猫の恩返し

「ねぇ、マギーさん、本当にこんなのでお礼になる?」

「大丈夫よぉ!これで喜ばない人なんていないんだからぁ!」

これは僕らがロゴスに戻って数日後のこと。
マモンとの戦いでラルフに助けてもらったことを機に、今さらだけどこれまでのお礼もしなければ、と思いたってマギーさんに相談しにきたんだ。

するとマギーさん、待ってましたとばかりに、商品棚の下にあった箱をゴソゴソし始めた。

(ん?なんか箱に僕の名前があったような…?)

なんとなく不穏な感じがしないでもないんだけど、そのことを聞く前に僕の目の前には3つの商品が並んでいた。

キラキラした冠と、真っ白なモフモフ猫耳と、とんがった青紫色の魔女の帽子。

「ウフフフ、アオイはどれがいぃ?」

(どれがいい?ってことは、これがラルフにあげるプレゼントってことかな?)

「プレゼントってことだよね?」

「そおよぉ、ね?ラルフ様ならどれが好きだと思う?」

笑顔でずずい、と迫ってくるマギーさん。

(どれが好きって言われても…うーん…「ねえ、村正はどれがいいと思う?」)

(「いや、こういうものは主殿が選ぶからよいものぞえ。ラルフなら主殿さえおればよろこぶじゃろ」)

確かに村正の言葉は正論だ。なんか言葉の端々から含み笑いしてる気がしないでもないけど。

(そっか…じゃあ、ラルフなら冠がいいかも。狼の群れの王様だったわけだし)

そう思って選びかけたところで僕は大切なことに気がついた。

(あれ?よく見たらこれティアラってやつじゃない?)

さすがに女の子がつけるものをあげるわけにはいかない。

(ふふっ、マギーさんでも間違えることがあるんだな)

これは言わないでおこう。そう思って再び考える。

(かといってラルフは近接戦闘だから魔女の帽子もおかしいよね。ってことは…)

白い猫耳を選ぶと「ふーん、ラルフ様ってそういうのが好きなのね」と言いながら、紙の袋に箱を入れる。

「いい?帰ったらこっそり開けるのよぉ」

「え?僕が開けるの?」

そう言うとマギーさんはなぜか一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに納得したように頷いた。それから珍しく紅茶を出してくれたので、飲みながら話す。

「あのね、アオイ。プレゼントってサプライズで渡されたほうが嬉しいものなのよぉ。ちょっと中身が特殊だから、帰ったら一度開けてアオイが必ず確認すること」

「うん、わかった。…そうだっ!でも、ラッピングとか僕できないんだけど」

「大丈夫よぉ、むしろそれがラッピング…ゲフンゲフン」

首をかしげながら僕は家に帰った。

(うまくいくかしらぁ。まあ、念を入れて紅茶にこれを混ぜといたから大丈夫よね。私って顧客思いよね~ウフフ)

マギーが空になった瓶をゴミ箱に放り投げた。

『惚れ薬 製作者:ヴラド』

◇◇◇

(あれ?誰もいないの?)

僕が家に帰ると、屋敷はどうも人の気配が感じられず、各部屋を訪ねて回ったけどやっぱり誰もいなかった。

(うーん…皆どこいったんだろ?)

そう思って考えていたら、『ガチャッ』と音がして、ラルフが帰ってきた。

「あっ、ラルフ、どこ行ってたの?」

「ん?ちょっと力試しに魔物を狩ってきた、ああ、そう言えばジルも何か欲しい物があるとか言って出て行ったぞ。しばらく帰ってこないかもしれん」

ラルフは汗を流しに風呂に向かうようだ。

(そうだっ、ちょうどいいかも)

「ねぇ、ラルフ、お風呂上がったら僕の部屋に来てね」

「?…ああ、分かった」

ラルフがお風呂から上がるまでに中身を見とかないと。そう思って箱を開ける。

「うえ!?」

箱の中身は、店で選んだ白い猫耳が一番上にあったんだけど、その下にはお揃いの真っ白なブラジャーとショーツが入っていた。

「これって…」

さらに下には白いキャミソールっぽい前開きのワンピース、箱の内側をぐるっと囲むようにモフモフしているのは尻尾だった。

ブラジャーやショーツには耳や尻尾と同じ白い毛があしらわれている。それにワンピースだと思ったのも広げてみると丈がギリギリショーツを隠すくらいだし、光に当たると向こう側がうっすら透けて見える。

