85.僕と隆の異変② 苦しむ隆と欲情する僕

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85.僕と隆の異変② 苦しむ隆と欲情する僕

「う…く…」

横に座った隆が妙な声を出しているのに気が付いたのは電車が動き出した時だった。

「隆?」

「ゆ、遊…なんか体が…おかしい…」

隆の顔が赤くなって、額に脂汗が浮いている。

「えっ?隆っ、大丈夫?…ぁ…」

隆の苦しそうな声に目を向けると隆の股間がズボンの上からでも明らかに分かるほど大きくなっていた。

「ううっ」

隆の今までに見たことのない苦しそうな声。

…どうしよう…薬入れ過ぎちゃったからかな…?

「隆…僕どうしたら…」

「くっ…大丈夫だ…」

大丈夫って…全然大丈夫そうじゃないよっ…どうしよう…僕のせいだ…

立ち上がって見渡す。この路線は主に学生が使うから昼間は乗客が極端に少ない。

今も同じ車両の一番端に何人かが座っているだけだ。

…ちょっとくらいなら大丈夫だよね…

僕は隆の前に跪いて大きく盛り上がった股間を優しくなぞる。

「うっ…ゆっ、遊っ?何をっ?」

「大丈夫、心配しないで。これ…僕のせいでこんなことになっちゃったんだから…」

隆のズボンを下ろすと激しくパンツが破れるんじゃないかってくらいパンパンになっていた。

「ふぁ…」

パンツの先はおしっこでも洩らしたかのように染みが出来ている。

…何これ?…

急いでパンツを脱がせると目の前に隆のおちんちんがそびえ立った。

赤黒い幹には太い血管が何本も絡んでいる。

カリが大きく張り出して亀頭の口がヒクヒクとしてカウパーが溢れている。

……うわぁ……

「うう…遊…頼む…」

思わず呆然としてしまった僕の意識が、隆の苦しそうな声で現実に戻ってくる。

…そうだった…早く隆を楽にさせたあげなきゃ。

震える手で幹を触ろうとした瞬間、ビクンッと跳ねたおちんちんから先走り液が顔に飛ぶ。

「やっ…」

熱い滴にビックリして止まった手を再び近づける。

片手では握りきれなくて両手で根元と亀頭を擦る。

『チュクッ、チュクッ、チュクッ』

先走り液が溢れて激しい音が鳴った。

…やだ、これバレちやうかも…

音を小さくしようと思うけど、速さを緩めたら隆が楽にならないし、そう思って覚悟を決めると僕は顔を近づける。

…おっきすぎ…

顔を近づけるとその大きさがはっきりと分かった。

両手で幹を支えて亀頭に唇を寄せる。

「ぁ…はぁ…ふぅん…」

…すごい匂い…クラクラしちゃう…

口を必死に開いて咥えこもうとするけど、大きすぎて咥えるだけで精いっぱいだ。

「はあぁ…んふぅ、ふぅ…んんっ」

…どうしよぉ…

顔を上下して喉の奥まで入れて刺激を与えようとするけど、顎がすぐに痛くなってしまった。

涎がぼたぼたと幹を伝って落ちていた。

「ふぅ…んん…じゅぽっ…はぁ…はぁ」

一度抜いて息をつく。

どうしよ…こんなおっきぃの…むりだよ…

心が折れそうになって見上げると、眉間にしわを寄せて苦しそうな隆の表情が目に入った。

…そうだっ、隆……僕が…僕が頑張らなきゃ…

僕は膝の間にしゃがみ込んで上を見上げてぶら下がっている袋に舌を這わせる。

上を向いたせいで長い髪が背中に垂れた。

僕は髪を耳にかけ、唇を幹に這わせて裏側をつつーっと舐めあげる。

『ポタ…ポタ…』

あふれ出たカウパーが顔に降ってくる。

はぁ…はぁ…これ…精液じゃないのに…

顔に落ちてくる粘液を指先で集めて口に入れる。

「ちゅぅ…ぴちゃ…ぴちゃ…んん…」

…はぁあ…濃い…

精液の匂いが口から頭までいっぱいになっていく。

すごい…隆の精液に染められちゃう…

「…ふぅ…ふぅ、はぁ、はぁ…」

両手で隆の幹を握りしめて擦ると亀頭の先からカウパーがあふれ出る。

…エッチな匂いがする…こんなに匂いがしたら向こうにいる人にもバレちゃうよ…

僕の体がふらふらと前のめりになって隆の腰に覆いかぶさる。

甘い蜜を貪るように僕は亀頭の先を吸いながら手を動かした。

『チュパッ…はぁはぁ…チュパッ…コクンッ』

「うう…」

隆が背もたれに体を預けて顔をゆがめた。

気持ち良いの?ぼくで気持ちよくなってくれてるの?

隆の呻き声が頭に響く。

今朝、隆の部屋のベッドの上、耳元で囁かれた声を思い出して背筋がゾクゾクする。

太ももから膝の裏に愛液が垂れる感覚。

…Tバックじゃないのに…

片手をスカートの中に入れるとじっとりと濡れていた。

「んはぁっ」

濡れた布越しにクリトリスが勃っているのが分かった。

おちんちんを受け入れた時の快感が脳裏によみがえる。

…欲しい…たかしのこれ…いれたい…

立ち上がって隆の膝に上るとパンティをずらす。

「はぁはぁはぁ…んっ」

呼吸が荒くなって自分が興奮しているのを意識した。

舌でペロッと唇を湿らせる。

『ちゅく』

隆のおちんちんを握って割れ目に合わせた。

「ふっ…ぅぅん」

手が震えて、なかなか入らず、亀頭が割れ目を擦る。

「んっ、んんっ」

割れ目を擦った亀頭の割れ目がクリトリスを挟んだ。

「はっぁあっ…はぁっ、はぁっ」

喘ぎ声を手で押さえてようやく入り口におちんちんが当たる。

…き…たぁ…いれるよ…いれちゃうよ…

僕が腰を落とそうとしたその時だった。

『△△駅~、△△駅~』

ん…えき…?……ぁっ

僕はぼんやりした頭で椅子に座ると、隆のズボンを上げようとした。

ところがギンギンになったおちんちんは収まらない。

僕もようやく頭が元に戻って焦り始めた。

ああっ、どうしよっ…誰かにこんなの見られたらっ

慌てて着ていたセーターを脱ぐと隆の股間に被せて横に座った。