「よっ!葵!こんな時間から風呂か?」
「あっ、ジェイク!かっ、帰ってきてたんっ、だね?」
小窓の向こうから声をかけられて、僕は慌てて返事を返した。ジェイクの健康的に日焼けした肌と金髪が西日を反射してキラキラと光っている。
「ああ、昼前に帰ってきてさっきまで爆睡してたよ。慣れてきたって言ってもやっぱり疲れが溜まってんだよな。こんな時間まで寝ちまったよ」
「そっ、そうだね…もっ、もう夕方っん、だもんね」
こちらからはハッキリと見えるけど、ジェイクの方からは明かり取り用の小さな窓だから僕の顔しか見えていない…はずだ。
「ああ、そうだ!今回も土産があるんだ!外洋で珍しい魚が獲れたから……」
ジェイクが興奮した顔で説明をしてくれているけど、僕は以前のように一緒になって目を輝かせてはいられない。
『ピチャ…ピチャ…』
湯船の中では膝が震えて幾重にも波紋が広がっている。僕は太腿を撫でてくる手を押さえるのに必死だった。
「葵?どうかしたのか?」
「…えっ!おおおっ、お土産だよね?ごっごめん、今はっ!」
「っと、そうだな。今は風呂入ってるんだろ?後で持ってくよ」
不意に止めていた手が動き出して太腿の付け根に向かう。
「うっ、うんっ、んっ、あっ、ダメっ、ぼっ、僕がもらいに行くから!」
「あ、ああ?そうか?」
「じゃっ、じゃあ、また後でねっ!」
『ガラッ』と大きな音がして、明かりがなくなったお風呂は薄暗くなった。
(ジェイクに変だって思われたかな?んんっ、でも…♥️)
「なんだよ、もっと話せばいいだろ?久しぶりなんだし、よ!」
僕の背中を黒い影が覆う。
「しっ!静かにして!それに、誰のせいだよ!?」
まだジェイクが近くにいるかもしれない。僕はディックを睨んだ。
「おいおい、俺のせいってか?」
暗闇の中で太い指が動く。
「んっ♥️」
「アオイの体が悪りいんだろ?クリトリスもこんなに固くして、よ!」
弱いところをグリグリと指の腹が擦って、先程から内股になっていた膝の力が抜けた。
「あっ、んっ♥️まっ、待って」
このままじゃ大きな声が出てしまう。
この数日、僕は村正の力を使ってはディックに体を許す日々を送ってきた。だけど、不本意だったのは最初のうちだけで、発情した体で快感を味わい続けた結果、今では嫌悪感もなくなってしまっていた。
「わかったからっ!入れるのは待って!」
僕はザブンと湯船に浸かって、仁王立ちのディックの前で膝立ちになった。
「ならしっかり抜いてくれよ」
そう言って、ディックはネットリとした視線を僕に向ける。
(うっ…)
これまでの経験で、村正の力を使わなくても僕にはディックの求めていることがわかっていた。
「はい」
下腹につきそうなほど勃起したチンコからむわっと雄の臭いがして、ゴクリ、と僕は唾を飲み込む。
「そら、言うことがあるだろ?」
ディックが聞きたがっている言葉。何度も言わされたその言葉を言うのにも僕はもう慣れてしまっていた。
「ディック様のオチンポを葵のオッパイと口でご奉仕させてください」
(あ…♥️)
もちろん慣れたのは言葉だけではない。
目の前でチンコがビクッと揺れると、毎日犯され続けた体は即座に反応し始めた。
「そら、いいぜ。始めろよ」
ご主人様の許可がおりて、僕はグロテスクなチンコを捧げもつ。そして、まるで愛しいものにするように吸いつき、溢れ出る我慢汁を舐めとった。
続いて、チンコを片手で持ち上げて根本や玉袋に舌を這わせる。つんと鼻をつくような汗や垢の臭いに頭がくらくらする。
(…この臭い…すごく興奮しちゃう…♥️)
口の中から唾が出てきて、舐めれば舐めるほど、太い幹はどろどろになった。
「そろそろ咥えろよ!」
「んあ?」
放っておかれたらずっと舐め続けていたかもしれない。ディックの指示で僕はようやく我に返った。
「んっ♥️ちゅっ♥️」
