4.合宿当日③ トイレで初めての快感に悶える
僕は和也になんて説明しようかと思ってドキドキしながら隆の後ろを歩く。
生徒会館の前まで行っても中が真っ暗で見えない。
「おかしいな、和也が戻ってないぞ。」
突然立ち止った隆に俯いて歩いていた僕は思いっきりぶつかった。
「いったー。…えっ?」
シャワー室やキッチンものぞいたけど和也がいるどころか明かりもついてない。
二人で布団を敷いた部屋に行き、隆が部屋の明かりをつけるとテーブルに置手紙があった。
『由依ちゃんが怒ってるから先に帰ります。あとはよろしくお願いしまーす。』
ツイてるのかツイてないのか、…でも、部活の合宿より彼女を優先するとはっ…。
でも助かったぁ。
ほっとすると同時に尿意を感じた。
「隆、僕ちょっとトイレ行ってくるね。」
「おうっ。」
トイレまで行ったところで、入り口で悩む。
「そうだった…僕はどっちに入ったらいいんだろ?」
今は女の子(?)の体だし…だけど…男だから…。うーん…いいやっ。
困った僕は入り慣れた男子トイレに決めた。
さすがに立ってオシッコは無理だから、個室に入って洋式トイレに座る。
で、「どうしたらいいんだろう」と思ったけど、こういうのって意外になんとかなるものなんだよね。
で、用を足し、えっと、これって紙で拭いた方が良いのかな?
恐る恐る拭こうとして…。
「きゃっ、んん…」
ちょっと当たっただけなのに声が出ちゃう、なんだか不思議な感じ、これが女の子の感覚なんだ。
………そういえば、鏡の前でも音楽室でもしっかり見てなかったな。
もちろん彼女いない歴=年齢の僕にとって女の子の体なんて見たこともない。
…ここなら誰もいないし…せっかくだしちょっとだけ見とこうかな?
僕は体を折り曲げて股間を覗き込もうとした。
うーん、よく見えないなぁ。もうちょっと…。
ちょっとでも見やすくならないかと思って手で触ろうとしたら…「あんっ!」…思わず声が出る。
もうちょっと優しく触らないと。
「んんっ…ふぅ、ふぅ…」
最初は恐る恐るだった指が徐々に触り方に慣れてきた。
女の子の体ってすごく気持ちいいかも…
「ふぁっ…んっ、やんっ」
触るたびに声が出る。
さすがにこの声は…恥ずかしいかも…
「むぐっ、んんっ」
口を閉じて声を我慢する。自然に鼻息が荒くなった。
「ふーふー…んっ、んあっ…んん、んふぅ」
声が出ないように自分の手で口をおさえて…もうちょっとだけ…
『ちゅくっ』
「あっ、あああ、うう…」
ちょっと触っただけなのに僕のそこは湿っていた。
『ちゅく…ちゅく…ぴちゃ…』
「ふぅうう、ふうぅぅぅっ…んんっ…」
トイレの個室はイヤラシイ音でいっぱいになった。
「んっ…ん?」
あれ?目の前が暗い…そっか、いつのまにか目を閉じてたんだ。
…目を開けて目線を下す…おっぱいの先がカッターシャツを持ち上げて先が尖っている…。
おっぱいもこんなに…うん、ちょっとだけ…、おっぱいの先を人差し指の腹で触る。
「んあっ!」
電気が流れたのかと思うような刺激が全身を走る。
揉んでみると手のひらに収まらない大きさだ。
「ふぁっ…んんっ…」
揉むたびに声が出て、頭がぼおっとする。
こんなの一緒に触ったらどうなっちゃうんだろ…
『ごくり』
生唾を飲み込む。
右手がするすると下がり、割れ目をなぞった瞬間、「んんああぁっ」頭がのけぞるほどの快感。
…もうちょっとだけなら…触ってみてもいいよね?……
僕は割れ目の上を中心にいじる。
「あっあっ、んんん、ダメっ、あん、やっ、やん!」
…気が付けば左手でおっぱいを揉み、右手は股間を弄ることに夢中になっていた。そして初めての快感に溺れる僕は、声を我慢することも忘れてしまっていた…
「んんっ…んあっ…あっ、あっ、やっ…やぁんっ…スゴイっ…スゴイっ…ダメになり…そ…あっ…ダメっ…」
「遊、大丈夫か?」
「ひっ!」
突然の隣の隆の声で息がとまるほどびっくりする。音からすると隣の女子トイレの方に隆は声をかけたみたいだ。
と、すぐに今度は男子トイレのドアが開く音。
「遊?こっちか?」
「う、うん、慣れてなくてちょっと手間取っちゃった。すっ、すぐに戻るから。」
息が荒いのがばれないようになんとかそれだけ言うと隆は「気にすんな」と言って戻って行った。
ふう、もうちょっとだったのに…………、って僕は何を考えてるんだっ?
手を洗おうとしたときふと鏡を見るとちょっと顔が赤い。大丈夫、隆にはバレてない…はず。
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