まったはるんやな?先生も若いからヤりたい盛りやろし。ええ店紹介しましょか?』

『いや、そんな…』

『まあまあ、聞いてや。その店なんやけどな、女の子が制服でやな…まあ歩きながら話そか』

ようやく教官が離れていったのを確認した琢磨の手が口から離れた瞬間、私は琢磨の頭を抱き締めて舌を押し込む。

「んっ、くっ、なんだっ?」

「も…まてない…ちょおだい…」

舌と膣で粘膜を絡め合い、汗だくの体で抱き締め合う。膣中のチンコもますます大きくなって苦しいくらいに一杯になる。

(たくまのかたちにされちゃうぅぅぅ)

『ズン、ズン、ズン、ズン』

少し持ち上げられて落とされる。その度、奥を押されて私の目の前に火花が散った。

「おっ?子宮が降りてきやがった。分かるだろ?」

「あっ、んっ、おくっ、あっ、ばっかりぃっ」

頭を振ると汗が飛んだ。

「まだまだこれからだぜ」

琢磨が私と繋がったまま立ち上がった。重力で、これまで以上にチンコの先が奥に押しつけられた。

「ああんっ」

「しっかり掴まってろよ」

そのまま立ったまま琢磨が動く。

「あっ、あっ、あっ、あっ」

壁に押しつけられてさらに琢磨が激しく動いた。

「ああああっ、これっ、らめぇっ、あっ、あああっ、イクっ、イクっ、あっああああああっ」

足を琢磨の腰に絡みつけて私は絶頂に達した。

「くっ」

便座に下ろされた直後、顔に熱いものがかかる。

「ぁ…」

臭いが個室の中に充満して琢磨の精液をかけられているのが分かった。