もちろん間違ってもラルフが着るものではない。

(ってことは…)

これの意味するところはわかるけど、わかりたくない。

(「ほっほお、なかなか良いチョイスじゃのぉ!」)

(「むっ、村正!ちょっ!これ!?」)

(「ほほほ、うむうむ、これなら狼もいちころぞえ!」)

僕の焦りもよそに、事も無げに言う村正。

(「村正っ!知ってたの!?」)

(「むしろ分からぬ方がおかしいと思うのじゃが…まあ、物は試しじゃ。試しに着るだけ着てみたらどうじゃ?悩んでるうちに狼が風呂からあがってしまうぞえ!」)

「う〰️」

僕はかなり悩んだけれど、確かにもうラルフを呼んじゃってるし、着てお礼を言うだけならきっとラルフは何もないはず。

(そう!お礼を言うだけだし!)

そう決めるとラルフが来る前に準備しないといけないから急いで服を脱いでブラジャーとショーツを着る。

(ええ!これ…)

ショーツのお尻のところは紐だった。

(えっと、ワンピースを…)

急いでワンピースを羽織ってみる。

(そうだった…)

透け透けのワンピースは微妙に隠しているようで何も隠していないみたいで、むしろ恥ずかしい。

(「主殿、その前は紐で結ぶのではないかの?」)

村正に言われてワンピースの前の部分についていたピンクの紐をリボンのように結んだ。

(ん?)

服の面積の割に体がポカポカする気がする。

(けど、なんかこの感じ、知ってる気がする…)

「コンコン」

ちょうどその時、ノックの音がしたので慌てて「どうぞ」というと、ドアが開いてラルフが顔を出した。ズボンは履いているけど、上半身は裸で首にタオルを巻いている。

「あっ!」

『ドクン!』

(あれ?なんだか心臓が…)

「葵、どうした?」

ラルフが髪を拭きながら聞いてきた。
二の腕に力瘤が膨らんで、筋肉や筋が男らしさを強調しているし、胸元には汗なのかなんなのか、水滴がま。

『ドクドクドク!』

そしてなぜだかそんなラルフを見ていると僕の心臓の鼓動は早くなる。

「えっと…」

お礼って言いたいんだけど、顔が火照ってラルフが見られない。無意識に僕は髪を耳にかけて、モジモジしてしまっていた。

(おかしい…いや、ダメダメ。ちゃんとお礼を言わないと…)

「えっとぉ…あのさ、その…ラルフには今回も助けてもらってばっかりだったから、何かお礼をしようと思ってさ…」

ラルフの視線が僕の手を見た。そこには着けようと手に持っていた猫耳がある。

「あっ、これ…えっと、こんな感じ、かな?」

猫耳カチューシャを着けてラルフを見上げると、ラルフの視線が頭から体に移動していく。

(うぅ…見られてる…)

ラルフの視線を受けた部分が熱を持つ気がした。

(あれ?反応が薄いような…あっ!そうか!)

ふとマギーさんから渡された服の中で着ていない物があるのを思い出した。

「ねぇねぇ!これどうやってつけたらいいんだろ?」

しっぽを見せるとラルフが僕から受け取ってじっくりと観察する。

「お礼か…うむ」

ようやくラルフからの反応があった。しかも、何かを理解してくれたみたいだし。

「葵、ベッドに四つん這いになってくれ」

「えっ?あっ、うん…」

ちょっと意味がわかんないけど、とりあえず言われるままベッドに乗った。

「あっ!」

四つん這いになるとワンピースは丈が短いので、お尻が全部出ちゃうことに今さら気づく。
しかも、パンティも紐としか言えないものだから、割れ目に食い込んでしまっていてラルフの目には色々恥ずかしい部分が見えているに違いない。

恥ずかしさに顔も体もカッと熱くなる。

(うぅっ、早くしてっ!)

僕がちょっと涙目になり始めた頃だった。

「えっ!」

突然ラルフがお尻を掴んで顔を押し付けてきたのだ。

「何するのっ!?、ダメっ、やだっ…ってぇ、ふぁっ!なんでっ!?」

ラルフは僕の言葉を無視してつ突くように舌の先でお尻の穴を刺激してきた。

「やっ!あっ!そこはっ、きたないからぁっ!」

顔を上げたラルフがさっきまで舐めていた穴に固いものをあてがう。

(何っ?何するのっ?おっ、お尻に…!?)

