3周目 9月23日(木) 午後8時 島津政信
『カランカラーン』
何度目かのトイレから出るとちょうどお客さんが入ってくるところだった。
「いらっしゃいま…」
入ってきたのはなんとサトルとヤスシだった。
二人を他の客から見えにくいテーブル席に案内する。
「ちょっ、ちょっと、なんでここに?」
声を抑えて二人に文句を言う。
「美紗ちゃんに会うために決まってんじゃん」
ヤスがニヤニヤ笑いながら言う。
「美紗ちゃん?」
いつまでたってもオーダーを取ってこない俺に店長が声をかけた。
俺は急いでカウンターに戻ると水とおしぼりを持ってテーブルに戻る。
「こんなとこまで来ないで下さい」
小声で言うが、二人共まるで聞いていないよう。
「ねえ、ウエイトレスさんのオススメ教えてよ」
ヤスが馴れ馴れしく話しかけてくる。
(ほかのお客さんや店長にバレないようにしないと…)
「えっと、おすすめですか…ひゃっ」
ヤスに答えようとした時に、尻が触られて思わず変な声が出る。
「おいおい、そんな声出してたらバレちまうぜ」
サトルがニヤニヤと笑って言いながら、スカートを持ち上げる。
「やっ、やめて…下さい」
俺は周りが気になって仕方がない。小さい言葉で言うが、サトルの手がどんどん上に上がってきて、太ももの付け根、割れ目に到達した。
「くぅっ」
口に手を当てて声が出るのを抑える。
「昨日あんなにやったのに、もうこんなに濡らしてるぜ」
ヤスが「俺も俺も」と言うのを無視して振り切ると急いでカウンターに戻る。
「美紗ちゃん、オーダーは?」
料理を作っていた店長に言われて、仕方なしに席に戻った。
「あの、オーダーを…」
戻ってきた俺を見て二人がニヤニヤ笑う。
「俺は美紗ちゃんが欲しいなあ」
ヤスが軽口を叩いた。
「そうだな…」
サトルがそう言ってメニューを見ている。
「じゃあ、俺はオムライス、ヤスはカレーでいいか?」
ヤスは遊び足りないのか一瞬怪訝な顔をしたが、サトルに従って頷く。
「オムライス1つとカレーライス1つですね」
カウンターに戻ると店長に伝える。
「了解、ねえ、美紗ちゃんの知り合い?」
「ええ、ちょっと…」
◇◇◇◇◇◇
9月23日(木) 午後8時30分 島津政信
『カランカラーン』
「ありがとうございましたー」
店内にはサトルとヤスしかいなくなった。
「ねえ、美紗ちゃん、ちょっと僕、帳簿付けに事務所に行くからしばらく一人でもいい?お客さんも美紗ちゃんの知り合いだし…」
店長が事務所に休憩を兼ねて入っていくのを見計らったように。
「ウェイトレスさーん」
とヤスが呼ぶ声がした。
「はい、どうなさいましたか?」
そう言うと床を指差すヤス。
テーブルの下、奥の方にスプーンが落ちていた。
(拾えってことか?)
仕方ないのでテーブルの下に入る。スプーンを拾って出ようとする俺をヤスが止める。
(?)
ヤスの方を見たらズボンのジッパーを外してチンコが出ていた。
「ウエイトレスさん、ご奉仕してよ」
ヤスが俺の肩を掴んで引き寄せる。
(くっ、逃げられない…でも今ならお客さんもいないし…)
俺は意を決してヤスの股間に目を向けた。
既にギンギンに勃った亀頭の口から先走り液が出ている。
先走り液を舐めとるように舌を付ける。
「うあっ…さすが、昨日練習しただけのことあるよね」
ヤスが呻く。
(お客さんが来る前に…店長が帰ってくる前に…)
そう思って俺も激しく舌を使う。
「ああ…美紗ちゃん気持ちいいよ」
ヤスの顔がだらしなく惚けている。
(早くイかさないと)
俺はヤスの顔を見ながら手で擦る。
「うわあ、見つめられながらウェイトレスさんに手コキされるなんて」
ヤスが感極まったようにサトルに報告する。
「美紗ちゃん、すごいイヤラシイ顔してるよ、顔も火照って…ひょっとして興奮してる?」
「そっ、そんなことないっ、ただ早くイって欲しいだけっ」
ところがなかなか射精しない。
(何分たったんだろう…そろそろ店長が出てくるかも…)
俺は焦り始めた。
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