名残惜しさに、一度亀頭の先に吸いついてから、僕は歯を立てないようにゆっくりと口の中に入れていく。
(んんっ、苦しっ…)
癪だけどディックの亀頭は大きい。エラが張っていて昨日は歯を当てた罰に何度も乳首を捻られた。
「おっ、おおっ!良いじゃねえか!上手くなったな!」
からかうような言動にも僕はジュボジュボと口をすぼめて首を振った。
息は苦しいけど、これが僕を気持ちよくしてくれると思うとなんだか興奮してしまう。
「今日の一発目だぜ!どこで出してやろうか!」
ディックの視線を胸元に感じて、僕は口から出したチンコを胸に押しつけた。それから唾と我慢汁でヌルヌルのチンコを左右から押さえるようにして挟む。
「僕のおっぱいにいっぱい出して下さい♥️」
「おっおっ、こっちも上達したな!」
時折唾を垂らして滑りをよくしていると、ヌチャヌチャと音をたて始めた。
「ふっ、うぅっん♥️」
上下に胸を動かすと、谷間から亀頭が見え隠れする。出っ張ったエラが柔らかい肉を押し分ける度に声が出そうになる。
「おほうっ!ヤベエ!チンコに吸い付いてきやがる!」
ディックの手が降りてきた。これはディックがイキそうな時の癖。
「あっ♥️んんっ♥️ち、くびは感じるからぁ♥️」
そして、案の定乳首がつねられた。クリクリと摘まんだかと思うと引っ張られて、胸の先から生まれた快感がお腹の奥に響く。
「そらっ!手を止めてんじゃねえぞ!」
ディックは強気なことを言ってるけど僕は知ってる。声が微妙に震えてるし、そもそもチンコがさっきまでより張り詰めてきている。
もう今にもイキそうなのだ。
だけど、僕の方もディックの熱いザーメンへの期待に腰砕けになってしまっているのだった。
「はぁ♥️はぁ♥️はぁ♥️」
「くっ、イキそうだ!もっかい咥えろ!」
☆☆☆☆☆
(へへへ、もうメスの顔になってやがる)
パイ擦りをやめて再び俺のチンコを咥えたアオイは薄闇のなか、目の縁を赤く染めて夢中でしゃぶっていた。
貴族や王族じゃないかと疑うレベルの美少女。そんな少女がザーメンを発情期の雌犬のように欲しがっている。それだけでもいつ射精してもおかしくないないほど昂る。
さらに、その美しさは顔だけではない。アオイは体の中も外も完成されている。
初めての時から絶品だったマンコだけでなく、どんどん上達していくテクニックに俺は完全にハマっていた。
(こんな最高級のオンナ、手放すなんてできるかよ!)
「うおっ!」
そんなことを考えていると、これまでより深くまで吸い込まれた。油断していて、暴発しそうになったのをギリギリで耐える。
「うぐっ!」
股間を見ればアオイが目を輝かせて俺を見上げていた。目が合うと、俺のチンコを咥えたままうっすら微笑んだように見えて、また暴発しそうになった。
「ザ、ザーメンが欲しいのか?」
「んんー…♥️チュル、ネロ…♥️」
俺の掠れた声に対して、ネットリと舌遣いによる返事が返ってくる。
俺の弱いところを知り尽くしたような絶妙な舌遣いに今にも暴発寸前だった俺に限界がきた。
「くっ!イキそうだ!」
俺はアオイの頭を掴んで引き寄せた。
『ジュボ♥️シュボ♥️ジュボ♥️』
「うっく!おおっ!」
「んっ♥️んんんん♥️♥️」
そして、溜め込んだザーメンが亀頭を持ち上げると、一気に吐き出した。
「んんんんんんんんんっ♥️♥️」
ドクッドクッとハッキリと出しているのが分かるほどの射精が終わってチンコを抜く。
「ふう…アオイ…口マンコも良かったぜ」
アオイからの返事はなく、口を閉じたままこちらを見上げているだけだ。
「へへへ、覚えていたようだな」
アオイは仕込んだ通り、俺の言葉を待っているのだ。
「飲んでいいぞ」
目を合わせたまま、アオイの喉が動く。今まさに、アオイの体に俺のザーメンが入っていったのだと思うと言い知れぬ興奮に再びチンコが固くなった。
「あーん♥️」
