クリューソスの美少女コンテスト三日目は特技披露。このコンテストは都市国家中から我こそは、という少女たちが集まってくる。そして、商人たちも支援を惜しまないため、出場者の技術は非常に高い。
今、出演している前回優勝者のデルフィネ嬢ももちろんそこらの歌手では太刀打ちできないほどの美声で会場を魅了していた。
(うーん、さすがはディーちゃんだけど…まあ、前回と同じ歌で勝負は悪手でありますねえ)
自分の推すセシリアは我儘で自己中だが、これなら勝てているだろう。
セシリアは二つ前に披露したばかりだが、そこで明らかに会場の空気が変わったのを誰もが実感したはずだ。
(あそこまで空気を変えたんだから、今日の一番は今のところ、まあ、セシリアたん一択でありますな)
男はドュフフフと笑って周りを見る。『セシリアL♥VE』と書かれたTシャツを着た自分と同じような小太りの男達。
(多めに雇っておいたのは、正解でしたな)
もちろん本物のファンもいるが、彼らは空気を変えるのに一役買ってくれた。
「さあ、エントリーナンバー12番アオイ嬢です!!初日こそダークホースでしたが、この2日間でプロマイドの売り上げは現在一位!!一気に優勝候補の一角に名乗りを上げました!!また、彼女の人気上昇とともにその衣装にも熱い視線が注がれています!!」
しかし、安心はできない。明らかに今日一番のどよめきが会場を包む。その熱はセシリアの時と同等かそれ以上。もちろん葵は策を弄することなくこれである。
(アタタタ、アオイたんさえいなければセシリアたんの優勝間違いなしであったのでありますが)
男はすっと会場の後ろへ移動する。そこには葵の文字が書かれた横断幕。
その周りの男達が、アオイ嬢の登場とともにまるで事前に練習してきたかのように息を合わせて「アッ、オッ、イッ、アッ、オッ、イッ」とコール。
男もおもむろにTシャツを脱ぐ。そこには「葵L♥VE」の文字。
「「「「アッ、オッ、イッ、アッ、オッ、イッ」」」」
(この一体感、最高でありますよ~♪)
男は昨日の水着審査で葵ファンになっていたのであった。
★★★★★
「あー、その、今日の相手なんだが…」
毎晩会うせいで、もはや顔なじみと言っていいかもしれない。その商人風の男が微妙な顔をしていた。
「相手について教えてくれるのって初めてじゃない?」
「いや、普通は言わないんだよ。誰に聞かれるかもわからねえし。ただなあ…うーん…」
なんかそういう態度をとられるとすごく不安になってくる。
「体を傷つけるようなことは絶対にないから安心してくれ。ただ、多分かなりびっくりするだろうが、諦めて相手に付き合ってやってくれ」
(諦めて?付き合ってやる?)
「ちょっと何言ってるか分かんないんだけど…」
行けば分かると言われて僕が着いたのは、初日の落ち着いた歴史あるホテルでもなく、二日目の高級で贅沢なホテルでもなく、なんだか…
「いかがわしいね…」
宮殿のような外装なんだけど、妙に安っぽく見える。ところどころにピンク色が挟まれているのも怪しい。
「このホテルは客以外は部屋の前まで行けないんでな。部屋番号だけ教えるからここからは自分で行ってくれ」
外で商人風の男と別れた僕は、言われた部屋に向かった。
『ガチャ』
開かれた扉の中で待っていたのは…
「オーク?」
正確にはオークの偽物だった。
オークにしては小さいけど、腰布にこん棒。顔は鼻だけブタ鼻、あとはほぼ人のまま。
そもそも本当のオークはもっと大きく筋肉質だったりする。こちらはスベスベの白いお肌にお腹がでっぷりしていて筋肉とかないし。鏡で鼻の位置をチェックしてるし。
でも、だいたいみんなが想像するテンプレなオークがいた。
(なんでオーク?)
「ドュフフフ、アオイたん待っておりましたぞ」
(人の言葉を話しているからやっぱり人間…だよね?)
「ささっ、今日の衣装に着替えるであります」
(話し方が変なのはオーク族…だから?)
