闇の侵食

俺が授業から戻ると、机の上に書き置きがあった。

(ん?至急学院長室に来るように?)

「あっ、ラッセル先生、さきほど秘書の方が来て置いていかれましたよ」

隣の席から若い同僚が教えてくれた。

「はあ」

通常は、何かしら伝達事項などがあれば事務から連絡が来る。だから学院長つきの秘書がわざわざ呼びに来ることなどそうそうあるものではない。

何となく嫌な予感がした。
ハンターとして活動していた頃は、この勘のお陰で何度も窮地を救われた。だが、長い間実戦から離れていたせいで、この時の俺は本能が教えてくれる危機に気づけなかった。

(俺は何かしたか?いや、普段通りだよな…)

「しかし、あの秘書、すげえイイ体してるよなあ」

向かいの席からは同僚が羨ましそうにいやらしい笑いを浮かべていた。

言われて俺も学院長の秘書を思い出す。
背中まで伸びた癖のある薄い茶髪の女だ。いつもブラウスのボタンをぎりぎりまで開けているため、男性教官の目の保養になっているが、どこか不気味な雰囲気を持っていて俺は同僚ほど夢中にはなれなかった。

(チッ!今日の授業は終わりか…仕方ない、行くか)

俺は学院長室へ向かった。

『コンコン』

「ラッセルです」

扉の向こうから「入れ」と声がした。

扉を開くとうっすらと不思議な甘い匂いを感じた気がした。

(この匂い…どこかで嗅いだような…?生徒か?)

学院長室は華美ではないが、高級感の漂う黒を基調にした内装とセンスのいい家具を集めた部屋で、俺は数えるほどしか入ったことがない。

(最近かいだ匂いなんだが…)

「ラッセル先生、お久しぶりです」

このセンスの良い部屋に似合っているとはお世辞にも言えない学院長が執務机から俺に声をかけた。

ニタニタと笑いながら禿げた頭についた汗をハンカチで拭っている。

俺は正直に言って学院長が好きではなかった。そもそも、体型が生理的に合わないのだ。体を鍛えろとは言わないが、このブクブク太った脂肪を見ていると自制が足らなさすぎると嫌になるのだ。

「はあ」

なんとも言えない返事をする俺にニヤリと笑った。

「キャロル君はいかがでしたか?」

「は?…ええ、なかなか見所のある生徒ですね」

言っている意味がわからず、とりあえず当たり障りのない返事をする。

「今日はたいへん熱心に授業されていたようで」

(まさか…見られていたのか?いや、あの場には学院長の姿はなかったはず…)

「いえ、あまりに飲み込みが早くて、思わず本気になってしまいました」

何度も触ろうとして失敗したことをおくびにも出さず学院長に愛想笑いする。

「ほう。私には必死でキャロル君の体を触ろうとしているように見えましたが?」

ギョッとして背中に嫌な汗を感じた。

(くっ、まさか、辞めさせるつもりで俺を呼んだのか…?)

「ああ、辞めろとか言うつもりはありませんよ。先生はまだ若いですし、年頃の女子生徒の体を見る機会の多い職場ではストレスも溜まるでしょう?」

身構えた俺に対して学院長はニヤニヤ笑う。

(一体なんなんだ?)

学院長の意図が全く読めない。

(ん?)

この時ふと、俺はこの空間の異質さに気がついた。空気がまるで体にまとわりつく感覚に記憶が刺激される。

(…この重い空気…この感じ、どこかで……そうだっ…これはっ!)

気がついた俺は、今度は違う意味で身構えた。

この部屋の空気は、かつて一度だけギルドマスターとともに戦った魔族の放つものと同じ。
魔族は普通はこの世界には存在しない異世界の住人だ。だが、ごく稀に何かの拍子で現れることがある。そしてその力はAクラスのハンターでも単独では勝てない。

思い出すと同時に今の自分では敵わないことも分かる。

(逃げなければ…)

そう思うが足が震えて動かない。

「おや?ラッセル先生いかがしましたかな?」

部屋に入った時に感じた甘い匂いが濃くなった気がする。

(くそっ、冗談じゃねえぞ!まさか学院内に魔物がいやがるなんて!いや、俺が鈍っちまってたか…)

俺は出来るだけ自然を装おって辺りを見回し、武器になりそうなものを探す。

(くそっ、無いか。だが、慌てるな。逃げ道はすぐ後ろにある)

俺は震える膝を叱咤して、無理矢利にでも落ち着こうとした。

「そうそう、先生をお呼びだししたのには理由がありまして」

そう言って学院長が手招きをする。

(…何のつもりだ?)

しかし、さきほど一歩も動かなかった脚が執務机の前までフラフラと進む。

焦る俺に学院長は回り込んでくるよう手で合図した。

(ヤバいっ、今すぐにここを出なければ…)

そうは思うが、気がつくと俺は指示に従い、執務机を回り込んでいた。

(おいっ!やめろ!何してるんだ俺はっ!)

どんどん逃げ道から遠ざかり、滝のような汗が背中を流れ落ちる。

「えっ?」

執務机の下、そこでは目を疑う光景が広がっていた。
全裸の女性が学院長の股間に顔を埋めていたのだ。

(この女は…あの秘書か?)

