70.日記① 男に戻る手がかり

【第八章 男に戻る手がかり~過去~】表紙画像

70.日記① 男に戻る手がかり

「やったー!戻ったー!」

翌朝起きた僕は体が男に戻っているのを確認してベッドの上で小躍りして喜んだ。

今日は学祭の片づけだけどウキウキして学園に向かう。

気分がいいせいか、体も軽く感じて、クラスでも率先して掃除をした。

今日は調子もいいし、そうだっ、部室の片付けもしよう!

段ボールでぐちゃぐちゃになった部室を思い出し、廊下を歩く。

「おい、遊?」

廊下で隆に出会う。

「あっ、隆、昨日はありがとう!おかげで治ったよっ!」

隆は僕があまりにハイテンションすぎるからか、微妙な顔をしているけど、男に戻れないかもっていう不安から解放された僕はそれどころじゃないっ。

「今日はこれからどうするんだ?」

「部室を片付けて帰るよっ。隆は部活?」

「ああ、今週末が試合だしな。じゃあ無理すんなよ。」

「うんっ、隆も頑張ってねっ。」

ルンルンと部室に入る。昨日服を出したりしたせいで部屋はさらにごちゃごちゃになっていた。

「よーしっ」

腕まくりをして片付けを開始した。

1時間後、ようやく、元に戻した僕はロッカーの上から落ちてきたのを戻すだけとなった。

「んっ、すごく重い…なんだこれ?」

段ボールを開けると中には本がぎっしり詰まっている。

「こんなに詰めるからだよ。こういうのは小分けにして入れていかないと…んんっ?」

本のタイトルを見て僕の動きが止まる。

慌てて中から取り出した本は『○○町の俗習と伝承』、『日本の女陰信仰』…

これまで探していたのに見つからなかった本や冊子が次々と出てきた。

「何で部室に?」

そして、段ボールの底から古びたノートが一冊出てきた…。

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???

「んんっ…んんんんっ…はぁはぁっ…くるしっ…んんっ…も…ゆるしてぇ…」

深夜遅く…皆が深い眠りにつく時間帯。暗い部屋の中で後ろ手に両腕をタオルで括られた少女が四つん這いで男にのしかかられていた。

「んんっ、いっ、いたいっ…むうんんっ」

火傷しそうなほど熱い杭をねじ込まれるような感触に女が悲鳴を上げようとするたび、枕に頭を押し付けられて呻き声にしかならない。

両手を後ろ手に拘束された女にできることは、腰を振って少しでも熱い楔から逃れることくらいだった。

枕に押し付けられていた頭から男が手を離すと、女が頭を上げて新鮮な空気に喘ぐ。ぐっと女の両腕が引っ張られて女の上半身が浮いた。

「んんっ…はぁあっ、んっ…」

「気持ちいいのか?」

男が囁くように声をかけると顔を赤くした女が首を横に何度も振って否定した。

「んんっ…きもち…よくなんて…ない…んっ…」

「さっきまで散々気持ちいいって言ってたのにな。そうは言ってもここは濡れまくってトロトロになってるぜ。」

男が笑って掴んでいた腕を離すと、少女の体は頭からシーツに倒れこんだ。

『パンッ、パンッ、パンッ、パンッ…』

男が腰を掴むと肉と肉がぶつかる鈍い音が部屋に響く。

「んんっ…ふぅんっ…んっ…んっ、んんっ…んっんっ」

女がシーツを握り、必死に出そうになる喘ぎ声をこらえる。

「いい締め付けだ…イクぞっ」

男はそう言って激しく腰を打ちつける。

「んんぁああっ、んっんんんっ」

大きな声に慌てて自分から口を枕に押し付けて女が喘ぐ。

「んっ…んんんんんんんっ」

男の腰が震えると女の中にすべてを注ぎ込んだ。

「ふぁんんんんっ…くぅっ、ま、またっ…いっ…くぅっ」