重なりあって横になったジョシュはサラのシャツをたくしあげた。
ジョシュの目に白と緑のボーダー柄のスポーツ用のブラジャーが焼きつく。
(ああ、これがサラの…)
ジョシュの手が緊張で震えた。
一方、サラは恥ずかしくて目を閉じていた。
(こんなことになるならもっと可愛いのにしとけば良かった、もう、私の馬鹿っ)
真っ赤な顔のサラに興奮したジョシュは、その慎ましい膨らみをブラジャーの上からおそるおそる包みこんだ。
『ムニュ』
(柔らかい…もっと触りたい…)
そう思うと我慢出来なくなって無理矢理ブラジャーを押し上げた。
『プルンっ』
サイズはそれほどではないものの、張りのある乳房が飛び出すと、その先にある小さな蕾が震える。
ジョシュはその蕾にむしゃぶりついた。
「んあっ」
(やだっ、変な声が出ちゃうっ)
サラが喘ぎ声を堪えようと下唇を噛む。
ショートカットの美少女が唇を噛んで涙目でこちらを見つめる姿にジョシュの興奮が高まる。
(可愛いっ、もっとサラのエッチな姿が見たいっ)
ジョシュの歯が、震える乳首を優しく噛んだ。
「んっ、ダメっ…ふぅんっ…ふぁぁぁっ」
吸ったり舐めたりしているうちに荒い息の中に時おり、快楽の音が混ざり始めた。体の下で、モジモジと太股を擦り合わせる少女の姿にジョシュは我慢出来なくなった。
「なあ、…いや、あのさっ、えっと…」
サラにはジョシュが何を言おうとしているのか分かった。
「うん、いいよ」
途端にジョシュの顔に満面の笑みが浮かぶ。
「ホントに?」
「でも、私…初めてだから、優しくしてね」
ジョシュが慌てているのか、サラのショートパンツとパンティを一気に脱がせて裸にした。
大人の女と少女のちょうど過渡期の体はしなやかな筋肉と柔らかい肉付きが同居した危うげな魅力があった。
「やだっ、あんまり見ないでっ」
ジョシュがサラの脚を開くと自分の肉棒を割れ目にあてがった。
サラは恥ずかしさのあまり、顔を両手で隠す。
「サラ、入れるよ」
ジョシュが濡れた割れ目に亀頭を挟む。そして力強く押し込んだ。
『ブチブチ』
初めての侵入に何かが破れる感覚。
(これで、サラの初めてがっ…すげえ、キツいっ)
ジョシュは興奮で我を忘れたかのように腰を前後する。
(すげえっ、自分でするのと全然違うっ)
しかし、ジョシュとは対照的に、サラは激しい痛みに耐えていた。
「うっ、うっ」
サラが腰の動きに合わせて痛みに耐える呻き声を漏らすものの、興奮で頭が一杯のジョシュは気づかない。
「痛っ、ジョシュっ、私っ、初めてだからっ、優しくっ、くぅ、ちょっと待ってっ」
ついに痛みに耐えかねたサラがジョシュの腕を必死で掴んだ。
「痛っ」
爪が腕に食い込んだ痛みで我に返ったジョシュは、ようやく涙を流して顔をしかめるサラに気がついた。
「あっ、はあ、はあ、ごめんっ…俺っ、嬉しくて、気持ちよくて…」
ジョシュの瞳の色が落ち着いたのを見てサラがジョシュを抱き締めた。
「ジョシュ、ちょっと待って…落ち着くまで…」
二人はぎこちなく抱きあってキスを交わす。
ジョシュが申し訳なさそうに肩を落とす。
(ああ、優しくするつもりだったのに…)
「サラ…、やっぱり辛いならもう…」
ジョシュが抜こうとした時、助手の腕を再びサラが掴んだ。
「だめっ、やめないで…もう…大丈夫…動いていいよ、ごめんね」
「サラ…」
ジョシュも先ほどまでの強引な動きから、ゆっくりとした動きになる。
(んっ、まだ擦れると痛いかも…でもジョシュ、優しい…)
そう思うとサラの体の奥で何かが溢れてきた。
「んんっ」
(何?今の感じ…)
「ごっ、ごめん。痛かった?」
慌ててジョシュが動きを止める。
「ん…痛いのましになってきたかも」
(何かしら?なんだか不思議な感じ…)
「少し動くよ」
そう言ってジョシュが再び動き出す。
「うっ、…んっ、んっ」
(まだ、ちょっと痛いけど…なんだか浮き上がる感じ…)
少女の反応が変わってきたことにジョシュも気がついた。
「サラ?どうかな?」
サラもジョシュを見つめる。
「うん、いいよ、ジョシュのしたいように動いてみて」
「分かった…痛かったら言ってくれよ」
そう言ってジョシュはスピードを早める。
「ん…、んっ、んっ、んっ…」
