【青い煙 上・中・下巻】救いのない話に耐性のある人はハマること間違いなしな作品でした!!

【上巻】妹を守りたい。そんな優しいお兄ちゃんが女体化してしまって…バッドエンドしか見えない悲劇の始まりです。

電子書籍販売日:2019/01/05
サークル名:いそふら
ページ数:33ページ

両親を同時に失った兄妹は親戚夫婦に引き取られた…。
叔父とソリの合わない兄の居場所はそこには無く兄の素行は荒れていく。
暴行事件を起こした兄はそれがきっかけて女体化させられてしまう。
そして女体化した兄に叔父からの性的な虐待がはじまる…

この作品はかなり救いのない物語です。全体的に暗く、登場人物もまともなのは幼い妹くらい…。Hももちろんラブラブなんてことはなく…。だけどなんだか分かんないけどエロい!!暗い話に耐性のある方は絶対ハマると思うので、ぜひ読んでほしい作品です。

物語は主人公兄妹が両親を失うという不幸から始まります。二人を引き取った叔父は高圧的で嫌な感じ。
お兄ちゃんは荒れて家に寄りつかなくなるのだけど、妹はまだ幼く何が起こっているのか分かってません。

叔父は変態だった!!奥さんは気づいてる感じだけど、この家の異常性を感じますね。
精神異常をもった人物の描き方が凄いです!!不気味で気持ち悪くて怖いです。

しかもどうやら教職にある人物のようで…これは酷い…。

さて、逮捕される代わりに性転換させられてしまった兄。家に帰ると奥さんの顔に暴行の跡が…。こりゃ救いのない世界観ですね。

お兄ちゃんはそもそも善人なので、奥さんを慮って何も言いません。
しかし、女体化したことで叔父の異常な行動はここからお兄ちゃんに移ります。

奥さんとの楽しい時間も叔父によって壊されて、結局悪い仲間たちの中に戻るお兄ちゃん。

そして、悪い仲間たちがした万引きに加担したとされて、ついに叔父の魔の手がお兄ちゃんに届きます。
殴られ、犯されるお兄ちゃん。

そしてそれは日常化していくのだった。


【中巻】兄が堕ちていく。意に沿わず様々な男達に股を開くのがたまらん!!

【青い煙 中巻】表紙

電子書籍販売日:2019/08/16
サークル名:いそふら
ページ数:32ページ

「妹想いな健気な女体化男子」が「胸糞悪い目に遭う話」
上巻に比べて性描写かなり増えました。
援交/暴力/増悪/理不尽/胸糞/心が痛いetcこんな単語にピンときたら是非読んでいただきたいドチャクソ暗い漫画です。後半は泣き顔のオンパレードで鬱ぼっきヨロシクな方には是非読んでいただきたいです。

ドチャクソ暗い漫画、とのことですが、うん、最高です。これを読んでクッソ興奮してる自分は最低なんだと思いますが、最高なんだからどうしようもない。

女体化したお兄ちゃんが妹を守るため家を出ました。が、二人だけで生きていくことは難しく、友人の家に転がり込むんですけど、ただで泊めてもらえるはずもなく…。妹は何も知らず、兄は妹の笑顔を守るために友人に体を開きます。

男であるという認識のお兄ちゃんですが、何度も男に抱かれていく間に体はしっかりと反応するようになって、ついにはセックスで絶頂に至るまでに。

そして、生きていくために、お金を稼ぐために兄は援交を始め、変態達に股を開き始めます。
意に沿わないセックスではあるもののお陰でお金は得られます。そして、妹との時間はなかなか作れないものの、生活は出来るし、ある意味で幸せな時期だったのかもしれません。

さて、後半、ここからはかわいそうな兄妹に訪れたつかの間の穏やかな日々。しかし薄氷の上を歩いているような状況はあっさりと足元から崩れ落ちます。

ヤクザに捕まった兄妹。どうやら援交をしていたことでシマ的なものを荒らしたということのようです。
元男であることもあっさりと知られて、そのまま犯されるお兄ちゃん。妹はそんな兄を間近で見せつけられて…。

自分的にはこの物語は映画を観ているかのような雰囲気で、感情移入するというよりも物語を観ている、といったイメージです。
そのためか、普段は暗い話には耐性がないのですが、救いのない物語にもちゃんと興奮できます。

また、お兄ちゃんがただひたすら痛がるとか、殴られるとか、そういう内容なら辛いのですが、女としての快感を覚えてくれてるので、その点でも実用的ではあります。

上巻でも続きが気になる内容でしたが、今回も下巻がすごく気になる終わり方です。妹とお兄ちゃんは離ればなれになってしまうのか、ヤクザに捕まったお兄ちゃんのその後、妹のその後など、気になることだらけ。

読んだ直後から次回、完結が楽しみです!!


【下巻】ついに最終巻…絶望しかない物語に果たして救いはあるのか…!?

【青い煙 下巻】表紙

電子書籍販売日:2020/01/11
サークル名:いそふら
ページ数:32ページ

唯一の肉親である妹の為になんだってする頑張り屋の兄が女体化を機に酷い目にあう、理不尽で暗く胸が痛くなるストーリー。下巻は酒/薬/管理売春とドズグロイ世界にひきづりこまれ絶望の中、希望を見出す事ができるのか…Vシネっぽいのが好きな方は是非!

ネタバレしないように…って思ったらほぼレビューできなかった(笑)でも、そもそも読解力がないため自分の感想も間違ってるかもしれない。本当はメチャクチャ答え合わせしたいんだけど…。
エロさはそれほどでもないです。ラストの下巻はどちらかというとストーリー重視です。もちろんきちんと物語が締めくくられていますので是非読んでほしいです!!

ヤクザに捕まったお兄ちゃん(ミキ)はそのまま売春婦にされてしまいました。
コールガールというにはあまりにひどい待遇で、ほぼ最底辺に。妹サチの心配をするミキだったが…!!

【青い煙 下巻】ヤクザに連れ去られたミキの地獄が始まる 【青い煙 下巻】薬で狂わされるミキ

そして、突然のレ●プ。理不尽そのもの。しかも薬まで使われて狂わされてしまいます。
快感の中で、己と対話するミキ。

【青い煙 下巻】幻覚を見るミキ

そもそもサチを自分は救おうとしていたのだろうか、サチを巻き込んだだけじゃないか、自責の念に苛まれる。

幻覚の中でも助けられなかったサチを思い、懺悔する。
そして、力のない自分と現実を知り心が折れる。

【青い煙 下巻】そして心が擦り切れていく 【青い煙 下巻】完全に売春婦に

心が擦り切れていくミキ。もはや希望はないのだろうか。

サンプルはここまでですので、これ以上は書くのを避けようと思います。
この物語は、エロというよりも物語性が強いですし、やはりこのレビューで知って終わるにはもったいないので。

ただ、最後のシーン。救いがあって良かった…。

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