クリスマス狂騒曲①~姉にされた男のその後のお話し~

この短編は2015年に書いたクリスマス企画の『弟がサンタにもらったのは姉(俺)!?』の続編になります。
前作はほとんど絡んでこない予定ですが、一応登場人物とあらすじの紹介から。

あらすじ
佐藤家は母を何年も前に亡くし、父親と息子二人の三人家族。兄である和巳は二十歳の大学生、弟の拓海とは十ほど差がある。
拓海は素直で優しい性格。だが、そんな拓海の姿が癇に障って和巳はことあるごとに当たり散らしていた。
クリスマスイヴの夜、拓海のもとにやってきたサンタクロースに望んだものは『優しいお姉ちゃん』だった。
そして、その望みにより、和巳は女に変身してしまうのだった。

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人物紹介
佐藤和巳(男)
身長183センチ体重88キロ
いわゆる細マッチョ体型
大学二回生(二十歳)

佐藤和巳(女)
身長161センチ
スリーサイズ89(F)-59-89
男性時と同様切れ長の目と肉感的な唇、左目の下の泣きぼくろがチャームポイント
ウェーブがかった黒髪ロング

鈴木智也(男)
佐藤和巳の幼馴染
身長188センチ体重120キロ
プロレスラーのような体型
性格はいたって普通だが、子供の頃から体はごつく、空手をやっていたこともあって知らない間に番長的ポジションにいた。
大学二回生(二十歳)

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鈴木智也二十歳(童貞)、奇妙な女に押し掛けられる

「えっと、…どちら様?」

「智也!俺は和巳なんだ!いや、ちょっと待て!落ち着いて聞いてくれ。信じられないかもしれねえが、俺だ、和巳だ!」

なんだこいつ?

玄関のドアを開けると目の前にエキゾチックな雰囲気を醸し出す美人がいた。黒髪ロングで涼しげな目、ポッテリとした唇と目の下の泣きぼくろが妙に色っぽい。

そんな美人が捲し立てるのを俺はぼんやり聞き流していた。女の顔は俺の胸くらい、俺の身長は180センチを越えているので160程度か。そう言えば、和巳の奴は俺とほとんど同じ身長だったなあ、幼馴染の顔を思い出した。

「おいっ!聞いてんのかよ!ほら、このほくろ!ほくろ!」

俺は目の前で「ほくろほくろ」と叫ぶ女を見る。おっぱいも大きくスタイル抜群なのに可哀想に。よく見れば服も男物のパーカーだし、靴も男物のビーチサンダル。この寒空の下、コートも着ずに歩き回るなんて普通はありえない。精神がやられてしまったのか。

女日照りが続いているとは言え、さすがにメンヘラを相手にするつもりはない。気の毒だとは思うが、同情した結果ヤンデレ化されても困る。

「はあ、そうですか。申し訳ありませんが和巳君とは高校時代の友人でして、卒業してこの二年ほどは全く連絡もとっていません。苦情等ありましたら本人にどうぞ」

そう言って玄関を閉める前に足が挟まれた。

「おいっ!待てよ!てめえふざけんな!俺が和巳だっつってんだろうが!」

「いやいや、そんなはずないでしょう?さあっ、帰ってください!」

玄関のドアをめぐる攻防。俺の家は閑静な住宅街にある。家の前で大声で揉める男女の姿はかなり目立つ。すぐに近所の奥様連中の噂になってしまうだろう。さすがにそんな噂を父さんと母さんの耳に入れたくはない。

それで、結局折れたのは俺の方だった。

「仕方ない。話を聞くだけだからな」

そう言って俺が力を緩めると、女は俺の横をスッと抜けて、まるで勝手知ったるわが家とでもいうように俺の部屋に向かう。

「ちょっ、なんで俺の部屋を…」

背中を追いかけたものの、女には何の迷いも見られない。全く躊躇することなく俺の部屋に入ってしまった。

「これでちっとは信じたかよ?」

俺が遅れて部屋に入ると女はなぜか自信満々で腕を組んで待ち構えていた。

実は和巳のストーカーではなく俺のストーカーだったのか。と一瞬思ったが、あいにく女の顔には全く見覚えがなかった。
とは言え、俺の目は女の顔ではなく、パーカーからはみ出した谷間に集中していたのだが。

