83.最終日⑥ 連戦
~隆視点~
射精して息をつく。
はぁ、はぁ…締りがよすぎて思わず射精してしまった。
遊も瞳を閉じて息を整えている。
火照った頬や額の汗で髪が張りついて、これ以上ないくらい扇情的だ。
遊の瞳が開く。濡れた瞳が俺を捉えた。
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~遊視点~
「えっ?」
僕の中で力を失っていた隆が再び力を取り戻す。驚いて目を見開いて隆を見る。
「ええっ?隆?なんで?」
隆も僕を見ていて…見つめ合っているだけなのにどんどん大きくなる。
「スマン、お前の姿見ていたら…このままもう一回いいか?」
「えっ?でも…僕今イッたばっかりで…やっ、まだおっきく…あっ」
慌てて逃げようとしたけど時すでに遅し、串刺しになった僕は逃げることも出来ない。
「やっ、たかし…だめぇ…んっ…あああっ」
隆の下から逃れようとしてもがくと膣壁が擦られて、イッたばかりの体が敏感に反応した。
隆がゆっくりと動くと『ジュボジュボ』と空気と愛液と精液がかき混ぜられる音がする。
「やだっ…音っ…恥ずかしい…」
『ジュボッ、ジュボッ、ジュボッ…』
「はぁ、はぁ…すごい…おっき…なか…たかしのかたち…なっちゃうぅ…んあああっ」
隆は力が抜けた僕の体を抱きしめると座位の姿勢になる。
目線の高さが同じになって、向かい合った隆のギラギラした目が僕を捕える。
…たかし…すごい興奮してる…
腰から背中に粟立つような興奮を感じた。
荒い息で隆の唇に近づく。
唇がつくかつかないかで一瞬二人が止まり、そして獣のようなキスが始まった。
隆の腕が僕の体を抱きしめ、僕は隆の頭を抱きしめて唾液を交換する。
「ちゅ…んちゅ…ん、はぁ…ふっ…んん…」
僕のおっぱいが隆の胸に密着して形をゆがませる。
舌を出し入れしながら、下半身をくねらせる。
『ぐちゅぐちゅ』と腰が蠢くたびに音を立てる。
…あぁ…たかしといっしょになってるぅ…
隆の体と溶け合うような快感に頭がぼぉっとする。
「んん…ふっぅうん…ぷはぁ…はぁっんんんっ」
長い間キスが続き、うっとりとしていると後ろ向きに隆が倒れて騎上位になった。
腰に跨った僕のおっぱいを隆の手が鷲づかみにする。
「んああっ」
痛いくらい感じて、バランスを崩した僕が手をさまよわせたところに隆の曲げた膝があった。
つかまると、自然に身体をそらせる姿勢になった。
僕は気持ちいい所を求めて腰を押し付けてこすり合わせる。
「んあっ、あっ、はああっ」
…ごりごり当たる…だめになるよぉ…
反った体がビクンッビクンッと痙攣する。
隆の手が痛いくらいに勃った乳首に近づいてくるのをぼやけた視界の中で捉える。
「んやああっ」
手がおっぱいを覆って、2本の指が乳首を挟むと大きな声が出る。
「きゃんっ…ちくび…だめぇっ…」
乳首をひねられて、体をよじって気持ちよさに悶えた。
僕の痴態を隆が熱いまなざしで見ている。
「はぁあっ…たかしぃ…みないでぇ…やらしいよぉ…ぼく…やらしいよぉ」
隆の腰が僕の動きに合わせて上下し始めた。
「だめっ…たかしっ、うごいちゃ、あっ、あんっ、やっ…イクから…だめっ」
「いいぞ、イケよっ」
「ダメっ、いまイッたら気を失っちゃうよぉ…」
…たかし…気絶しちゃダメって知ってるのに…やだ…すごい…腰…うごいちゃう…
『ギシッギシッギシッ』
ベッドが激しく揺れる。
「だめっ、スゴイのきそう…こわいっ…たかし、だめっ」
隆が僕の体を引っ張る。
僕は引っ張られるままに隆の胸の上に倒れこんだ。
隆の体に密着して…抵抗できないまま腰を打ちつけられた。
「ひゃんっ、やぁんっ、だめぇっ、おかしくなるよぉっ」
『パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ』
「やん、やん、やんっ、しゅごいぃぃっ…イクっ、またイクっ、やだっ、こわいっ、たかしっ、だきしめてぇっっ」
隆にギュッと抱きしめられて体がブルブル震える。ギュギュギュッとおちんちんを握りしめるように膣が蠕動(ぜんどう)した。
「イクぞっ…奥に出すぞっ」
「あんっ、あんっあんっ、イっちゃうっ」
『ドピュドピュッ』
「ああっ、だめっだめっ、イクっ、イクよぉっ」
快感が弾けてガクンガクンッと体が痙攣した。
「はぁはぁはぁ…ふぅ…はぁ…はぁ…大丈夫か?…遊?」
「…はぁ…あんっ…ふぁ…しゅごい…はぁ…あぁっ…たかしぃ…しゅごしゅぎぃ…」
びくんっびくんっと痙攣の止まらない体を、隆に抱きしめられてかろうじて意識をつないだ。
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