「ラルフっ、やっ、んんんっ、んっ♡あっはうぅぅっ♡」

グググっと押し込まれて僕は肺の中の空気を吐きだした。

「そら、尻尾がついたぞ」

(え…)

いつの間にかベッドに上半身を突っ伏していた僕は膝立ちになって後ろを見た。ミニのワンピの裾から白いふさふさの尻尾が見える。

「おぉっ!ほんとに尻尾だあっ!どう?どう?んっ!ふぁ!?」

立ち上がろうとすると尻尾が揺れてお腹の中にある不思議な感覚に変な声が出てしまった。

「ぅっんん…♡…はぁ、はぁ、これで僕も狼にゃん…って…猫だったにゃん…んんっ♡はぁ…♡んっあっ!?」

お尻の感覚に耐えようとしていると、突然ラルフに抱き締められた。ズボンの前の膨らみが僕のお腹に当たる。

「にゃにを…?」

「お礼をしてくれるんだろう?」

「え?あれ?」

僕はラルフから離れてズボンの膨らみを見た後、ぽかんとしてラルフを見る。状況を理解したところで頬がひきつった。

(えええ?「村正ぁー!」)

(「主殿…、それはそうなるじゃろ…はあ…」)

村正にまで呆れられて、僕はぎこちなく愛想笑いをしながら後ずさりする。

「えっとぉ…ラルフ…僕男にゃんでぇ、ちょっとそういうお礼はにゃんていうかぁ…」

「ここまでしておいてそれはないな」

ラルフから逃げようと振り返ったところで後ろから抱きすくめられてしまった。

『ドクンッ、ドクンッ!』

心臓が再び強く打つ。

(あれ?ドキドキしてる!?)

不可解な体の反応に狼狽する僕の耳元にラルフの息がかかった。

「やっ、あっ♡そこダメっ!」

(耳を舐められると力が抜けるよぉ♡)

熱くなった体が敏感に反応を始める。

(おかしい…村正使った後みたいになってる…)

動揺しつつ頭を捻っていると、ラルフの指が割れ目に軽く触れた。

「にゃんっ♡ダメぇっ♡」

たったそれだけで体は過敏に反応する。
そして、あっという間にくちゅくちゅと音がたち始めた。

「やぁんっ♡もうダメだよぉっ♡」

後ろから抱き締められたまま顔を上げさせられると次は唇を奪われる。ぐにゃぐにゃになった体はラルフに支えられていないと立っていられない。

「んっ!んっ…はぁ…はぁ、んんっ♡」

最初はついばむように始まったキスが、舌を絡めとられると獣のような激しくなった。

「はぁはぁ♡…ん…♡前からがいい♡」

僕は一度ラルフの腕から逃れると、向かい合わせになってラルフの首に手をまわした。

舌を絡め合いながら、ワンピースを脱がされる。さらにブラジャーをずらされると、乳首を潰すように摘ままれた。

「んっ♡はぁぁ♡♡」

僕の手がラルフのズボンの膨らみに誘導される。

(すごい…おっきくなってる…♡)

熱い膨らみに触れると割れ目の奥がキュンと締まった。

「んっ♡ちゅぱっ♡ねろ♡ねろ♡」

キスをしながらベルトを外そうとするけど、なかなか外れない。見かねたラルフが自分で外すと僕は手をパンツの中に入れて直に触る。

(あっ♡すごい♡♡あついっ♡ラルフのかたくなってるぅ♡♡)

二人で触りあいっこしていると、膝から力が抜けて立っていられなくなった。

「んはぁっ…らるふぅ、ベッド行こっ♡」

そう言ってラルフをベッドに寝転ばせると僕は伸ばした足の間に座り込む。

「んちゅっ♡んっ♡ちゅっ♡」

ラルフの肉棒に指を絡めて先っぽにキスをした。

「そうやっていると本当に猫みたいだな」

ラルフが笑った。

口から一度出して「もっと気持ちよくなってもらうにゃん」と言うと肉棒がビクンっと跳ねた。

「うふふ、ラルフ、これ好きにゃん?」

そう言うとまた跳ねる。

「ふふふ、あーん♡」

口を大きく開けて肉棒をくわえた。

『じゅぽ、じゅぽ、じゅぽ』

恥ずかしい音を出して口に肉棒を含んだまま顔を上下する。

ラルフをチラッと見ると僕の顔をじっと見ている。

(顔って言うより頭?耳?)