「うーん、だがなあ、男がいきなり女になったって言われてもなあ」

正直意味がわからん。

「それなら、とっておきの話をしてやる」

そう言って女はペラペラと高校時代の思い出を話し始めた。付き合った女にチンコを出してドン引きされたエピソードは俺も和巳にしか話していない。

「………ってなわけでよ、昨日の夜中にサンタが来て拓海の願いを叶えやがったんだ!」

「ふーん」

俺は和巳の弟、拓海君を思い出そうとした。かなり歳が離れているので俺も最後に見たのがいつかすら思い出せないが、線の細い可愛らしい男の子って感じだったような。

「ああ、確か真面目で良い子だったよな」

「お前は騙されてる」

『奴のアレは凶器だ』とか『俺はモンスターを目覚めさせた』だのと呟きながら女はブルブルと震えていた。

「で、なんで俺んとこに来たんだ?高校卒業してから初めてじゃね?」

「今つるんでる奴等に相談したら?」と言いかけると震えていた女が、お前は何をおかしなことを言うんだ、とでも言うようにキョトンとした顔で俺を見た。

「俺が今つるんでる奴等のとこなんて行ってみろよ、数時間後には孕まされてるか廃人にされるかのどっちかしかないだろ?」

「そのどっちかしかないのかよ!あー…うん、俺はお前の交遊関係が疑問だわ」

そうだ、こいつは昔からかなり交遊関係がおかしいんだった。主にイカれたやつらとつるむ傾向がある。

「その点お前ならスケベだが、問答無用でバイブ突っ込んでくるわけじゃねえからな。それにまともな友達はお前くらいしかいねえし」

ああ、こいつは和巳だ、と何となく腑に落ちた。問題が起こると俺に助けを求めてくるんだった。

「……色々と言いたいことはあるが………友達は選べよ」

どうやら俺は巻き込まれてしまったらしい。

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鈴木智也二十歳(童貞)、女を押し倒す

コーヒーを入れて戻ると、和巳はベッドに寝転がって漫画を読んでいた。

「で、お前、結局何がしたいんだ?」

俺は床に座ってポテトチップスを開けた。

「拓海をボコる」

「やめろ」

漫画をベッドの隅に置いて真面目な顔で不穏なことを口にする。

「そしたら……上下関係を教え込んでやる」

「言い方変えてもおんなじだろ?暴力は禁止な」

エエー、と言いながら足をじたばたする和巳。

どうやら和巳が着ているのは男物のパーカーだけ。ショートパンツを中に履いているわけではなさそうだ。で、男物だけに全体的にでかい。その結果、ずり落ちてきて肩は露わ、下はナマ足を晒している。

