3周目 9月22日(水) 午後11時30分
(どれくらいたったんだろう…?)
それほど時間は経っていないはずだが俺の額には汗が浮き出ていた。
(カラダが…熱い…)
最初は塗られた胸や股間が熱を持っている程度だったのが、徐々にむず痒さも加わり、見なくても乳首が勃っているのが自分でも分かるほどになっていた。
さらにそれを意識することで顔が火照ってきた。
(ああ、むず痒い)
太ももを擦り合わせたい衝動に駆られて、動こうとした瞬間、『ガシャ』と大きな音がして慌てて足の動きを止めた。
「美紗、我慢できなくなってきたか?」
チラッとサトルを見ると、俺を見て薄笑いを浮かべていた。
「そんなわけ…ん…ないだろっ」
そうは言ったもののカラダが刺激を求めているのは明らかで、目の奥が熱くなって潤んできた。
◇◇◇◇◇◇
さらに数分後
「ん…くぅぅ…」
俺は快感に耐え続けていたがついに限界がきた。
俺の口からは熱い吐息が吐き出され、太ももが無意識にベッドの上で動き始めていた。
「どうだ、限界ならおねだりしろよ?」
そう言われて、俺はうっすらと目を開ける。
体が汗ばんでプツプツと汗が玉になり始めていた。
焦らされたカラダは玉になった汗が胸の谷間を流れ落ちるだけで反応しそうになる。
「…んんっ…まだ…んぁっ…」
「そうか」
そう言ってサトルが座り直す。
俺はサトルを見つめる。
こちらをジッと見つめる男の目とぶつかった。
サトルは何も言わない。
(俺が自分から言うまで本気で何もしないつもりか…)
俺はまだ踏ん切りがつかず、目を閉じた。
(うう…もう…ダメかも…高樹…)
瞼の裏に高樹の心配する顔が浮かんだ。
(心配しているだろうな、今日も電話をくれてるだろうし…あっ、そうだっ)
俺の朦朧とした頭の中でドアが開いて高樹が助けに来てくれる姿が見えたような気がした。
(電話をしても繋がらない俺を心配して…携帯ならGPSもあるし…携帯の場所を探してくれたら…)
「そう言えば…島津君は助けに来ないよ。可能性は限りなく低かったが、一応メールを送っておいたから絶対に来ない」
俺の希望を打ち砕くようにサトルの感情を感じさせない声が聞こえた。
(ううっ…高樹もだめか…)
「さて」
そう言って立ち上がったサトルがこちらに向かって歩いてくる。
「んああっ」
サトルが歩いたことで空気が流れて俺の乳首がくすぐられる。
(ふぅ…もう…いいよな…俺は我慢した…だけど…薬のせいで…)
「な、なあ…」
「なんだ?」
「あの…もう…我慢が…」
「ああ、で?」
(で?)
「えっと…何とかしてくれっ」
サトルがわざとらしくため息をつく。
「なあ、そんなんで俺が動くと思うか?そうだな、少なくともその気持ち悪い男みたいな喋り方をやめろ」
そう言って俺の腹をスっと指でなぞる。
『ビクンッ』
それだけで体が反応した。
「んあっ、何とかして…」
「お願いしろよ」
続いて胸に向かって指をさらに沿わせる。
「ああっ…ごめん…なさい…あの…私のからだおかしいの…なんとかしてください…お願いします」
「ふん、まあいいだろう。これから先、男みたいな喋り方をしたら止めるからな」
サトルは俺が頷くのを確認して指で胸の谷間をなぞる。
(あぁ…やっと…)
やっとこの地獄から逃れられると安心した俺をあざ笑うようにそのまま乳首の周りを動くサトルの指。
(そんな…もっと…中心を…)
「ああんっ…そんなっ…」
頭の中の言葉が思わず声になる。
「どこを触って欲しいんだ?」
「はぁっ…あのっ、ち…くびを」
「聞こえないぞ」
「乳首をお願いしますぅ」
『ギュッ』
摘まれた瞬間に俺の背中がベッドで跳ねた。
「きゃああんっ」
「良い声出すじゃないか」
さらに両手で胸を包むようにしながら乳首を指で挟まれる。
「はぁあああっ…ああああっ、だめっ、やだぁっ」
『クリクリッ』と摘まれたまま弄られて俺の体がガクガクっと痙攣した。
目を閉じた俺の瞼の裏で激しい火花が散る。
と同時に股間からピュピュッと愛液が飛び出した。
「んんああああっ」
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