【昼休みに学院長室に行くこと】
髪をドナに結んでもらっている間も、枕元に置かれていた手紙が喉に刺さった魚の骨のように頭のどこかに引っ掛かっていた。
「できました。といっても、今日はお団子を後ろで作って髪を流しただけなんですけど…。キャロルさん、何かありました?」
「えっ、ううん。何もないよっ」
「それなら良いんですけど、今日は上の空っていうか、心ここにあらずっていうか…」
「えっ?そんなことないよっ!ごめんね、ちょっと昨日眠れなくてさ」
「それならいいんですが…」
その後、食堂では朝食も喉を通らず、みんなに注目されてしまった。
「アリスが、パン3個しか食べないなんて…」「サラダも大盛り一杯だけで、おかわりもしなかったよ」
「「やっと普通の人になったじゃんっ!良かった良かった!」」
…あまり心配されていなかった。
◇◇◇◇◇
そして昼休みになったんだけど、学院長室への僕の足取りは重い。
(あぁ、昨日のあれが夢じゃないってことは…今日こそは…)
(「主殿、何やらおかしなことになったのぉ」)
(「村正っ!もお!こんなんで僕大丈夫かな!?」)
(「大丈夫も何も…主殿があえて敵のど真ん中に入って行くことで、核心を突くことができるじゃろ?」)
(「虎穴に入らずんば虎子を得ず…かぁ…」)
「はぁぁ…」
深いため息をついてノックする。
『コンコン』
「はっ、入りなさい」
中から緊張気味の声がした。
「失礼します」
(…あれ?)
てっきり、昨日の仮面姿の男がいると思ってたけど、学院長しかいない。ホッとしたような、だけど、昨日のこともあって学院長と二人きりというのはかなり気まずい。
「キャロル君、昨夜は…その…すまなかった」
髪の毛のない頭の汗を拭きながら、学院長がチラチラとこちらを見ている。
「そっ、それでだね。今朝来てみると机の上にこんな手紙が置いてあったのだよ」
二通の封筒を出す。学院長殿と書かれた方は開けられていたが、もう一通にはアリス・キャロルと書かれていて、そちらは開いていなかった。
学院長から渡されて、僕は急いで封を切る。
【よく来たな。早速だが、パンツを脱いで学院長の顔に跨がったまま学院長をイカせろ。昼休みの間に学院長をイカせたら今日のゲームは終わりだ。イカせることができなければ…これ以上は書かなくても分かるだろう?】
「何て書いてあるんだ?私宛にはこれが来たんだが」
【アリス・キャロルに顔を跨がらせてイカされるまで彼女の股間を舐め続けること。】
(どうしよう…)
僕が見つめる先で、僕宛の手紙を読んだ学院長が呆然としていた。
◇◇◇◇◇
(ククク、うまくいっているようだな)
昨夜から続く会心の演技は役者顔負けの名演だった。
おかげで、目の前では制服姿の美しい少女が疑うこともなく俯いて悩んでいる。
(もうひと押しといったところか?)
「キャ、キャロル君っ!こんなことは止めよう。きっと他に方法があるはずだ!」
もちろん止められては困るのだが、予想通り、私の紳士的な発言に彼女は逆に決意を決めたようだ。
「学院長…あの…嫌だとは思うんですが、この手紙に従って下さい…」
(ブリジットが人質になっているのだ。従わざるを得まいよな)
「だが…従うということは…」
気遣う素振りを見せるとアリスは覚悟を決めたように、私の目の前でスカートの裾を持ち上げて、その中に手を入れた。
「あの…あまり見ないでください…」
「すっ!すまない!」
しかし、そんなアリスの姿を私は目にしっかりと焼きつける。
真っ白な太腿が上まで見える。
上目遣いに頬を染めて自らパンティを脱ぐ美少女。
(…すぐにでも犯したいが…今はまだその時ではない…)
「学院長…あの…ソファに横になっていただけますか?」
片足を上げてパンティを抜き取ったアリスが私うつむき加減でおずおずとお願いしてくる。
「あ…ああ」
だが、待ってましたとばかりにソファに寝転ぶ訳にもいかない。ソファを前にして逡巡する振りをしていると、アリスの方から背中に手を添えられて促された。
(ククク、もう少しの我慢だ)
このソファは私の体格に合わせた特注で、座面が広く作られている。
仰向けに寝転がると横目でアリスを見る。ブラウスにネクタイ、チェックのスカート。この学院の制服は王都の婦女子の間でも可愛いと評判なのだが、このスカートの下に何も隠すものがないのだと思うと股間に血が集まってきた。
「その…学院長…目を閉じてもらえますか?」
私がずっと見ていたからか、アリスは顔を真っ赤に染めている。
「あっ!そうだな…すまない」
目を閉じてしばらく待つとフワッと風を感じた。今、顔の上をアリスが跨いだのだろう。
(ククク、目を開いて見てもいいが、想像するというのも乙なものだな)
そして、次に私の頭の両脇が沈む。脳裏にアリスが膝をついて四つん這いになっている様子が目に浮かんだ。
(頃合いか?)