律儀に口を開けて全部飲んだことをアピールするアオイ。その姿にチンコが再び力を取り戻した。そして、アオイの方も俺のチンコから目を離そうとしない。
「おらよっ!」
ザーメン臭いチンコを顔の前に突きだすと、待ってましたとばかりに、はむっと咥えてネロネロと綺麗に舐めとり始める。俺の方はあっさり臨戦態勢が整った。
「ふはぁ♥️またおっきくなっちゃったぁ♥️」
それはアオイの方も同じだ。口を離してもまだアオイの手は、チンコを握りしめたまま離さない。
「ディックぅ…♥️」
切ない声で俺を呼ぶ。
立ち上がっても身長差があるので上目遣いで俺を見つめる、その目は欲情に潤んでいた。
「ねえ…ほしい、な♥️」
大切なものに触れるように両手で優しく撫でられて、俺の中で何かが外れる音がした。
「やんっ…♥️」
無言でアオイを風呂の壁に押しつけた。
何も言わずとも突きだされる尻。ビンビンになったチンコをマンコに近づけると、しなやかな指が伸びて誘導した。
「いいのかよ!?外に聞こえるぜ?」
「たぶん、大丈夫…♥️がんばる♥️」
むー、と口を一文字に結んだアオイの顔を見て、頬が緩んでしまった。これは絶対に声を出させてやろうと意気込んで挿入した。だが…。
「んんんんっ♥️♥️らめぇ♥️♥️♥️」
むしろ俺が焦るくらい大きな喘ぎ声が飛び出した。
「お前…ぜんぜん我慢できてねえ…」
「んあっ♥️がまんしてるっ♥️してるけどぉ♥️あっ、こすれちゃう♥️ディックのがいいとこにあたっちゃうからぁ♥️おさえてっ、口おさえてよぉ♥️」
仕方なくアオイの口に片手をあてて腰を振る。
「んぐっ♥️むむ♥️むっ♥️んっ♥️」
アオイの膣中は締めつけが強いだけでなく、擦る度に俺からザーメンを搾り取ろうと緩急をつけて動くのだ。
薄暗い風呂の中で汗だくになった俺達は獣のように交わった。
「んふっ♥️んんぐぐ♥️ひもひいい、ひもひいいほぉ♥️」
くぐもった声で快感を口にするアオイ。ビタンビタンと腰を打ちつけながら俺の方もイクのを必死に耐えていた。
「んっ♥️んふっ♥️ひもひいい♥️ンチュッ♥️」
額から汗が飛び散って湯船にポタポタと落ちだした頃、何を思ったかアオイが口に当てた俺の手にキスをした。それだけでなく、熱い吐息とともにチロチロと舌が手のひらをつつく。
不意打ちのようなその仕草に俺の頭は一気に沸騰した。
「くっ、…おおっ」
そして、耐えようとしたその瞬間、アオイの尻がタイミングよく押しつけられて周りのマン肉が優しく包み込む。
「イっ!ちきしょう!」
アオイにしてやられたと思ったが、一度開けられた栓を閉じることは出来ない。
「うおおっ!」
「んふうぅぅぅ♥️」
奥に突っ込んだまま俺はザーメンを吐き出して、アオイは嬉しそうな声とともに絞り尽くしたのだった。
◇◇◇◇◇
あれから1ヶ月が経とうとしていた。
「あっ♥️んんっ♥️ディックのっ♥️やっぱりきもちいっ♥️」
「アオイっ!スゲエ締まるっ!すぐにでもイキそうだ!」
僕が今いるのは海岸にある隠れ家。
ここは僕とジェイクの遊び場の1つだった。
今日はジェイクも沿岸で漁をしていて、ここからでもうっすらとジェイクの乗る船の旗が見えている。
「んっ♥️今日はいつもよりおっきい♥️水着で興奮してんの?」
「んな訳ねえだろ!」
水着と言っても、この田舎の町では種類もほとんどなく、ディックが手に入れてきた水着は学校の授業で女の子達が着ていた紺の水着。
どこで手にいれたのかわからないけど、ちょっとサイズが小さくて胸元が締めつけられる。
「あんっ♥️急に激しくっ♥️やっぱり図星じゃん♥️」
「違うっつってんだろ!」
岩場に手をついて突き出したお尻にディックの腰が叩きつけられて半分洞窟のようになった隠れ家にパンパンと音が響いた。
「それより、そらっ!あの旗がジェイクんだろ?見られてんじゃねえか?」
「話そらしてぇ♥️あんっ♥️もっ♥️ジェイクにバレちゃうよぉ♥️ジェイクにバレちゃうっ♥️こんなの嫌だよぉ♥️」