なんだかよく分からないけど、言われた通りに特技披露の時の衣装に着替えようとして、僕はようやく部屋自体もおかしいことに気がついた。
壁は薄汚れた木の板と土で出来ていて、ところどころ剝がれている。僕の傍の壁に斧やショートソードがかかっていてギョッとしたけど、よく見たら刃は潰してあるみたいだった。
足かせや手かせも並んでいて、以前依頼で行ったオークに占拠された村の家を彷彿とさせる。
ベッドだけはキレイなシーツで妙に大きい。
(お金持ちの人なのに…なんでこんな部屋にしたんだろ?)
でも、考えていても視界ので、さっさと着替えることに。
今日の衣装は上は水着にパッと見は似ているけど、厚い白の生地に細かい金色の糸で刺繍された肩紐のないブラと、ほぼ意味はないけどキラキラと光る素材のスケスケのシャツ。下は太腿までスリットの入ったサテン生地の赤いロングスカート。
その時、せかせかと近づいてきたオーク(?)が、僕の肩を掴んだ。
「剣を忘れてるでありますよ~」
「あっ、すみません」
(いきなり始まるのかと思った~)
ホッとしていると、目の前に紙が出される。
「アオイ嬢にはまずそれを読んで欲しいのであります」
「え?あっ、はい。ええ~っと…『アオイ嬢:私を捕えてどうするつもりだ』『オーク:オークが捕らえたオンナをどうするかなど分かっているであろうブヒ』…??」
顔を上げると満面の笑みでこちらを見ているオーク。
「何これ?」
★★★★★
私は、魔物に占拠された村に単身潜入した女騎士。この村を占拠している魔物とはオークの一団だ。
オークは色気に弱いため、踊り子の格好で潜入していたのだが、ミスをして捕らえられてしまった。
「くっ、騎士の私がこのような下賤な魔物に捕まってしまうとは…」
枷を外そうと手を動かしても、天井と繋がった鎖がガシャガシャと音をたてるだけだ。
その時、ギィッと音を立てて粗末な扉が開いた。
「ドュフフフ、元気が有り余っているようブヒな、女騎士よ!!」
一匹のオークがニタニタと笑いながら近づいてきた。手には一本の木の棒を持っている。
「私を捕えてどうするつもりだ!?」
「オークが捕らえたオンナをどうするかなど分かっているであろうブヒ♪」
オーク特有の濁った眼が欲情でギラギラと光っている。
「しかもこんなにいいオンナに種付けできるとは、僕チ、っとゴホンゴホン、俺はツイている…ブヒ」
オークは持っていた棒の先をスカートのスリットから差し込んできた。
「おっと、下手に動くなブヒよ、そのキレイな肌を傷つけてしまうブヒからな」
木の棒は先が丸くなっており、つつーッと太腿の内側がなぞられる。
「ぅっ…くっ!!私が囚われていることを知れば、騎士団が雪崩れ込んでくるぞ!!」
騎士団は大人数なので、先遣隊としてここに来たのは私を含めて5名。
だが、私が捕まるときに、なんとか合図を出すことが出来たため、今頃4人が騎士団本部に向かっているはずだ。
(数日耐えれば、私の勝ちだ)
だが、そんな私にオークがニタアと笑った。
「ドュフフフ、必死ブヒねえ。しかし、お仲間の騎士団なら助けには来ないブヒ」
「えっ!?」
床に金属音とともに転がったのは、「騎士団証」首から下げるタグだった。
「ちょろちょろして目障りだったブヒ、すぐに死んだブヒ」
その言葉に私の目の前が真っ赤に染まり、怒りに震える。
「キサマァ!!」
腕を振り下ろそうとして鎖が大きな音をたてた。
「怖い怖い…ブヒブヒ。だけどそんなこと言ってていいブヒか?」
オークの言葉に、今の自分の状態を思い出した。
「ドュフフフ、怖がらなくても大丈夫ブヒ。お前には俺の子を産む仕事があるブヒからな」
「……」
「ん~?今度はだんまりブヒか?つまらんブヒねえ」
オークの持つ棒が私の胸をグリグリと押してくる。
「……………せ」
「ん?」
「殺せ、私を殺せ!!」
