82.最終日⑤ 順調な一回目

【最終章 ラストデイ】表紙画像

82.最終日⑤ 順調な一回目

「顔が蕩けてんぞ。」

隆がそう言って僕の腕を持ち上げて腋に唇をつけた。

「やぁんっ…そんなとこやだぁ…」

恥ずかしさと快感が織り交ざってゾワゾワっと鳥肌が立つ。

僕の手から力が抜けたのを感じとったのか、二の腕を持って腋にさらに舌を這わせた。

僕は隆の頭に手を乗せて快感に震える。

隆の首に腕を回すようにして膝立ちしている僕の太ももを隆の空いた手が触れた。

『ねちゃ』

パンティの紐はあふれ出た愛液を吸収することなく、太ももを垂れていた。

太ももをなぞり上げられて、腰が引けた僕を隆の太い腕が逃がさない。

僕は耐えられなくなって隆の頭を抱きしめる腕に力がこもった。

「ふっぅううん…あっ、はぁ…はぁ…んんっ…」

僕の思考には白い靄がかかり、快感に支配され始める。

太もものつけ根の奥が、腰の動きに合わせてニチャニチャと音を立てた。

『ぴちゃ…ぬちゅ…』

「あっはっぁぁ…んんっ…やっだっんんんっ」

細い紐の隙間から入り口の浅いところに隆の指が沈みこむと僕の口から甘い声が漏れた。

「んんー、ふぅんん…」

唇をキスで塞がれて股間に腕が誘導される。

…あっ、かたくなってる…

僕はベルトを外すのも、もどかしくズボンに手を入れると直接触る。

…熱い…それに…濡れてる…

膝立ちになったぼくらはお互いの股間を擦りながらキスを繰り返した。

「んっはっ…んちゅ…ぴちゃ…んんっ」

『ねちゅ…ねちゃ…ちゅく…』

隆の指が膣壁を擦る。

「んんっ、ふはぁあっ…たかしぃ…そこ…いいよぉ」

僕の腰が気持ちいいところに当たるようにくねって、隆の指を逃がさないとでも言うようにキュッと締まる。

「ううっ」

ヌルヌルの亀頭を中心に擦る僕の耳元で隆の呻き声が聞こえて、僕の指が雁を中心に激しく擦る。

隆の指も奥の壁を擦り、腰から力が抜け始めた。

「はぁあっ…たか…し…欲しいよ…」

「俺も遊と一緒になりたい…」

この言葉をきっかけにして、ベッドに寝転がった僕の上に素早く服を脱いだ隆がのしかかってきた。

そのまま耳たぶを唇で優しく噛まれる。

「ふぅぅん…ダメ、そこ…」

頭をのけぞらせた僕の首を隆の舌の先がなぞった。

「ん…ぁ…はっぁぁ…」

首にキスをされると熱い吐息がこぼれて、閉じた睫毛が震える。

隆の体重が気持ちよく、首に腕を絡めてお互いに見つめ合う。

「ん…ちゅ…」

隆の目が僕の唇を見ているのに気が付いて舌を出すと、すぐに隆の舌に絡めとられた。

…きもちいい…でも…まだ足りない…

早く一緒になりたくて脚を絡めた。

「ね…たかし…おねがい…じらさないで」

唇を重ねながら腰を揺らすと太ももに隆のおちんちんの熱が伝わる。

ブラジャーのホックを外されるとおっぱいが解放されて密着する汗ばんだ肌が『ニチッ』っと音を立てた。

「んちゅ…んんっ」

僕は足を広げて隆が入ってくるのを待った。

…あっ…おっきいの…くる…

手のひらを口に当てて近づいてくるおちんちんの方を見ようとする。

すると両腕に挟まれて強調された胸の先が尖っているのが見えた。。

…乳首が勃ってるよぉ…

『ぴちゅ…にゅるっ』

数回亀頭が割れ目を擦り、僕は早く早くと腰を揺らす。

クリトリスがおちんちんに潰されて気持ちよさに目を閉じた。

そして、ついに大切な部分にあてがわれた。

あああっ…熱いのが…くるっ

太い雁が入り口を通過した。

「やあっ…ふぁあっ」

…やぁんっ…きたぁ…

背中が意図せず反り返った。口を押さえて快感に耐える。

「奥まで入れるぞ。」

「うんっ、うんっ…きてぇ…あっあああっ」

隆の大きなおちんちんは僕の中に突き刺さり、奥を突き上げた。

「はぁあっ…おくに…あたるぅ」

僕は髪をかき上げて、両耳を押さえて悶える。

「遊…ここがイイのか?」

「うんうん…そこ…きもちい…よぉ」

「でもこっちも好きだろ?」

今度は浅いところから上の方を擦るように隆に何度も突き上げられた。

「ひゃんっ…ふぁあっ…そっちもすきぃ」

「どっちが良いんだ?」

隆がそう尋ねながら深く、浅く注挿を繰り返す。

「そ…んな…の…わかんな…いよぉ」

「言わないとやめるぞ。」

隆が意地悪なことを言う。でも突かれながら聞かれてるせいで頭が働かない。

「やんっ、やだ…あっ…んんっ…え…っとぉ…あっあっ…もう…考えられなくなるぅ」

「良いのか?止めるぞ。」

「やだやだっ…あんっ…おくが…おくをごりごりされるのがいいのぉっ」

「ふうん。奥が好きなのか。スケベだな。」

「やだぁ…いじわるぅっ…っはああ…いい」

隆が僕の片足だけ上げて股の間に腰を入れるようにして突っ込む。

「あんんっ…これっ…ふかぁい…おくまでくるぅっ」

『ゴンゴン』と僕の子宮の入り口を隆の亀頭の先が乱暴にノックする。

奥が叩かれるたびに体の奥が喜んで愛液を溢れさせる。

『ジュボ、ジュボ、ジュボ』

「すご…ああっ…これ…すごいっ…」

「遊の中でいやらしい音が出てるぞ。」

「うんっ…ぼくの…やらしいおまんこが…よろこんでるのっ…いいのっ…きもちいいっ」

『ズンッ』

「ひゃんっ」

一度腰をぶつけて隆が動きを止めた。そしてそのまま奥をぐりぐりと圧迫する。

「ふぅんんっ…ふっはっぁぁああっ…たかしぃ…おくゴリゴリだめぇ…やだっ…だめっだめっ…」

僕の瞼の裏でパチパチと光りが弾ける。

「イキそうなのか?いいぞ、イケよ。」

「やだやだっ…だめっ…」

隆の体から逃げるように身体を動かそうとするが、おちんちんがガッチリはまっていて力が入らない。

隆の腰が再び激しくなる。

『ジュゴッジュゴッ』

「やだやだやだっ、たったかしっ…イきそっ…あっあっ…あっ、イクよ、イク、イクイクイクっ…はっぁああっ」

「くっ…締まるっ」

隆の切羽詰まった声が聞こえると同時に僕の体の奥に熱いマグマがかけられるのを感じると同時に体が痙攣した。

『ドクンッ、ドクンッ』

「ふぁああああっ…」

ガクガク体が震えて…ダメ…意識を失ったら戻れなくなる…

「「はぁ…はぁ…」」

隆も疲れたのか、息が荒い。

はぁはぁ…良かった…意識を失わずに済んだ…