「お前、なんか仕草が女っぽくなってね?」

俺はベッドに手を置く。

「いやいやいや、そんなはずねえよ!」

そう言うと和巳はサッと起き上がって、ずり落ちかけていたパーカーを引っ張りあげた。

「どした?」

肩は隠れたものの、太腿は隠せない。

「い、いや、なんかお前の目がだな…」

「目がなんなんだよ」

体重をかけるとギシッとベッドが鳴った。

「いやあ…うん…えっと……俺帰ろうかな?そうだ、帰ろう…うおっ、と!」

慌てた様子で立ち上がろうとしてバランスを崩した和巳を俺は抱き止める。

「サンキュ…じゃねえ!てめえ!どこ触ってんだ!」

俺は座り込んだ和巳の耳元で囁いた。

「なあ。中学の時に俺さ、彼女にチンコを理由にフラれたの覚えてるか?」

「ちょっ、耳に息吹き掛けんなよ!…って、中学の時だあ?お前のエピソードってチンコしかねえからわかんねえよ!」

もちろんチンコ以外もあるぞ。っつうか、こいつの場合マジにチンコネタ以外忘れてそうだな。

「確かあの時お前、言ったよな。『俺が女になったら一回くらいヤらしてやる』ってよ」

うーん、と頭を捻ってからハッと顔をあげた。

「ああー」

そして、しまった、という顔をする。

「覚えてたな?今がその時だろ?」

俺は逃げようとする肩を押さえた。

「いや、だけど…」

和巳の目が泳ぐ。

「………そうだっ」

それから何か思い出したのかドヤ顔で言った。

「あの時言ったことをお前の方こそ忘れてるぜ!俺が言ったのは『俺が女で二十歳過ぎてまだ童貞だったらヤらしてやんよ』だ!」

「おう!」

「…………おっ…おぅ…」

俺は和巳を押し倒した。

「なあ、マジにお前童貞なんか?」

組み敷かれたまま、疑わしそうな視線を向けてくる。

「ああ」

俺は即答した。

「ほんとかよ?お前スケベだけどよ、性格はクソじゃねえし、体はゴツいけどそういうのが好きっていう女もいんだろ?」

「ああ、いたけどな、みんな俺のチンコを見たらドン引きよ。最後の彼女なんざ泣きながら謝ってたぜ…」

あの時は俺が泣きたかった。朝になるのがあれほど待ち遠しかった夜もない。

「「……………………」」

ちょっとしんみりした。

「……………………はあ」

しばらく見つめあっていると、さっきまで怯えていた和巳の目に力が戻ってくる。

「しゃあねえな……いいぜ、俺がお前の初めて貰ってやるよ」

「い、良いのか?」

「気にすんな。その代わりちょくちょく世話になりに来んぜ!」

「ああ!任せとけ!」

▽▲▽▲▽

鈴木智也二十歳(童貞)、極めた技で女をイカせる

「なあ、マジで良いんか?」

「ああ、っと、キスはやめろよな」

「なんで?」

「男同士でキモいだろ?」

というわけで、始まった俺の童貞卒業式。ベッドにあぐらをかいた和巳の後ろに俺が正座して、気軽な会話から始まった。

「なるほど。で、本当に触っていいのか?」

「あ?良いって言ってんだろうが?」

凄んでみせる和巳。
だけど、俺の前にちょこんと座って凄まれてもチワワが粋がってるようにしかみえないんだよなあ。

「揉むぞ?」

腋の下を通して手を胸に被せる。

「おおっ!柔らけえ」

夢中でその感触を味わう。

「んっ♥️どうだっ、気持ちいいかっ?」

何やら満足げな顔でカズミが振り向いた。

「いや、ここまでは前の彼女とやってる」

そう言うとキッと睨んできた。

「はあ?お前っ、んあっ♥️」

何か言われる前に俺は固くなった乳首をつまむ。

「いや、だってよ。そら、彼女がいてチンコ出すとこまでいってんだぜ?」

