10周目 9月24日(金) 午後9時50分 島津政信

10周目 9月24日(金) 午後9時50分 島津政信

まさに日本家屋というのがふさわしい瓦屋根の平屋の建物。広い敷地を木の塀が囲っている。老舗の料亭のような佇まい。

これが権田の家だった。

他の生徒が見たら驚いて目を丸くするだろう。だが、俺にはじっくりと詮索をしている余裕はなかった。

(うぅ…くそぉ…)

バスや野外での二度の絶頂が明らかに俺の体に爪痕を残していた。なんとなく頭が痺れたように思考が定まらない。
さらに権田の腰にまわした手、さするような動き。

「はぁ、はぁ、んっ…はぁ」

俺の体はいまいましいことにいちいち反応してしまう。

「何や?誰もおらへんから気い使うことないで」

権田が靴を脱いで、当たり前だが我が物顔で家に上がる。俺も鈍く光る板張りの廊下をついていった。

「こっちや」

案内されたのは畳の部屋。こもっていた昼間の熱がモワっと体に纏わりついてきた。とたんに体が汗ばむ。
権田も「暑いなあ、上脱いだらどや?」と言いながら縁側の窓を開けると、庭から虫の音とともに庭から風が入ってきて髪を揺らした。

「汗かいたし、まずは風呂に湯をためてくるわ」

俺がベストを脱いでいると、権田はそう言って家の奥へと消えた。

「ふぅ…」

静かな空間。まるで俺以外に誰もいないような…。

(誰も…?あっ、そうだ…)

涼しい風に頭が冷やされて、不意に俺は自分が何をしにここへ来たのかを思い出した。

(縁側から入れるから…っと、これでいいな)

葛城に連絡をとると、すぐに『わかった。すぐに行く』という返信があった。多分十分もしないうちに葛城は来てくれるだろう。
権田の消えた方を窺うが、全く気配は感じない。

(上手くいったか…)

俺はほっと胸を撫で下ろした。葛城を権田の家に手引きするところが一番心配だったからだ。

葛城を家に入れるには外と繋がる出入り口の鍵を権田に気づかれず開けなければいけない。それはアパートだと至難の技だ。

だけど、幸運なことに権田の家は大きな一軒家で、なおかつ権田自身が窓を開けてくれた。

おかげで疑われることもないし、一階の庭に通じる縁側なら簡単に葛城が出入りすることが出来る。

あとは葛城がパソコンを初期化するまで俺が権田を足止めすればいいだけだ。

「美紗、風呂の準備が出来たで」

(よし、これが本当に最後だ)

俺は縁側の先に広がる闇をしばらく見つめて覚悟を決めると、権田の呼ぶ方へと向かった。

◇◇◇

10周目 9月24日(金) 午後10時15分 権田泰三

「うわぁ…」

風呂に美紗の声が響く。

「なかなかエエやろ?」

ワシはスポンジのマットを広い洗い場に敷いて美紗を見つめた。既にワシは服を全て脱いでしまっている。

「古いだけの家やけどな、ここだけは自慢なんや」

洗い場はマットを敷いても余裕があり、桧の風呂は大人が二、三人入れるほどの広さがある。

「美紗、今日は帰らへんねんな?」

ワシの質問に美紗は意図を理解出来ていないので曖昧に頷く。

「一回やってみたいことがあったんや。もうちょい前にきいや」

やはり美紗はわけもわからずワシの言葉に従った。

ワシはサッと湯を注いでいた蛇口とシャワーを切り替えた。

『シャー』

勢いよく出た湯が雨のように美紗に降り注ぐ。

「わっ」

ワシは湯から逃げようとする美紗を抱き締めて一緒にシャワーをかぶった。薄いブラウスが体にピッタリとへばりついての白い肌が透けて見えた。

(おおっ、やはりこれはこれで…ひひひ)

勃起した乳首がブラウスに写る。

「ちょっと…これじゃ帰れないっ」

美紗は思わず本音を洩らした。

(帰らさへんで…ひひひ)

「帰る?今日は帰らへんねやろ?朝までには乾くやろ?それとも乾くまで待たれへん理由でもあるんか?」

ワシは何も気づいていない振りを続けて、美紗の鎖骨を撫でて、そのまま襟首から手を差し込む。

「ふぁっ、そうっ、あっ、らけどぉっ」

美紗は相変わらず健気に演技を続けようとする。

濡れたブラウスの中で柔らかい膨らみを弄び始めると美紗の体から抵抗する力が抜けた。

(散々ヤったったからな)

