「こ、ここで…ですか…?」
「い、いや、嫌なら私は別の場所ででもいいんだが…ここなら周りを気にすることもないから…」
ソファに座った僕に対して、テーブルを挟んで向かい側に座った学院長が申し訳なさそうな顔で「一回目はここでどうだろう?」と提案してきた。
(ここ…って、昨日の夜を思い出しちゃうよ…)
学院長は昨日の事をほとんど覚えていないみたいだし、単純に僕のことを心配して言ってくれているんだろう。
だけど、僕は昨夜この場所で、学院長の目と耳が塞がれているのを良いことに、その上で絶頂に達してしまったのだ。
(あぁ…)
昨夜のことを思い出したら体の奥から愛液がトロッと溢れ滲み出た。
(学院長は真面目に考えてくれてるのに僕だけこんな…まるで期待しているみたいに…)
「キャロル君…」
学院長がソファから立ち上がり、後ろに回ると背中から抱き締めてきた。
(あぁ…体が…こんなの駄目なのに…♥️)
ゾクゾクと背筋を上ってくる快感に僕は目を閉じる。
「出来るだけ気持ちよくするからな」
学院長の優しい声が聞こえた。
「はい…んっ、はうう♥️♥️」
返事をしようとしたら、耳にフッと息が吹きかけられて吐息の中に甘い声が混じってしまった。
「そうか、キャロル君はここが弱いんだね」
耳元で囁かれるとぞわぞわと鳥肌が立つ。
さらに露出した肩に学院長が唇を寄せてきた。
(はうっ…♥️)
ぞわぞわぞわっと鳥肌が立つ。
「ちょっ、待って、あっ♥️」
逃げ腰になった僕の脇腹を学院長の太い腕が抱えた。
「駄目だよ」
(これでもぅ逃げられない…)
ナメクジのように分厚い舌が後ろから首筋やうなじ、肩甲骨まで這い回る。
「やっ♥️はぅっ♥️ううっんっ…♥️♥️」
「ふっ、ふっ」
耳元で少し苦しそうな息遣いが耳元で聞こえたかと思うと、分厚い唇が首に吸いついた。
(はぁぁ♥️…それ以上は声が我慢できなくなるっ♥️♥️)
唇から逃れようと首を傾けたのは逆効果だった。
「ふっうぅん♥️♥️…はぅっんんんっ♥️♥️」
無防備な首を痛いくらいに強く吸われて、思わず大きな声が出てしまった。
「あっ、んんんっ♥️」
慌てて口元に手を当てたら、学院長の手が僕の手を掴んで下ろされる。
「キャロル君、気持ちよければ声を出していいんだよ」
学院長の囁きとともに耳の中に息が吹き込まれる。
「んあぁんっ♥️学院長っ、耳元で囁かれるとっ♥️♥️」
「囁かれると?」
『んちゅ』
学院長は分かっているはずなのにわざとらしく言いながら舌を耳の中に入れてきた。
「んんんんんっ♥️♥️だめっ、ですぅ♥️♥️」
「キャロル君は本当に感度がいいね」
「ひゃんっ♥️やっ♥️あぁ♥️」
舌が耳の中を這い回る感触と一緒に息が吹き込まれて頭がのけぞる。
『トサ…』
そして、そのままも僕は後ろの学院に長たれ掛かった。
「そうだ、力を抜くんだ」
首筋を舐めるのを止めることはなく、学院長の手が脇腹から上に上がってきて、セーターの上から胸に触れた。
「ん…♥️」
セーターの内側ではブラジャーの先から出た乳首は既に固く尖っていて、擦れたことで痺れるような快感が広がる。
(擦れちゃって…♥️おかしくなるっ♥️♥️…あぁっ♥️♥️)
僕の手は自然に後ろへ伸びて、学院長の頭をかき抱いた。やめさせたいのか、もっとして欲しいのか、自分でもよくわからない。
(あぁ…濡れちゃうよぉ♥️♥️)
「キャロル君…ほら…乳首がセーターを押し上げているよ」
そう言われて見下ろすと、キュッと引っ張られたセーターの生地の上にポチっと乳首が浮き上がっていた。
「んんっ♥️そんなことっ、したらぁっ♥️♥️だめっ♥️擦れちゃうっ♥️♥️」
(ああっ、恥ずかしい…♥️♥️でも、どんどん溢れちゃうよぉ♥️♥️)
「はんっ♥️んっ♥️んあっ♥️」
僕は快感に操られるままに、まるでもっとして欲しいとおねだりをするかのように学院長の頭を撫でた。
「たまらないんだろう?いいんだよ、気持ちよくなってくれて」
ゆるゆるのサマーセーターの袖口から学院長の手が入ってきた。
「んん…♥️♥️」
学院長の手で二の腕が撫でられ、ブラジャーに包まれた胸に到達する。
(直接なんて…もぉ♥️♥️)