「そ、そうか、そりゃそうだよ、んっ♥️くぅっ♥️」

続いてパーカーの前のチャックを下ろすと白い肌が直接見えた。

「それにしても、ブラジャーくらいしねえと胸が垂れるんじゃねえの?」

「うちに、そんなもんっ、んっ♥️あるはずねえだろっ、あっはっ♥️」

俺の指でカズミが面白いほど反応する。

「なら終わったら買ってやるよ」

「あっ♥️んっ、なんだっ?もう彼氏面か?ああ?んあっ♥️」

「お前、敏感だなあ」

「ち、違うっ、ちょっ、んっ♥️おまっ、がっ、んっ、うまいからっ」

そんな風に言われるとますます頑張ってしまう。ムニムニとたわわに育ったオッパイを優しく握りながら、その先端の尖った乳首を手のひらで転がす。

「前の彼女にも好評だったんだ。俺もこのチンコのせいでセックスできなくてさ。こんなワザばっか上手くなるんだ」

「あっ、んっ!前の彼女のことなん、っかぁ!どうでもいんだよっ♥️」

「なんだ、もう彼女面か?」

乳首を摘まんで強く引っ張るとビクッと肩が震えた。

「ちっ、ちがっ、くて!んんっ♥️」

よく見ると和巳の下半身が小刻みに動いていた。

「ん?なんだ?」

「おっ、まえっ、わざとかよっ!あっ♥️」

俺は何も気づかない振りでさらに追い込んでいく。

「あっ、ちょっ♥️んっっっっ♥️♥️」

そして、不意にカズミが震えたかと思うと力が抜けた。

「はぁ、はぁ、はぁ♥️」

「胸だけでイッたんか?」

「そ、そんなはずないだろっ!」

真っ赤な顔で言われてもなあ。

「んなことどうでもいいからっ、おらっ、チンコ出せや!」

振り向いたカズミが俺の胸を叩いた。

「はいはい。だけど、お前分かってると思うけど、引くなよ?」

「なめんなよ!でかいのには慣れてんだ!」

俺は立ち上がるとジーパンを脱いだ。ふとカズミを見ると座ったまま見上げている。パンツの中でチンコに力がこもった。

「脱ぐぞ」

俺はパンツのゴムに指をかけて勢いよく引き下ろした。AVにありそうな勢いでチンコが飛び出す。

「ひっ…………」

息を飲むカズミ。一瞬、怯えの色が浮かんで、一番最近の彼女の泣き顔と混ざった。

「やっぱりそうだよな」

俺はひそかにため息をついた。

俺のチンコは、そう、デカ過ぎるのだ。一般人のそれよりも1.5倍以上ある。太さも申し分なく、さらには亀頭もエラが大きく張っていて、まるでエロ漫画にでも出てきそうな形だ。
そして、このチンコが原因でこれまで付き合った女には初セックスに挑む度に断られ続けてきたのだった。

ところが、パンツを履き直そうとしたその時、カズミが膝立ちになって俺の手を止めた。

「おいおい、何片づけようとしてんだよ?」

「え?」

顔を上げると、ニヤニヤと笑うカズミがそこにいた。

「これから始めんだろ?」

「あ、いや、でも…」

「でもじゃねえ!俺がヤってやるっつってんだから逃げんなよ……待てよ、このサイズに慣れたら拓海ごとき…よし!まずは舐めてやるから立っとけ!」

途中意味の分からないことが聞こえたが、俺は喜び勇んで和巳の前に立った。

「おっし、いくぜ!」

膝立ちのまま、俺のチンコを握る。

「うっ」

久しぶりに女に触られる感触に思わず声が出た。

「なんだ?敏感じゃねえか」

さっきの仕返しのつもりか、和巳がニヤッと笑う。

それから、片手では収まりきらなかったので、両手で握って前後に動かし始めた。

「か、和巳の手…おお!スゲエいい!」

「ちょっ、おいっ!」

俺が目を閉じて幸せを噛み締めていると声がした。

せっかく気持ちよくなってんのになんだ?

