10周目 9月25日(土) 午前2時00分 島津政信
「あっ、あっ、しょこっ、やらあっ」
「んんっ、みしゃぁっ、あっ、いいっ」
高城美紗、ボブカットの黒髪の少女。目鼻立ちは整っていてアイドル顔負けの美少女だ。また、抱き締めれば折れてしまうのではないかと思うほどの細い体のわりに出るところはきっちりと出たスタイルの持ち主だ。
葛城亜紀、美紗が文系だとすれば、対照的にショートカットの活発な部活少女だ。スレンダーでしなやかな体つき。明るい性格に加えて猫目のいたずらっぽい顔は男女共に人気がある。
その二人の少女が向かい合い、四つん這いで中年の男達と獣のように交わっていた。
閉めきった室内は蒸し暑く、枕元の仄かなライトに照らされた白い体は汗でテカテカと輝いている。
「ほれっ、もうちょい前に行くんやっ」
男の一人が『パンっ』と腰を打ちつけた。男の体から飛び散った汗がショートカットの少女の浮き上がった肩甲骨の間に落ちる。
「はあんっ、そんっな、ああっ」
前髪が汗で額にへばりついているのを気にする余裕もなく、葛城亜紀は男に促されて膝をついたまま前に出た。
「…なるほど、では美紗も少し前に進むか」
何かを悟ったようにもう一人の男も腰を押し出す。
「ああっ、おくにぃっ」
悶えながら美紗と呼ばれた少女もハイハイの要領で前に進んだ。
「やあんっ」
突然、俯いていた美紗の耳に亜紀の喘ぎ声が驚くほど大きく、はっきりと聞こえた。
「ほら、顔を上げてごらん」
男の言葉に操られるようにして顔を上げた美紗の瞳に、勝ち気な親友の普段絶対に見せない欲情した顔が映った。
ハッと息を飲むほど艶っぽい瞳。
「みさぁっ、あっ、はぁぁぁっ」
「あきっ、あっ、らめっ、見ないれぇっ」
嫌がる言葉とは逆に、自分のはしたない顔が親友に見られていると思うとお互いの体は感度を増した。
「ほれっ、ほれっ」
「あっ、やっ、あっ、あっ、ああっ」
さらに敏感な膣の奥を『パンッパンッ』と打ちつけられてたまらず亜紀が背中を反らす。
「そらっ、美紗も目を逸らしちゃいけないぞ。顔を上げるんだっ」
美紗は美紗でのんびりはさせてもらえない。男の肉棒が再び力強く動き出すと、操り人形のように首を上げた。
「あっ、やあっ、はっ、はぅっ」
美紗が顔を上げると、もう二人の間には息のかかる程度の距離しかない。
「みさぁっ…あんっ」
亜紀の甘い吐息が美紗の唇にかかる。
「あ…んんっ」
美紗も亜紀の名前を呼ぼうとしたその時、後ろからグイッと体が押されて、その可憐な唇に柔らかいものが触れた。
「ふぁ?…あきぃ?」
「おおっ、ええなっ、締まりが強なったで」
男は美少女達の口づけに興奮したように腰を振る。
「もっとキスをするんやっ」
「ああっっ、んっ、ちゅっ、ちゅっ」
亜紀は女同士でキスをしているという状況に酔ったかのように啄み続けるが、美紗はなんとかそれを躱そうと顔を反らせる。
「亜紀っ、舌を入れるんやっ」
男の声が掛かる。
「ぇ…」
その声に反応して小さい声をあげた美紗に対し、亜紀は自分と同じように布団についていた美紗の手に手を重ねた。
「ん…あきぃ…やめ…」
亜紀は雰囲気に酔っているのか、なんの躊躇もなく美紗の唇を奪う。
「はぁぁ、みさぁ…んちゅう…ねろ…ねろ…」
亜紀のぬめった舌が捩じ込まれて口の中をねっとりと舐められると、美紗の中に僅かに残っていた羞恥心が消えていく。
