乱れる褐色のエルフ娘

牢に繋がれていたはずの老人が目の前にいる。

ルーは老人に会うのを周りから止められていたためこの数日会っていなかった。その間に老人の腫れ上がっていた顔は元通りになっていて、唇に切れた跡が少し残っている程度まで回復していた。

「な…んで?」

「ん?なぜじゃと?こんなことくらいワシからすれば容易いもんじゃて」

ルーが言いたかったのは老人がいとも簡単に牢から抜け出した事を指していたのではなく、こんな芸当が出来るなら早々に脱獄できたはずだし、そもそもディジー達に捕まることもなかったのではないか?という事だ。

そう思って不思議そうな目で見るルーに老人はイヤらしく口を歪めてニタアと笑った。

「こんないい女とできるんじゃ。ちっとくらい痛いのは我慢するわい」

言っていることは無茶苦茶、顔もお世辞にもハンサムとは言えない。いや、むしろ気持ち悪い。街で話しかけられて相手をする女はいないだろう。幼女などは見ただけでトラウマになりかねない。

「…?」

ルーが気がつくと、老人はしゃがみこんでいた。

「そこまで言わんでも…」

心を読まれたのか、知らぬ間に考えていたことを口に出してしまっていたのか、落ち込む老人の頭をルーは撫でてやった。

(でも…)

そう、ルーは不思議なことに老人がそれほど嫌ではなかった。

「…名前」

そう言うと老人がピョンと立ち上がる。

「おおっ、ワシは弾正じゃ」

「ダンジョー?」

「そうじゃ。故あって旅をしておる」

ダンジョー、ダンジョーと口の中で呟いていたルーの顔が歪んだ。

「…んっ、ぁ…」

弾正の触手がいつの間にかルーの足元に忍び寄り、ふくらはぎからシュルシュルと巻きついてきたのだ。

「はっ、ぅぅ…」

今ルーの来ている服は街に出るときの厚手の服とは違い、薄い布のワンピース。くの字に折れ曲がるとワンピースの襟首から胸元がすっかり見える。

「ほほお、やはり、よう実っとるの」

弾正はルーの胸元に顔を寄せた。

黒いブラジャーから褐色のおっぱいが零れそうになっているのを見つめる弾正の口が緩んで、涎が垂れそうになっていた。

「ん…」

胸にばかり意識を向ける弾正になぜだか腹のたったルーは自分の胸にその顔を引き寄せた。

『ムギュ』

弾正の顔が柔らかい肉に押しつけられる。

「おおっ、ええんか?」

弾正がやっとルーと目を合わせた。

ルーは頷いて弾正の手を受け入れた。弾正はワンピースの上からおっぱいを掴む。

「んっ」

弾正の手の動きは街で弄られた時とは違って荒々しい。だけど乱暴なだけではない。そこにはルーを求める感情が溢れていた。

「はぁっ…ん…」

一人の女として自分が求められている、そう感じたルーの子宮がキュンキュン動いた。

目の前で自分の体に夢中になる男が不思議に可愛らしく感じる。

(…触りたい…)

ルーの両手が弾正の頬を掴んで顔を上げさせた。

「む…?」

弾正とルーはほとんど背丈が同じ。ルーは目の前の弾正の唇を奪った。

「むぐぐ…」

弾正もルーの突然の行動に驚いたように低く呻いたが、すぐに反撃に出る。

「んちゅ、ちゅ…んちゅ…」

ルーの舌が絡めとられる。まるで舌が何本もあるのではないかと思うような動きにルーの思考が奪われた。

さらにキスの最中もワンピースの中では触手が這い回っていて敏感な部分を的確に刺激してくる。

(…気持ち…いい…)

「あっ、ふぅんっ…」

かつてルーを犯した男達には口や手でも奉仕させられていたが、ルーはこのとき初めて自ら男の肉棒に手を伸ばした。

「おおうっ」

(…気持ちが悪いだけ…だったのに…)