見下ろすとチャック全開のパーカーを羽織った黒髪美女が顔を赤らめて両手で手コキしていた。

「恥ずいから実況すんな!」

「いや、だってよ…お前の手のひら柔くて、おっ、おおっ!」

俺の言葉を遮るように両手で掴んだチンコに顔を寄せてくる。

「チュッ」

まずは亀頭の先に軽くキス。それから舌を出してチロチロとくすぐるように亀頭をまんべんなく濡らしていく。

「おおぅっ!和巳っ、お前っ!上手すぎだろ!」

「いや、こんなこと褒められてもなあ」

それだけ言って、今度はチンコの裏筋に舌を這わす。

「くぅっ!ゾクゾクするぅ!」

和巳と目が合うと満足げに笑った。

「よっしゃ、ならお待ちかねだな」

ゴクリ、俺は唾を飲みこんだ。

「アーン」

和巳が舌を出しながら亀頭にかぶりつく。
そして、呑み込まれた瞬間、俺のチンコが熱い粘膜に包まれた。

「おおおおっ!」

感動の声が無意識に口から出た。

「んっ、んんんんん、じゅる…んっ、んんん…」

亀頭に柔らかい舌が絡みついて吸われる。

「ああ、すげえ気持ちいい…」

気づけば俺は和巳の頭に手を置いて撫でていた。

「んふっ」

和巳は目を細めてさらに深く飲み込もうとして……むせた。

「オエッ!ゴホッゴホッ!」

「だっ、大丈夫か!?」

「クッソ、やっぱ奥まではキツいか!喉の奥で締めるはずだったんだがな」

むせていたのが落ち着くと何やらぶつぶつ言い始めた。

「あの、和巳さん?」

「ああ?いや、これは特訓がいるな。よし、ほんじゃ、次は俺を気持ちよくしてくれよ」

そう言うとベッドに座って足を開いた。

「ほら、童貞だと分かんねっ、んあっ、ちょっ待てっ、がっつくなっ…アッ♥️」

和巳の制止は遅すぎた。言い終わる前に俺はその細い足首を掴んで広げると、綺麗なオマンコにむしゃぶりついていた。

「おいっ!アッッ♥️」

足をじたばたして腰をくねらせて逃げようとする和巳。
だが、俺は元々男の時の和巳よりも筋肉質でプロレスラー体型だった。さらに今の体重差なら勝負になるはずもない。例えるなら熊がウサギを捕らえたようなもんだ。

