「ほんとにこれ着るの?」
洗面所のドアの隙間から美紗の声が聞こえた。
「頼むっ」
(準備した甲斐があったぜ)
◇◇◇
マンションに帰ると、ドアを閉めるのももどかしく、俺達はキスをしながらお互いコートを脱がせ合う。
(そうだっ)
俺は不意に体を離した。すると続きを期待するように潤んだ瞳が俺を見あげてきた。
(くうっ、このままヤりたい…が)
「美紗に頼みがあるんだ」
「?」
それから、俺の渡した服を持って美紗は洗面所に入った。
(着てくれるよな…)
少しすると、中から戸惑う声が聞こえてくる。
「ほんとにこれ着るの?」
「頼むっ」
俺はワクワクしながら美紗が出てくるのを待つ。
『カチャ』
静かにドアが開いて、少し顔を赤らめた美紗が体を両手で隠すようにして出てきた。
「おおっ」
美紗が着ているのは赤いコーデュロイっぽい生地のワンピースで、裾や胸元には白いファーがあしらわれている。
さらにそのワンピースはチューブトップのミニで露出が半端ない。太腿などほとんど隠れていないほどで少しかがんだら尻が見えそうだ。
裸足で真っ白な太腿を惜しげもなく見せて歩いて近づいてきた。
当然美紗は恥ずかしそうに、手で裾を押さえて前屈みになっている。
しかし、裾を引っ張った分だけ胸元が下がり、前屈みになっているので胸の谷間どころかブラジャーに包まれた丸い乳房まで見える。
「もっと近くで見せてくれよ」
サンタの帽子を手で押さえて美紗がベッドに座る俺の前に渋々立った。
「ちょっと、こんなの恥ずかしいよ」
頬をほんのり染めて、内股で太腿を擦り合わせる姿がたまらない。
(いい…買って良かった)
俺がニヤニヤと見つめ続けるものだから、火照った顔はますます赤みを帯びる。
「やっぱり無理っ、着替えるっ」
そしてついに美紗が宣言して洗面所に戻ろうとする、俺はその腕を掴んだ。
「いやいやいや。今日はそのままでっ、なっ、なっ、頼むっ」
美紗の手を引っ張ると必死に宥めた。
「えぇぇ。だってこれ凄く恥ずかしいし、それに、こんな格好だと寒いから…あれ?」
美紗はエアコンを見て、それから俺を見た。
俺はしめしめと笑う。
寒いだろうと思って美紗が着替え始めてすぐに暖房を強くしていたのだ。おかげで冬なのに少し汗ばむほどだ。
当然俺もジャージに半袖のTシャツに着替えていた。
「…そんな、気まで使って…。変態なんだからっ、もぅっ」
美紗が「はぁ」とため息をついたものの、諦めたように俺の膝に座ってきた。唇を尖らせて拗ねて見せる。
「可愛いぜ。そんな顔されたらたまらなくなる」
そう言って俺は美紗のあごを持ち上げるとその尖らせた唇を奪った。
「あ…んっ、チュッ」
すると、美紗も嫌がる素振りも見せず、目を閉じて腕を俺の首に回してくる。
しばらくの間美紗の唇を味わう。美紗の体からは甘い匂いが漂ってきて、それだけでチンコが反応した。
(ヤバい…こんなの我慢できねえぞ)
お互いの体を探りあいながらのキスは激しさを増す。
だが、先に我慢の限界がきたのは美紗の方だった。
「んっ、琢磨…私、我慢できない…」
そう言うと勢いよく美紗が俺にのし掛かってきた。ベッドに仰向けに倒れた俺の股間の上に座る。
美紗がクネクネと腰を動かすもんだから、俺の股間がパンツの中で擦れて、痛いほど勃起する。当然美紗は分かっているはずだ。
「美紗も我慢してたのか?」
「うん…だって、全然してなかったから…それに…大学で…あんな…」
そう囁きながら俺のTシャツをたくしあげて、裾から手を入れてきた。固い腹筋の上を美紗の柔らかい掌が這い回った。