キュッと固くなった乳首を摘まむと、美紗が快感に腰を引く。すると、チンコがスカートに擦れた。

「おおっ、これはこれで新鮮やな」

壁に手をつけさせて尻を上げさせて見下ろすと、濡れたスカートがへばりついてプリっと引き締まった尻の形がはっきりと浮かび上がっていた。

「おうおう、綺麗な形やなあ。たまらんでえ」

ワシは両手で尻を掴んで、その割れ目にチンコを挟んで擦る。

「あっ、はぁ、はぁ…こんな…」

「気持ちエエんか?」

「はぁ、はぁ、そんなわけないっ、んっ、はぁ」

否定するのは言葉だけで、欲情しているのをが丸分かりだ。

「ほんまかなあ?」

スカートの中は下着を履かせていないので、オマンコの辺りをスカート越しに突いてやるとグチュッと粘膜の感触が伝わってきた。

「あっ、やぁっ」

美紗の尻が挿入をねだるように上がる。

(まだ簡単には入れたらへんで)

スカートを捲りあげて再び尻の谷間にチンコを挟んだ。

『クチュッ、クチュックチュッ、クチュッ』

リズムよく擦っていると時折柔らかい尻たぶに亀頭がめり込む。

「んっ…」

美紗はその度、ビクッと体を震わせる。

(エエ反応をするやないか…これなら…)

「おっと…」

尻を掴んでいた親指がすぼんだアナルの上を滑る。

「はぅっ」

明確に美紗に反応があった。

(尻の穴でも感じとるで。ひひひ)

ワシは尻を広げる振りをしてわざと尻穴に親指押し込んだ。

「あぐっ、んっ、痛っ…そこ違うっ」

(むっ)

美紗のはっきりとした声音に一度ワシは指を抜く。

(さすがにいきなりは無理やったか…無理矢理犯してもいい…いや…)

尻穴の快感に自らチンコを求めさせた方が面白い。

「『そこ』ってどこや?」

そう言いながら今度はじっくりと穴の周りをマッサージをするように押してほぐしていく。

「あっ、だからぁっ、そこっ、はぅぅ、らめぇ、汚いからぁっ」

耳まで真っ赤に染めて美紗が尻を振って逃げようとする。

「言うてる意味が分からへんなあ」

笑いながら美紗の尻穴を見ると薄く開いたり閉じたりと、ワシの親指の動きに反応し始めていた。

(ひひひ、ほぐれてきたでえ。もうちょいや)

「んん?」

わざとらしくワシは美紗に言った。

「なんか粘っこいのが垂れてきたで?シャワーとはちゃうようやけど」

これは本当のことで、美紗の開いた太腿の間からツーっと糸を引くように床に粘液が垂れている。

「興奮しとんのか?」

「いやっ、そんなこと…あっ、だからぁっ、そこばっかりぃ」

(そろそろエエか)

ワシは再び親指を震える尻穴に挿入した。

「ああっ、違うっ」

チンコ全体を握りしめるように締めてくるマンコと違って、尻穴は指を千切るかのように入り口で締めつけてくる。

「ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」

美紗は浅い呼吸を繰り返す。

「力を抜くんや。ほれ、深呼吸や」

ワシの言う通りスー、ハーと大きく息をし始めると、指を締めつける力が弱まった。

「よっしゃ」

ワシは親指を徐々に奥に挿入していく。

「はぅっ、はっ、はいってくるっ、あっ、きたないっ、やっ、あっ、やめてっ」

美紗は今度は嫌がるものの痛がらない。

(やっぱりや。これならすぐにでも尻で楽しめそうやな)

とは言え、もちろん、まだ挿入する気はない。

親指を抜いて、両手で尻を掴んで広げると尻穴はひくひくと蠢いている。さらにその下のマンコも涎を垂らして続きを期待していた。

(まずはこっちからやな)

「はぁ、はぁ、はぁ…あんっ」

亀頭を割れ目にあてがっただけで美紗の唇から喘ぎ声が漏れた。さらに何度も擦りつけてやると切ない吐息とともに尻を振り始める。

「我慢できへんねやろ?」

美紗は恥ずかしいのだろう、こちらを振り向かずに小さく頷いた。

(体を蕩けさせたる)

『ジュブ』

亀頭をめり込ませると熱い肉が纏わりついてきた。

「あっ、んっ、んんっ」

グチュグチュのマンコの中をチンコが掻き分け奥に到達した。チンコを柔らかい粘膜が包み込んで締めつけてきた。

(ほんまに気持ちエエ体やで)

