10周目 9月22日(水) 午後6時45分 権田泰三
(ヒヒヒ、急にしおらしくなりよったわ)
先程の高樹の豹変のせいで、海パンの中で縮こまっていた股間が再びむくむくと勃起した。
「なあ、高樹。黙ってて欲しいんやったら…分かるな?」
鼻の下を伸ばしたワシを高樹はキッと見上げる。
(この汚いもんでも見るような目付きもたまらん)
これまで喰った女を思い出しても、こんな目でワシを見るほど強い女はいなかった。どうやら高樹のおかげで新しい何かに目覚めてしまったようだ。
「そんな目で見たとこで、逃げられへんで」
「くっ」
悔しそうに唇を噛みしめる様子に海パンがさらに膨らむ。
(気の強い女を屈服させるっちゅうのもたまらんなあ。さあ、どうしよか?またマッサージっちゅうのも芸がないし。それより…そや…ヒヒヒ)
「床に座るんや」
ベンチに座ったままの高樹を床に引きずり下ろして座らせると、ワシはその前に立った。
「何をす…うっ」
そして顔の前に張りつめた水着の股間を差し出されて高樹の顔が青ざめた。
「何するか分かったようやな?ほら、早よ脱がすんや」
だが、高樹は動かない。
「ええんか?バラしてまうかもしれへんで?」
高樹はしばらく動かなかったが、ワシの脅しに屈して震える指が水着に掛かる。
(よっしゃ)
緊張のせいか、ひんやりした指がサワサワと下腹部に触れてワシの興奮は否応なく高まる。
(ヒヒヒ…)
じわじわと海パンが下がり始めた。時折手が当たってチンコがピクピク反応する。
「ふぅ、ふぅ…」
緊張からか高樹の息が荒くなり、吐息が海パンの上から股間をくすぐる。痛いほど勃起したチンコが海パンに引っ掛かって脱がすのが止まった。
(なんやかや言うて慣れてないのがバレバレやがな)
ワクワクしながら高樹の唇を見つめていると、不意にその唇が開いた。
「…これで」
「ん?」
「これで黙ってくれるんだな?」
言葉遣いとは裏腹に声は震えている。
「ああ…ワシが満足したら例の録画も消したる」
(何を言うとるんや。一回で済むはずないやろ。ひひひ)
一回で止めるつもりなど毛頭ないが、嘘はついていない。
(ワシが満足したら…満足するまで何度味わえるやろな?)
口許が弛んで唇の端から思わず涎が垂れた。
「っと…ジュル。お前に触ってもろたらすぐやで」
(これで決まりや)
背中をそっと押してやると再び高樹の指に力がこもった。
「一度…一度だけ…」
言い訳するように高樹は何度も呟いている。それから、意を決したように海パンを引き下ろす。だが、勃起したチンコに引っ掛かってなかなか下がらなかった。
(気に入らんなあ)
ワシの股間を視界に入れないように高樹が俯いているのが気に食わない。
「高樹、顔を上げるんや」
嫌嫌するように、首を横に振る。
「エエんか?ワシに逆らうなら…」
高樹が顔を上げると同時にチンコが海パンから飛び出した。
「うわっ」
頬に亀頭の先がぶつかって、高樹は反射的に顔を背けた。
「見るんやっ」
すると、高樹は眉間に皺を寄せていかにも嫌そうに、だが、ワシに逆らうことができず、完全に勃起したチンコを間近で見つめる。
(これから何度も味わうことになるんやで)
「ほれ。ワシを満足させるんやろ?どうするんや?」
「くっ」
ワシがからかうように言うと、高樹はワシを上目遣いに睨んで、その白魚のような指を黒光りするチンコに巻き付けた。
『ビクンッ』
その瞬間高樹の指の中でチンコが震えた。
「うわっ」
「おいおい、そんなんやったらいつまで経っても終わらへんで」
わざとらしく時計を見る。
「分かってる…」
高樹が、ゆっくりと指を前後し始めた。
『クプ』
亀頭の先の鈴口から早速我慢汁が出た。
「あっ」
「止めるんやない」
先回りして高樹の手を止めさせない。高樹の指に我慢汁がまとわりついた。
「おおうっ、滑りがようなったやないか」
『クチュッ、クチュッ』
卑猥な音が鳴る。
(早くイカせようと必死やな。せやけど、まだ足りへんで)
高樹の柔らかい手の感触を充分味わってから、次の段階に移る。
「気持ちええけど、このままやったら満足でけへんな」
「え…?」
何を言い出すのか、と訝しい目でこちらを見上げた高樹の顎を掴んで親指を唇にねじこんだ。
「しゃぶるんや」
高樹は一瞬ぎょっとした顔で見上げたが、それが口にねじ込まれた指を指していることに気がついて、何か言いたげな目でこっちを見つつ、諦めたように指に吸いついた。
「歯を立てたらあかん。…ええぞ、そや、舌を絡めて」
段々コツが掴めてきたようで、舌の動きが滑らかになってきた。
「おお…上手いやないか。せやけど、手が止まってるで。満足せえへんけどええんか?」
再び手が動き始める。
『チュク、チュク、グチュ、グチュ』
「はあ、はあ…」
ワシの指が口に入っているせいで、苦しそうに息を吐く。
「あぁ、気持ちエエ」
その言葉にさらに指の動きが速くなった。
最初の嫌々摘まむような触り方から、今やしっかり握って擦っている。
「ああ…、そろそろイキそうや」
指を唇から抜いてやる。
『クチュクチュクチュ』
チンコをじっと見つめて、苦しくはないはずだが、荒い息のまま高樹は手を激しく動かした。
目許がほんのり赤みがかっている。
(興奮してるんか…?…マッサージの効果が残ってたんかもしれんな)
そう思ってよく見ると額がうっすら汗ばんでいる。
本人は自覚していないのか、射精に導くために必死で腕を動かし続けている。
(そろそろエエか)
「どこに出して欲しいんや?言わへんねやったら口に出すで」
「あ…ん…」
急に言われたせいで頭が回らへんのかして高樹は何も言わない。
「おおっ、イキそうやっ、口を開けっ」
高樹はワシの剣幕に思わず従ってしまったように目を閉じて口を開く。激しい手の動きは興奮した女のモノだった。
「おおおおっ、舌を出せっ」
『ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ』
最初の一発は口に、次は目に、頬に飛んだ。
「ふう…」
高樹は初めての顔射に放心状態なのか口を開いたままで、いまだに舌を出している。
(まるでねだっているみたいやな。ひひ)
ワシはその舌の上にまだ半勃ちのチンコを突っ込んだ。
「んぐぐっ?」
目を閉じたままで何が起こったのか理解できない高樹は呻いて舌でチンコを押し返そうとするが、ワシは後頭部を押さえて逃がさない。
「ん…こくん…」
高樹の喉が動いて口に溜まったザーメンを飲みこんだ。
「まだまだワシは満足してへんで」
ムクムクと再びチンコが勃起する。
「次は口でやってもらおか?」
その言葉に首を振って必死に逃げようとした高樹だったが、頭を押さえてしばらくすると大人しくチンコに舌を絡めてきた。
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