1周目 9月20日(月) 午後5時30分
「「はぁはぁ…はぁ…はぁ」」
俺の上から高樹が体を起こす。
激しい動きの後だからしばらく動けなかった。
「はぁ…はぁ…高樹…なんでこんなこと…」
落ち着いてきた俺は高樹に尋ねる。
「…なんでかな?…なんだか島津を見ていたら我慢できなくなっちゃって…」
(なんとなくとか…勘弁してくれよ…)
「でも…男のセックスってこんなに気持ちいいのね。島津はどうだった?」
(ええっ?そんなこと聞くか、普通?)
「えっ、あっ、いや…そうだな…うん…」
恥ずかしくて言葉を濁す。
「ねっ、気持ちよかったんでしょ?」
「うっ…いや…まあ」
「気持ちよくなかった?」
高樹の目が光る。
「いや…なあ、もうやめようぜ」
「だめよ」
高樹の口調が急に厳しくなり、声が低くなる。
(やばい)
慌てて太ももを閉じたが、簡単に潜り込まれた指がクリトリスを押した。
「んあっ、やめっ、あっ」
イったばかりの体はさっき以上に反応した。
「気持ち良いって正直に言うまで寝かさないから」
◇◇◇◇◇◇
1周目 残り
翌日、島津は朝から迎えに行っても出てこなかったのでアタシは合鍵で入った。
目を真っ赤に腫らせた島津、アタシの姿を見て怯える姿を見ていると股間が熱くなってきて、また無理やりやってしまった。
そして意識を失った島津を置いてアタシは一人学園に登校した。
授業の間も、何度も味わった女の体のことで頭がいっぱいだった。
(次はどんなふうに攻めようかしら…ふふ)
放課後、体調不良を理由に部活を休むと急いで島津のもとへ。
どうやら寝ていたらしい島津を寝起きのまま貪った。
それからアタシは毎日朝から登校前に島津を犯し、登校した日は校内でも犯し、部活を休んで放課後も犯し続けた。
島津も最初のうちは抵抗していたが、力で勝てないと悟り、抵抗をやめた。
それから堕ちるのは早かった。
週末までに快感の虜になって自分から求めてくるようになった。
そして、昨日今日の土曜、日曜は学園が休みだから結局2日間ずっとセックスをしていた。
「んああああっ、まさのぶぅっ、もっとしてぇっ、いっぱいしてぇっ」
アタシの下で喘ぐ島津は自分のことを美紗と呼び、アタシを政信と呼ぶ。もちろんそうしたのはアタシ。
「美紗っ、イキそうだっ」
「いいよぉっ、みさの中にいっぱい出してぇっ」
「うっ」
『ドピュッ、ドピュッ』
ギュッと締まった膣の感触に我慢できず出してしまった。
「んはぁぁぁああああっ」
島津がアタシの射精に合わせて達した。
「んはぁぁ…はぁ…はぁ…まさのぶ…しゅきぃ」
とろんとした目でアタシに抱っこをせがむ。
そのとき目の前が急に真っ暗になった。
◇◇◇◇◇◇
1周目 9月26日(日) 午後11時50分
真っ白な空間。
目を開くと何もない、ただ真っ白な空間の中にアタシはいた。
「ん?ここは…?」
「儂じゃ、儂、1週間お疲れさんじゃったな」
後ろから声をかけられて振り向くと日本人形のような和服姿の…
「あっ、神様っ」
「お主は…」
「ねえ、これでゲームはアタシの勝ちでしょ?」
アタシが勝ち誇ったように言う。しかし神様は渋い表情。
(あれ?おかしいな)
「あれはお主に惚れたと言えるかのぉ?」
何もない空間に画面のようなものが現れ、絶頂に達して精液まみれで眠る島津が映し出された。
「だってアタシのことが好きって言ってたわよ」
「いやいやいや、それはないじゃろ…もっとこう、儂は純な気持ちが見たいのじゃよ…それにまだ面白いところを見てないしの…」
最後は上手く聞き取れなかったけど、これじゃダメなのか…。
「つまり、セックスで惚れさせるのではダメってこと?」
「そうじゃ、心の愛を勝ち取るんじゃ」
なぜか無い胸を張って力強く神様が宣言した。
(まぁいいわ。男のカラダも良かったし。次で決めればいいんだもの)
そう思いつつ一応神様に文句を言っておいた。
「もう…それなら最初から言ってよね」
「いや…普通は惚れさせるって言ったらそういうもんじゃ…」
困った顔で神様が言う。
「では、確認じゃ。お主はもう一周するかや?」
「もちろんよ」
「あい、分かった、では2周目の始まりじゃ」
目の前が暗くなる…
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