薄目を開けると想像通り、そこには目の前には何にも隠されていない割れ目があった。
(グフフ!これはたまらん)
魔術具で何度も見たアリスの隠れた部分が今、実際に目の前にあるのだ。
「学院長!目は絶対開かないでください!」
都合のいいことにアリスからは私の顔がスカートで隠れているようだ。
「あっ!ああ!もちろんだとも!」
(ククク、もちろんしっかり見せてもらうとも!)
アリスが少しずつその染みひとつない可愛らしい尻を下げてくる。
(ほほおっ!)
徐々にに近づいてくる割れ目の周囲は無毛症かと思われるほど、ほとんど毛が生えていない。そして、色素沈着のない真っ白な肌にはピンク色の割れ目がしっかり閉じていた。
(グフフ、さあ、まずはじっくりほぐしてやろう)
そして、ついに尻が顔に触れた。
「あっ!」
アリスの口から小さな声がした。
「いいかい?始めるよ」
「やっ!学院長っ!息がかかってる…♡」
私の顔の上で可愛い尻が震えている。私はそのきめ細やかな肌触りをしばらく味わうと、舌を伸ばした。
「やんっ♡学院長っ!急にっ、あっ♡ダメっ!」
まずは、割れ目を舌で広げて、その上に隠れたクリトリスを表に出す。そして、指で割れ目を開いたまま舌先でつつくようにして反応を見ることにした。
「あっ♡やっ、そこは敏感だからっ♡やあんっ♡」
最初は怯えた態度を見せていたが、アリスの様子からは嫌悪感や痛みなどは感じない。それどころか、太腿の力が抜けてきたのか、徐々に気持ちの良い重みが強くなる。
(ほほう、思いの外敏感なようだな)
私は様子見をやめて本格的にクリトリスに舌を這わせた。
「あっ♡学院長っ、そんなのされたら力が入りませんっ♡」
(グフフフフ、これでは私をイカせることなんて出来ないぞ)
先程からアリスは快感に喘いでばかりだ。
(そろそろ私も楽しませてもらうか)
「キャロル君、昼休みはあとどのくらい残っているかね?」
「そっ、そうだっ、んっ♡やっ、でもっ息がっ♡」
どうやらアリスは本当に忘れていたらしい。私の言葉に慌てて体勢を整えようとしているが、もちろんその間に何もしないなどということはあり得ない。
「あっ♡そんなぁっ♡ちょっと、ちょっとだけ待ってください♡」
アリスの悶える姿に私の股間はさらに膨らんだ。だが、アリスの方は私のように楽しんでいる余裕はない。
快感に邪魔されながらもなんとかしようと動き出した。
(時間内に精液を搾り取らんといかんのだからな)
「あんっ♡学院長…失礼しまっ…んんっ♡舐めちゃっ、んっ♡んっ♡」
腹の上に柔らかい重みを感じたかと思うと、ズボンのベルトが外され、続いて少し腰を浮かしてやるとパンツも下ろされる。
「ぁ…もぉ…こんなに…♡」
少女の声が震えている。こちらからは表情が見えないが、おそらく、そびえたった股間に驚き、怯えていることだろう。
(さあ、始めるんだ!)