ラルフの新たな一面を見た気がしました。

「んにゃっ?」

手を離してニヤついていたら突然体を入れ換えられて、仰向けに寝かせられる。

「んにゃあああっ♡♡」

お尻に刺さった尻尾がグリグリと押されて思わず大きな声がでちゃった。

さらに太ももの間にラルフが顔を突っ込む。

「やっ♡あっ♡だめっ♡きもちいっ♡♡」

あれ?止まった。

「えっと…きもちいいにゃん?」

ラルフの目が僕にもっと続けるように促してくる。

「ラルフの舌がきもちいいにゃん♡もっと奥まで入れてにゃん♡♡」

再び舌が奥まで入ってきた。

「あっ♡あっ♡そこっ、きもちいっ♡にゃん♡♡」

頭をのけぞらせると髪の毛がさらさらと流れる。

「ダメっ♡そんなに舌を入れたらっ♡♡」

逃げようとするけど、ラルフの手ががっちり僕の腰を捕まえていて逃げられない。

ラルフの舌が割れ目の上、クリトリスに近づくのが体温で感じる。

(あああ、くるぅっ♡)

『ねろっ』

「ふあああああっ♡♡」

ガクガクっと体が震えた。

『ジュルジュル』

噴き出した僕の汁をラルフがしゃぶって飲み込む音がする。

「やぁんっ♡音がっ♡あんっ♡恥ずかしぃよぉっ♡」

(もう我慢できないよぉ♡♡)

「ねぇ、らるふぅ♡発情にゃんこのここにおっきいのいれてぇっ♡♡」

ラルフが僕の股間から顔を上げて固くなったオチンチンを割れ目に擦りつけた。

『ちゅく…ちゅく…』

散々体の奥を舐められて敏感になった割れ目が亀頭に擦られる度に背中を反らせて快感に耐える。

「ぁっ♡はぁぁぁあああっ♡♡」

僕はようやく快感を味わえる気持ちと、焦らされてもっと気持ちよくなりたいと思う気持ちの狭間で悶えた。

すぐに入れるのかと思ったラルフはさらに焦らすかのように割れ目を亀頭で擦る。

「あっ♡やぁっ♡ねっ、お願いっ♡焦らさないで…早くいれて欲しい…にゃん♡」

そう言いながら腰が早く入れて欲しくて動いちゃう。

(あっ♡きたぁ♡)

「んっ♡にゃっ♡しゅごいっ♡♡」

ゆっくりと入ってくるオチンチンの傘を体の内部が感じ取る。

(はぁ…ギチギチになっちゃってるよぉ♡♡)

「ごりごりあたってるっ♡そこっ、あっ♡そこ気持ちいいっ♡」

ラルフの視線を感じる。

「あっ♡あっ♡嬉しいっにゃんっ♡ぼくっ♡あっ♡おかしくなるにゃんっ♡ラルフっ♡にゃあっ♡あっ♡」

「にゃん」と言うたびにラルフの肉棒の大きさが増すような気がした。

「しょこばっかりされたらっ♡んにゃっ♡あっ♡でりゅっ、でちゃうぅぅ♡はあああぁぁっ♡♡」

ガクガクガクと震える僕の体。既に意識はほとんど消えかかっているのに、無意識にラルフのおちんちんを締めつける僕の膣肉。

そして、ギチギチに詰まったラルフの肉棒が勢いよく抜かれると、プシャアーっと愛液が噴き出した。

◇◇◇◇◇

翌日起きると既に太陽は高くて、隣にラルフが寝ていた。

(うぅ…腰が怠いよぉ。もう、ラルフが明け方まで攻めるから…でもラルフがこんなになるなんて珍しい)

僕は猫耳カチューシャと尻尾(いつの間にか外されてた)、それに下着類とワンピースをまとめて眺める。

(これは隠しとかないと。間違えても着ちゃダメだ)

それから腰をさすりつつお風呂に向かったのでした。

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