「んんっ、んちゅっ、ねろ…ピチャ…」
繋がった唇から涎が布団の上に落ちる。いつの間にか二人は互いに両手の指を絡め合って夢中で舌を貪り合っていた。
「こういうのもなかなか良いものだな、ふふふ」
「ホンマやで、ククク」
中年の男達のろくでもない笑い声は、自分達の快楽のために舌を絡め合っている二人にはもはや聞こえてはいなかった。
◇◇◇
10周目 9月25日(土) 午前3時00分 島津政信
『パンパンッ、パンッ、パンッ』
「あああっ、らめっ、イッちゃうぅぅ」
「あんっ、やっ、あっ、おかしくなりゅううう」
バックから何度か絶頂に押し上げた少女達を男達は横に並べて組み敷いていた。
二人は片方の手を繋いだまま、残った手で布団や枕を握りしめて喘ぐ。
「ああっ、はげしっ、あっ、あああっ」
「やらっ、いくっ、やらっ、あっ、やっ、あっ」
まるで乳首を差し出すように背中を反らす亜紀と汗にまみれた胸をフルフルと震わせる美紗。
「亜紀の乳首はかわええなあ」
「あっ、らめっ、コリコリしちゃっ、ああっ、つまんだらっ、ああっ」
「美紗は柔らかい上に、しっとりと吸い付いてくるぞ」
「んあっ、揺らしちゃっ、あっ、いまはっ、さわらないれぇっ」
中年男のテクニックの前に羽化したばかりの蝶達はなすすべもなく翻弄される。
「ん?またイッたんか?エロいなあ」
「美紗も先程からイキっぱなしだな」
『パンッパンッパンッパンッ』
「膣中で全部出したるっ」
「おおっ、まるで絞り出そうとしているようだっ」
男達は体を折り曲げて少女の体を抱き締めた。ヌチャッと汗が音をたて、ヌルヌルと体が滑る。
「おおっ、これは溶けてしまいそうな…」
「ほんまっ、ローションなんかとは比べもんにならへんっ」
ニチュッ、ヌチュッと男達の体が擦れる度に淫靡な音が蒸し暑い部屋に広がった。
「あっ、やらっ、こすりちゅけにゃいれぇっ」
「にゃにこりぇっ、しりゃにゃいっ、しりゃにゃいのぉっ」
そして、数時間前まで恥ずかしがり、抵抗していた少女達はお互いに繋いだ手に力を込めて部屋中に響く喘ぎ声を出す。
「あっ、おくにぃぃっ、ゴリゴリしにゃいれぇっ…みしゃあっ、わたしっ、わらしっ、イッちゃうぅぅっ」
「やらあっ、あきぃ、おっきぃっ、あっ、らめっ、おくばっかりコンコンしちゃっ、あっ、ああっ」
二人の声がハモる。深い絶頂を目の前にして布団を掴んでいた手を男の首にまわした。
「「イクうううぅぅぅっっ」」
「よっしゃあっ」
「ではイクぞっ」
『ドビュビュビュビュウ』
二人の少女は汗に光る体をくねらせて男達の精を体の一番奥で受け取った。
初めてコメントさせて頂きます。
掲載小説は一通り読ませて頂きましたが、色々な商業作品も含めまして、1番興奮します。
特にこの神様とアタシの7日間ゲームのシリーズが好きで2周目、6周目、10周目の話は何度も読んでいます!
また更新されるのをとても楽しみにしています。
>まるこめ 様
『神様と~』シリーズはあまり感想をいただいておらず、このようなコメントを頂けてとても嬉しいです。
少々(かなり?)前回の更新から空いてしまってお待たせしております。そろそろ結末に向けて話をまとめていかないといけないため、色々と悩んでいました。
近々更新を再開するつもりです。今後ともよろしくお願いいたします。