普段のキリッとした顔をだらしなく弛緩させて、うっとりとした表情で学院長の股間を舐め回している。

甘い匂いがさらに強くなる。

(うっ!)

俺が非日常の光景に絶句していると学院長がさらに驚きの提案をした。

「ラッセル先生もこの女を抱きますか?」

学院長が椅子を引くと秘書が四つん這いになって机の下から出てきた。

顔は学院長の股間に埋めたまま、白い尻を俺に向ける。

「さあ、どうしますか?」

俺は汚い歯を見せて笑う学院長と尻を順番に見た。

(なんだ?どうなってるんだ?)

あまりの事に頭がイカれちまいそうだ。

「おや、もうやる気は充分なようですね?」

指摘されて視線を下げると既に股間は痛いくらいに張っていた。

(うおっ!なっ、なぜ?)

「さあ、遠慮せずにどうぞ」

学院長の眼が濁った光を出している。その光を見ていると、この女を抱くことが当然のことのように感じてしまう。

秘書は学院長の股間をネットリと舐め上げながら手を自分の割れ目に沿わせて開いた。

粘液にまみれ、赤く充血した内部が淫らに光る。

(…もういいさ…罠なら罠で…)

股間は我慢出来ないほど熱くたぎって、俺はフラフラと近づいてズボンを下ろす。俺には、この行為が学院長の力によるものなのか、自分の意思なのか、すでにわからなくなっていた。

(どっちでもいい…この女を犯せるなら…)

俺は膝立ちになり勃起した先を女の割れ目にあてがう。

「ん…♥️」

女の口からうめき声が聞こえた。

肉棒を割れ目に擦りつけるとニチャニチャ音がする。

(おお…これは…)

マンコの襞がチンコの裏筋に吸いついてきて、たまらず挿入しようとしたが、焦っているせいか亀頭の先が滑ってしまう。

「んんんっ♥️」

学院長のデカイ肉棒をしゃぶりながら秘書が声を漏らした。チラッと振り返った目からは早く入れてくれと懇願しているように感じる。

(くうっ、早く…早く…)

今や、目の前の尻に突っ込むことしか俺の頭にはなかった。

「んぐぐぅっ♥️」

そして、ようやく亀頭の先が女の体にめり込んだ。

「おおっ!」

(なっ、なんだこれは!?)

膣壁がまるで俺を誘い込むようにざわめく。

(すっ、すげえ!)

思わず、くびれた腰を掴んで一番奥まで一気に突っ込んだ。
無我夢中で挿入した俺のチンコを熱くしっとりとした膣肉が柔らかく包み込んだ。

「あんっ♥️いいっ♥️」

「こらっ、口を離すなっ!」

女が肉棒から口を離して喘ぐと学院長がその髪を掴んで無理やり口の中に詰め込んだ。

「ングググ♥️」

グググっと奥まで押し込み、一息つこうとするが、まるで膣肉が催促するように締まって、心地よい快楽が襲う。

『パンッパンッパンッ』

久しぶりの女のカラダに俺は我慢ができなくなった。

「ふぅんっ♥️んっ♥️んっ♥️んっ♥️」

女の出す呻き声が興奮を煽る。

「おおっ!イクぞっ!」

呻き声をあげて奥に一度突き込むと足元から激しい射精感が昇ってきた。

「んんんんんっ♥️♥️♥️」

『ドピュッ、ドピュッ』

女のカラダの奥に精を放つ。と、同時に女の体も痙攣した。

しかし不思議なことに俺の股間はまだ力に溢れていた。だからそのまま腰を動かし始める。

「んん~っ♥️んっ♥️んっ♥️」

女が何かを言いたげに喘ぐが、口を学院長に塞がれて何も言えず、俺は女の尻を叩きながらさらに激しく腰を叩きつけた。

『パンッパンッパンッ』

「んんんんっ♥️んっ♥️んんっ♥️」

そうしているうちに、再び激しい射精感が昇ってくる。

「うおおおっ!」

『ドピュッ、ドピュッドピュッ』

先程以上に激しい射精をして、ふと女を見る。女はいつの間にか学院長の股間から離れて、絨毯の上にうつ伏せになり力尽きていた。

(まだ…まだだ…)

俺の股間は射精前よりも固く上を向いている。

(女…マンコ…突っ込む…)

意識を失った女を仰向けにすると、足を広げさせて突っ込む。

「ぁぁぁ…♥️♥️」

俺は女の股の間で腰を振り続け。そして三度目の射精をした。

「はあ、はあ…」

荒い息を吐いて絨毯に座り込んで呆然とした俺は、しばらくしてようやく学院長に見られていたことに気がついた。

「ククク、ラッセル先生は思った通りのお人だ。さあ、もっと凄い快楽を味わいたくないですか?」

(ああ、この匂い…レンナーの…)

不意に甘い匂いと1人の女子生徒の顔が結びついたが、時は既に遅かった。俺は文字通り、悪魔の誘惑に頷くのだった。

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