ジェイクの名前を口に出すとディックが興奮するのを知っていてわざと僕は言う。
「締まりがきつくなったぜ!そらっ!ジェイクに見られてイケよ!」
ぐぐぐっと僕の中でチンコの体積が増した。
「んっ♥️すごっ♥️」
ディックの力強い押し上げに僕の爪先が持ち上がる。
「どうだっ!気持ちいんだろっ!」
「うんっ♥️きもちいっ♥️ジェイクに見られてるかもって♥️思ったらぁっ♥️何度もイッちゃうよぉ♥️」
僕の想像通りさらにディックの動きが激しくなる。
「あっ♥️ディックのすごいっ♥️おっきい♥️あっ♥️またっ♥️イクっ♥️イクよぉ♥️」
ギュウッと頑張るディックを締めつけて僕は何度目になるのかわからない絶頂に達した。
◇◇◇
「ん…アオ…イ…?」
足に違和感を感じて俺は目を覚ました。
「うおっ!なんだ!」
体を起こしたは良いが、暗闇で何も見えず俺は腕を振り回すが、自分の手も見えない闇の中で、ただ腕は空を切る。
「あはははは!」
しばらくして、アオイの明るい笑い声とともに、光がすぐ近くに灯された。その明かりに目が慣れて、ようやく俺は自分が洞窟の中で仰向けで、足に感じた違和感が海の水だったことを知った。
「驚いたでしょ!」
覗きこんでくるクリクリした大きな瞳に俺が映っている。
正直、目茶苦茶びびったが、そんな様子は見せられない。
「今何時だよ?」
なんとか苦し紛れに絞り出したのはそんな言葉だった。
「ん~、多分八時くらいかな?」
「なっ!なんで早く起こさねえんだよ!帰るぜ!」
俺はそう言って洞窟の入り口を見て気がついた。来たときに通ったところは夜の黒い海の底になっていた。
「ひひひ、帰れないよ!ここって満潮になったら道がなくなっちゃうんだよね!」
火をつけた流木を並べてアオイがこっちこっちと手招きする。アオイはいつの間にか水着ではなくTシャツを着ていた。
仕方なく俺も焚き火のそばに座って、手すさびに落ちていた木の欠片を火の中に投げ込む。
「なあ、お前さ…ジェイクの野郎にバレたら困るとかねえのか?」
「うーん、なんだろ?そう思ってたし、今でもジェイクには知られたくないんだけど、ディックが僕に夢中になってるの見てたら、なんかヤらしてあげてもいいかなって…気持ちいいし」
「旅に出るんじゃなかったのかよ!」
「ディックも居て欲しそうだし、もうちょっとだけ、ね♥️」
少しひんやりした手が俺の太腿に置かれた。
「知ってるよ、僕にここにいて欲しいんでしょ?」
胸の谷間を見せつけるように前屈みになるアオイ。いつもと違う様子に心臓が高鳴るのが自分でも分かった。
「僕をここに居続けさせる方法があるけど…知りたくない?」
太腿を撫でていた手がチンコに向かって焦らすように動く。
「あ、ああ…」
俺は思わず正直に頷いてしまっていた。
もちろん知りたい。だが、それ以上にアオイの変化についていけず俺はぼんやりとTシャツの襟口からその中にある白い膨らみを見つめるしかなかった。
そんな俺をしばらく見て、アオイはウフフ、と笑ってTシャツの裾を弄り始めた。俺の目が無意識にそれを追う。
「ふふ♥️」
立ち上がったアオイがおもむろにTシャツを脱いだ。焚き火のオレンジの明かりで神秘的な凹凸がゆらゆらと揺れる。
「ねえ♥️見て♥️」
アオイは白い指を下腹にあてると、まるでその奥にあるものを感じたように一度震えた。
「子供を作っちゃったらもう旅に出れないよね?」
ゆっくりと、両手が濡れた粘膜を見せるかのように開く。
そして、どうする?と目を細めた。
◇◇◇◇◇
ここからは、上で葵の変化があまりに唐突だったかな、と思って書き足してみました。しかし、書いてみたけど、読み返してみると、無くても良かったかな?という内容となっています。
時はディックが目を覚ます数時間前に遡る。