オークが心底嬉しそうに私を見る。
「ドュフフフ、最高…ブヒ!!気に入ったブヒ!!これを飲んで俺の攻めに堪えられたら逃がしてやってもいいブヒよ」
信じるに足る相手ではないのは百も承知であったが、私はその条件を飲むしかなかった。
「まずはこれを飲むブヒ」
私はあごを固定されて、何か液体が飲まされた。
「うっ、ぐっ、何だこれは!?何を飲ませた?」
口から喉を通り、胃の中まで熱くなる。さらに、全身に熱が広がっていくのが分かる。
『ドクン!!』心臓の鼓動が強く打つ。
「ほんの少し気持ちよくなるお薬ブヒ♪」
オークは私の後ろに回り込んだ。
「例えば、こうしたらどうブヒ?」
上に着ていた薄いシャツを脱がされて、さらにチューブトップのブラの上から胸が揉まれる。
「あっ♡」
私は思わず出てしまった声を急いで止めようとしたが。
「今更遅いブヒ♪なかなかいい声で啼くブヒね♪それになかなかの重量感ブヒ。個人的にはチッパイ幼女が好みでありますが…」
下からすくい上げるように持ち上げた胸の柔らかさを確かめるようにさわさわと揉まれて、ビクッと私の身体が震えた。
さらにブラに擦れて、乳首が硬く尖っていくのが分かってしまう。
「やっ、やめろ!!」
「ドュフフフ、隠そうとしても無駄ブヒ!!」
「それ以上んあっ♡」
乳首が握りつぶされて声が出てしまう。
「騎士のくせにこんなに成長してるのはどうブヒ?やはりチッパイこそが正義…思わず心の声が漏れてしまった、ブヒ。ドュフフフ、では、まずはここだけで気持ち良くなってもらうブヒ♪」
妙にすべすべして汗ばんだ手がブラの内側に強引に入ってくる。
ぞわぞわするのは単に気持ち悪いわけではなく、体がこの後どうなるか分かっているから。
「んっ♡ふっ♡」
「なかなかいい感じになってきたブヒね♪」
胸を揉みながら指だけ乳首を挟んで擦る。
「んっ♡あっ♡擦るなぁっ♡」
「どこのことでブヒ?ちゃんと言えたらご褒美ブヒ」
指が乳輪をなぞるとゾクゾクとじれったいような気持ちになり、先端が擦られると快感に痺れてしまう。
「あっ、ち…ち…」
乳首を擦っていた手が離れて優しく胸全体が揉まれる。
(気持ちいい…気持ちいいけど…)
じわっとした快感も気持ちいいけど、乳首を擦られる時の痛いくらいの快感を知ってしまった体は満足できない。
「とっとと言うでありまブヒ!!」
「乳首!!擦られるとおかしくなってしまう!!」
「ドュフフフ、よく言ったブヒ」
オークが私の前にまわると、ブラを一気に押し下げて、胸に顔を押しつける。
口から出るじめッとした温い息が胸に触れる。
「ちゃんと言ったのに…ご褒美って♡」
「だからご褒美に口で気持ちよくしてあげるブヒ」
乳首と乳輪に熱いものが近づくのが分かる。
「あーん♪」
「あうっっっっ♡♡♡♡」
口の中で舌が転がしてくる。
「ジュルジュル…レロレロレロ」
「あっ♡んっ♡はぅっ♡だめっ♡舐めるのだめっ♡」
指とは違った柔らかいが、芯のある粘膜に包まれ、吸われ、体がガクガクッと痙攣した。
(これ、だめぇっ♡イッちゃう♡こんなオークに犯されてイッちゃうぅ♡)
「ドュフフフ、これでイってしまうでありブッヒ♪」
「んあああっ♡♡♡♡♡くんっんんんっ♡♡♡♡♡」
乳首が甘噛みされて私はそのまま体から力が抜けた。
「ふう、思った以上に敏感ブヒねえ。この先耐えられるブヒ?」
手放していた棒を持ち直したオークが、棒の中央あたりをクルっと回すと、二本に分かれた。
「ぁ…♡♡」
オークが持っている棒の片方の先。そこはまるで男のモノのような形をしていた。
「ごくり…」
「ドュフフフ、分かってるブヒ、もう垂れてきているブヒ?」
オークの言う通り私の太腿の内側には既に何筋も愛液が垂れてきていた。
「まずはほぐしてあげないといけないブヒ」