「あふぅぅぅ」

奥に当てたまま腰をのの字に動かすと美紗が踵を浮かせて震えた。

「おくはっ、あっ、ふぁっ、らめっ」

「奥がエエなんて、エロい娘やなあ」

「ちがっ、あっ、おしつけちゃっ、んっ、あっ、ああっ」

グイグイ奥をつくと、美紗は壁についていた腕だけでは体が支えきれないのか、豊満な胸がひしゃげるのも構わず壁に体を押しつけた。

「あぁぁっ、らめぇっ、おくがしゅごいぃぃ」

『グチュッ、グチュッ、ジュボッ』

さらに抜き差ししながら尻の穴に指を入れる。

「あっ、んっ、らめっ、しょこっ、らめっ、んあっ、このっ、へんたいっ、はぅっ、うごかしゃないれっ、あっ、んっ、んんっ」

美紗は尻に挿入された指に戸惑いながらも、マンコからくる快感で混乱したまま喘ぎ続ける。

「尻もエエんやろ?」

「あっ…んあっ…」

答えない代わりにマンコと尻穴がキュッと締めつけてきた。

『ジュブッ、ジュブッ』

「なっ、尻の穴が気持ちエエんやろ?」

ワシは尻の穴に入れた指をチンコに合わせて出し入れする。

『ジュブッジュブッ、ジュボッ、ジュボッ』

「あっ、ふぅぅっ、あっ、らめっ」

それでも真っ赤な顔で首を横に振る美紗だったが、執拗に尻とマンコを攻め続けた結果。

「ぃ…いぃ」

美紗の口から小さな声が出た。

(やっと素直になりよった)

快感に負けた美紗を見下ろし、さらにワシは攻める。既にかなりの時間攻め続けているせいで汗がピチャピチャと美紗の背中に飛んだ。

「何がエエんや?ほれ、言うんや」

「らめっ、いえないっ」

美紗は首を振る。

「言えっ、言うんやっ、尻穴がっ、アナルが気持ちエエんやろっ」

『グチュッ、グチュッ、グチュッ』

ワシは激しく腰を振って怒鳴る。

(ほれっ、限界やろ?言うんやっ)

そして美紗の背中がプルプルと震えだしたかと思うと、ついにその時が来た。

「はぁっ、あぁっ、…アナルっ…アナルがいいのっ、きもちいいのぉっ」

(言いよった、やっと言いよったでえっ)

今度はワシの方が征服感に震えた。

「よっしゃあっ、ケツマンコに入れるでえっ」

『ジュボッ』

ワシはマンコに入っていたチンコを抜くと愛液でヌルヌルになった亀頭を尻穴に押しつけた。

「ふぁっ…」

美紗は不安と期待に体を一度大きく震えさせ、興奮で荒い息を吐く。

「ふぅっ、ふぅ、ふぅっ」

「力を抜くんやでっ」

ワシはアナルに亀頭を押しつけたまま、体重をかけた。

『ズブ』

「くっ、はぁぁぁっ」

亀頭がめり込んだ瞬間、肺にたまっていた空気が押し出されるように美紗の口から息が吐き出された。

(むうっ…)

充分に準備したはずだったが、切れるのではないかと心配になるほど美紗のアナルはきつかった。

しかし、それは最初だけのことで、亀頭が通過するとそこから先は呆気なく入っていく。

「ふぅ、ふぅ、はっ、ぁああっ」

(おおおっ)

そして美少女のアナルに根本までチンコを突き入れたワシは感動に震えた。

「ぁ…ぁ…ぁ…」

美紗が意識しているとは思えないが、アナルの入口がチンコの付け根を締め上げてくる。

(これは…すごいっ)

「動くでっ」

『パンッ、パンッ、パンッ、パンッ、パンッ』

「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」

美紗の柔らかい尻に腰を力強く打ちつける。

『パンッ、パンッ、パンッ、パンッ』

「あっ、あっ、あっ、あっ」

美紗の口からは腰を打ちつける度に堪えきれない声が漏れた。

(たまらんでえっ)

「くうっ、締まりが良すぎやっ。もう我満でけへんっ。ケツマンコに精液出すでっ」

「あっ、あっ…」

もはや意識のないようにも思えた美紗だったが、ワシの声が届いたのか、一段と締まりがよくなる。

(あかんっ)

「射精るでっ、ケツで受け止めぇっ」

そう言うや否や、チンコが爆発した。

『ドビュッドビュッドビュッドビュッ』

「ああああぁぁぁっ」

美紗はワシの射精に合わせて体を震わせる。

『ドビュッビュビュビュビュ…』

(おおお…)

ワシは今日一番の射精を堪能してチンコを引き抜いた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

力尽きたように崩れ落ち、四つん這いになる美紗。

まだ、ぽっかり開いたままのアナルから大量の白い精液が溢れ出た。