(「これ、どうしよ?やり過ぎちゃったかな?潮も満ちてきたし起こして帰ろっか?」)
精魂つきたように仰向けで眠るディックを前に、既に水着からTシャツに着替えた僕は悩んでいた。ちなみにディックがどこからか手に入れてきたショーツを履いている。
(「おおっっっ!主殿ぉ!」)
(「うわっ、ビックリしたぁ。もう、なんだよ?」)
村正の興奮した声が頭の中に響いてビクッと肩が震えた。
(「主殿、なんと…なんと素晴らしい…」)
今度は涙ぐんでるし。
(「どうしたのさ?」)
(「きっ、気づいておらぬのか!?」)
今度は驚きの声。今日の村正は面白いなあ。なんて思ってたら今度は僕が驚く番だった。
(「主殿は妾の力を新たに引き出すことができるようになったのじゃ!」)
(「えっ?えええぇぇぇぇ!」)
(「本来は戦いの中で成長するものぞ。それをまさか戦うことなく身につけられるとは…いや、男女の営みもまた戦い…」)
(「いやいやいや、そんなのいいからさ、どんな力なの?」)
(「うむ、主殿は気づいておらぬかもしれぬが、先程のまぐわいの際を思い出すのじゃ。触れてもいないディックの考えていることが分かったのではないかの?」)
言われてみれば、ディックのして欲しいことが手に取るようにわかったけど。
(「うむ、これまでは触れている相手の気持ちしか読み取れなかったであろ?じゃが、今は離れた相手の考えも聞こえるようになったのじゃ!」)
(「おおおお!すごい!へえ!戦いで使えそうだよね!!」)
成長した理由は複雑だけど、修行の結果が出たことで僕もはしゃいでしまった。
「(使ってみたい!)」
僕は少し離れて「感情、感情」と思いながら周囲を探る。
「あれぇ?」
(「主殿、この周囲に人はおらぬようじゃ。さすがに虫や魚の考えは読めんぞえ」)
(「あっ、そっか…うーん…」)
ふと、僕の目の前には一人だけ人がいることに気づいた。
(「ねえねえ、寝てる人に使ったらどうなるの?」)
(「うむ、眠っておる者であれば、その者の夢を知ることができるぞえ。いずれは夢の中に入ることも出来るようになるのじゃ」)
(「試してみてもいい?」)
(「うむ。あまり力を込めすぎなければエエじゃろ」)
というわけで、早速試してみることにしたんだけど。
「うええ…なにこれぇぇ」
ディックの夢には僕が出演していた。
女の子の格好をした僕が通っていた学校の教室でラブラブエッチをしている。
(うわぁ…)
そして、場面が変わる。今度はお祭りでみんなに隠れて町外れでエッチしていた。
共通するのはジェイクが必ず登場するのと、ディックがやたらと僕を妊娠させようとしている、ということ。
(ディックがジェイクに対抗意識を持ってるのは知ってたけど、まさかこんなこと考えてたなんて…)
さすがに男で妊娠とか笑えない。
だけど、「孕ませてやる!」「僕の奥でいっぱい出してぇ♥️」と頭の中では汗だくでイチャエロが絶賛展開中。
(僕は妊娠はしないはずだよね。そもそも中で出されないと発情を抑えることはできないわけだし)
でも、ディックの願望とは言え、こうも言われ続けるとなんだか不安になってくる。
(「むっ、村正ぁ、僕ってたしか妊娠しないんだよね?」)
(「うむうむ、主殿に注がれた精は全て妾の力となるぞえ。妊娠はせぬゆえ安心せい」)
そこはホッとしたけど、それもつかの間で、夢の中で子宮に射精される自分の姿を見ているとなんだかムズムズしだした。
(「ど、どうしよ…なんかお腹の奥がキュンキュンしてるぅ!」)
(「うむ、まあ力を使うたわけじゃしの。こやつに関しては、どうせ叶わぬのならば、少しくらいは夢を見させてやっても良いのではないかの?」)
(「そ、そうなんだけど、んっ♥️」)
夢の中ではディックがラストスパートに入った。僕はディックの腰に脚を巻きつけて精液をねだり続けている。
「あんっっ♥️」
深入りしすぎて、ディックの夢の中の僕と同調してしまった。