ロングスカートのスリットが開かれて、ショーツが露になる。
「こんなエッチなパンティーで剣舞をしていたブヒか…?エロいブヒねえ」
ショーツもブラと同じ素材、刺繍が施されていて、サイドを紐で結ぶタイプだった。
「やっ♡そんなこと…」
「もし、見られていたら、優勝間違いなしだったブヒよ~♪」
自分は女騎士役をしていたのに、素の自分に戻ってしまって恥ずかしさで顔が熱くなる。
「おっと、これはルール違反だったブヒ…ロールプレイに集中するブヒ」
あっさり元の設定に戻るオーク。
だけど、僕はすぐには女騎士役に戻れない。素の反応で感じてしまう。
「あっ♡やあっ♡指入ってくるぅ♡だめっ、グチュグチュしちゃだめ♡」
「ドュフフフ、思った以上にトロマンになっていたブヒ♪これなら簡単に入りそうブヒ♪」
下を見ると、木の棒が近づいてくる。
(おっきぃ…こんなの入るの…♡)
「大丈夫ブヒ。この木は媚薬成分を持った魔物で出来ているブヒ。あっという間に何も考えられなくなるブヒ」
入口が擦られると、これから味わうであろう快感にゾクリと心が震えた。
「んっ♡だめっ♡これっ♡」
「オークの媚薬で気持ちよくされる女騎士気分が味わえるブヒ♪それブヒ!!」
「あっ♡♡入ってきたぁっ♡おっきいのが入ってきてるぅ♡あっ、ゴシゴシしちゃらめぇ♡」
ツルツルの木の棒だったはずなのに、なぜか、引っ掛かりがある。
(なにこれぇ♡♡中で動いてるぅ!?)
「そうそう、言い忘れてたブヒが、この魔物は死んだ後も愛液を浴びると活性化して一番気持いいところを見つけ出すらしいブヒ」
ズンッと突かれて「んはああっ♡♡♡♡♡」と絶頂に達した僕に、さらに絶望的な言葉が。
「一定量の愛液を吸ったら、自ら愛液を吸収しようとするらしい「んあああああっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡」
オークが言い終わる前に、体の奥が直接吸われた。初めての快感に目の前がスパークする。
(こんなおく吸われてっ♡気持ちよくなっちゃうなんてぇっ♡)
「もうイキまくりブヒね♪そろそろ聞くブヒ」
「あっ♡」ビクンっ「んあっ♡」ビクビクっ「イッ」ビクッビクッ
「オークの子種で孕みたいブヒか?」
気持ち良くなって愛液が溢れ出し、棒に吸われてまた気持ちよくなって愛液が溢れて、延々とイキっぱなしになる僕。
「はらみますぅっ♡わたしのおまんこのなかでいっぱい出してぇ♡♡ドッピュンドッピュンしてぇ♡♡」
こうして台本にあった僕のクッコロ物語は幕を閉じた。
★★★★★
『バチュンッ、バチュンッ』
「んああああっ♡♡♡」
「どうブヒ?じゃなくてどうでありますか?」
「すごいぃぃ♡もっと奥までズボズボしてぇっ♡♡♡」
両手と首が一緒に囚われる枷をつけられた僕は、四つん這いで男に犯されていた。
「んあっ♡♡オークチンポしゅごいっ♡きもちいいっ♡」
「そろそろイクであります!!」
「早くきてぇっ♡いっぱいいっぱい出して♡葵のマンコをオーク子種ではらませてぇっ♡」
「うっ!!」
体の奥の部屋がネットリした粘液でいっぱいになってるのが分かる。それから枷が外された。
「はあ、はあ、アオイ嬢!!ちょっと休憩…「らめぇ♡オークチンポもっとちょうらい?」
小首をかしげる僕に男は「それは反則でありますよぉ」と言いつつも僕がお掃除フェラするとまたしっかり勃起する。
「あは♡おっきしたぁ♡じゃあ、今度は僕が上に乗るね?」
「いや、さっきまでそれで抜かずの3連ぱブヒィィィ」
「やああん♡オークチンポしゅごいっ♡しゅごいよぉ♡」
クリューソスの街の一部で、一晩中オークの泣き声を聞いたとか聞いてないとか、そんな噂がしばらく流れたのだった。
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