触りたい、という欲求に戸惑いつつも固く熱い肉棒に触れていると股間からとめどなく愛液が溢れてきた。

弾正は顔にかかる甘い吐息ににんまりと頬を緩めた。

ルーは弾正の肉棒をさする事に熱中していて、自分の吐く息が弾正にかかっていることに気がついていない。

褐色の美少女は性感の高ぶりで顔を赤く染め、パッチリとした青い瞳は期待に濡れている。

「おおっ、ルーっ」

弾正は我慢しきれず叫ぶとルーを押し倒してチンコを一気に挿入した。

「あっ…あっ、んんんっ」

『チュブ、ジュブ、ジュブブブ』

ルーは数年ぶりに肉穴が押し広げられる感覚に背中をのけ反らせた。

「どうじゃっ、ワシの魔羅は気持ちがええじゃろお?」

弾正の言う通り、柔らかく蕩けた膣内を擦りあげる肉棒による快感に比べればこれまでの性経験が何だったのかと思う。そして初めて男に犯されてルーは幸せを感じた。

「あんんっ…んあっ、あっ、あっ」

『ジュブッ、ジュブッ』

「今までとはっ、違うんじゃろっ」

激しく腰を振りながら弾正が訊く。

『ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ、ジュブッ』

「あっ、んんっ…違うぅ…」

ルーのワンピースが激しい動きに捲れ上がって、褐色の乳房が前後に揺れる。

揺れる大きな胸を触手のような太い縄が絞り上げ、ピンと勃った乳首に弾正がむしゃぶりつく。

「ふああっ…あっ…なにか…くるっ」

「それがイクってことじゃ、いいんじゃ、変になるんじゃっ」

弾正の腰が思いきり打ち付け、ルーの一番奥にぶつかった。

「んあっ、…はうぅぅぅっ」

広げられていたルーの両脚が弾正の腰に絡みついた。

「イケっ、イクんじゃあああっ」

「い…くっ…あっ、あああぁぁぁっ」

『ドピュドピュドピュドピュ』

弾正の肉棒の先から濃いザーメンがほとばしった。

「おおおおおおおおっ」

「んあああああっっっ」

ルーは体の奥に熱い粘液が注がれた絶頂の中、弾正に絡めた両手両足に更なる力をこめた。

「「はあ、はあ、はあ、はあ」」

二人は荒い息が落ち着くまで無言で抱き締めあう。

「ふう、良かったぞ」

「………」

弾正の言葉に満ち足りた顔でルーが微笑んだ。

「ほお…」

弾正がその顔を見て動きを止めた。まさに花が咲いたような笑顔、その笑顔を見るためなら男ならどんなことでもするだろう。

「……ぇ…?」

その時、ルーはまだ突き刺さったままだった肉棒に力が戻るのを感じ取った。

「ぁ…」

ルーの笑顔が困ったような表情に変わる。それを見て弾正がイヤらしい笑みを浮かべた。

「もう一回じゃ。なっ、いいじゃろ?」

弾正の言葉にルーは恥じらいながら頷いた。

◇◇◇

『ドドドドド』

地下だと地上よりもサンドリザードがたてる地響きが感じ取れる。振動にパラパラと天井から固い砂が落ちてきた。

「あっ、んっ…かえって…きた…んんっ」

まだあどけなさの少し残る顔を快感に歪ませてルーは許しを乞う。

「ひひひ、仲間にもみせてやりたいのぉ。ほれ、ルーのオマンコからラブジュースが滴っとるぞ」

ルーは地下の牢の石で出来た格子に手をついて尻を高く上げていた。

腰まで捲られたワンピース。そこからのびる健康的な太腿は男なら思わず見てしまう魅力があったが、その足は今プルプルと震えていた。

弾正の腕が一本なくなっている。それらは解けて数本の紐となりルーを攻めていた。

「あっ…だっ、ダンジョー…だめ…」

数本の紐はルーの両腕に絡まって身動きを封じていた。

「何が駄目なんじゃっ、ワシらが繋がっとるのを見せつけてやるぞおっ」

身動きできないルーの尻を掴んで弾正は肉棒を深く突き立てた。

しかも、注意して見ないと分からないが、糸は動きを封じるだけでなく身体中を這い回って性感帯を刺激している。

「あっ…らめっ…」

暗い牢の中からはしゃがれた声が聞こえる。

「何が駄目なんじゃ?教えてやったじゃろ?」

「クリっ、クリトリス…乳首もっ…」

少女がブルブルと体を震わせた瞬間、きつい肉穴が愛しい肉棒をキュンキュン締めつける。

「おおうっ、ルーのマンコが搾り取ろうとしておるぞっ、そんなに欲しいんかっ」

「ほしいっ…おくに…」

弾正の太い肉棒が肉穴を抉る。

「あああっ、こしゅれて…らめ…クっ、イクっ」

『ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ』

ルーの絶頂を報告する声とともに弾正も射精した。今日二度目にもかかわらず一度目よりも激しい射精にルーは白目を剥いて絶頂に達する。

「ふああぁぁ…」

ルーは肉棒が抜かれると膝をついて座りこんでしまった。床にへたりこんだルーは放心したようにうつろな瞳で中空を見つめる。座った床に注ぎ込まれた白い粘液が垂れた。

「帰ったぞおっ」

しばらくして地上から聞こえる声が聞こえてようやくルーは立ち上がった。

「ルー、また欲しくなったらいつでも来るんじゃよ」

ルーは頷いて弾正の頬にキスをすると恥ずかしそうに地上に戻る階段に向かって走った。

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