私が心の中で命令すると、亀頭の先と、竿の根本に昨日も味わった細くたおやかな指が巻きついた。どうやら両手で扱くつもりのようだ。
「おっおお…」
思わず私の口からも声が出る。
「あんっ♡また息がっ♡」
息がかかってアリスがまた喘ぐ。いつのまにか割れ目が少し開いていて、濡れて光る粘膜がほんの少し見えた。
(ふむ、そろそろ本気を出すとするか)
『ネロ』
舌を割れ目に捩じ込む。
「やっあんっ♡舌がっ、あっそれっ♡だめですっ♡」
逃げようと浮かせかけた腰を抱き締めるようにして捕まえると、今度は大胆に唇を割れ目に押しつけた。
「あぁっ♡学院長っ!それ深いっ♡あっ♡そんな…んんっ♡舌を動かさないでっ♡」
舌の動きに合わせてピクピクと体が震えている。
(まだまだこれからだぞ…ふふ)
『ジュルジュル』
わざと音を出して羞恥心を煽ってやると効果はてきめんだった。
「ふあぁぁ♡吸わないでぇっ♡」
アリスは背中を反らした。
(ふむ、そろそろ私も気持ちよくしてもらおうか)
美少女の喘ぐ姿を堪能したところで、私は次へと進むことにした。
「いかんな…もう昼休みも半分過ぎてしまったのではなかろうか?」
そう言うと、アリスも手紙の内容を思い出したのか、慌てたように再び細い指が巻きついてきて上下に扱き始める。
「んんっ♡んっんっ♡んっ♡」
声を隠しているつもりでしっかり感じているのが分かるのも愛らしい。私が舌を抜き差しすると、それに反応するかのように手が上下するのだ。
『ブジュルジュル』
「ああぁぁ♡♡」
割れ目を食べるように口に含んで強く吸うと、堪えきれなくなったのかアリスが大きな声を出した。
「も…ぉ…だめぇ♡」
突然、息が吹き掛けられたかと思うと、亀頭の先が熱い粘膜に包まれる。
(おおっ!口でっ!)
『ネロ、ネロ…』
柔らかい舌の感触に思わず私の膝も伸びた。
(くっ!これはいかん!)
「んはあっ♡だめぇっ♡舐められないよぉっ♡んっんぐぅぐっ…」
『ぴちゃぴちゃ』
お互いの性器に顔を埋めて愛撫し合う。
『ピチャッ、ピチャッ』
「ああっ♡はぁっ、あっ♡そこっ、いいっ♡」
舌が膣内の壁に当たった時、これまで以上の反応があった。
(ここかっ!)
反応のあった場所を集中的に責めると、背中を反らしてアリスの体がびくびくっと痙攣した。
「んあっ♡学院長っ、ダメっ、イクっ♡イッちゃいますぅっ♡」
(イッたか。だが、まだまだこれからだ)
『じゅるじゅる』
「あっ♡だめっ♡おかしくなるっ♡学院長も早くぅっ♡」
手の動きが激しくなり、少女の唾液と先走り液が潤滑油になって、ジュコジュコと大きな音が鳴り響く。
「あっ♡だめっ、またぁっ♡やぁっ、イクっ♡イッちゃうっ♡」
(そろそろいいか)
時間を見るともうすぐ昼休みが終わりそうだ。
「キャロル君っ!私もイキそうだっ!出るっ!出るぞっ!」
こう言えば、昨夜顔に散々精子を浴びたのを思い出して口に含むに違いない。すると、予想通り亀頭の先が熱い粘膜に包まれる。
「むむむむむっ!!」
私も渾身の力で膣内を舌で擦りあげた。
「ふぁあっ♡むむぅっ♡んっ♡んんっ♡」
『チュウゥゥゥゥっっ!!』
そして、激しく吸われると同時に私も限界が来た。
「イクぞぉっ!!」
「んんんんっっっ♡」
『ビュビュビュッ!』
少女の口に精液を注ぎ込む。
「んんんんん!…んっ!むぐ!?んんっっっ!」
『コクン!コクン!』
喉を鳴らして少女が精液を飲み干していく。
(グハハハハハ!飲ませてやった!飲ませてやったぞ!)
◇◇◇◇◇
イクと同時に吐き出された精液を全て飲み干して、疲れ果てた僕は学院長の体の上でしばらく動けない。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
(…量も味も濃すぎる…うえぇぇ)
だけど、昨夜もそうだったけど、この匂いは嗅いでいるうちに体が熱くなってきてしまうから不思議だ。
「う…キャロル君…」
学院長の言葉で僕は自分の姿に思い当たって慌てて学院長の上から降りる。
「キャロル君…」
学院長の顔がベトベトに濡れている。
(あれって…僕の…)
かぁっと顔が赤くなる。
「あっ、あのっ!すみませんでした。じゃあ、僕行きますっ!」
『バタンっ!』
扉を閉めて、走って教室に戻る。
「あっ、アリスっ!もう…どこ行ってたの?」
サラが話しかけてきた。
「うっ!うん、ちょっと体調が悪くて…」
「えっ!大丈夫?」
サラが僕の額に手を当てる。
「本当だ!熱っぽいよ!保険室に行く?」
「ううん、多分大丈夫だから」
心配そうにサラの顔が覗き込んできた。
「無理しちゃダメだよ」
「ありがとう」
(なんとかバレずに済んだけど…僕大丈夫かなあ…)
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