92.学園④ 体を使ったマッサージ?

【最終章 ラストデイ】表紙画像

92.学園④ 体を使ったマッサージ?

「にゅる…」

俺は背中を這う不思議な感触に目が覚めた。

「んん…なんだ?」

遊なのか?そう言おうとした時、背中に冷たい液体が落ちる。

「うっ」

「たかし、起きたの?よく寝てたね…冷たかった?」

遊の声が背中からする。

「えっ?ああ、いや、大丈夫だ」

『ぬちゅ、ぬちゅ』

遊の手がヌルヌルと別の生き物のように動いた。

「きもちいい?」

「ああ、気持ちいいよ。で、これはなん…」

そう言いかけた俺の背中に柔らかい重みがかかる。

『…ぎゅっ…むにゅ…』

なっ、なんだ?

首筋にかかる熱い吐息でようやく遊の体が俺の背中に密着しているのだと気づいた。

と、いうことは…この背中に押しつけられているこの柔らかい感触とポチっとした固いのは…

「ねぇ、たかし…きもちい?」

耳元で遊が囁いたと思うと、その唇が耳たぶを噛み、息が耳たぶに吹きかけられる。

遊の呼吸は荒く、耳に息が当たる度にゾワゾワと鳥肌が立つ。

「ああ…」

「はぁ…はぁ…ちょっと…動くね…んっ…はぁ、はぁ…」

俺の背中をTシャツの薄い布越しに遊の胸が擦った。

「んんっ…きもちいい?」

「ああ…はっ…はあ」

俺の息も気づけば興奮で荒くなっていた。

ん…?

俺の太ももを挟んだ遊の股間が濡れている…?

「ゆ、遊…太ももが…」

「うん…たかしとこれからするって考えただけでこんなになっちゃうの。こんな事かんがえちゃう…ぼくの事きらいになっちゃった?」

「いや…そんなこと」

「よかったぁ、じゃあ仰向けになって」

背中に乗っていた気持ちの良い重さがなくなってちょっと喪失感を感じる。

仰向けになると遊が俺の横に座って手に持った入れ物から液体を垂らした。

「それ…?」

「ローションだよ」

「だよ」って…どこで手に入れたんだよっていう疑問も少し湧いたが、遊の手が俺の胸でぬるぬると動き出すとそんな疑問はすっかり消えてしまった。

遊は両手でローションを広げる。柔らかな指が絶妙のタッチで俺の体を這いまわった。

「ううっ、これはっ」

「うふふ、きもちいいでしょっ、もっとたかしの声が聞きたいな」

遊が俺の乳首を揉みながらへそに舌を這わせる。

「はあ、はあ、ゆっ、遊っ、そこはっ」

むず痒いような気持ちよさ。

「はぁ…はぁ」

遊の動きが止まった。

ん…?どうしたんだ?

遊の顔が俺の股間の方を向いていた。

俺からは遊の表情はよく見えないが首筋が赤く染まっている。

俺がじっと見ている事にも気づかないほど遊の意識は股間に集中しているようだ。

「はぁ…もっと下もマッサージしないと…」

俺の返事を求めていない、独り言のように呟くと徐々に手が下半身に向かった。

顔も股間に近づいていく。

ローションに濡れたTシャツは少し透けて、ぴったり体にへばりついている。横から見ている俺からは胸の形がはっきりと見えた。

そのたわわに実った胸の先が脇腹をくすぐる。

柔らかい遊の体の感触とイヤらしい視覚に否応なしに股間に血が集まる。

『ビクンッ』

耐えきれず股間が激しく跳ね上がった。

「はあんっ」

遊は驚くというよりも興奮したようにボクサーパンツに張ったテントの先に遊の鼻がくっつくほど近づいた。

「んっ」

ちらっとこちらを見るが、その瞳にはもはや俺が映っていないようだった。

「よいしょっ」

遊が我慢出来なくなったのか俺の胸をまたぐ。

おお…これはっ

目の前にはピンクのパンツが…腰には紐が結ばれて、その底は楕円形に愛液が染みだしていた。

下腹を撫でていた遊の指が先走り液で濡れた股間に近づく。

震える指先と俺の股間。

濡れたボクサーパンツの先に指が徐々に近づいていく。

「「はぁ…はあ…はぁ…はあ…」」

誰もいない部屋の中がいやらしい吐息でいっぱいになった。

「ううっ」

遊の指が触れて、チンコがピクッと反応した。

「ああっ」

人差し指がボクサーパンツの上から亀頭の割れ目を恐る恐る触る。

「おあぁっ」

思わず出た俺の声にタガが外れたように遊の手がチンコを握りしめた。

さらに息がさらに荒くなり、遊の唇がパンツの布の上から舐め始める。

「うわっ」

俺の大きな声で気がついたように遊がこちらを見た。

興奮を隠しきれない瞳がキラキラと光っている。

「ごめんね。たかし…がまんできないの」

ついに手がパンツの中に入ってきた。

手についたローションのせいでネチョネチョとパンツの中で音がして、ぬるぬるとした手が這う。

遊が俺のパンツを脱がせる。

直接フェラチオをされるのかと思って期待しているとチンコを全体を覆う柔らかな感触。

ギュッと包み込まれるちょっと冷たい肉の感触に何をしているのかが分かった。

「どぉ?…たかし…ぼくのおっぱいキモチイイかなぁ」

こちらからは見えないが、遊の体が前後し始めると俺のチンコが遊の胸の中で擦れる。

「うう…きもち…いい」

目の前にある遊の股間が揺れた。

俺も手を伸ばす。

「ひゃんっ…たかしぃ…だめぇっ」

遊の動きが止まって顔が持ち上がった。

楕円が大きくなる。遊の大切なところが透けて見えそうだ。

「たかしっ、まってっ…あんっだめっ」

「何がダメなんだ?」

俺の指が遊のパンティの隙間をなぞる。

「もっときもちくしたげるからぁっ」