俺は心地よい感触に目を細めた。
「うっ…あんな?」
「…濃いの飲んだら…」
美紗が恥ずかしさを隠すためか俺の乳首を摘まむ。
「くっ…飲んだら?なあ、濃い精液を飲んでどうしたんだ?」
「…もうっ、やっぱり変態っ。恥ずかしいこと言わさないでよっ」
何かが吹っ切れたように美紗が俺のTシャツを引っぱり上げた。
「興奮しちゃったのっ、私、琢磨が欲しいのっ」
そしてガバッと俺の胸に倒れこんできたかと思うと乳首が強く吸われる。
「チュッ、ん…、はぁ、すごい…」
美紗は発情したように舌を出して俺の上半身を舐めまわした。
乳首から鎖骨へ、首筋から耳元に熱い息を吐く。それから、再び乳首に戻って、そこから腹筋、へそを舌でつついた後、伸ばした俺の足の間に座る。
ズボンを脱がそうとする美紗に協力して俺も寝転がったまま腰を浮かせると、ズボンと一緒にパンツまで脱がされた。
「ふぁ…」
美紗が顔の前でそそりたったチンコに溜め息をつく。その瞳は欲情して潤んでいた。
「なあ。美紗、舐め合いっこしようぜ」
「さあ、尻をこっちに向けて」俺の提案に「うん…」と夢見心地で答えた美紗は体を反転して座り直すと、俺に跨がるためにミニスカートの腰をあげた。
(おおっ)
俺の目の前には赤いTバックのパンティがしっかり見える。
「ちゃんと下着も換えてくれたんだな」
「あっ、見ちゃダメっ」
美紗が手を後ろにまわしてスカートの裾を引っ張るが、両足を開いているので隠れきらない。
「これからもっとエッチな事すんだぜ?」
「うぅ…」
美紗はスカートから手を離すと今度はチンコがギュッと掴まれた。そして激しく擦られる。普段より激しいのは恥ずかしさを隠すためか。
「さあ、尻をこっちに突き出してくれ」
美紗はためらいがちにTバックの尻を差し出してくる。恥ずかしさに比例して興奮が増すのか、すぐに荒い息でチンコにむしゃぶりついてきた。
熱い口の粘膜の感触を味わいつつ目の前で揺れる尻を眺める。
真っ白な尻に真っ赤なレースの紐がピッタリと張り付き、尻の谷間に食い込んでいる。Tバックの細い紐は尻の穴を辛うじて隠し、前の部分もマン筋がはっきりと分かる。
「ほら、もっと尻を突きだして」
俺がそう言うと美紗はわずかに頷いて、背中を反らしてさらに尻を俺の顔の近くに寄せてきた。
顔を尻の谷間にくっつけて尻の匂いを一杯に吸い込んで堪能していると、美紗の体臭が濃くなる。
ふと見れば愛液が沁み出してマン筋辺りの色が変わっていた。だが俺は狙いを尻の穴に向け、紐をずらす。
「んっ、ぷはっ、やっ、だめだよっ」
空気に晒された事で俺の意図を察したのか、美紗はチンコを口から出して嫌々するように尻を振った。
「…はぁ、はぁ、琢磨…そこは…」
逃げようとする尻を掴んで俺は尻の穴に口をつける。
「あっ、ダメっ汚いっ、やめてっ」
恥ずかしがって逃げようとする美紗だったが、舌で菊門をつついてやると動きが止まる。
「あっ、汚いっ、あっ、やだぁっ」
丁寧に尻の皺を舌でなぞっていくと、美紗の嫌がる声が止まり、再びチンコが熱い粘膜に包まれた。
(ふーん、俺を先にイカせるつもりか)
ふと見るとマン筋は完全に色が変わっていた。
「美紗はお尻を攻められて濡らしてるんだな」
「んぐ…ンチュ…」
返事の代わりに口の動きが激しくなる。
(くうっ、イキそうだ)
俺も負けるわけにはいかない。割れ目に指を伸ばしてマン筋の上、クリトリスを見つけた。
「んはぁっ、あっ、そこはっ」