「まさかっ、んっ、これもっ、上手すぎだろっ♥️アッ、舌入れるなって♥️んっ、そんなとこ擦ったらっ、あっ、ちょっ、まてって、アッ♥️」

俺はもちろんクンニも得意だ。
蜂蜜を舐める熊のように溢れてくる粘液を啜る。

「こらっ♥️ダメだっ♥️あっはぁっ♥️さっきイッたばっかだから、んっ、んん♥️♥️」

和巳は俺の頭を押さえて逃げようとするが、そんなことはさせない。

「ちょっ、まって♥️このままっ、だとっ♥️」

これまで彼女に挿入させてもらうために培ってきたテクの全てを和巳にぶつけた。

「あっ、んん♥️♥️あっ、やっ、くっんんんっ♥️♥️♥️」

粘膜が俺の指を締めつけ、和巳の体が細かくブルッと震えた。

「…うっ…ぁ…♥️」

一度動きを止めて和巳を確認した俺は再び動き始める。

「んあっ?なっ、おいっ、ひあっ♥️」

指を細かく動かすと和巳の弱いところが分かってきた。

「アッ♥️んんっ♥️ちょっ、あっ♥️」

数えているわけではないが、もう五回はイカせたはずだ。

「もっ♥️あっ、むりっ♥️♥️♥️」

それでも俺はやめない!舌をマンコの中に入れながらクリを指でこねる。

「アッ、や、もっ、だめっ、らって…んっ、あっ、またっ♥️♥️おかしくなるっっっ♥️♥️」

俺が舌を抜くと顔に温かいものがかかった。

「でるっっ、なんかでるっっ♥️♥️」

それから愛液が止めどなく吹き出すのを眺める。

「ん……あ…♥️」

「ふう…」

意識を朦朧とさせている和巳を前にして、一仕事終えた俺は濡れたTシャツを脱いだ。

▲▽▲▽▲

佐藤和巳二十歳(性交経験一回)、童貞にヒイヒイ言わされる

「和巳は潮吹きだったんだな」

つかの間、俺は意識を失っていたらしい。

「んっ、あ♥️………………………っておいっ!」

惚けていた俺は元に戻った。

「おまっ!あれなんだ?」

「あれ?」

「どんなテクだよ!一瞬天国が見えたぞ!」

「喜んでもらえて何よりだ」

智也が満足げな顔で頷いた。

「喜んでねえ…わけじゃねえけどよ…」

立ち上がろうとして腰に力が入らないことに気がついた。俺は仕方なく座ったまま脱げかけていたパーカーを着直す。

「……あー、もう俺帰るわ…」

ふらつきながら立ち上がると手が掴まれた。

「あん?」

「待って、待ってくれ」

熊のようなゴツい体が床に土下座していた。

「今を逃したら俺は一生童貞かもしれん!せめて先っちょだけでも!」

「ぶっちゃけたな…俺じゃなかったらドン引きだぜ…」

俺は半目で智也を見る。

「頼む!ギリギリで逃げられないよう、いや、違うっ、濡らしとかないと裂けたら困ると思って…あっ、いや、違うっ、お前に喜んでもらおうと思って…」

智也はテンパっているのか心の声がだだ漏れだ。

「お前、これまたぶっちゃけるな…それにしても、途中でやめられただろ?」

そう言ってやると正座したまま項垂れて頭を下げた。

「………調子に乗りました」

「ぶはっ!」

思わず俺は吹き出してしまった。熊のような図体で中高と地元で敵無しの不良だった智也が小娘に土下座して小動物のような目でこっちを見てるとは。

「あの…和巳さん?」

「ああ、いや、もういい。やっと童貞捨てられるってんだからな。夢中になるのも分からんでもない」

俺は再びベッドに座った。

「で、初めてはどんな体位がいいんだ?」

「あっ、じゃあ、正常位でお願いします」

俺はベッドに寝転がる。まだその場から動こうとしない智也に両手を伸ばした。

「しゃあねえな。来いよ!」

「うっす」

智也の目が爛々と光る。童貞卒業を前にして智也に妙なスイッチが入ったらしい。

「何だよその返事」

そう笑いつつ、ふと、そういや智也は空手の有段者だったな、と思い出した。

「あ、でもお前チンコは…」

フェラしてやってから時間も経っている。もう一回手で大きくしてやったほうがいいか、と思った時、俺の足首が掴まれ、大きく開かれた。

「おっ、おいっ!」

この姿勢だと、さっき死ぬほどイカされたのが否応なく思い出される。
だが、それ以上に衝撃的だったのが…

「ちょっ、何だよそれっ!」

フェラしてやった時のはまだ完全体じゃなかったのかよ…。

さっき見たやつより一回りデカい。血管とかヤバイくらい浮いてるし、グロすぎる。これは女も泣くわ。

「って、ちょっ、待てっ、って聞こえてねえのかよ!」

ゾーンに入ってしまったらしい智也は集中の極致にいるのか俺の声に反応しない。入り口に宛がわれると、ほとんど本能的な恐怖心が俺を襲った。

「ゆっ、ゆっくりな、ゆっくりだぞ!」

聞こえているのか聞こえていないのか。固唾を飲んで見つめる俺の視界の中で、マンコの入口にグッとチンコがめり込んだ。

「ぁ…」

俺は胸の前に手をやって拳を握る。女みたいな仕草だが、そんなことを考えてる余裕は無かった。

「うっ、ぐっっ、ふっ、ぅぅ…」

これは入ってくるなんていう表現ではすまされない。むしろこじ開けるといった表現の方がふさわしいかもしれない。

気づけば俺は歯を食いしばっていた。