『ヂュク、ヂュク』
二人の結合部からは粘液が混ざる音が漏れ始めた。
「やっ、んっ、んっ、んっ、やんっ、だめっ、変な声がっ、あっ、出ちゃうっ」
サラの言葉がジョシュを後押しした。
『ジュブ、ジュブ、ジュブ、ジュブッ』
「ジョシュっ、抱き締めてっ、私、私…何だか変なのっ、おかしくなりそうっ」
ジョシュはサラを抱き締めるとさらに激しく腰を突いた。
「あっ、あっ、あっ、だめっ、変になるっ、ジョシュっ、変になるのっ」
ジョシュの頭を掻き抱いたサラがジョシュの耳元で喘いだ。
「サラっ、ごめんっ、出るっ」
ジョシュがそう言って離れようとした時、再びサラの足がジョシュの腰に絡み付いた。
「このままっ、お願いっ」
(えっ、でもっ)
ジョシュもさすがに中で射精したらどうなるかは知っている。
「いや…、でも」
「お願いっ、きてっ、ジョシュの全部受け止めたいのっ」
サラの切羽詰まった声が耳の奥に響いた瞬間、ジョシュの股間が膨れ上がった。
「イックうっ」
サラも体の奥で膨らむのを感じ取った瞬間、背中がビクビクっと痙攣した。
『ドピュッドピュッドピュッドピュッ』
激しい射精にサラの体の奥が熱くなる。
「はぁっ、キテるっ、ジョシュっ、キテるよぉっ」
「はあ、はあ、はあ、はあ」
荒い息を交わしながら二人は抱き締めあった。
「私…もうジョシュのものになったんだよね?」
サラが呟く。
「うん、絶対離さないからな。サラ…愛してる」
「うん、私も…」
◇◇◇◇
二人の初体験が終わったのは日が高くなった頃だった。
まだ本格的な夏までは少しあるものの、日差しは夏の様相で、ジョシュはサラから全てを捧げられた満足感と達成感で裸のまま寝そべっていた。
「ジョ~シュ~」
先に服を着たサラが横に寄り添ってきた。その目は悪戯を思い付いたようなキラキラした目をしている。
「ねっ、ここって、王都まで近いのよね?」
「うん、確か森を抜ければ王都だって聞いたけど?上手く森を走れば30分くらいだっ……けど、なんでそんなこと…?」
ジョシュは嫌な予感がした。サラがこういう顔をした時はろくなことにならなかった。
「ねえ、ジョシュ、王都に行ってみない?」
(やっぱり…)
「駄目だよ、寮長に叱られる。それに王都への道には兵士が見張ってるし」
ジョシュは即座に拒否した。
「お願いっ、お父様にジョシュを紹介したいのっ。だって私の初めてを捧げたんだから…」
(そう言われると弱いし、こうなった以上は挨拶もしたいけど…)
「うーん。だけど…やっぱり次の休暇の時にしよう。退学とかになったらそれこそ大変だし」
「ええー」
それでもサラは納得できいように文句を言う。
「なんでそんなに急いでるんだよ?」
ジョシュの何気ない質問にサラの顔がそれまでのいたずらっぽい顔から真面目な顔になった。
「あのね、私の家ってお母様がいないの」
「えっ?」
サラは公爵家のお嬢様として何不自由なく育ってきたのだと思っていたので、ジョシュは少し驚く。
「8年くらい前に病気が流行ったのを覚えてる?」
「え?そんなことあったっけ?」
ジョシュは記憶を探るが、思い出せない。
「南部で魔物が大量発生して…」
サラが言いかけたことで思い出す。
「思い出したっ、確か、魔物が想像以上に強かったのと、魔物が持ってきた疫病で南部の方でかなりの死者が出たんじゃなかったっけ?」
「そうそう。あの時に私のお母様も死んじゃったの。お父様はすごく落ち込んで。私はアヴニールに進学することになっていたからお父様のそばにいることはできなかったんだけど…。だから、私、お父様にあなたのことを紹介したいの」
「うーん…でもなあ…」
ジョシュとしてはサラの気持ちも分かるし、何とかしてあげたいのも山々だったが、『退学』の二文字が目の前に浮かぶと決断できなかった。
「もうっ、ジョシュの意気地なしっ」
「ゴメンっ、でもやっぱりさ…」
煮え切らない態度のジョシュに対してサラが意外にあっさりと引く。
「いいのよ。私も急だったし…」
「絶対夏期休暇の時に会いにいくよ」
ジョシュの言葉にサラが頷いた。
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