しばらくブラジャーの周りを撫で回したあと、おもむろに両胸が大きな手に包まれた。薄く、柔らかい生地のせいで、学院長の手の動きがダイレクトに伝わってくる。
「はぁぁっ♥️♥️…んっ♥️んんっ…♥️」
さらに、露出した乳首を牛の乳絞りをするように押し潰された。
「きゃうんっ♥️そこっ…やああん♥️♥️」
◇◇◇
「はぁ、はぁはぁはぁ…♥️」
胸を散々弄ばれた僕は荒い息を整えることもできずソファに座っていた。
(こんなに感じるなんて…おかしい…)
「キャロル君っ!」
「んっ、あっ♥️ふんんんっ♥️♥️」
いつの間に隣に来たのか、僕は学院長に抱きしめられてキスをされた。そしてそのままソファに押し倒される。
仰向けに寝そべった僕の上に四つん這いのような姿勢で学院長が覆い被さってきた。
スカート越しに熱いものが押し当てられる。
(すごく硬い…それに熱い…♥️)
さらに学院長が押しつけてくると、肉棒の熱に浮かされて、僕の手がフラフラと学院長の股間に向かいそうになった。
(だめだよ…僕の方から触ったら…学院長に期待してると思われちゃう…)
「あっ…♥️」
だけど戻そうとした手は、学院長の大きな手に掴まれてそのまま股間に導かれた。
「さあ、キャロル君、触ってくれ!」
「あっ、すごいっ…♥️♥️」
思わずそう言ってしまうほどの硬さと大きさだった。
(昨日よりも大きいかも…どうして?)
寝そべったまま両手でさするようにズボンの上から撫で回す。
「おお…キャロル君…すごくいい!もっと強く頼む!」
(学院長が触るように言うから…♥️)
学院長のうっとりした顔を見て、さらに形を確かめるように触っているとズボンの布に肉棒の形がはっきりと分かるほどになった。
(すごく大きい♥️こんなのって…♥️)
ベルトの近くまで張り出したあまりの大きさに僕が動揺していると、学院長が荒い息で起き上がって素早くズボンとパンツを脱ぎ捨てると僕の胸の上にまたがってきた。
「ああ…直接…直接頼む」
顔の前に差し出された肉棒は昨夜見た以上に、逞しく、血管が巻きついてまるで魔物のようだ。
「さ…頼むよ」
「は…はい…」
僕の口元に肉棒の先が突きつけられた。亀頭の先の割れ目がパクパクと呼吸をするように蠢く。
(す…すごい♥️)
「ひゃっ…♥️」
トロッと顔に粘液が落ちてネットリと頬を伝い落ちた。
(…こんなの初めて見たかも…)
目の前に『凶悪』という言葉がピッタリな肉棒が揺れている。昨夜と比べてもさらに大きく感じる。
「はぁ…はぁ…♥️」
視線を学院長に向けると僕の顔をジッと見つめていた。
(触れってことだよね?…学院長からお願いされたんだから…だから…♥️)
『コンコン』
僕の手がゆらゆらと揺れる肉棒の頭に触ろうとしたまさにその時、ノックの音が部屋に響いた。
「学院長?…おられますか?」
(エっ、エヴァさんだ…)
学院長も慌てて跳ね起きると、ズボンとパンツを拾いあげて、ソファの裏に僕を押し倒す。
「入りますよ。失礼いたします」
『ガチャ』
学院長が僕の上に覆い被さったまさにそのタイミングで扉の開く音がした。
「学院長?…あら?おかしいわね、今日はここにおられると聞いていたのに…」
僕らは見つめ合ったまま息を殺してエヴァさんが部屋から出ていくのを待つ。
「ふう、ふう…」
学院長は僕に体重をかけないよう肘で体を支えてくれているけど、息が荒い。あまり長くはもたないのかもしれない。
(エヴァさん、早く出て行ってよぉ)
そう思う僕の顔に学院長の息がかかる。
(なんだか甘い匂い…ずっと嗅いでいたいような…)
「おかしいわねぇ。少しここで待とうかしら?」
『ギシ』
僕らの隠れているソファにエヴァさんが座ったようだ。
「ふう…はあ…キャロル君…」
ソファを見ていた視線を学院長に向けると、力が尽きてきたのか、かなり顔が接近していた。
『はあ…、はあ…』
至近距離で学院長の息がかかる。
(ん…なんでかな…ぼぉっとしてきた…)
学院長の手が僕の手に触れた。
(学院長の指、ちょっと冷たくて気持ちいい…)
気が付くと指を絡ませ合っていた。
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