「ふっ、ふっ、ふっ!」

そして、ようやく無事に入口を抜け、俺は固く閉じていた口を開いて大きく息を吸う。

「はぁぁぁ」

だが、もちろんこれで終わりではない。
続いて膣内をミチミチと軋ませながら膣奥に向かい始める。

「んはぁっ、あっ、はぁぁぁ…」

体が中心に向かって順々に押し開かれていく。

「はんっ、んっ、くぅっ………ぁ?」

と、その時、相変わらずの圧迫感の中に、それ以外のものが混じった。

「くっ、…んんっ?んあっっっ」

不思議な感覚に思いがけず大きな声が出る。

「………………あ」

その声に驚いたのか、智也が正気に戻った。

「あ…れ?…俺は……」

「…ふぅ…やっと…戻ったのかよ…」

それから智也は申し訳なさそうな顔をした。

「もしかして…痛い、のか?」

「いや…大丈夫…なんかちょっと…違う感じが…ほら…お前の初体験だろ…死ぬまで覚えとけよ…」

「ああっ、死んでも忘れねえよ」

安心したのか、智也が再び膣奥に向かって動き出す。

「…んん…ふぅっ、んんっ…」

智也と話したことで俺の気持ちも落ち着いた。すると、先程感じた別の感覚が強く意識される。

「んっ…はぁっ、ぁぁっ♥️」

それが快感であることに気がつく前に吐息に甘い音色が混ざり始めた。

「あっ♥️んんっ、んっ♥️」

そして、ついに体の一番奥に届いた。

「あっっっっ♥️」

体の奥まで智也がギチギチに詰まっている。

「これが、セックス…」

「…あぁ……きもち、いいか?」

俺の言葉に大きく頷く。

「和巳…すまん、いや、ありがとう」

「…いいぜ、それに、もう…我慢すんな」

俺の中のチンコが時おりビクッと震えるのは感じていた。

「すまん、もう耐えられんとこだった」

俺の言わんとするところが分かったのだろう、智也が前に体重をかけた。押し出されたチンコが膣奥の奥にグリッと当たる。

「あぅっ♥️」

それからずるずると抜けていく。

「んんんっ♥️」

そしてまた入ってくる。

「んくぅ♥️」

また抜かれる。

「あんっ♥️」

固くてデカい智也のチンコは、抜かれる時の喪失感も半端ない。

「んあっ、もっとぉ♥️」

思わず口にすると、智也が驚いたような顔を一瞬して、それからまた腰を押し出す。

「気持ちっ、いいのか?」

「んんっ♥️きっもち、いい♥️♥️」

「俺のチンコいいのか?」

「あんっ♥️すっごいっ♥️♥️あっ、このチンコっ、ヤバいぃぃっ♥️♥️♥️」

ジュッボ、ジュッボとリズムよくピストンが始まると、めくるめく快感に頭が狂いそうになって智也の腕を掴んだ。

「すげえ!和巳のマンコが締めつけてくる!」

「んんっ♥️おまえっ、のチンコが、デカすぎんだよっ♥️♥️んっ、もおっ、おかしくなりそっ♥️♥️♥️」

「おおっ、俺もイキそうだっ」

ふと、避妊が頭をよぎるが、そんなことはこの快感の前には妊娠など些細な問題でしかない。

「いいっ♥️イキたいならっ、んくぅっ♥️なかでっ、いいぜ♥️」

俺の言葉でさらに腰の動きが早まる。

「ははっ、あんっ♥️なんだよっ、おまえっ、おれをはらませてえのか、よっ、んあっ♥️」

「ああっ、孕ませてやるっ!たっぷり出すぞお!」

それが快感を増幅させることに気づいた俺達はお互いに叫びながら絶頂に向かう。

「くっ、イキそうだっ!」

その声と同時に俺は智也の首に手を回して引き寄せる。

「あっ、んあああっっ♥️♥️♥️♥️♥️」

智也のデカい体が俺を抱き締めた。それと同時にチンコが膣奥を連続で叩く。

「くぅぅぅんんんっっっ♥️♥️♥️」

目の前を火花が散る。体の奥で亀頭が膨らんだ。俺も智也の頭の後ろを抱き締めて、腰に両足を巻きつけた。

「あんっ♥️♥️んっ♥️だしてっ♥️♥️いっぱいだしてぇっっ♥️♥️♥️♥️♥️」

「イクからなっっ、出るっ、…くっうっっっ」

「んあっっっっっっ♥️♥️♥️♥️♥️」

熱いザーメンが膣奥に噴射されて、こらえきれず俺の意識もザーメンに押し流されたのだった。

▽▲▽▲▽

佐藤和巳二十歳、鈴木智也二十歳、余韻に浸りつつ、次話に続く

「ああ、今日は父さんと母さんがいなくて良かったよ…最高のクリマスだった…」

「そうか、そりゃあ良かった」

俺と智也は素っ裸で寝転がっていた。セミダブルサイズのベッドだが、智也が幅をとるので必然的に密着することになる。

「体、大丈夫か?その、俺のチンコ…」

心配そうにこっちを見る。

「何言ってんだ、てめえの童貞チンコくらいで俺がどうこうなるはずないだろ?」

ニヤッと笑う和巳。だが、問題が一つ起こった。

「ヘッックシ」

考えてみると服がなかった。着てきたパーカーは愛液やら精液やらにまみれてご臨終だ。

時間的にはまだ昼を回ったくらいだから買いに出ることも可能なのだが、そもそも、着ていく服がない。

智也の服は…いや、無理だな。男ん時の俺の服でもブカブカだったんだからそれよりもこの男は一回り体がデカい。

「やべえ、どうすっかな」

「そうだ!服ならあるかもしれないぜ」