「んんんんっ♥️」
実際はなにも入ってないのに、突然、体の中心をディックのチンコが貫く感覚に声が出てしまう。
夢の中のディックは疲れ知らずで、その腰は休みなく動き続けた。
「すっ、すごい♥️はげしっ♥️あっ♥️こんなに奥ばっかり突かれたらほんとに…♥️♥️」
体の奥の小部屋が執拗にノックされて、閉めきられた扉が恐る恐る開き始めた。
(「ねっ、ねえ!村正ぁ!」)
(「なんぞや?」)
(「僕ってほんとに妊娠しないんだよね?」)
(「…………」)
(「えっ?村正っ!聞こえてる?」)
(「…………」)
(………まさか…)
妊娠という言葉が青ざめた僕の頭の中でグルグル回る。その時、少し開きかけたところにディックがねじ込まれた。
「んっあっ♥️」
目の前がチカチカと点滅する。まだ辛うじて閉まっている扉だけど、力強いノックの度に、ほんの少しずつ開かれていくのが分かる。
「あぐっ♥️いぃっ♥️こんなのダメぇ♥️」
耳の中ではずっとディックの鼻息と「孕ませてやる!子宮をザーメンでいっぱいにしてやる!」という声がこだましていた。
「だっ、だめっ♥️このままじゃ♥️♥️」
(このままじゃ…んあっ♥️ほんとに、ほんとにはらまされちゃうぅ♥️♥️「むらま」んぐぅ…)
村正に助けを呼ぼうとして、その言葉は中途半端になった。
「むぐぐぐっ、んぐぅ♥️♥️」
唇をディックに塞がれて、さらに舌が吸われると体の奥がまた少し開いたのがわかった。
「ダメぇっ♥️もぉとまらないよぉぉ♥️」
そして、開いた扉の隙間にディックがおさまると、我慢の限界に達した。
(こんなのむり♥️しきゅうにほしくて…もぉ♥️ひらいちゃうぅぅ♥️)
ついにザーメンを欲しがって体の奥が自ら開き始めてしまった。頭の中で子宮にねっとりとした粘液が注がれる様子が思い浮かんで、体がザーメンを求める。
「ああっ♥️」
キュンキュンと子宮がディックを締めつける。
「妊娠やだっ!やだぁ♥️なかで出しちゃやだぁ♥️」
亀頭が膨らむのがわかる。中出しを求めて大きく開いた子宮の入り口に押し当てられた。
「やだやだやだぁ♥️いまだされたら孕んじゃうっ♥️赤ちゃんできちゃうぅぅぅ♥️」
子宮の入り口と亀頭の先っちょがこれでもかというほど密着して、完全に種付け体勢は整っている。
「だめぇぇぇっっっ♥️あっっっ♥️♥️♥️」
亀頭がさらに膨らんだかと思うと、子宮の中に直接熱いザーメンが注ぎ込まれた。
「あっっっ♥️ううぅぅぅ♥️しゅごいっ♥️ごくごくのんじゃってるよぉぉぉっっ♥️♥️♥️」
そして意識が遠のいた。
◇◇◇
(ん……♥️絶対はらまされちゃったぁ♥️♥️)
僕はいつの間にか座りこんでいた。周りは真っ暗で、目に力を込めると履いていたショーツの股間がびちゃびちゃに濡れているのがわかった。
(そっかぁ…あれはディックの夢…)
思い出すだけでまた溢れだす。
(夢かぁ………♥️種付け凄かったなあ……♥️♥️)
まだ精を体に受けていないから、体は発情したまま。
「う…ん………ア…オイ…………」
濡れて気持ち悪いショーツを脱ぎ捨てると唇を舐める。
僕は知らず微笑んでいた。
更新お疲れ様です。
アオイちゃんかなりのドスケベに・・・
スク水いいですよね。
そうそう、スク水…エセファンタジーなんで出しちゃいました(笑)
文明的にどや?と上の脳みそは躊躇するんだけど、自分の下半身に忠実になってしまった(笑)
コメントありがとうございます。
もうちょっとゆっくり、ジェイクを絡めたネトラレ感も出すつもりだったんですけど…。
そんなことすると終わりまでメチャクチャ長くなりそうだったんでちょっと無理やり感ありますが終わらせようと思った結果、このような形になりました。
6月中は修正に力を入れようかと思っていますが、ifも何か思いついたら短いの書きますので今後ともよろしくお願いします!!