クリトリスをつつきながら舌は尻の穴を攻める。
「あっ、やっ、だめっ、あっ」
しゃぶっている余裕がなくなったのか、美紗は手で激しくチンコを擦る。
『チュクチュクチュクチュク』
美紗の唾で濡れたチンコからイヤらしい音が響く。
「あっ、だめっ、だめぇ、あっ、ああっ」
(イカせてやる)
俺はターゲットを菊門からマンコに切り替え、クリトリスを摘まんだ。
「あっ、ダメっ」
ビクンッビクンッと美紗が二度ほど痙攣する。
割れ目の周囲の色がジワッと変わった。
「大洪水だな。今、イッたんだろ?」
力が抜けたように荒い息のままチンコを握る美紗が頷いた。
「なあ、指とチンコ、どっちが欲しい?」
俺は分かりきった質問をする。
「チン…コが欲しい」
美紗は息も絶え絶えで答えた。
「美紗が自分で入れるとこが見たいな」
「いじわるぅぅ」
言えば俺が入れてくれると思っていたのか、まさか騎乗位で挿入するとは思っていなかったのだろう。
「こっち向いて入れてくれよ」
美紗が俺に背中を向けたまま腰をあげたのを見て俺はさらにお願いする。
「やだっ、恥ずかしいんだよ?」
「だけど美紗の顔を見て愛し合いたいんだ」
恥ずかしがる美紗も、そう言われると弱いのか、俺の方を向いてチンコを手で調節する。それからTバックの紐をずらすとヌルヌルの割れ目から愛液が糸を引いた。
「見ないで…」
そう言いながら亀頭の先を割れ目に合わせる。
「ぁ…」
ぐっと体重が掛かると、チュプっと亀頭の先が熱いマンコに包まれた。
「ああ、久しぶりだ…やっぱり美紗の膣中は最高だ」
だが、それ以上は入ってこない。
焦らしているのかと思ったが違うようだ。
(あれだけ濡れてたんだからマンコはとろとろに柔らかくなってるはず)
「あっ、はあっ、ふうっ、ふうっ」
真っ赤な顔で美紗が息を吐く。それからゆっくりと腰を下ろした。
「今日のっ、はうっ、琢磨っ、すごっいぃ、からぁ」
どうやら覚悟を決めるために時間が必要だったらしい。
「んっ、くうぅぅぅ、ふとっいぃぃっ」
自分では気づかないが美紗の様子からかなり大きいようだ。
「そんなに違うのか?」
「く…んっ、ちがうよぉ…中が一杯で…んあぁっ、動いちゃダメぇ」
ほんの少しの動きで美紗が悶えた。
「美紗の締まりもヤベェ」
俺は俺で美紗のキツいマンコの締まりにすぐにでもイキそうだ。
美紗が出し入れするとチンコがもっていかれそうになる。
「おおっ、キツいぜ」
「んはあぁぁっ、らめっ、動いちゃっ、あっ、しゅごいっ、くるしいよぉぉっ」
美紗の腰を掴んで強引に動かすとグチュグチュと粘液のかきまざるような音がする。
「やらっ、しゅごいぃぃっ、なにこれっ、たくまぁっ」
美紗は体を起こしていられなくなり、俺の方に倒れ込んできた。
『きゅうぅぅぅっ』とチンコが締め付けられている。
「ああ、ダメだっ、動くぞっ」
ギュッとしがみついてくる美紗を抱き締めて膝を立てると、俺は腰を振る。
『パンッパンッパンッパンッ』
下から突き上げる。
「あうっ、んくっ、ふっ、あっ、あぁぁっ、イクよっ、やっ、イクっ、イクイクイク、あっ…」
ガクガクと痙攣して絶頂を叫んでいた美紗の体が最後の「あっ」と言う声とともに糸が切れるように弛緩した。
『キュキュキュキュキュ』
弛緩した体の中で唯一膣だけがまるで意思を持っているかのごとく俺のチンコを締め上げる。
だが、ガチガチになったチンコは暴発寸前で持ちこたえる。
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